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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼死体置き場で眠り、軍鶏の肉を食らう
d0017381_1746289.jpg昔から「学者と絵描きには嫁をやるな」
といわれ、学者と芸術家は、今も昔も
だいたい貧乏ですが、イルコモンズは
その両方の"なりそこね"なので、
ほとんどダブルスコアに近い圧倒的
大差で、貧乏です。ちなみに今どきの
「格差社会」では、月収が年齢を下回ると
「下流」なのだそうですが、イルコモンズ
なんて、全員の月収をかき集めても、
年齢の半分にも満たないので、
あっはっはーのはーの大貧民です。
ということで、お金に縁のない、そして、
お金にならない仕事の多い(今回も赤字)
イルコモンズがいつも旅先で泊まるのは、

日本にやって来た口の悪いガイジンさんたちがよく、ジャパニーズ・ビジネスマンの
「コフィン・ルーム=棺桶部屋」とか「モルグ=死体置き場」と呼ぶカプセルホテルです。

大阪の梅田にはイルコモンズが常宿にしているカプセルホテルがあり、今回もそこ
泊まりました。一泊2,700円で、600円を払うとサウナ&バスがついてきます。そこは、
日本で最初のカプセルホテルで、セル状に連結されたカプセル・ルームのコンセプトと
基本デザインは、建築家の黒川(記章)さんによるものです。建てられたのは、大阪
万博の後で、築30年を超える物件です。アスベスト問題などで、つい先ごろ、取り壊し
が決まった中銀カプセルタワーや、心斎橋のソニータワー、国立民族学博物館などと
ほぼ同じ頃に建てられたメタボリズム建築ですが、同じ公共建築物でも、こちらは、
ゴリゴリの商業的宿泊施設で、しかもそれは、生き馬の目をぬく梅田の歓楽街の
どまんなかにあり、その界隈はカプセル&サウナの激戦区でもあるので、それだけに
リノベーションとメンテナンスがきちんと行き届いてて、今なお現役で、誰でも
(ただし男性のみ)、安価で気軽に利用できる公共の宿泊施設として機能してます。
イルコモンズも、かれこれ15年近く愛用してますが、いつ行っても清潔で、機能的で、
サービスも豊富。特にサウナ&バスは、メタボリズム的な増殖をくりかえしています
(名物はライヴカメラつきのプールとペントハウスの露天風呂)。そして写真のように、
カプセルルームには、他のカプセルホテルにはみられない、レトロフューチャーで、
ゴージャスな黒川デザインのテイストが刻印されています。カプセル内にビルドイン
されたテレビやエアシューター、コントロールパネルは、中銀カプセルタワーのそれを
彷彿させるつくりになってますので、中銀カプセルを体験しそこねた万博世代の方は、
ぜひ梅田で2,700円払って、死産した21世紀のあかるい未来の夢をどうぞ。

d0017381_19395752.jpgそれと、もうひとつ、この梅田のカプセルに泊まる
たのしみは、そこから歩いて3分くらいの
ところにある鶏料理の店「軍鶏本店」で、
同じ「軍鶏」でも、本店のこの店にしかない
「地鶏もも串ガーリック焼き(300円)」は
絶品です。このおいしさは説明不可能。
「とにかく、食べてみよ、そして、驚け。
これが、鶏だ!」というより他ない旨さです。

「宮崎直送の鶏肉」というので、たぶん日向鶏だと思いますが、本場の宮崎でも
こんなものは食べたことないです。インドやアラブにも旨い鶏料理は山ほどあり
ますが、インド人もアラブ人も納得の旨さだと思います。カーネル・サンダース
秘伝の27種類のスパイスなど「こどもだましにすぎない」と鼻で吹きとばすような
豪快な旨さです。昔、道場六三郎が「料理とは素材を迷わず成仏させることだ」
と云ってましたが、これなら食べられる鶏たちだって、死んでも本望、迷わずに
成仏できる旨さです。口にほおばると、人間の肉食の業(ごう)と同時に、よろこび
を感じ、つぶされた鶏たちの冥福を祈りたくなる旨さです。(それにひきかえ、
ケッタッキーフライドチキンにされる鶏たちは気の毒だなぁ)。

というわけで、大阪に行くたびに思うのは、梅田のこの「カプセル」に泊まって、
「軍鶏」の肉をたべる程度にお金があれば、それで十分だなぁということですが、
しかしイルコモンズも人の子、それなりに齢をとって、だんだん体がいうことを
きかなくなってきたので、できればあともうすこし日銭をかせげるようになって、
お風呂の後に「健康マッサージ」したいなぁ、と思ったのが今回の出張でした。

d0017381_20153198.jpg仕事柄もともと肩コリがひどく、何年か前に
指圧してもらったときは、「アンタ、こんな体で
よく平気でいられるね、つらくないの?これは、
もうアタシの手に負えないね」と呆れられたほど
重度の肩コリ症で、最近はそのコリが側頭部
に転移してきて、これはたしかにツライ。。。

なのでお風呂のあと、ホテルのラウンジにあった
「スカルプケア・マッサージ(120分) 21,800円」
(宿泊料の割に高い)という看板をみつけ、「あ~、12分で2,000円だったら、
なんとかなるんだけどなぁ」と、ついつい、遠い目(涙目)になってしまいました。

そういえば、子どもの頃、親戚に偏頭痛もちの叔父さんがいて、よく頭の上に
のってくれと頼まれ、サーカスの玉乗りみたいに頭の上に乗ってあげたもの
でしたが、考えてみれば、その叔父さんよりも幾つか齢が上になったんだなぁ、
誰か頭ふんずけてくれないかなぁ、と思いながら、「衣食住」のギブ&テイクも
大事だけど、晴れ晴れと生きてゆくには、無償の医の交換も必要だなぁ、と
気がついたイルコモンズ。

d0017381_2183424.jpg



あたま、いたいなぁ、、、、
[PR]
by illcommonz | 2006-10-01 20:32
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