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イルコモンズ編
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▼カバーリング・ミヤシタ/メディア報道を報道する
▼カバーリング・ミヤシタ/メディア報道を報道する_d0017381_1633156.jpg
「野宿者対スケーター、東京のナイキ・パーク論争」
「日本の警察は9月24日金曜、アメリカのスポーツ用品メイカー Nike が支援する区立公園事業計画に対して反対するを活動家たちを退去させた」(2010年9月25日 仏「ル・モンド」紙)

 これまで何度も何度も何度も何度もがっかりさせられ続けてきたので、メイン・ストリームのメディア(通称=マスコミ)の報道には、はなっからなにも期待してないが、今回はめずらしくニュース記事が多かったので、MLやブログなどから得た情報をもとに、「宮下公園の行政代執行」関連のニュースをかたっぱしから集めてみた。こうやって集めてみると、バランスのとれてる記事とバランスのわるい記事がはっきりみえてくる(いちばんバランスがとれてるのは東京新聞だと思う)。記者の現場への密着度もわかる(「反対派約30人の中でナイキ製の衣料品及びシューズを着用した人は皆無だった」と書いた報知新聞はかなり密着度が高いと思う)。比較参照することによって、アクティヴィズムに対する古色蒼然としたステレオタイプ的表現がみえてくる。「あぁ、また、いつものあれか」と思わせるレトリックもみえてくる。偏見をふくんだイディオムがみえてくる。バイアスのかかった表現やネガティヴなイメージ操作がみえてくる。そして、マスコミの報道がいつも(わざと?)カバーしそこねているものと、そのことでおおいかくしている(カバーしている)ものがよくわかる。さらに、インディペンデントなメディアがカバー(補足)しているものもよくわかる。このブログをみて、「しまった、やばい」と思ったメディアは、明日のデモのニュースで挽回してほしいものだ(もちろん期待はしてないけど)。

▼東京MXニュース「ナイキ公園」整備へ 渋谷区が宮下公園で行政代執行


「渋谷で“ナイキ公園”に抗議 代執行直前「公園を返せ」」
「スポーツ用品大手ナイキジャパンによる東京都渋谷区立宮下公園(同区神宮前6丁目)の整備計画に反対する団体のメンバーらが23日、「宮下公園を存続させよう」と書かれた横断幕やプラカードを掲げて公園の入り口付近に集まり、計画の推進や、24日に予定される区の行政代執行への抗議を行った。渋谷区は2009年8月、年間1700万円の10年契約でナイキに公園の命名権を売却。今後、スケートボード場などの整備が計画されている。これに対し、園内で暮らす路上生活者を支援する団体などが「公園の公共性が失われ、路上生活者も追い込まれてしまう」などと反発。しかし区側は15日に公園入り口を閉鎖。24日には、反対派の団体が設置したテントなど約80点を取り除く行政代執行を実施する。23日午後、激しい雨の中、公園に反対派団体のメンバーら約150人が集結。ハンドマイクで「公園は企業の宣伝の場ではない」と訴え、「公園を返せ」「行政代執行を中止しろ」とシュプレヒコールを上げた。」(2010年9月23日 共同通信)

