いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼「リキッドステイト・サバイバー」

▼YMO「ソリッドステイト・サバイバー」(1979年)
 「曲の途中に聞こえる加工された声は、当時、細野のマネージャーをしていた日笠雅水による「みなさんこんにちわ」「みなさんこんにちわ」「みなさんさようなら」「これが最後の放送です」と発音したものや彼女の咳、およびYMOメンバーの笑い声と咳を、壊れたヘッドホーンをマイク代わりにして口を押しつけて録音したもの。このとき坂本は日笠に「原爆が爆発して地球最後の日、放送中のアナウンサーが煙が入ってきたスタジオから冷静に最後の放送だと告げるようなイメージで」と注文している」(ウィキペディア)

 大学の講義でバウマンの「リキッドモダン」をとりあげたとき、「リキッド」という比喩の意味を説明しながら、ふと思い出したのが、YMOの「ソリッドステイト・サバイバー」だった。たしかにその当時の「国家」は「ソリッド」だった。そして、全面核戦争の潜在的な不安があった。その時期に人格形成した世代がどこかシニカルで、1980年代の文化が刹那的なのは、たぶんそのことと関係してる。

 The strangeness of the strangers.
 Second hand teenagers.
 Face to face they face a chemical race.

 Minds blind.
 Empty eyes.
 Cracked smiles.
 Blank tongues ablaze.
 No names.
 Breathe in dreams.
 Stand in line.
 Cracked smiles.

 And Marilyn Monroe's not home.
 So I sit alone with the video.
 And Tokyo Rose is on the phone.
 Dressed to kill.

「ソリッドステイト・サバイバー」(作詞:クリス・モスデル)

 YMOの曲の中の謎めいたアナウンスといえば、これもあった。


▼YMO「ナイスエイジ」(1980)
 「曲中でニュース速報を読んでいるのは元サディスティック・ミカ・バンドのボーカリスト福井ミカである。本作の録音当時、イエロー・マジック・オーケストラはポール・マッカートニーとのセッションを予定していたが、来日したポールが大麻不法所持によって逮捕勾留されたため、セッションが不可能となってしまった。その時のポールの妻リンダのメッセージが曲中のニュース速報である。速報中で読み上げられる「22番」とはポールの拘置所内での番号であり、同じく「Coming Up Like A Flower」は同じ年の4月に発売されるポールのシングル「カミング・アップ」で歌われるフレーズである。」(ウィキペディア)

 Her toys are broken boys.
 Lined heart to heart at her door.
 Each a burnt-out kiss on the ruins of her lips.
 A measure of her pleasure.

 She's at a nice age, Ripe age.
 Ready to be Killed by the thrill.

 The child in her smile is cracked.
 Her innocence smashed.
 There's nothing left of her party dress.
 The bow in her hair isn't there.

 Through the prisons of perfume.
 Alone with her cheekbones.
 Counting lovers she has known.
 In the secrets of her room.

「ナイスエイジ」(作詞:クリス・モスデル)

 当時、自分は、YMOよりもムーンライダースのほうが好きだったが、この曲は好きな曲のひとつで、「スネークマンショー」もよく聞いていた。それはともかく、あれから30年以上が経過し、グローバリゼーションと原発事故ののはてに、国家も政治も経済もモラルも次々に液状化してゆくなかを、「リキッドステイト・サバイバー」として生き延びてゆかなければならなくなる時代がくるとは、まるで思いもよらなかった。
# by illcommonz | 2016-06-21 02:17
▼「声を届けるために、女性たちは2倍戦わなければならない」
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▼トルコ 2013年

「信念を持ったとき女性は強くなる。世界中で抗議の声を上げる姿を捉えた58枚の写真」
 「政治の世界では、女性は未だに過小評価されている。だから自分たちの声を届けるために、女性たちは2倍戦わなければならない。国連の男女平等や女性を支援する組織「国連ウィメン」によると、世界中の国会議員で女性が占める割合はたった22%だ。2015年8月時点で、国家元首または指導者に就いている女性はわずか21人。また、世界中の大臣のうち女性が占める割合は、2015年1月の時点で17%だった。しかし、草の根の政治活動では、女性は大きな存在感を発揮してきた。アメリカ・ワシントンDCでは、女性たちが集まって警察官の暴力行為に抗議した。パキスタンでは、厳しい取り締まりに抗議する女性たちが道を埋め尽くした。彼女たちの声は無視できない力を持つ。女性たちはどうやって抗議の声を上げてきたのだろうか。過去25年の写真を集めた。全部で58の写真は私たちにこう伝える。信念を持ったとき、女性は強くなる。(ハフィントンポスト2016年3月11日)

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▼韓国 2015年
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▼セルビア 2005年
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▼イギリス 2012年
# by illcommonz | 2016-06-21 01:35
▼リー・ペリー「なぜ火事が起きたのかを神に教えてもらおうとしているんだ」

▼「シークレット・ラボラトリー」(1999-2015)

