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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼イルコモンズ監修 「アトミックラウンジ」アーカイヴ+デモ展示 【最終日】
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▼イルコモンズ監修 「アトミックラウンジ」アーカイヴ+デモ展示
http://illcomm.exblog.jp/13641115/
[日時] 2011年5月22日(日)~5月29日(日)
(月:14:00-21:00・火/水/木/金:19:00-22:00・土/日:14:00-21:00)
[場所] 東京・神田神保町 「路地と人」
※カメラ・ヴィデオ・U-STREAM撮影すべて可
※入場無料、義援金受付なし

「夢の原子力エネルギーから、
悪夢の原発事故までの半世紀」

現代美術家で文化人類学者のイルコモンズ監修/蒐集による「原子力の時代」のサブカルチャー資料のアーカイヴ+デモ展示。原子力エネルギー、放射能、原子力発電所、核兵器、反核運動、核戦争、原発事故などをとりあげたマンガ、雑誌、ジン、映画、レコード、本、フィギュア、その他さまざまな資料の展示を通じ、1980年代前後の「反核/反原発ムーヴメント」を回顧しつつ、3.11以後の「反/脱原発ムーヴメント」を展望/待望します。

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 「放射性物質が日々降り注ぎ、異常な事態が更新されていくこの状況、、まるでこんな状況を予言していたかのように、ここに集められた資料に描かれていること、歌われていることは、今の状況と恐ろしいくらい酷似している。そのことにまず言葉を失う。わたしは生まれたころからニュークリア・エイジ、核の時代の中にいたのだった。と同時に、そこからわたしたちはほぼ進化してなかったことに気づく。先人たちの警告は埋もれたまま、科学に取り残されたのはわたしたちだった。3月17日、制御不能な一号機に空から水を投下するヘリの姿、あの心もとなさ、虚しさ、滑稽さ、が全てを物語っていた。あのヘリをみて愕然としたのは、わたしだけじゃないんじゃないかな。

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 今、わたしたちの住む世界では、トンでもないことが起こっている。福島出身の音楽家の大友良英さんが、福島の状況について、「人類に課せられた文化の生き残りをかけた挑戦」みたいなことを言われていた。それはとても大きな言葉だけれど、福島/FUKUSHIMAだけのことではなくて、それに近しいことは小さくわたしの生活にも起こっているように思う。3.11が全てのきっかけというのはなんだかシャクだけど、実際、あの日以降、自分の物差しはやっぱり変化した。

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 わたしの歩く道、触る土、食べる植物、血となる肉、いつか生まれ来る(といいなと思っている)わたしの子ども。愛しい人ら、とその子どもたち、誰かと誰かの子どもたち、そこらへんの犬、あっちの猫、野山の植物、海の生きもの、わたしに深く関わる人やモノやことが、みんな元気でいてほしい。くだらないことで笑えるくらい、朗らかでいてほしい。そんな単純なことが、わたしがわたしの範囲で「生きる」ことに課せられた挑戦なんだって思えた。 、、で、こんな単純なことをここに書くのに、すごく時間がかかった。あまりに単純すぎて。けど、そういうことだって思った。

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 このアトミックラウンジ、展示はオープン・ソースとして、入場無料、写真撮影可、ユースト可です。各個人の解釈のもと、それぞれお持ちのメディアに自由に勝手に流していただければ嬉しいです。資料は持ち出しできませんが、資料を観て、聴いて、やるせない気持ちになったり、こんな表現があるのかと発見したり、今と状況そっくりじゃん!と憤ったり、etc..やいのやいのと反応してもらえばと思います。その反応が、今のこのトンでもない状況に対峙するエネルギーや、糧になってくれることを期待して、「路地と人」、そしてわたし個人として、「アトミックラウンジ」に協力してます。

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 それでもって、このアトミックラウンジ、展示そのものも巡回可能です。路地と人のスペースは約4.5坪、決して広くないスペースですが、これだけのものを展示できます。場所によって、その質も変化していくと思います。よければどなたか、ラウンジしてみませんか?サーカスキャラバンよろしく、駆け巡ります。そして、このアトミックラウンジ自体が、早く過去の「アーカイヴ」となる時が来ることを願いつつ、この展示が巡回することを希望してます。

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 未来が0から始まったばかりの日によせて。

[テキスト] 原田企画「ぼくらの未来は0から始まる」2011年5月22日より抜粋
http://www.geocities.jp/harada_kikaku/letter_h.htm
[写真] Kai-Wai 散策「アトミックラウンジ」2011年5月26日より転載
http://kai-wai.jp/2011/05/post-1555.html

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[追記] 
(1) なにしろ、あれほど大きな地震の後だったので、移動すると同時に、地に足をつけたいと思い、古書の町・神保町という場所にちなんで、本や雑誌、漫画や絵本を中心としたサイトスペシフィックなアーカイヴ展示にしました。「古書店街」という地の利を活かして、日々、展示品がどんどん増えてゆきました。

(2) いま・この瞬間も、依然としてリアルタイムで続いている混乱と不安の中で、ものごとを筋道だてて「考える」のは、なかなかむずかしいことですが、「思い出す」ことなら誰でもできます。だからアーカイヴにしたのです。まずは「考える」ことよりも、「思い出す」ということにアクセントを置いたのです。このやりかたは小沢(健二)くんから教えてもらいました。

(3) 原発事故は、これから長期間にわたって、社会全体をまきこんでしまう問題なので、マスメディアに登場する専門家や著名な作家ばかりでなく、陽のあたらない作家、メインストリームの外にいる表現者、サブカルチャーの人、ストリートの人、無名の人たち、そうした人たちのさまざまな表現やことばを幅広くとりあげようと思いました。だから作家性は消しました。トークやレクチャーもやりませんでした。全員が「当事者」なので、「代弁者」や「解説者」はいらないのです。「ノーモア・ヒーロー、自分でやれ」。これがパンクの基本です。

(4) 神保町からだと半蔵門線で一本なので、同じ時期に開催されてたChim↑Pomの展示は、最終日にみてきました。ブログにも書きましたが、「リアル」だと思いました。これが「同時代の芸術」としての、「現代美術」だと思いました。それをリアルタイムに目撃できてよかったです。

(5) この展示をひとことでいえば、「社会彫刻」です。そしてこの展示は、まだ・はじまりにしかすぎないのです。(2011年5月29日 監修者談)
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by illcommonz | 2011-05-29 02:16
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