【アンチヒーロー】(antihero)
「アンチヒーローは、フィクション作品における主人公、または、準主人公の分類のひとつ。典型的なヒーロー(英雄)の型から逸脱しているが、ヒーローと同様に扱われる人物である。 常識的なヒーローの属性、たとえば「正しい人」であったり、「強い人」であったり、「美しい/外見的にカッコいい人」であるなどを部分的あるいは全面的に裏切る主人公、あるいは主要登場人物をアンチヒーローと呼ぶ。」(ウィキペディア)
▼ストロベリー・スイッチブレイド「二人のイエスタディ」
▼Perfume「スパイス」
▼AKB48「ヘビーローテーション」
大妻女子大学の創設者、大妻コタカがもし生きていたら、まちがいなく「恥を知れ」と叱りつけたにちがいないこの二人。おそらく、どの時代の、どの地域の人たちの目からみても、彼女たちの行動はまったくデタラメで、ふしだらで、おろかで、はしたなく、まさにひんしゅくものである。おそらく誰よりも「良妻賢母」という言葉があてはまらない二人。彼女たちは決して「女性の鏡」とはなりえない存在である。でも、だからこそ、「良妻賢母」という理想的な女性像からズレてしまいがちな少女や女性たちからは「もうひとつの女性像」として支持され、いまだ「妻」でもなければ、ましてや「母」でもない「女の子」という自由な存在とその生き方を讃えるシンボルとなってきたのです。