「Lee Scratch Perry、スタジオが火災で全焼。機材、衣装、コレクターアイテムなど全てを失う」
 「伝説の音楽プロデューサーLee Scratch Perryがスイスに所有するスタジオ「Secret Laboratory」が、火災によって全焼してしまった。レコーディング機器、ステージ用の奇抜なコスチューム、人生をかけて集めたコレクターアイテムなど、すべてを失ってしまったという。リー・ペリーは自身のFacebook上で、「キャンドルの火を消し忘れたんだ。すべてが燃えてしまった!! 俺は悲しいくて仕方ないのに、妻は怒り狂っている」とコメント。これまでリー・ペリーのヒット作品の大部分はイギリスにあったBlack Ark Studioで製作されてきたが、同スタジオも1978年に火災で焼失している。
 1970年代初めには、ペリーはミキシングボードでの実験の数々がダブの創造をもたらしたプロデューサーの一人だった。1973年、ペリーは自宅の裏庭にブラック・アーク・スタジオを建設し、ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ、ジュニア・バイルズ、ヘプトーンズ、マックス・ロメオといった有名なミュージシャンのプロデュースを自由に進めることができた。ブラック・アーク・スタジオでレコーディングされたすべては、かなりシンプルな録音機材が使用されていたにも関わらず、ペリーは巧妙にユニークな音楽を完成させた。ペリーは何年間もミキシング・デスクで作業し、レゲエの歴史の頂点として際立っている歌とアルバムを製作した。1978年には誤配線のためにスタジオは全焼した」(ロッカーズチャンネル 2015年12月8日)


▼「ブラック・アーク・スタジオ」(1973-1978)

「リー・スクラッチ・ペリー、スタジオの火事の原因について「神に訊いている」と語る」
 「ダブの先駆者であるリー・スクラッチ・ペリーが、先日起きた自身のスタジオの焼失について語っている。ジャマイカ人の音楽プロデューサーであるリー・“スクラッチ”・ペリーは、今月初旬、スイスにある自身の秘密の研究所(通称ブルー・アーク・スタジオ)を、ロウソクの火を消し忘れたために焼失してしまったという。その際、リー・“スクラッチ”・ペリーは「僕の秘密の研究所が、燃え尽きてしまったよ」とフェイスブックに書きこんでいる。

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 このほど、リー・“スクラッチ”・ペリーは「レッド・ブル・ミュージック・アカデミー」の最新のインタヴューで次のように語っている。「ある曲の制作をしている最中に別の曲を思い付いたから、スタジオに戻ったんだ。朝の6時ごろベッドに入ったんだけど、スタジオから上がってくる時にロウソクの火を消すのを忘れたんだよ。聖書の上に置いていたんだけどね。ミレイユ(リー・“スクラッチ”・ペリーの妻)が来てくれる時には『ねえ、ロウソク』と言ってくれるんだけど、寝ようとした時はもう朝方だったから、そこまで気が回らなかったんだ」「虚栄心を満たそうとしている人たちのせいなんじゃないかと思っている」とリー・スクラッチ・ペリーは続けている。「勝ち組でいることに目がくらんで、手に入れたくて、オビア(呪術)の炎を飛ばしてきたんじゃないかな、火がこちらで悪さをできるようにね。誰も火の力には逆らえない。火を押さえられるのは水だけだけど、火はその水にさえも戦いを挑むからね」「起きたことのすべては、僕が望んだことではないし、この先何が起こるかも僕にはわからない。起きたことは起きたことであり、神の思し召しがあるからこそ起きている。だから僕は今ジャマイカにいて、なぜ火事が起きたのかを神に教えてもらおうとしているんだ」(NME 2015年12月15日)

「Bunny Lee、伝説のスタジオが機材とともに全焼。Bob Marley、Peter Toshらがレコーディング」
 「1960年代からジャマイカの音楽史を支えてきた、伝説の音楽プロデューサーBunny Striker Lee。彼の音楽スタジオが、3月9日に火災で全焼した。Bunny Striker Leeによると、音楽機器など全焼による被害総額は1億円にのぼるという。音楽スタジオに隣接するミュージアムは幸い火災をまぬがれた。火災発生当時、スタジオにはエンジニアのNewton Williamsが居た。彼がボーカルセッションのための準備をしている際、何かが弾ける音がしたと同時にうしろを振り返ると火の気があがっていた。それは一瞬にして広がり、彼のシャツにも飛び火。消火しようと試みたものの、すでに手に追えないほど大きくなっていた。同スタジオは、1972年に音楽プロデューサーのJoe Gibbsから買ったもので、音楽機器はイギリスで購入。ここ14年はまったく使われておらず閉め切っていたが、全盛期にはBob Marley、Dennis Brown、Jacob Millerを含むほぼすべてのベテランアーティストがレコーディングに使った歴史がある。Peter Toshが「Mega Dawg」をレコーディングしたのもこのスタジオだった。Bunny Leeは現在、スタジオの清掃に前向きに取り組んでおり、スタジオを再建し、今年中には新しいスタートを切りたいと意気込んでいる」(ロッカーズチャンネル 2015年4月2日)

