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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼さて、


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・充電完了、チリンガ・リーン

 「エジプト革命」のおかげで、これから10年くらいは、革命なしでもこのままやってゆけるくらいの、たましいのバッテリーチャージをした、チリンガ・リーン。自分の「用事」もみつかった、チリンガ・リーン。日本では革命は起こらない?それがどうした?革命なしで変わる世界もあれば、革命後の世界を先につくって生きる人生もある、そしてそれは、いつでもとっくに起きている、チリンガ・リーン。いや、そんなのは「妄想」だといわれるかもしれないが、「妄想」で結構。「世界は変わらない」とか「この世界は生きるに値しない」という「妄想」を抱いて自ら命を絶ったり、人の命を奪ったりするよりはずっといい。ひとにはストーリー・テリングが必要だ。うそでいい、つくりものでいい、いや、つくりものがいい、映画も音楽も文学も芸術もみんなつくりものだ。たとえ、多少できがわるくても、見栄えがあまりよくなくても、自分がそれでよければそれでいい。たましいの分け前としてはそれで十分だ。でも、もし、たまたま、そのつくりもののできばえがよければ、それは自分だけでなく、世の中をすこしだけ居心地よくする。つくりものでいこう、つくりもの暮らしでいこう、チリンガ・リーン

 「大学でよく講演をやっていた当時、わたしはこういった。「みなさん、芸術に手を染めなさい。どんなにまずくても、どんなにうまくても、それでみなさんの魂は成長します」と。みんなが芸術をやるのはそのためだ。有名になりたいからでも、金持ちになりたいからでもない。自分の魂を成長させるためだ。だが、批評家にいわせると、斬新でないとだめ。まるで芸術にも進歩が必要だ、といわんばかり。冗談じゃない、進歩をめざす必要はない。芸術は一種のいたずらだ、美術家はいたずら小僧だ。実際にはなにも起きてないが、彼らはみんなを感情的に反応させようとする。芸術をまなぶのは、自分のたましいを養なうためで、出世するとか、有面人になるとか、金持ちになるとかのためじゃない。あくまでも人生の過程だ。芸術は、食事や、セックスや、運動と同じで、成長に不可欠なものだ。それによって人間は自分が何者かを発見できる。「今夜、ひとつ詩を書きなさい。それをできるだけ、いいものにしていく。四行、六行、それとも八行。できるだけいいものに。ただし、その詩のことはだれにも話さない。誰にも見せない。やがて、そして、これ以上にならない、と満足したら、原稿をビリビリ引き裂いて、ほうぼうのゴミ箱へばらばらに捨てれば、自分の努力の完全な報酬を受け取ったことがわかります」。それが創造という行為であり、そこから大きな満足が得られるわけだ。」(カート・ヴォネガット)

 ヴォネガットはそう云うが、ゴミから生まれるものもある。ポジティヴなものは、たとえそれが路上に転がっていても、自然と拡散し、自然と繁殖する。それがうそやつくりごとであっても、ポジティヴなものには、独自の自然と独自の生態系があり、そのなかでふくらんで、ひろがってゆく。そういう自然とその生態系の一部になること、それができれば、それが「わたしの用事」

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 「人の世を作ったものは神でもなければ鬼でもない。やはり向う三軒両隣りに、ちらちらするただの人である。ただの人が作った人の世が住みにくいからとて、越す国はあるまい。あれば人でなしの国へ行くばかりだ。人でなしの国は、人の世よりもなお住みにくかろう。越す事のならぬ世が住みにくければ、住みにくい所をどれほどか、寛容(くつろげ)て、束の間の命を、束の間でも住みよくせねばならぬ。ここに詩人という天職が出来て、ここに画家という使命が降る。あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。」(夏目漱石)
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by illcommonz | 2011-02-19 06:42
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