はじめに、ふた、ありき
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▼「杉並区安全美化条例」に抵抗するフラッシュモブ」 [日時] 2009年9月30日(水)午後8時集合、着火開始時刻午後8時8分(タバコのハッパ) [場所] 東京・JR高円寺駅南口 駅前噴水広場 [持ち物] 紙巻きタバコ、葉巻、パイプ、水タバコ、嗅ぎタバコ、含みタバコ、噛みタバコetc. [注意事項] ・モブが行われている時間内は持参のライターやマッチなどで着火しないでください。 日常生活で喫煙している方は着火用具を「あえて」しまっておいてください。 ・喫煙継続時間は数十分です。「喫煙自由最後の夜」を大いに満喫し、 生政治の到来へのささやかな抵抗を。 ・ホイッスルによる終了の合図と共に直ちにモブの現場から雲散霧消します。 ▼「杉並区安全美化条例」に抵抗するフラッシュモブの呼びかけ 「コロンブスが現地先住民の植物でラリってから今年で517年目、スペインや全世界ではそれ以前からあったとしても、「商品化ならびに収奪」が本格始動したのはこっから? ただただ 吸う ただただ 噴かす 燻らす タダの営為、葉や木枝や屑類が その場のフリースタイル具合や、その時々の財に裏打ちされた混合比率、無数の味と匂いが 絶対領域を謳歌した、と想う、過去。ドゥボールが言ってたっけ「若者と女性の喫煙率が増大すればするだけ、自由と平等への展望が拓かれる。煙草とは制御できないデモクラシーであって、マナーやルールといったスペクタクル(秩序)とは相容れない物質なのだ」 「最初は喫煙者が標的だった、だからわたしは何も言わなかった」 当日の杉並県噴水広場区さんが生政治を撃ちたいあなたをいざなう?シリアス/コメディ/スモーク/コモンズ/モブ/ナイト 「喫煙は社会の迷惑だから、喫煙の自由を奪っても良い」 来る10月1日から杉並区の条例「安全美化条例」によって路上喫煙に2,000円の過料が課せられます。実はこの条例、路上喫煙を取り締まる条例と思われがちですが、名前の通り「安全」に関わることを全て取り締まっていこうとする目論みで、ビラ撒きや拡声器街宣、横断幕を広げることなどを取り締まることを期しており、路上喫煙の禁止はその1項目にしかすぎません。憲法に保証される表現の自由を不法に奪おうとする条例の隠れ蓑は「喫煙者の社会的追放」という美辞麗句です。」 ----------------------------------------------------------------- 「もくもくフラッシュモブ」は明日です。上の呼びかけ文の中にある「最初は喫煙者が標的だった、だからわたしは何も言わなかった」という一文は、マルティン・ニーメラーのこの詩が下敷きになっているようです。 彼らが最初共産主義者を攻撃したとき、私は声をあげなかった、 私は共産主義者ではなかったから。 社会民主主義者が牢獄に入れられたとき、私は声をあげなかった、 私は社会民主主義ではなかったから。 彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった、 私は労働組合員ではなかったから。 そして、彼らが私を攻撃したとき、 私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった。 ▼マルティン・ニーメラー 「彼らが最初共産主義者を攻撃したとき」 「彼ら」とはもちろんナチスのことです。 この写真をみると、ニーメラーも喫煙者で、 パイプを吸ってたようですね。それは さておき、この詩は、フランク・パヴロフの 小説「茶色の朝」を思わせます。 ▼フランク・パヴロフの「茶色の朝」のあらすじ 「主人公はある日、友人に彼の飼犬だった黒色のラブラドールを安楽死させた、と告げられる。主人公が白地に黒のぶちが入った猫を処分したのと同様に。毛が茶色以外の犬猫を飼ってはならないという法律を政府がつくったからだ。街には自警団がつくられ、毒入り団子が無料配布される。主人公は胸を痛めるが、人間のどもと過ぎれば熱さも忘れるものさ、と呑気に構える。そのうち、この法律を批判する新聞が廃刊に追い込まれ、この新聞社系列の出版物が街中から強制撤去される。あらゆる言葉に「茶色」という修飾語を織り交ぜ友人と会話をするようになる主人公。やがて「茶色に染まること」に違和感を感じなくなっていく。ある日、お互い自分からすすんで飼いはじめた茶色の犬と猫とを見せあいながら、二人は笑い転げる。「街の流れに逆らわないでいさえすれば」「茶色に守られた安心、それも悪くない」と。だが、「快適な時間」を過ごしていたはずの彼らに、突然「国家反逆罪」のレッテルが張られ...」 この物語の「茶色」にあたるものが、いまの日本での「安全」や「健康」なのかなと思いますね。 ねぇ、そう思いませんか?
by illcommonz
| 2009-09-29 18:17
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