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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼たましいのお代
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 「ある日のこと、オーネット・コールマンは、母親にこう云いました。「金や欲にまみれた音楽なんて、もうこりごりだ。商売のための音楽とは手をきって、もっと別の音楽をやりたいんだよ」。すると母親はこうこたえました。「おやおや、一体どういうつもりだい、まさかお前は、お前の「たましいのお代」を払ってほしいとでもいうのかい。お前のたましいに、お代を払ってもらいたいのかい、それがお前の望みなのかい」。
 これがオーネットの母親が彼に告げたことばです。そう、ひとは自分のたましいの代価を、お金などで払ってもらったりしてはならないのです。たましい=ソウル、それこそが、来たるべきもの、それこそが、ひとが耳をすませるべきもの、それこそが、ひとがなすべきこと、そして、書かれるべき音楽なのです。」(ジャック・デリダ「名前を/で演奏する」より抜粋)

 自分もそう思うので、自分のたましいの命じるがまま、たましいのおもむくがままにやったことで、お代をもらいたいと思ったことはない。「原発はいらん」と心の底からそう思うから、毎週金曜に官邸前に行くし、またそう思うからこそ、官邸の中にだって行った。その「代価」は「原発がとまる」ことで、それ以外にはない。ただ問題は、電車賃である。ボブ・マーリーの歌に「My feet is my only carriage. So I've got to push on through (=この脚だけが、自分を運んでくれるただひとつの乗りもの、だからそれをずっと押し続けてきた)」というのがあるが、東京の西のはずれから都心の官邸前まで、ドラムや楽器を持って、たましいをはこぶには、自分の二本の脚だけではとても間に合わず、一時間以上、電車に乗らざるを得ない(ほんとに「生霊をとばせたら、どんなにいいだろう」と何度思ったことか)。年が変わったので、去年のスケジュール帖をめくって、電車代が全部でいくらかかったのだろうか計算してみた。3月29日の最初の官邸前抗議から12月28日の最後の官邸前抗議まで、自分が参加できなかったのは「デモクラシー・ナウ!」の放送に生出演したときと千葉の親戚の法事に出たときの2回なので、全部で36回、その往復の電車賃は50,400円になる。これに経団連前の5回と、自民党前の2回を加えると60,200円である。これ以外に去年、参加したデモは全部で89回で、そのなかには大阪や福井、千葉もあるが、こちらはいくらかかったかおぼえてないし、勘定するつもりもない。腹立たしいのは、官邸前、経団連前、自民党前までの電車賃である。自分が世のなかでいちばんいまいましいと思っているものののところへ誰が好き好んで行きたいだろうか。いや、それよりなにより、そのお金があれば、正月に家に帰省できたのに、とそう考えると、ますます腹が立つ。

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 そういう事情で、今年の正月は家に帰れませんでした。家には帰れませんでしたが、たましいのお代なしでも、ちゃんと生活できてますから、心配しないでください。春になって、学校がやすみになったら帰りますので、どうか待っててください。息子より。
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by illcommonz | 2013-01-03 22:15
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