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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼若者の普遍的な欲求とマイクロ・オペレーティングシステム
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【リビア】 「WE_WILL_NOT_SURRENDER_WE_WILL_WIN_OR_WE_WILL_DIE_THIS_IS_NOT_THE END!_YOU_WILL_FIGHT_US_+_YOU_WILL_FIGHT_THE_GENERATIONS_THAT
_FOLLOW_US_UNTIL_LIBYA_IS_FREE!」

【エジプト】 
「政府はいまの体制が不可欠だといいますが、私たちはこの体制を望んでないのです。私たちが望んでいるのは憲法の改正です。人びとが次の大統領を選ぶべきだという人もいます。政府を望んでないと私たちがそう云うのは、単に私たちがムバラクを個人として望んでないということだけでなく、私たちは押しつけられた人物に縛られたくないということなのです。私たちは自分たちの手で大統領を選びたいのです。なぜなら私たち自身で、この国を未来に導いていきたいからです。」(簡訳「タハリール広場のデモクラシー派アクティヴィストへのインタヴュー」より)

【日本】
「デモの背景事情として,現政権下の歴史的経緯や利権の配分構造等の指摘がある。ただ,デモがここまでの広がりを見せるのは,(特に若者にとっては)言いたいことを自由に言える社会であってほしい,自分たちの未来を自分たちで選びたいといった普遍的欲求のためだと思う。」(Fiat_Justitia 2011年2月24日)

 自分たちもふくめ、ひとつの国(のなかにおしこめられている人たち)のなかには、いろんな世代や階層や民族があり、それぞれに違うものの考え方や思惑がある。人権をなにより尊いものだと考える世界市民もいれば、口をひらけば「安定」としか云わない(云えない)安定バカの政治家もいる。しかし、どの国にも「若者」とよばれる世代がいて、若者たちには国のちがいを超えておおよそ共通したものの考え方や感じ方がある。それは過去と現在のしがらみから解放されて、自分たちの未来(将来)を自分たちの手できりひらいてゆきたいという欲求である。それはときとして「安定」をこわすものなので、自分たち(だけ)の「安定」にしがみつく世代や階層は、それをまるめこむか、おさえこうもうとする。

 ものごとをさまざまなコンテクストにあてはめて慎重に考えることはもちろん大事だが、それをやりすぎると何もものが云えなくなる。さまざまなコンテクストにあてはめて、じっくり考えこむのと同時に、思いきってコンテクストをはずし、"はめ"をはずして考えることも大事だと思う。複雑なコンテクストにあてはめて沈思黙考し、慎重に発言するのは「こうるさい大人」たちにまかせておいて、若者たちは若者としての共感からものを考え、云いたいことを云えばよいと思う。文法が少しくらいまちがっていても、自分が云いたいことを表現すればよいと思う。"はめ"をはずすのは若者たちの権利であり、役目だとさえ思う。もしそれがまちがっていれば、誰かがただしてくれる。大人の「こうるささ」はそのためにある。「こうるさい大人」たちは、どの時代のどの国にもいるが、「こうるさい若者」たちがこんなに多い時代と国(いまの日本のことだ)はめずらしいと思う、いや、おかしいとさえ思う。とはいえ、若者たちが"はめ"をはずせないのは、若者たち自身のせいではなく、若者を"はめ"におしこめようとする目に見えないマイクロ・ポリティクス(ミクロな政治)のせいだと思う。ムバラクやカダフィはどこにでもいる。家にも職場にも学校にもネットにもいる。にもかかわらず、それがみえないのは、フラグメント化された無数の小さな"はめ"の中におしこめる、その巧妙にプログラミングされた政治が、すでにプレ・インストールされ、内面化されてしまっているからである。つまり、そのアイコンがみえないだけで、あらゆる場所と時間に「マイクロ・ムバラク・オペレーティングシステム」や「マイクロ・カダフィ・オペレーティングシステム」が存在し、それが自分たちもふくめ、若者たちの思考や行動のバックグラウンドで常駐起動している(さしづめ最近の日本の場合は「マイクロ・安定化・オペレーティングシステム」だろうか)。そのOS(オペレーティングシステム)の支配から解放され、自由になりたいと欲することは、国のちがいをこえた普遍的な若者たちの権利であり、務めだとさえ思うのだが、まちがっているだろうか?「こうるさい大人」の意見を求む。

【OS】
「菅首相、リビア「安定的な政権を期待」」
「外務省は21日、リビアなど中東情勢の緊迫化を受けた緊急対策本部の会合を開いた。菅直人首相は首相官邸で記者団に「死傷者が出ていることを心配している。平和的に改革を進め、安定的な政権がつくられることを期待している」と述べた。」(日経新聞 2011年2月21日)

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JAPANのつづりのなかにも、LIBERATIONのAはある。
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by illcommonz | 2011-02-24 18:09
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