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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼[エジプト革命] キルゴア・トラウト、かく語りき、チリンガ・リーン
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 トラウトはふたたび彼の前に立ってさけんだ。

 「目をさませ!目をさませ!
 あんたは自由意志をとりもどしたんだ。
 しなけりゃならん仕事がある。
 あんたはひどいビョーキだった。
 だが、もうすっかりよくなった。
 あんたはひどいビョーキだった。
 だが、もうすっかりよくなった。」

 「自由意志、自由意志、自由意志」
 プリンスはふしぎそうに顔をしかめて復唱した。

 「俺が持ってるものは何だろうと、前からふしぎに思ってたけど、
 いま、その名前がわかったよ。」

 (カート・ヴォネガット「タイムクェイク」より)

 トラウトが云わなくても、エジプトは自力で目をさました。18日間の「タイム・クェイク=時の地震」が起きた後、人の「自由意志」を目覚めさせるジングルがチリンガ・リーンと鳴りひびき、それを合図にエジプトはさっそく活動をはじめた。



 こどもから大人まで、みんな何かしたくて、うろうろしている。人びとは、それまで手にしていたカメラや携帯を、ほうきやバケツに持ちかえ、誰かにそう云われたわけでもないのに、自主的に広場や街頭に出て、やらなければならない「自分の仕事」をはじめた。そうじをしたり、交通整理をしたり、ペンキをぬったり、道案内をしたり。自分のためにではなく、誰もが、誰かのために、みんなのために、何かをしようとしはじめた。それは、ありふれた景色、あたりまえの日常、ふつうの社会のようにもみえるが、しかし、それを見失っている社会にとっては尊い景気。これが、自治と協働と贈与がつくりだす人間社会のオーガニックなエコロジーだとそう思った。
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by illcommonz | 2011-02-18 05:13
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