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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼社会派くんが逝く
▼社会派くんが逝く_d0017381_4315337.jpg「今は多くを語るべき時ではありません。
また、その余裕もありません。
10年コンビを組んでいた人間の突如の異常な死に
まとまった言葉を選べるわけもありません。
ただ、これだけは言いたい。私の知る限り、
村崎さんは最良の文化人の一人でした。
そして、情の深い男でした。
その、自分の教養とセンシティブさを、
あのような鬼畜のキャラで鎧い隠さねば、
この世界でやっていけなかったのでしょう。
それが"時代"だと言えば、哀しい時代に
われわれは生きていました。

『社会派くん』対談では、ことに最近は、
村崎さんの発言は鬼畜どころか、むしろ
社会の不条理に、被害者の非運に憤慨する、
いち常識人と化していました。もちろん、
それはテープ起こし校正の段階であとかたもなく
消えるわけですが、読んでみれば、露悪的な
セリフの間ににじみ出る、村崎百郎の、
人間という存在に対する愛情というものは
はっきりわかったでしょう。村崎さんも、
読者がそれをちゃんと読み取ってくれるという
信頼の上に、あのキャラクターを作っていたのです。

彼の、カルチャー界における位置づけなどに関しては、
あらためて、また。
……おっと、あんな連載のコンビです。
少しは不謹慎なことを言っておかないと彼に怒られそうです。
「いいなあ、これでサブカル界のジョン・レノンって呼ばれるぜ!」
…………いいかい、これで?」
(唐沢俊一「村崎百郎氏、死去」2010年7月24日)

「だから、オレは迷わない。被害者であるよりは、
死ぬまで加害者の自覚をもって、鬼畜に生きるのだ」
(村崎百郎)
by illcommonz | 2010-07-25 04:36
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