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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼「社会運動嫌悪症」
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▼「抗議行動をこうみる」 朝日新聞 2012年7月21日

 この紙面をみると、まるで草間弥生が、わたしは「抗議運動をこうみる」と、コメントしてるようにみえるが、残念ながら、そうではなく(その方がずっとおもしろかったはずだが)、昨晩の首相官邸前周辺抗議のとき、朝日新聞の取材にこたえて話したことが、「デモ嫌悪 薄れた」という見出しの記事になってた(もうひとつの「社会像、代案を」という見出しは、社会学者・関沼博の談話についてのもの)。
 記事のなかにある「社会運動嫌悪症」というのは、自分が勝手に「アクティヴィズム・フォビア」と名づけたものを日本語に置き換えたもので、戦後の日本の政治と、マスメディア(←ここが大事)、そして、団塊世代の語り(昔ばなしや言い伝え)などによって、ある時期から文化的に形成され、たえず更新され、日本人の無意識のなかに植えつけられてきた、「アクティヴィズム・フォビア」が、3.11以後のデモの拡大で、すこしづつ弱まってきているようにみえる、というような話をした。大事なところが省かれた、しかも短い記事なので、「アクティヴィズム・フォビア」については、こちらをどうぞ。

▼イルコモンズ「このくにのデモをめぐる言質の変化について」(草稿)
http://illcomm.exblog.jp/15119055/
▼「異文化」としてのアクティヴィズム
http://illcomm.exblog.jp/15921153/
▼[エジプト革命] にっぽんの民放テレビ
http://illcomm.exblog.jp/12794612/
▼アームチェア人智学日記「日本における運動恐怖症候群:イルコモンズさんの講演と"Nuclear-activists"の映画」http://d.hatena.ne.jp/longtonelongtone/20120128/1327709467

 あと、去年の暮れに、松本(哉)くんと一緒にやった講演が、「無料視聴」できるようになったそうなので、こちらもどうぞ。

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マガ9学校「松本哉×イルコモンズ 「デモから振り返る2011年 日本と世界
~とんでもない時代の幕開け!」


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[追記] 今日はめずらしく朝日新聞がジャーナリズムらしい報道をしていた。

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「線量計に鉛板、東電下請けが指示 原発作業で被曝偽装」
 「東京電力が発注した福島第一原発の復旧工事で、下請け会社の役員が昨年12月、厚さ数ミリの鉛のカバーで放射線の線量計を覆うよう作業員に指示していたことがわかった。法令で上限が決まっている作業員の被曝(ひばく)線量を少なく見せかける偽装工作とみられる。朝日新聞の取材に、複数の作業員が鉛カバーを装着して作業したことを認めた。役員は指示したことも装着したことも否定している。厚生労働省は、労働安全衛生法に違反する疑いがあるとして調査を始めた。朝日新聞は、福島県の中堅建設会社である下請け会社「ビルドアップ」の役員(54)が偽装工作したことを示す録音記録を入手した。昨年12月2日夜、作業員の宿舎だった福島県いわき市の旅館で、役員とのやりとりを作業員が携帯電話で録音していた。 役員はその前日、作業チーム約10人に対し、胸ポケットに入るほどの大きさの線量計「APD」を鉛カバーで覆うよう指示した。だが3人が拒んだため、2日夜に会社側3人と話し合いがもたれた。役員は録音内容を否定するが、この場にいた複数の作業員が事実関係を認めている。 」(朝日新聞 2012年7月21日)

 一方、今日の産経新聞は、恥ずかしげもなく、こんなひどい社説を載せていた。

 「いまどきのおしゃれな文化人になるためにはどうすればいいのだろうか。若いときに電気をふんだんに使ったコンサートをやって人気者になり、ニューヨークの高級マンションに住む。もちろん税金は大好きな米国に払って日本には払わない。
 ▼菜食主義を一度は試し、電気自動車のコマーシャルに出る。還暦を過ぎれば流行の「反原発デモ」の先頭に立って、アジ演説をぶって拍手喝采される。目立ちたいのは文化人の業だが、もう少し本業に専念しては、と望むのは古くからのファンのないものねだりだ。
 ▼いままで書いてきたのは架空の人物の話。ただ、ミュージシャンの坂本龍一さん(60)が、16日に17万人集まったと称する(実際は7万5千人程度だったが)反原発集会での演説は、おしゃれな文化人そのものだった。
 ▼彼は、「たかが電気のために、この美しい日本の未来である子供の命を危険にさらすべきではない」とのたまった。確かに、たかが電気である。命には代えられない、と思わずうなずきたくなる甘いささやきではあるが、「たかが電気」がどれだけ多くの命を救ってきたことか。
 ▼東日本大震災でも17年前の阪神大震災でも真っ暗だった被災地に明かりが蘇(よみがえ)ったとき、どれだけの人々が感涙にむせんだことか。大震災直後の昨年春、たかが数時間の計画停電で、病院に影響が及び、どれだけの病人が困ったかを坂本教授は知らないのだろう。
 ▼昨日の首相官邸周辺でのデモには鳩山由紀夫元首相も参加した。原発への恐怖心を利用して騒ぎを大きくしようと画策する左翼団体や金持ち文化人、それに選挙目当ての政治屋どもに踊らされていることに参加者はそろそろ気付かれた方がいい。」
(「産経抄」2012年7月21日)

 こうやってマスメディアは「アクティヴィズム・フォビア」を植えつけてきたわけである。産経新聞と読売新聞の取材だけは、向こう10万年おことわりである。
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by illcommonz | 2012-07-21 19:12
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