▼ANNニュース「宮下公園「NIKEパーク」、反対派テントを強制撤去」


「渋谷・宮下公園、テントなど強制撤去 ナイキ施設建設で」
「東京都渋谷区の渋谷駅近くにある区立宮下公園の命名権(ネーミングライツ)を取得したスポーツ用品メーカーの費用負担で整備する施設の着工に向け、同区は24日、公園内のテントなどを強制撤去する行政代執行を始めた。民間企業がかかわる施設整備をめぐって、自治体が行政代執行に踏み切るのは極めて異例だ。宮下公園は渋谷駅近くのJR山手線沿いに1948年につくられた約1万平方メートルの細長い公園。この日午前10時、区の土木部長が「違法占有物件の除去に着手します」と代執行の宣言文を読み上げて、区職員数十人や警察官らを動員した撤去が始まった。これに反対するホームレスの人たちの支援団体らの約30人が公園前に座り込むなどして区側に抗議したが、区側は、この日中に占有物80件あまりを撤去する予定だ。区は昨年8月、スポーツ用品メーカーのナイキジャパン(品川区)にこの公園の命名権を年間1700万円、10年契約で売却した。区は財政負担せず、ナイキが約4億円をかけて公園を改修し、通称「宮下NIKE(ナイキ)パーク」として、スケートボード場や、ロッククライミングが体験できるスポーツ施設を整備する計画がある。施設は、ナイキが区に寄付する。公園の整備計画は07年11月、桑原敏武区長が区議会で「民間活力を導入する方法を検討中」と明らかにした。昨年8月にナイキと協定した時には昨年9月に着工し、今年5月の施設オープンを目指していた。しかし、当時、園内にいた約30人のホームレスを自立支援施設などに移すのに時間がかかったうえ、「みんなの宮下公園をナイキ化計画から守る会」などの団体が公園内にテントや自転車を持ち込むなどしたため、区側も着工を見合わせてきた。区は今回の行政代執行について、「あくまで公園の環境を改善し、違法な状態を是正するもの」と位置づけており、「可能な限り早く整備工事に着手したい」としている。ナイキジャパンの広報担当者は「会社として施設整備のお手伝いをさせていただいているが、施設は区のものであり、住民との対応についても区で対応していただいている。今回の行政代執行や住民の対応についても、コメントをする立場にはない」としている。」(2010年9月24日 朝日新聞)

▼原宿新聞「渋谷区、「NIKEパーク」反対派の「違法占有物件」除去を強行」


「「路上生活者排除は問題」「この機会に安全安心を」渋谷・宮下公園行政代執行」
「「ナイキジャパン」(品川区)による渋谷区宮下公園の整備計画に反対する団体が園内を不法に占拠しているとして、渋谷区が24日踏み切った強制撤去の行政代執行。同日中に終了し、区は早期着工を目指す。この日、繁華街の緑のオアシスを取り巻いたのは、怒号や大勢の物々しい風景。騒動を見つめる人々の意見もさまざまだった。現場を訪れた路上生活者の自立支援に取り組むNPOの男性(57)=三鷹市=は「路上生活者を行政代執行で排除するのは大問題」と激怒。一方、近くで働く横浜市の男性会社員(40)は「最近の公園は入りにくい雰囲気。本来は管理者の区が整備すべきだが、税制的に困難ならば企業にしてもらうのもいい」と話した。明治通り・宮下パーク商店会の小林俊一会長(75)は「周辺の町会・商店会はナイキ公園に賛成」と、地元の見解を説明。「公園は老朽化が進んでいる。この機会に安心、安全な公園にしてほしい」と語る。同日午後、反対団体「みんなの公園をナイキ化計画から守る会」は千代田区の司法記者クラブで会見。同会の植松青児さん(50)=国立市=は「民主的な手続きがない計画。どういう公園にすべきか、ゼロからやり直すべきだ」と主張。公園封鎖で園外に出された野宿生活者の男性2人は「住まいを失った。困っている」と訴えた。会見では、東京地裁に22日に行った行政代執行の申し立てが却下されたことが明らかにされた。」(2010年9月25日 東京新聞)

▼ビデオプレス「渋谷区による宮下公園の強制代執行に抗議する」


「宮下公園のホームレス住み家を強制撤去」
「東京都渋谷区は24日、スポーツ用品大手「ナイキジャパン」による区立宮下公園の整備計画に反対する団体が公園を違法に占拠しているとして、反対派団体が設置したテントや机などを強制撤去する行政代執行を実施した。執行に納得できない反対派がフェンス越しに区側とバトルを展開する一幕もあった。公園内で生活していたホームレス4人は、既に15日の公園入り口封鎖の際に強制退去を余儀なくされている。誰もいなくなった公園で午前10時、区職員約30人は撤去作業を開始。警備員らのガードで公園に入れない反対派は入り口に座り込み、マイクで報道陣や通行人に「行政代執行は許さない」と訴えた。最初の1時間は静かなにらみ合いという様相だったが、午前11時に区職員が反対派に「業務執行妨害になる!フェンスの横断幕を外しなさい!」と拡声機で言ったところ「黙れ!」と怒りが着火。フェンスに突進して区職員ともみ合いになり「公園返せ!」「ナイキは出てけ!」「区長はどこだ!」とのシュプレヒコールを約1時間にわたって上げまくった。公園は、区が09年8月に年間1700万円の10年契約で命名権をナイキに売却。スケートボード場などを設置し、名称も「宮下NIKEパーク」に変更される。工事は同年秋開始を予定していたが、ホームレスの立ち退きが進まず、反対派団体による占拠が続いたため着工を見送ってきた。なお、反対派約30人の中でナイキ製の衣料品及びシューズを着用した人は皆無だった。」(2010年9月25日 スポーツ報知)

