はじめに、ふた、ありき
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【緊急のおしらせ】
8月4日の「戦後?アンデパンダン-日常の回復」の 「イルコモンズの平和授業(最終回)」で、ゴダールの 「アワーミュージック講義」で演った「アザーミュージ ック・ポエトリーリーディング」を「アザー・ミュージック・ ワンスモア・フォー・レバノン」として緊急再演します。 朗読するのは、パレスチナの抵抗詩人マフムート・ ダルウィーシュの次の詩です。 「世界がだんだんとじてゆく」 ("The Earth is Closing on Us") (原詩:マフムート・ダルウィーシュ 訳:イルコモンズ) 世界がすみっこの方からだんだんとじてきて ぼくらを最後の小さな道に追いつめてゆく ぼくらはなんとかそこを通りぬけようと 自分の手足までもぎとったというのに それでも大地はぼくらを押しつぶそうとする いっそのことぼくらが麦だったらよかったのに そしたら死んでもまた生きかえることができるから でなければ、大地がぼくらの母さんだったらよかったのに そしたらきっとやさしくしてくれるだろうから あるいは、ぼくらが石の壁に描かれた絵だったなら、 鏡に映しとって夢のなかに連れてゆけるのに ぼくらは泣いた あの子どもたちの祭りの日のことを思い出して ぼくらは見た 最後に残された土地のひらいた窓から 子どもたちを外にほうりなげた者たちの顔を ぼくらの星はその顔に鏡をつきつけるだろう ぼくらが世界の果てにたどりついたとき その先ぼくらはどこへ行けばよいのだろう? そして最後の空がつきはてたとき 鳥たちはどこを飛べばよいのだろう? 草木が最後の息を吐ききったとき どこで眠りにつけばよいのだろう? ぼくらはわずかな血で ぼくらの名前を記すだろう ぼくらはこの翼をもぎとり、 ぼくらの肉がうたう歌をききながら ついに死んでゆくだろう この最後に残された小さな道の上で そう ここで この場所で ぼくらが流した血のうえに ここからもあそこからも オリーブの樹がなるだろう (妹が生まれるよ) .......................................................................................... 今回この詩を朗読していただくのは、飴屋法水「バ ング ント」展の ファシリテーターで、飴屋さんのパートナーでもあるコロスケさんです。 お子さんの出産を2ヵ月後にひかえたコロスケさんに特にお願いして、 この詩をよんでいただくことになりました。映像も今回の再演のために もういっぺん再編集するつもりです。なお、授業の開始時刻は19:15 頃で、コロスケさんのポエトリーリーディングは20:05頃の予定です。 また、昨年の授業の最後にお話したように、今年は花森安治の詩の 朗読は行いませんが(「実写版「アドルノにきく」未公開映像」参照)。 そのかわりに「あたらしい憲法の話」のラジオ朗読をおこないます。 それ以外の内容は未定で、当日のレバノン情勢に応じて決めます。
by illcommonz
| 2006-08-01 04:13
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