去年の夏、イルコモンズがコメンテーターとして参加した
第二期リノベーション・スタディーズが本になりました。
五十嵐太郎+リノベーションスタディーズ編
「リノベーションの現場 Renovation Studies/On Site」
協働で広げるアイデアとプロジェクト戦略
彰国社 ¥2,730
まっさらな土地に建てる「新築主義」に代わる
リノベーションのさまざまな展開を現場の中に
追う。それは,既存施設を再活性化し、文化的
なストックを蓄積する、建築・都市再生の切り札。
建築を中心に、美術、デザインといった関連分
野を交えながら、リノベーションの実践的領域が
鮮明に浮かび上がる。
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[追記] イルコモンズが参加したのは、横浜のBankArtで開催された回で、
PHスタジオの池田修さんやトリエンナーレのキュレーターの村田真さんたちが
講演を行ったセッションです。イルコモンズは、杉浦久子さんの「居場所をつくる:
サイト・リノベーション」と、彦坂尚嘉さんの「皇居美術館の構想:平和憲法から
芸術憲法へ」についてコメントしてます。
前にも書きましたが、「前衛詩としての
第九条」と「新日本憲法第九条」は、このシンポジウムでの彦坂氏の構想に対する、
どちらかといえば対抗的なコメントがきっかけになって出来てきたものです。あいにく
この本にはそのコメントだけしか載ってませんが、このコメントから思わぬ「アイデアの
協働」と「リノベーション」があったということを、ここに追記として書き添えておきます。