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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼常識のエイリアン
▼常識のエイリアン_d0017381_1359148.jpg「常識」と(いう語)は本来、
「文化」と同様に、つねに
「複数形」で語られるべき
ものである。ある種の人びと
とっての「常識」は、他の
人びとにとっては「非常識」
であって、その逆もまた真
である。すなわち一方にとっ
てみれば、他方の常識は
「とんでもない常識」であり
得る。人はこれを「常識の
相対主義」と呼ぶ。そして、
複数の異なる「常識」が、
互いに「とんでもないのは、
おたがいさまだ」と承認し
合い共存し合うのが市民
社会である。かたや暴君が
都民の名を騙って「良識」
を規格化し、常識が単数
化され、一方的に横領さ
れるとき、人はそれを、
独裁主義の社会とよぶ。




バカ騒ぎが許されるのは、テレビの中のヴァラエティ番組だけであり、テレビの外では、
テロ対策の名のもとに、「精神の戒厳令」が敷かれている。「笑うな、騒ぐな、立ち止まるな、
戸締り用心、テロ用心」。そんな時代の「市街劇」。そのとき街の常識は確実にノックされた。
少なくとも、高円寺駅南口18時45分発の「関東バス」の運転手がクラクションを鳴らすのも
忘れて立ち往生してしまう程度には。その瞬間、関東バスの運転手は、こう思ったはずだ。
「ここはいつだ?いまはどこだ?」。この日のベイビーQは、街に現れた「常識のエイリアン」
の役を見事に演じきっていたと思う。

[追記] 写真をみると、「ブレード・ランナー」みたいだ。。。
by illcommonz | 2007-04-21 13:39
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