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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼移動するドラムサークル
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「原発廃炉を訴え ママらパレード」
 「いわき市平の平中央公園で15日、「さよなら原発 放射能汚染のない平和な未来を求める集会」が開かれ、市内外の約500人が参加した。放射能汚染への不安や放射線量調査への不満が噴出した。同市内の母親グループ「いわきアクション! ママの会」などが主催。同会は教育施設などの放射能対策を市に申し入れている。集会では「(原発の)廃炉に向け、末永い運動になる。皆さんの協力が必要」と呼びかけた。集会後、「原発はいらない」といったプラカードやのぼり旗を掲げ、JRいわき駅まで約2.5キロをパレードした。 」(朝日新聞 2011年5月16日)

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 いわきのデモに参加する前に、津波で大きな被害を受けた薄磯と小名浜の被災地をみてきた。それはことばを失くすような風景だった。東京から一緒に行った友人たちもたぶん同じだったと思う。だからいまここに書けることはない。いずれはそれを語ることばを見つけることができるかもしれないが、いまはまだない。いわきのデモはおよそ500人くらいの規模のデモだったが、あのことばを失わせるような風景とさほど遠くないこの場所で、いま・この時期にいったいどれだけの規模のデモがふさわしいのかなんて、おそらく誰も判断することなどできないだろう。デモの後にドラムサークルを予定していたが、最後にほんの少しだけやって終わりにした。というのも、デモの出発前とデモの最中にドラムサークルがいくつもできていたからで、もうこれ以上やらなくてもいいと思ったからだ。

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 デモの出発前に公園で自然発生的にできたドラムサークルは、これまでのどのデモのそれよりも大きかった。郡山からジャンベでデモに参加したおばさんやソプラノサックスやギターも加わり、サークルのまんなかでダンスを踊る人もいた。

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 また、デモの終わり頃、いわき駅の近くで飛び入りしてきた、いかにもやんちゃそうな高校生たちを囲んでのそれは、他のどのデモでのそれよりもすばらしかった。おそらく生まれてはじめてメガホンを手にし、シュプレヒコールをする中学生と、それをドラムでもりあげようとする人たちの小さなサークルができた。

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(via) http://kai-wai.jp/2011/05/no-nukes-peace-demo-in-iwaki-fukushima.html 
 あともうひとつ、デモの途中にあった避難所の建物の前でもサークルができた。ドラムの音を聞きつけた人たちが避難所の窓を開けて路上に手をふり、路上と避難所とがつながった。もともとドラムサークルは誰かが企画したり計画してやるものではなく、どこからともなく人が集まってきて自然発生的にうまれるものだ。デモの中ではそれが路上に突然出現する。誰かが合図してそうなるのではなく、自然発生的にサークルができる。数十秒のこともあれば、何分も続くことがある。うちあわせもなにもなしに、リズムによる合意形成がつくられる。それは移動するドラムサークルである。機会があれば、ドラムを持って知り合いのいる仙台や宮城にも行ってみたい。「復興の狼煙」にならって「復興の律動」というプロジェクトにしてもいいが、そうすると気軽にできなくなるので、名前のないただの「移動するドラムサークル」のほうがいいかなと思う。

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 「こんなときだからこそ、楽しさがなければいけない。楽しさは生きる喜びであり、希望に繋がる、と快楽主義者の私は思うのである。生きていることを実感し、共に同じひとときを分かち合うことが出来る喜びを味わおうではないかと思う。下を向いているばかりでは何も始まらない。命しかない。けれど、命がある。これが希望である。この震災で、多く尊い命を失ったが、ここにある命は、そして、経験は、脈々と受け継がれ大河となるだろう。希望を絶やしてはいけない。」(団鬼六「日本人は決してへこたれない、立派な国民だ。」2011年4月10日)
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by illcommonz | 2011-05-16 21:59
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