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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼ダーウィンの悪夢とマライカ・ブルース
映画宣伝会社のムヴィオラさんから、試写会の招待券をいただいたので、
明日、映画美学校で、この映画をみてきます。
d0017381_2302061.jpg
フーベルト・ザウパー監督 「ダーウィンの悪夢 Darwins's Nightmare」(2004年)
2004年ヴェネチア映画祭ECL賞受賞 (12月から渋谷シネマライズで公開予定)

オリジナル版公式サイト / ▼日本公開版公式サイト

この映画は今からちょうど一年前、この映画が山形国際ドキュメント映画祭で
審査員特別賞を受賞した日に、東京外国語大学で開かれた試写会でみて、
そのときの感想は下のブログに書いてあります。

d0017381_2304766.jpg
「タンザニアン・フライト・メア・ムービー」
「イルコモンズのふた」(05年10月15日)より

ひとことでいうなら、グローバリゼーションがアフリカにもたらしている悪夢と
悲劇の数々がぼくらの食生活と決して無縁ではないことを教えてくれる、
ダーティー・リアリズムのアンチ・グロバーリゼーション・ムービーです。

d0017381_2312429.jpg
今回の一般公開のために「予告篇」も
つくられたようなので、まずはこちらを
どうぞ。

「ダーウィンの悪夢」(予告篇)
(mov) / (wmv)




【注意】
この下に書いてある歌は本篇にもでてきません。イルコモンズの勘違いでした。
詳しくは10月4日のブログ「サイコはイルコモンズだった」をご覧下さい。


ところで、この予告篇にはでてきませんが。本篇のなかで2度ほど流れる歌があります。
せつないトーンのスワヒリ語の歌で、1年前にみたヴァージョンではたしか歌詞の訳が
ついてませんでした。今回の一般公開版でこの歌の歌詞の字幕がつくのかどうか、
気になるので、明日は特にそこをみてきます。ちなみにその歌は「マライカ(Malaika)」
という有名な歌で、次のような歌詞の歌です。こうみえてもイルコモンズはスワヒリ語が
第二外国語なので、イルコモンズ訳を一緒につけて紹介します。

"Malaika" (スワヒリ語)

Malaika nakupenda malaika
Malaika nakupenda malaika
Nami nifanyeje ee
Kijana mwenzio oo
Nashindwa na mali sina ee
Ningekuoa malaika

Kidege nakuwaza kidege
kidege nakuwaza kidege
ningekuoa mama
ningekuoa dada
nashindwa mali sina wee
ningekuoa malaika

Pesa zasumbua roho yangu
pesa zasumbua roho yangu
ningekuoa aa dada
ningekuoa aa mama
nashindwa na mali sina wee
ningekuoa malaika

Malaika nakupenda malaika
Malaika nakupenda malaika


「マライカ」 (イルコモンズ訳)

マライカ、君は僕の天使さ、愛してる。
マライカ、君は僕の天使さ、愛してる。
でも、僕にどうしろっていうんだい。
君の恋人の若い僕には、結婚するお金が
ないんだよ。金のせいでみんなぶちこわしさ。
ああ、僕の天使よ、君と結婚できたら、
どんなにいいだろうね...

キデゲ、君はぼくの小鳥さ、恋してる。
キデゲ、君はぼくの小鳥さ、恋してる。
ねぇ母さん、僕は結婚したかったのです。
ねぇ姉さん、僕は結婚したかったのです。
なのに、お金のせいでみんなぶちこわしです
ああ、僕の天使よ、君と結婚できたら、
どんなにいいだろうね...

金、金、金が、僕のこころを苦しめる。
金、金、金が、僕のこころを苦しめる。
ねぇ母さん、僕は結婚したかったのです。
ねぇ姉さん、僕は結婚したかったのです。
なのにお金のせいでみんなぶちこわしです
ああ、僕の天使よ、君と結婚できたら、
どんなにいいだろうね...

マライカ、君は僕の天使さ、愛してる。
マライカ、君は僕の天使さ、愛してる。


この映画の舞台になっているタンザニアの隣の国、観光立国のケニアでは、
ヨーロッパからきた観光客相手のホテルで「ケニアのトラディショナルなラブ
ソング」として紹介され、ディナーの後のショータイムにたのしげに歌われる
歌ですが、この映画のなかできく「マライカ」は壮絶です。これほど悲しく
ブルージーに響く「マライカ」ははじめてききました。特に3番はすさまじい
ですね。「金がすべてのグローバリゼーションが僕の心を苦しめる」と、
まるでタンザニアの土地がそう歌っているように聞こえます。一般公開され
たら、ぜひこの歌詞を思いだしながら観てみてください。

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[追記] この歌はもともとスワヒリ語のフォークソングだったものを、60年代に
南アフリカのソウルシンガー、ミリアム・マケバが歌ってコンチネンタル・ヒットし、
のちにボニーMもカヴァーしてます。日本ではスワヒリ語の鉄人・和崎洋一が
生前こよなく愛した歌で、ケニア大好きの渡辺真理奈ちゃんもたぶん知ってる
と思うし、小野リサさんもカヴァーしてます。

d0017381_0391770.jpgあと、最近のものでは、こういう
ヴァージョンもあります。
K-G and The band "Malaika"
(2006) Live @ The Social.
Swahili Enteretainment
ほとんど原曲の痕跡をとどめて
いない脱構築的演奏ですが、
これもなかなかいいです。こういう
音楽のグローバリゼーションなら
大歓迎なんですけどね。
[PR]
by illcommonz | 2006-10-03 23:08
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