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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼チャンネル3:KLF
▼チャンネル3:KLF_d0017381_8392890.jpgザ・KLFがやらかしたこととその顛末については、
wikipediaや下のドキュメント番組をみれば、
だいたい分かりますが、その批評となると、おそらく
水越(真記)さんが書いた次の紹介文以上のものは
まだ存在しないと思います。

(「以下省略」なしにそのまま引用)


「彼らのヒストリーの紹介者はどこをどう省略したらいいのか分からないくらいには、
それはまだ乱れている。支離滅裂だ。あるときは、おおげさに世界と渡り合い、
次の展開では、いきなり個人的なビジネスに走ったかに見え、USチャートと
限定10枚を行きつ戻りつし、同じ週に百万ポンドと3ポンドに注目を浴びせ、
億万長者になりそれを使い果たし、畑でも街なかでも訴訟され、お金について、
ロックンロールについて、音楽産業や経済問題や世界平和について人々に問い、
答えは出さず…思い出したように記者会見をやってはまた訴えられている。
彼らのヒストリーに爆笑したいま、「笑いぬきの反抗」はとても色あせて見える。
(水越真記「Ha Ha Ha Ha.... I wish I fukin' Knew」より)

..........................................................................................
[イルコモンズ・チャンネル3:KLF] 「著作権解放戦線」戦記 (★=イルコモンズ推奨)

▼チャンネル3:KLF_d0017381_8443119.jpg「質問:愛の時刻はいま何時だ? トランスミックス」」
 (What Time is LOVE? UK ver.)」

「質問:愛の時刻はいま何時だ? 英国版」
 (What Time is LOVE? UK ver.)」

「永遠の午前3時」(3 AM Eternal)」

映画「ザ・ホワイト・ルーム」(The White Room)」
*44分41秒ありますので、時間があるときにどうぞ。

「ドキュメント・ザ・KLF」(The Documentary)」★
*こちらは4分25秒で、現代美術業界を呆れさせた
 (大半は無視した)K-FOUNDATIONの活動まで網羅
 してあります。


「タイムロード号ライヴ 「ドクターWHO」」(The Dr.Who Theme)
*こどもたちの大好きなBBSのTV番組「ドクターWHO」の主題歌

「1992年度 英国音楽賞授賞式 襲撃事件」」
 (The KLF & Extreme Noise Terror at the Brit Awards 1992)
*最後の発砲シーンは放送されず、ここでもカットされてます。

「北に追われる者はいつも過酷だ」
 (It's Grim Up North)」★
「質問:アメリカよ、お前の愛の時刻は何時だ?」
 (America: What Time Is Love?)★

*最後はなんだか妙にしみじみとします。それだけに、
 このユートピア的想像力が妙に輝いてみえる。
 ↓
▼「古代社会、この義しきもの」」(Justified and Ancient)★

電気グルーヴ以上に、一体どこまで本気で、どこから冗談なのか、そして、
これを見て泣けばいいのか笑えばいいのか全くわからないKLFですが
(「どこが?」と思われた方は、このサイトにある年譜(日本語)をご覧ください)、
なにをかくそう、イルコモンズは、JLGやEBNよりもむしろ、KLFの手口や
目線にシンパシーと可能性を感じています。まず、構成メンバーに"黒人"と
"女たち"がいること、これがひとつ。次に、"動物"と貨幣経済への目配りと
実践があること。そしてなにより、バカ笑いできて、しかも踊れるということ
(たとえばURは、ジュリアナではかからなかったけど、KLFはJ・ロビンソンが
ヘヴィローテーションでフロアにデリバリーしたという、この史実は重要)。
さらには、こどもたちが見てもおもしろいこと、というのがそれで、これからの
レジスタンスには、これらが重要(というか、いつの時代もそれが一番大切
なのにいつもそれを忘れてる)だと思い、水越さんの次の批評に同意します。

「ザ・KLFは、ただのポップカルチャーのままで「反抗」を成立させ、それを様式化
させることさえしなかったという意味で、とても純粋なポップカルチャーだったの
ではないか。【ここからが大切→】 しかも(微笑みではなく)バカ笑いをやめない
ことが政治性をもってしまうのだということを何度でも私に思い出させてくれる。
日本の兵士たちが戦場に送られてからというもの、私にとって、そのことはとても
大切な事実になった。そのバカ笑いは戦争の影も見えないうちから響きわたって
いなければならない (だって戦争が始まってから始まるバカ笑いなんて単なる
悪趣味だと思うんですよね)。過剰に、はた迷惑に、生きていることと同義のように
当たり前に。」
 (水越真記「同上」より)

ということで、いつ「有事」になっても、すぐに戦争を笑いのめすことができるように、
いまのうちからバカ笑いのリハーサルをくりかえし、いつでもすぐ動きだせる反射
神経と運動センスを養うためにも、いまここで、もういちど、KLFをみておくのは、
よいと思います。そして今度こそ、何かが起きてしまったとき、それに後から、
「反対するデモ」ではなく、何かが起きる前に、先まわりして別の何かに猛烈に
「賛成するデモ(のようなもの)」が現われてくるといいなと思ってます。それが
本当の「前衛」ということだと思うので。

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▼チャンネル3:KLF_d0017381_933661.jpg[追記] JLG、EBN、KLF、と"3文字"つながりできたので、
最後にSRLも追加しておきます。

▼「LAの兵役管理者たちとその危険な曲がり角」
(Dangerous Curves LA Sneaky Soldier Controllers)
▼「SRLサーカス」(SRL show)


テポドンをめぐって政府が大騒ぎし、イスラエルがレバノンを爆撃している、いま、
SRLのサーカスから学ぶことは、軍事テクノロジーをもてあそび、そのとりこに
なってる者たちと、そのサル芝居をあかるみにするような表現じゃないかと思います。

▼「V1型兵器」(1)(2)(v1)
▼「火炎放射器」(flame thrower)
▼「ドキュメントSRL」(SRL Survival Research Labs)
▼「SRLサーカス2006」(Setting up for SRL LA2006 Show)
by illcommonz | 2006-07-15 09:00
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