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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼人類は進歩したのか調和したのか
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大阪大学21世紀懐徳堂シンポジウム「大阪万博40周年の検証」
[日時] 2010年12月12日(日) 14:00-17:30
[場所] 毎日新聞社大阪本社オーバルホール

第1部「映像インタビュー」上映
 上田篤(建築学者:元大阪大学工学部教授)
 小松左京(作家・大阪万博テーマ館サブ・プロデューサー)
 今井祝雄(美術家・元具体美術協会会員・成安造形大学教授)

第2部「タウンホールミーティング」
 磯達雄(建築ジャーナリスト)
 小田マサノリ(元・現代美術家、メディア・アクティヴィスト)
 嘉門達夫(歌手・万博マニア)
 竹村真一(文化人類学者・京都造形芸術大学教授)
 西田隆政(国語学者:甲南女子大学教授)
 鷲田清一(大阪大学総長)
 金水敏(大阪大学コミュニケーションデザイン・センター長・教授)
 菊地誠(サイバーメディアセンター教授)
 小浦久子(大学院工学研究科准教授)
 橋爪節也(大阪大学総合学術博物館教授)
 永田靖(大学院文学研究科教授)
 門村幸夜(産学連携推進本部特任准教授) 

 「人類の進歩と調和」というテーマをもって開催された日本万国博覧会。 6,421万8,770人を動員した日本で史上最大の万博だった。 当時、日本の経済は高度成長へ向けて加速度的な上昇を見ており、日本中を巻き込んだ万国博覧会だった。「科学と未来への夢」が大きく膨らんだ瞬間であり、それ以後、科学や文明的には進歩したが、文化的、あるいは日本的に失ったものも大きいのかもしれない。さて、万博40周年で、我々(=大阪)は街として、人として進歩し、調和したのだろうか?」

 自分の大阪の人間ではないが、来るはずないと思っていた21世紀の未来まで生きのび、いま・そこにある「テクノロジーのとりこじかけの世界」を遠い目でながめながら暮らしている立場にたって考えると、この「大きな問い」に対する回答はこうなる。

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▼イルコモンズ画「テクノロジーの進化にともなう人類の退歩とゾンビ化」

 「私たちの周囲にはかつてないほど情報があふれ、そこから逃れることはできない。デスクの上にも、ポケットの中にも、カフェのテーブルにもコンピュータがある今、情報はまるで空気に乗って私たちの周りを漂っているようだ。それなのに、自分がどんどんばかになっている気がしてならない。実際、平均すれば、われわれは上の世代より無知なのではないか。アップルストアに並ぶ長蛇の列や、歩きながら携帯電話をのぞきこむ人々。人類はゾンビになってしまった。「いや、非常に忙しいゾンビだ」という弁明が聞こえてきそうだ。メールを読み、ツイッターでつぶやきながら、他人のツイートに返信する。アプリをダウンロードし、写真をアップロードする。フェースブックを更新し、世界中が自分のことを気にしているような気になって、好きなものや嫌いなものを世界に向けて発信する。では、私たちがしていないことは? それは「考える」こと。情報を処理してはいるが、考えてはいない。2つは別物だ。要はデジタルツールを触りながら、ダラダラしているだけ。リンクをクリックしては、自己顕示欲の強い愚か者や評論家、広報やマーケティングの担当者らが垂れ流す無意味なゴミの激流をかき分けている。」(ダニエル・ライオンズ)

 これは40年前に岡本太郎が予言していたことでもある。

 「今度はまたあたらしい、いろんなコンピュータ・システムその他、どんどんどんどん、すごいものができてくる。それにしたがって、人間はほんとうの生き方ができるのかというと、それは逆ですね。万博のときに、進歩と調和というのがテーマだったんだけど、それにわたしはまったく反対だったんですよ。人間はすこしも進歩してない、退歩してますよ。」(岡本太郎)

 それ以外の質疑応答では、シンポジウムやトークの場でいつもそうしているように、「もし岡本太郎が生きていて、いま・ここにいたらどう云うだろう」と考え、そこで思いついたことを話そうと思う。自分はいつもだいたいそんなふうに話をする。たとえば、戦争がテーマのときは花森安治のことを想い、人類がテーマのときはヴォネガットのことを想い、政治がテーマのときは人生幸朗のことを想い、彼らがもしいまここにいたら何と云うだろうと考え、そこで思いついた言葉を、その場でリミックスしながら話す。考えてみれば、アフリカでのフィールドワークでシャーマンたちから学んだことのひとつは「メディア」になることだった。彼/女たちがみせてくれたように、いまここにいない誰かの霊を自分のからだに宿らせたりすることはできないが、いまここにいない誰かのことばを想像して伝えることならできる。人類学者にはなりそこねたものの、シャーマンたちとの交流は決して無駄ではなかった。身のまわりの世界や出来事についての旺盛な好奇心とたえまない観察、過去と現在と未来についての洞察、体系化されない雑多な知識と記憶、そしてそれらを大胆につなぎあわせ、まちがいをおそれずに口にする多少の勇気と演技力、それがあれば「メディア=シャーマン」になれる、とそう思うのだが、自分にはどうも演技力が欠けているようだ。それはさておき、上のネガティヴな回答から出発して、そこから未来についてのポジティヴな展望を語るとすれば、こうなる。

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[追記1] 大阪に行くたのしみは、カプセルホテルと軍鶏料理。

▼死体置き場で眠り、軍鶏の肉を食らう
http://illcomm.exblog.jp/3920265/

それなのに、その店は日曜休業だった、ああ残念。
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by illcommonz | 2010-12-11 23:19
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