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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼明日、公園が終わるとしたら
d0017381_23321623.jpg「たとえ明日、
世界が終わるとしても、
それでも人は種を植える」という。

たとえば、明日、
公園が終わるとしたら、
あなたはそこに行って、
何をするだろう?

公園という場所は本来オープンでフリーな場所である。その公園で、あなたが自発的にやることが、ときとして、あなたがどういう人間なのかを教えてくれる。丸井のクレジットカードの宣伝のように「なにを買うかであなたがどういう人間かが決まる」なんてことはない。

世の中には、音楽家や芸術家やデザイナーや学者を自称し、仕事にしている人たちもいるが、そうした職業や専門とは別に、人間はみな自分の得意な「術」や好きな「術」をもっている。栽培術や養生術、話術や説得術、算術や記憶術、演奏術や裁縫術、耕作術や治療術、育児術や恋愛術、介護術や調理術、交渉術や演技術、舞踏術や武術、造形術や作画術、格闘術や呪術などなど、ほかにも術は何百とある。美術や建築や音楽やデザインだけが「術=アート」ではない。たとえ仕事や職業にしてなくても、人は誰でも「術」をもっている。かつてヨゼフ・ボイスが「人はみんなアーティストだ」といっていたのは、そういう意味で、みんなが音楽や絵画や彫刻をやれということではない。

「私はどんな人間も芸術家であると申しましたが、これはどんな人間も画家になったり、あるいはモーツアルトのようになったりすることを意味するのではありません。どんな人間も社会の変革のために働けるという意味です。したがって、歯医者さん、看護婦さん、ごみを運び出す人、お母さんたち、あるいは、会社の課長さん、部長さん、工場長、マネージャー、そうした誰もが、自分自身の考えによって、本当の意味での創造力を共同体に提供することができるのです。それが芸術作品というものの持っている、本来の要求にかなるものだと私は考えています。もしもそれができないならば、この大地と人間は崩壊し、没落することになると思います。」(ヨゼフ・ボイス)

本来、誰に対してもオープンでフリーな場所である公園は、本来はコモンの空間である(ネグりにいわせると、本来「コモン」である空間や資源を「パブリック」なものにして、その管理と運営を行政や国にまかせてしまったことが問題だという、たしかにそのとおりかもしれない、が、それはさておき)。公園は人びとがおのおの持ち前の「術=アート」を解放し、発揮し、共同体に提供する場であり、公園で自発的に行うこと、それによって、あなたが、音楽家なのか、映像作家なのか、アーティストなのか、料理人なのか、調理人なのか、建築家なのか、哲学者なのか、ボランティアなのか、社会学者なのか、手芸家なのか、アクティヴィストなのかがわかる。その人がどういう術をもった人なのかがわかるのは、キャンプも同じである。キャンプで何をし、何を受け持つかで、その人がどういう人なのかが分かる。それは公園やキャンプだけに限らず、デモやパーティーなどでもそうである。むかしから人をみるとき、その人の自称や肩書きや経歴よりも、その人が「現場で何をするか」でその人がどういう人なのかをみるくせがあり、いつでも・どこでもたいていそんなふうに、ものをみて、考え、そして、行動してきた。

ということで、現代美術家ならとっくに廃業したので、今回のフェスでも「作品」とよべるようなものを「展示」することはせず、かわりにこういう「掲示」と「ブランディング・グラフィティ」をやることにしました。

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▼イルコモンズ作「JUST DO IT」(野外警告板)

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▼イルコモンズ作「ナイキ主義」(野外掲示板)

あと「ナイキ公園後の世界」を予示的に表現する野外インスタレーションも計画してます。

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▼イルコモンズ作「ナイキ公園後の世界」(*準備中)

いずれもまだ未完成で、当日、現場で完成させます。ほかに、日曜の「ウラン・ア・ゲル」のライヴと月曜の「シンポジウム」などにも参加しますが、それ以外の時間は「イルコモンズ・カフェ」で例の「水パイプ」をふるまう予定です。

これだけいろいろやると、自分が何者なのか分からなくなりますが、そんなこと気にしません。公園なので、好きなこと・やりたいことを自由にやります。やりたいといえば、「ドラム・ギャザリング」もやりたいところですが、「スポークカウンシル」や「合意形成会議」と同様、特定の人間がいつもファシリテーターを務めるのは直接民主主義的ではなく(理由は他人の直接参加の機会を奪うから)、原則としてファシリテーターは積極的に交代すべきものなので、今回はあえてやりません。ドラムは自分の分をひとつだけ持ってゆきますので、ファシリテーションとドラムのレンタルは有志でやってください。

まだブース出店者を募集しているので、みなさんもどうか、それぞれの「術」を思う存分発揮して、宮下公園での「最後の祭」に花を咲かせ、公園がなくなっても、決して奪われることのない種を植えてください。それでは、日曜と月曜に現場で。

[ブース出店者募集中]
・1ブース2畳程度・一人(一組)1ブース・出店料300円・業者の方の出店はご遠慮下さい・申し込み及び問い合わせは守る会まで連絡をください。
ブース出店要項及び申し込みフォーム http://miyashita1.exblog.jp/

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d0017381_23344541.jpg[追記1]
これを書いてる途中に
藤井(光)くんから
メールでこんな画像が
届いた。これをみて、
「藤井くんはアーティスト
なんだな」とわかった。

同じく、藤井くん制作の
宮下公園サマーフェスの
予告編ビデオもどうぞ。
▼「泳げないものは溺れろ」という世界を終らせる
http://www.youtube.com/watch?v=JZLZnYyx7Js

上の掲示版は、このビデオのタイトルにインスパイアされました。

[追記2]
【イルコモンズから参加者へのご注意】
たとえば、村上隆のように「いつか自分もチャンスがあれば、うまいことやって、大企業やブランドにスポンサードされたい」と思ってるインディペンデントではないアーティストや建築家、ミュージシャン、音楽評論家、美術ライター、キュレーター、ディレクターはこのフェスへの参加と、そこでの表現活動を見合わせたほうがいいでしょう。場合によっては、金輪際、ナイキ社から助成や支援を受けることはできなくなると思いますので。
[PR]
by illcommonz | 2009-08-28 00:01
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