サンタの来ない街にも、クリスマスソングが流れる
X-マス商戦の季節となり、アドバスターズ恒例、
一年に一度のたのしい「BUY NOTHING DAY」
の日が近づいてきました。この新たな国際的歳末
行事と連動し、来週の「文化人類学解放講座」では、
人類学者がとりくむべき地上最後の野蛮文明であり
最強のカルトである「消費文化」についてお話します。
講義では、ウゴ・グレゴッティの「にわとり」、ジョージ・A・ロメロの「ゾンビ」アクバー&アボット
の「コーポレーション」等の上映のほか、2003年にイギリスで行われた「ノー・ショッピング・
ミッション」の儀式や世界各地での「ホイール・マート」の儀礼などを紹介する予定です。なお、
この講義の目的とするところは、「買うな!」と云うことではなく、「買わずにすめばありがたい」
というパートルビー(←メルヴィルの小説にでてくる人物のことです)的な抵抗力をつけると
同時に、なにも買わずにすませることのできるローセオリーを見つけよう、ということになる
と思います。木曜のおひるですが、お時間のある方はぜひどうぞ。
[参考]
▼マルコム・サンタが街にやってくる(「イルコモンズのふた」の去年の記事より)
▼アナーキーイン・ザ・Xマス (同上)