はじめに、ふた、ありき
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▼「自民、ネットCMで巻き返し…再生回数22万回」 「衆院選で劣勢が伝えられる自民党が、インターネットCMに力を入れている。計6本製作。特に、鳩山由紀夫・民主党代表そっくりの男性が登場するアニメ版は注目を集め、21日から新たな作品も放映している。自民党広報本部の担当者は「若者層はネット利用率が高く、無党派が多い。新たな支持獲得につながれば」と、巻き返しに期待する。21日から公開しているアニメ版は、鳩山氏そっくりのラーメン店主が主人公。外国人客が「油が足りなーい」と不満を言うと、店主は「じゃあ、給油しますよ」と油を注ぐ。しかし、福島瑞穂・社民党党首似の女性客が「ちょっと! 給油はやめるんじゃなかったの?」と迫ると、店主が「給油、やめます」と油入りスープを捨てる場面もある。海上自衛隊によるインド洋の給油活動に反対してきた民主党の姿勢をただす狙い。店主は最後に民主党の子ども手当1カ月分と同額の2万6000円分のふりかけをラーメンにかけ、ラーメンがひどい状態になる。再生回数は7日間で22万回に迫る勢いという。自民党は大手広告代理店を交え、ネットCM戦略を練ってきた。費用は製作費のみで、放映手数料がかからず、低コストで済む。党担当者は「再生回数が予想以上で驚いている」と手応えを強調する。」(毎日新聞 2009年8月27日) ますますひどくなってる。 「22万回に迫る勢い」というが、再生回数が支持率に比例しないどころか、むしろ逆効果だということに気づかないところが、与党ボケした自民党らしい。「若者層はネット利用率が高く、無党派が多い。新たな支持獲得につながれば」というリサーチが、ぃゃらしぃ。ここまでくると、俗に云う「はなくそ・めくそ」の世界である。政党政治に「品格」などないことが改めてよくわかる。「22万回の嘆息」の勢いで、自民も民主ももろとも落ちるところまで落ちればよいと思う。ところで、このCM、大手広告代理店(電通?博報堂?)がつくったアニメらしいが、アニメを使った自民党のこのCMを最初にみたとき、なんともいえない、いやな感じがしたのだが、この第二弾をみて、そのいやな感じの理由がわかった。「アニメと選挙」の組み合わせが、オウム(真理教)のそれを思いださせるのだ。オウムのことを思い出したら、記憶の連鎖で、村崎百郎が「ジ・オウム」に書いてた文章を思い出した。「人を不愉快な気持ちにさせる文章」の類まれな書き手だった村崎のその文章は、この自民党のCMに対するコメントとしてぴったりな気がしたので、下に抜粋して引用する。 「くっくっくっ、ああ、たまんねぇ、もう駄目だ!笑わしてもらうぜぇぇぇぇぇぇぇ。救いようのないお祭り騒ぎだ。けけけけけけけけけけけけけ。感情の壊れている俺にはひたすら喜劇にしかみえねえから楽しいぜ!けけけけけけけけけけけけけけけけ。がんばれゲスメディア、がんばれ正義と善意の人たち。」(村崎百郎) ----------------------------- [追記] 「産経新聞」ですらこんなコメントを出してた。 「中国より経済規模の大きい日本の歴史的な政権交代など、投資家はまったく気にかけていない。投資家の関心が日本から離れ始めたのはしばらく前から明らかだった。その理由は、今回の選挙キャンペーンで自民党などがインターネットでアニメCMを利用したことを見れば分かる。アニメCMは自民党の未熟な政策を想起させるだけでなく、日本の国際的地位低下の理由を物語っている。投開票を前に、劣勢に立たされていた自民党が新たに発表したアニメCMは、民主党の貿易自由化やテロ対策での給油問題での政策のぶれを批判した。また別のCMでは、民主党の鳩山由紀夫代表に似たラーメン屋の店主を登場させている。これは実にふざけている。日本ではデフレ傾向が強まっており、公的債務はGDP(国内総生産)のほぼ2倍に膨れ上がった。先進国で最低の出生率で高齢化が急速に進んでいる。こうした状況のなか、自民党はラーメンのアニメではなく、ビジョンを示すべきではなかったか。」
by illcommonz
| 2009-08-28 01:31
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