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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼[エジプト革命] タハリール自治区の休日
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 "Today, I returned to Tahrir to witness a great change. It has ceased to be a demonstration and has become -almost- a way of life. People there can dub themselves not only Egyptians, but Tahririans as well, because those who have been there from the beginning have become completely different individuals. (...) Tahrir has become a miniature Egyptian republic, offering a brighter outlook on a possible way of life for the whole of Egypt. It is true, that after a while Tahririans will cease to be Tahririans and will become merely Egyptians, but the model they have built and upheld shows us that Egypt is well on its way to become not only a developed country, but also a cheerful, helpful and awe-inspiring one. So, long lives the united republic of Tahrir, if not in actuality and then let it be in our own minds. "(Natural Conspiracy "The UNITED republic of Tahrir" (Sunday, February 06, 2011)

 今日のタハリール広場の光景はまるで「タハリール共和国」のようだとこのブロガーは書いている。たしかにここ数日の広場は、エジプトのなかに出現した「タハリール人」たちの「もうひとつのくに」のようにみえる。

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 そこには無数のテントが張られ、人びとは無料で食べ物や毛布や電気を分け合い(もちろん自衛のための石のつぶても忘れてはいけない)、踊ったり、歌ったり、チャントしたり、日なたぼっこをしながら、解放的で祝祭的な休日の一日を楽しんでいる。そして今日はイスラム教徒とキリスト教徒たちが共にデモ行進をし、結婚式も行われた。

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 ここは砂漠の国のなかに出現したユートピア、いや、というよりも、やがて現実のものとなる「ムバラクのいない未来」を先取りして、いま・ここでそれを体現してみせているような世界にみえる。そこは政府を必要としない、民衆の自治による民衆の自由のための民衆のコミュニティ。そこは路上や広場が議会となる直接民主主義の空間、タハリール自治区、解放のオアシス。まさにジジェクが云っていたように、これまで民主主義が不可能だと思われていた場所に、どの国よりもはるかにりっぱで、きわめてまっとうな民主主義が体現されているのを、いま、ぼくらは目撃しているのかもしれない。そう、「もうひとつの世界はいつでも/とっくに可能なのだ」(残念ながら日本では、見事なタイミングでリークされたおすもうさんたちのスキャンダルなどによってこうした情報がたくみにシャットダウンされている)。このブロガーが書いているように、たとえこの空間が消えてもなお、この風景のことは、いつまでも心にとどめておきたいと思う。このほとんど奇跡のような共生のモニュメントのイメージと共に。

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by illcommonz | 2011-02-07 03:30
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