「ゲルニカ(Guernika)は、スペインの画家パブロ・ピカソがスペイン内戦中に空爆を受けた町ゲルニカを主題に描いた絵画。スペイン内戦の最中の1937年4月26日、スペイン北部・バスク州の小都市ゲルニカがフランコ将軍を支援するナチスによって空爆を受けた。滞在中のパリでこの報を聞いたピカソは、急遽ゲルニカを主題にこの作品に取り組み、6月4日には完成させる。作品は縦3.5m、横7.8mの大作である。キャンバスに工業用絵具ペンキによって描かれたため、大作にしては短時間(1ヶ月弱)で描ききれたのである。当時の絵画としては珍しくモノクロームで描かれている。あえて血の色を見せなかったことが格別の効果を与えている。抱き泣き叫ぶ母親、天に救いを求める人、狂ったようにいななく馬などが戦争の悲惨さを訴えている。なお兵士、動物以外の人物はすべて女として描かれている。」(wikipediaより)
ピカソは38日間で「ゲルニカ」を描きあげた。3.11からすでに100日以上が経過したが、いま・そこにあるこの国の「ゲルニカ」を描いてみせてくれる現代美術家はまだいない。いまはむしろ「日刊ゲンダイ」の紙面が、いま・そこにあるこの国の政治の悲惨さを、くそリアルに描いてみせてくれてるような気がする。狂気、破滅、地獄、無能、亡国、末期、不毛、失態、ズル、ウソ、ペテン、サル芝居....そして、いまや政治家たちは「大バカ」「バカ丸出し」の人物として忠実に描かれている。
▼「今日のゲルニカ/日刊ゲンダイ美術」
(2011年 ミクストメディア サイズ可変)