 ラスタの神さま、もうこれ以上、スタジオを燃やさないでください。
# by illcommonz | 2016-06-11 16:59
▼「いい子になるな、話せば分かってもらえる、そのことをおぼえておいてくれ」(バンクシー)

▼「学校の校庭でバンクシーの壁画が見つかる」(BBC 2016年6月7日)

「ブリストルの小学校の壁に、バンクシーの絵が出現」
 「Mysterious artist Banksy has reared his head again, this time painting a surprise mural on a wall of a primary school based in Bristol. A spokesperson has confirmed to The Independent that the artwork is a genuine gift from the artist to Bridge Farm Primary in response to one of the students naming a school house after him. Teachers and students were met with the surprise upon returning to the building after the half-term break. Speaking about the artwork, headteacher Geoff Mason described the piece as "inspirational and aspirational". He revealed he has no plans to sell the piece and plans to keep it in good condition. The artist left a letter explaining his decision to pay the Bristol location a visit. "If you don't like it, feel free to add stuff," he writes in the note before adding: "It's always easier to get forgiveness than permission." Before this, Banksy's last piece arrived in December 2015 when he created seven murals in the vicinity of Cannes, France」(2016年6月7日 インディペンデント)

[関連]
「Banksy paints Bridge Farm Primary Bristol wall as "present"」
(BBC 2016年6月6日)

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「男前バンクシーが、今度は小学校にプレゼント!」
 「一昨日(6月6日)、バンクシーが自分の地元である英ブリストルの小学校に新作ボムを描き話題になっている。このブリッジファーム小学校では数週間前、4つの校舎の名前を生徒たちに募集し、そのうちの1つがBanksyに決まった。この案を出して採用された小学生は、そのことを書いた手紙をバンクシーに送っていた。中間休暇(学期の中間にある1週間の休み)が明けた6月6日の朝、登校してきた教師らが発見し、絵とともに以下のようなバンクシー直筆の手紙も見つかった。

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ブリッジファーム小学校さま
手紙をどうもありがとう。そして僕の名前を校舎に付けてくれてありがとう。絵を受け取ってください。気に入らなかったら、上から描き足してください。先生は怒らないはずです。許してもらうのは、許可を取るより簡単だということを、覚えておいてください。愛をこめて、バンクシーより。

 バンクシーの作品は高額で取引されているが、校長先生によるとこの絵は学校で大切に保管していくという。現在、この絵はバンクシーの公式サイトにも新作としてアップされている。なお、この燃えるタイヤを転がす女の子の絵の意味については、バンクシー側の説明はなく不明である。」(WebDICE 2016年6月8日)

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▼「校舎を「Banksy」と命名した小学校に、Banksy本人がグラフィティをプレゼント
 「イギリスはブリストルにあるBridge Farm Primary小学校に、非常にレアで嬉しいプレゼントがありました。今や世界的人気アーティストとなったグラフィティアーティストのBanksyが、校舎の壁に「落書き」したのです。そのへんの落書きと一緒にしてもらったら困ります。Banksyの作品は、アートとして高い値がついており、いつ、どこに描かれるかわからないだけに非常にレア。グラフィティが描かれた壁が後生大事に抜き出され、保存されることも。Bridge Farm Primary小学校は、最近、校舎4棟にそれぞれブリストルと関係のある人物の名前をつけており、うち1つを「Banksy」と名付けていました。今回のグラフィティはそのお礼というわけ。Banksyには珍しく、グラフィティ横にはサインがはいっているだけでなく、生徒達へのお手紙も。
 生徒へ贈られたBanksyらしいメッセージ。
「覚えておいて、許可を得るより許しを請うほうが簡単だってことを」
 どこの誰だか正体が明らかにされていなBanksyですが、粋なはからいですね。」
(ギズモード 2016年6月8日)

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[追記]
「この燃えるタイヤを転がす女の子の絵の意味についてはバンクシー側の説明はなく不明である」(Web DICE) 

 わざわざ説明しなくても、この「燃えるタイヤ」の意味は明らか。これは「インティファーダ」、つまり、子どもたちに「蜂起せよ」と呼びかけてる。たぶん、そのことは、教師も父兄も、そして、生徒たちも、ちゃんとわかってる。それでも、「不謹慎だ」とか、「不適切だ」とかいわないところが、ブリストルらしい。バンクシーが生まれ育ったのは、そういうブリストル。バンクシーのグラフィティを生んだのは、そういうブリストル。

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# by illcommonz | 2016-06-10 13:01
▼今日のアクセス数
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生前、このブログを毎日欠かさずよんでいた父親が亡くなって以来、更新をなまけていた、このブログのアクセス数を、3年ぶりにみてみたら、意外と多くて、びっくりした。ブログはもうすでに過去のものだと思っていたが、そうでもないらしい。
# by illcommonz | 2016-06-08 22:56