TBSラジオ「宮下公園って今どうなってるの?」
「スポーツメーカーに命名権を売却し、スポーツ複合施設の建設が計画されている宮下公園。しかし、反対運動により工事ができない状態が続いています。この度、渋谷区の行政代執行に反対するデモが行われるということで、荻上チキさん&担当ディレクター瀬尾で取材に行ってきました。前日は真夏日だったというのに、この日は雨で肌寒い一日でした。JR渋谷駅前から宮下公園まで警察車両の列。早くも物々しい雰囲気。渋谷駅から北に徒歩5分。JRの線路と明治通りの間にある細長い公園が、渋谷区立宮下公園です。デモが始まると、反対派の人たちはそれぞれ持ち寄った横断幕や看板、鳴り物でパフォーマンスを展開。拡声器を使って各々の主張を叫び、そしてシュプレヒコールを上げる。そんな喧噪をよそに、公園下の駐輪場前には移動してきた野宿生活者のブルーテントが静かに並ぶ。」(TBSラジオ「ニュース探求ラジオDig」2010年9月23日)

「「納得いかない」宮下公園・改修工事 反対派団体 代執行に抗議」
「市民団体「みんなの宮下公園をナイキ化計画から守る会」などの反対で改修工事の着工が見合わされている渋谷区立宮下公園(同区神宮前6)。区は24日、公園内に「守る会」らが設置したテントなどを撤去するため、行政代執行に踏み切ったが大きな混乱はなかった。一方、「守る会」は同日会見し、代執行の実施に対し、強く抗議した。同日午前10時、日置泰正・区土木部長が公園内で執行を宣言し、区職員らによりテントやテーブルの撤去が始まった。区は執行に先立ち15日に同公園に9箇所ある出入り口を封鎖していた。作業は午後3時20分に終了し、約80件の違法占有物が運び出されたという。公園入り口には「守る会」メンバーら約20人が座り込んで抗議活動を行った。同公園の回収は、区がスポーツメーカー「ナイキ」に命名権を年間1700万円で売却(10年契約)、名称を「宮下NIKEパーク」とし、ナイキ側が改修費を負担する計画。4月に着工する予定だった。「守る会」や同公園で生活していたという路上生活者の男性3人らは24日午後、東京・霞ヶ関の司法クラブで会見した。「守る会」メンバーの植松青児さん(50)は「納得がいかない。工事中止、計画の凍結、議論のやり直しが必要だ」と、代執行に対し怒りを表した。「守る会」などは執行命令書の通知は無効などとして、東京地裁に通知の取り消しを求める訴えを22日に起こしているが、代執行が実施されたことから却下される可能性が高いという。」(2010年9月25日 毎日新聞)

