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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼[エジプト革命] J25革命の予告篇と革命前夜のヴィデオ・ブログ
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 自分は子どものころから大の映画好きで、映画のある時代に生まれてきて本当によかったと思ってる。明かりを落とした映画館に入って椅子に座ってるだけでもどきどきする。そして、本篇の上映前に流される予告編がはじまると、もうたまらなくわくわくしてしまう。予告篇というのはだいたいそんなふうにつくられているのだが(もっともゴダールが自分で編集する予告編はちがうが)、そんな予告編が映画と同じくらいか、場合によっては映画以上にすきだ。
 一方、二十世紀までの社会運動、たとえばそれは、デモやストライキや集会や座り込みのことで、なかでも革命は最大の社会運動なのだが、それをよびかけるメディアとなってきたのは、パンフレットやフライヤーや本だった。「映像の世紀」とよばれる二十世紀もそうだった。それが二十一世紀に入って大きく変わった。1999年のシアトルでのWTOに対する大規模な抗議行動(N30)を転回点として、シアトル以後のオルター・グローバリゼーション・ムーヴメントのアクティヴィストたちは、以後、WTOやIMF、G8サミットなどへの大規模な抗議行動をよびかける際に、その予告編を活発につくりはじめた。抗議行動の具体的なプランはメールやサイトでやりとりされたが、それに映像と音楽を使った予告篇が加わり、アクションを大いにエンパワーしてきた。この変化はいくら強調してもしすぎることのない大きな変化だと思う。はじめてそれを見たときは驚いた。デモに予告編があるなんてそれまで考えたこともなかったからで、映画の予告篇以上にわくわくしなががみていた。おそらく自分にとってのメディア・アクティヴィズムの複数の原点のひとつはそれだと思う。そして、2003年、マイケル・ムーアが編集したイラク反戦デモのPVをその先駆けとして、オルターグローバリゼーション・ムーヴメントのなかでデモの予告篇がブレイクしたのは、2005年のYouTube以後であり、それ以後、大規模な抗議行動のたびに、そのための予告編がつくられるようになった。シアトル以後のムーヴメントは、リーダーや中心をつくらないので、いわゆるオフィシャル・ヴァージョンというものはなく、ひとつの抗議行動に複数の異なる予告篇がつくられた。それをみていたので、洞爺湖でG8サミットがひらかれた時、まずやらなければならないのは予告篇をつくることだと思い、二つの予告篇に加えて、イタリアのサミットにむけたもうひとつの予告篇もつくった。

 そういうことがあったので、特にそう思ったのかもしれないが、革命がエジプトで起きたということを知ったとき、まず最初に探しはじめたのは予告篇だった。そして、それはあった、いくつもあった。でも、それは決してわくわくするようなものではなかった。むしろこの革命以前のエジプトの若者たちの閉塞感ややりきれない気持ちを生々しく伝えるもので、それだけに、この革命に賭けようとしているエジプトの若者たちの決断と期待が胸に突き刺さってきた。エジプトの若者たちが呼びかけた、この革命を支持しようと決めたのは、これらの予告篇をみた時だったと記憶している。もちろん、いまもその気持ちに変わりはなく、その気持ちがいまも途切れることなく続いているのは、いくつもの予告篇と、その後にみつけた、1月25日の蜂起の前の晩にアスマという若い女性がアップしたヴィデオ・ブログをみたからだと思う(これ以外にもうひとつ、この革命の複数の原点のひとつだと思ってる映像があるのだが、それについてはまたいずれ別の機会に書こう)。エジプトの若者たちが起こした革命に強く共感し、オルターグローバル・ムーブメントとのつながりを感じたのは、前にこのブログで紹介したJ28のための「アクションプラン」や「A6ユース・ムーヴメント」が起草した声明文もさることながら、これらの予告編があったことがやはり大きいと思うので、エジプト革命が佳境に迎えつつあるいま、遅ればせながらそれを共有したいと思う。若者たちがまずたちあがり、続いてその親の世代たちがそれを支え、ついに労働者と農民と知識人たちが声をあげはじめたエジプト革命は、こうした複数の予告篇からはじまり、そしていまぼくらがみているのは、その本篇だ。


▼「J25蜂起とエジプト革命」(2011年1月18日YouTube投稿版)


▼「J25 アンチ・ムバラク・ストリート・アクション」(2011年1月19日YouTube投稿版)


▼「エジプトJ25/A6ユース・ムーヴメント」(2011年1月22日YouTube投稿版)

  We Youth April 6 movement believe that the change and reforming of Egypt will not happen by claims or petitions,we will achieve it by providing real alternatives and real solutions to find a real alternative for political, economic and social Renaissance in Egypt that provides stability and security of the Egyptian citizen.
  And we Youth April 6 movement believe that this will happen only by the move of young people -- as they are the real one who will benefit from the change when it happens, as they exceed 60 % of the Egyptian population..
  Our youth are the future leaders, and our energy today. And the cooperation of all political forces to unite and work together to bring about change for the reform of Egypt and get rid of the corruption ,destruction and waste of wealth for more than a quarter of a century.
  In the end, we do not call for a new group... Or a new party, but we call on all Egyptians (individuals -- communities -- parties -- (dedicated in all sectors) to meet at one project: the awakening of the people to stop the unjust oppression of the corruptive gang and the elimination of corruption and despotism. (Trying to be the conscience of our precious Egypt)

  Egypt's youth
  Free Youth
  Youth April 6 movement


Asmaa Mahfouz's vlog on the Eve of the Revolution
▼「革命前夜のアスマのヴィデオ・ブログ」(2011年2月2日YouTube投稿版)
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by illcommonz | 2011-02-09 23:20
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