「宮下公園テント撤去、受け止め様々 命名権先進地にも影」
「スポーツ用品メーカーナイキジャパン(品川区)が計画する渋谷区立宮下公園の改修・整備をめぐり、区は24日、整備に反対する団体に不法に公園が占拠されているとしてテントなどを強制撤去した。財政難の区が公園の新しい整備方法として頼った命名権売却だが、手法をめぐって受け止め方に温度差が出ている。この日、区は、職員のほか民間の警備員など約70人を動員し、午後3時過ぎまでにテントや机など2トントラック4台分の荷物を運び出した。フェンスで封鎖された公園の出入り口にトラックを横付けする際、警官と反対派がにらみ合う場面もあったが、区広報課によると、「けが人などはいなかった」という。整備に反対する「みんなの宮下公園をナイキ化計画から守る会」は、霞ヶ関で記者会見を開き、一連の区側の対応を批判。強制撤去に先立つ15日に抜き打ちで行われた公園閉鎖に、今春から公園で生活しているというフリーターの男性(52)は「出たら戻れないと思い、手すりにしがみついたが、力ずくではがされ、連れ出された」と話した。会見で「赤くはれたあとが残った」と腕をまくった。一方で、今回の騒ぎに近隣住民の思いは複雑だ。宮下公園に近い、明治通り・宮下パーク商店会の会長で不動産管理行の小林俊一さん(75)によると、近隣で計画に反対する声はないという。老朽化した公園の改修は、住民の長年の悲願だ。「公園に生き返ってほしい。反対運動が本当に地域住民の声何のかを考えてもらわないと」と話した。渋谷区は、06年に渋谷公会堂(渋谷C.C.レモンホール)の命名権を、サントリーに年間8400万円、5年契約で売却したのを皮切りに、税収増加策の一環として、表参道など繁華街の14の公衆トイレにも命名権を取り入れた、いわば"先進自治体"。宮下公園の場合、ナイキが4億円を投じて公園を回収後、スポーツ施設「宮下NIKE(ナイキ)パーク」を整備し、区に寄付。年間1700万円を10年契約で払うが、開業後の施設の維持・管理は区が行い、費用は年間4700万円にのぼるとされる。「守る会」は、今回の計画を「都心の超一等地を1企業に安価で売るようなものだ」と言い、「公会堂などは売却先は公表して決めたのに、今回は選定過程が不透明」と反発している。だが、景気の低迷で、区の命名権料収入にも影が差す。渋谷駅近くに今秋オープンする文化施設は現在、スポンサーを募集中だが、書いてがついていない。来年9月末に契約更新となる公会堂も、サントリー側が命名権料の引き下げを求めている。」(2010年9月25日 朝日新聞)

「宮下公園、行政代執行に騒然」
「スポーツ用品大手「ナイキジャパン」が命名権を取得した渋谷区神宮前の区立宮下公園で、命名権売却・公園再整備に反対する市民団体が設置していたテントなどが24日、行政代執行で撤去された。公園を生活の場としていたホームレスの男性や団体は猛反発。区は「早期着工を目指したい」としており、計画の行く末が注目される。この日は午前10時、同区の日置康正・土木部長が行政代執行を宣言。区職員らがテントなど約80点を撤去、午後3時20分に完了した。公園の周囲には、団体のメンバーら約20人が「公園を返せ」などとフェンスを激しく揺らす場面も。渋谷署員らも駆けつけ、騒然とした雰囲気に包まれた。同日午後、今年春頃から公園内に住んでいたというホームレスの男性2人と団体のメンバーが、霞が関の司法記者クラブで記者会見。男性らは「生活の本拠を奪われた」「区からは全く説明を受けていない」と訴え、団体メンバーの一人は、「整備計画には公益性も透明性もない」と批判した。これに対し、区広報課では、「公園に住んでいる2人については、自主的に出て行くよう説得を続けたい。公園内を整備し、早急に着工したい」としている。同公園は、命名権を取得したナイキジャパンが工費を負担して、「宮下NIKE(ナイキ)パーク」として再整備されることが決まっている。」(2010年9月25日 読売新聞)

「宮下公園の"オブジェ"など強制撤去 警察官が出動し、ものものしい雰囲気に」
「スポーツ用品メーカーの「ナイキジャパン」の公園改修に反対する団体が反発し、改修工事に着工できない状態が続いている東京都渋谷区の区立宮下公園で、区は24日、反対団体が設置したテントやオブジェなどを行政代執行法に基づき強制撤去をした。反対団体は「われわれの同意を得る前に勝手に動かした」などと抗議。多くの警察官らが公園周辺を取り囲み、ものものしい空気に包まれた。午前10時、日置康正土木部長が強制撤去を宣言した後、職員ら数十人が作業に着手。午後3時20分までに、撤去されたものは2トントラック4台分に上った。日置部長は「地域から早く公園改修に着工してほしいとの要望が寄せられている。早急に現状を回復し、10月から着工できるように努めたい」と話した。園内にはホームレス4人が住んでいるが、日置部長は「うち2人が近く園外の移転することに同意している」とし、残る2人についても個別に自立・就労支援をしていく考えを示した。これに対し、ナイキの公園計画に反対する「みんなの宮下公園をナイキ化計画から守る会」のメンバーら50人以上が午前9時ごろから公園出入り口に座り込むなどし抗議活動を行った。メンバーの多くは「自分たちは公園で活動している」と主張。公園の外から「人の生活を破壊した」「区のナイキ公園化計画の手続きに正当性がない」などと口々に区を批判した。午前11時ごろに、メンバーが公園の出入り口に横断幕を掲げると区職員が撤廃を指示。これに一部のメンバーが「黙れ」などと怒りを爆発させ、区側や警察官らとにらみ合う場面もあった。機動隊の車が数台並び、周囲はものものしい雰囲気。名古屋市から東京に観光に来て、騒動に出くわしたという会社員、安藤みきさん(30)は「東京は怖いですね」。大田区の40代の主婦は「渋谷には時々来るが、宮下公園には昔からの野宿者が多く怖くて近づけなかった。緑を残してきれいに整備されるのなら、いいと思うのですが」と話していた。宮下公園をめぐっては、区が平成21年8月、公園のネーミングライツ(命名権)を年間1700万円で譲渡する契約をナイキジャパンと締結。ナイキが数億円の整備費用を負担し、スケートボード場などのある公園「宮下NIKEパーク」とする計画を打ち出し、21年秋に着工予定だった。区によると、公園がナイキの名称が変更した後も、公園の管理は区が行う。公園への入園は無料で、スケートボード場などの施設を利用する場合のみ施設利用料がかかる。」(2010年9月24日 産経ニュース)

「"ナイキ公園"に抗議」「スポーツ用品大手ナイキジャパンによる東京都渋谷区立宮下公園(同区神宮前6丁目)の整備計画に反対する団体のメンバーらが23日、「宮下公園を存続させよう」と書かれた横断幕やプラカードを掲げて公園の入り口付近に集まり、計画の推進や、24日に予定される区の行政代執行への抗議を行った。渋谷区は2009年8月、年間1700万円の10年契約でナイキに公園の命名権を売却。今後、スケートボード場などの整備が計画されている。これに対し、園内で暮らす路上生活者を支援する団体などが「公園の公共性が失われ、路上生活者も追い込まれてしまう」などと反発。しかし区側は15日に公園入り口を閉鎖。24日には、反対派の団体が設置したテントなど約80点を取り除く行政代執行を実施する。23日午後、激しい雨の中、公園に反対派団体のメンバーら約150人が集結。ハンドマイクで「公園は企業の宣伝の場ではない」と訴え、「公園を返せ」「行政代執行を中止しろ」とシュプレヒコールを上げた。区側は民間の警備員を公園入り口に配置。警視庁の機動隊も出動し、現場は物々しい雰囲気に。抗議後、団体メンバーの植松青児さん(50)は「まずは入り口の封鎖を解くべきだ。みんなが使えるようにしてから、宮下公園の未来を考えたい」と話した。」(2010年9月24日 報知新聞)

「宮下公園のテント強制撤去…ナイキパーク着工へ」
「東京都渋谷区は24日午前、スポーツ用品大手「ナイキジャパン」が命名権を取得し、再整備する同区立宮下公園で、計画に反対する団体などが不法に設置していたテントなどを強制撤去する行政代執行を行った。同公園を巡っては昨年8月、ナイキジャパンが年1700万円の10年契約で命名権を取得、「宮下NIKE(ナイキ)パーク」として4月から工事に着手、今秋オープン予定だった。計画公表後、公園内で生活するホームレスや市民団体が「生活の本拠を奪われる」「公園が企業化される」などと反対し、新たなテントを設置するなどしたため、着工できない状況が続いていた。」(2010年9月24日 読売新聞)

「渋谷の公園整備「計画凍結を」 反対派団体が会見で訴え」
「スポーツ用品大手ナイキジャパンによる東京都渋谷区立宮下公園の整備計画に反対する団体が24日、都内で記者会見し「最善の選択は工事の中止、計画の凍結だ」と訴えた。 メンバーの植松青児さん(50)は「区民や利用者の最善の要望がスポーツ施設なのか。公益性も透明性もない」と主張。公園内で暮らしていた男性(64)は「15日に区が入り口を封鎖した際、職員らは『とにかく出て行ってくれ』の一点張りだった。安心して住める場所が欲しく、困っている」と話した。団体によると、22日に区の行政代執行の取り消しを求めて東京地裁に提訴したが、併せて行った行政代執行の効力を停止させる申し立ては23日付で同地裁に却下された。即日抗告したが、東京高裁も24日、同様の判断を示したという。」(2010年9月24日 共同通信)
by illcommonz | 2010-09-25 16:16
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