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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼ソルニット役
d0017381_19451576.jpg「この物語はわたしの作品で唯一どんな教訓か判明しているものだ。驚くような教訓ではない。わたしは不意にこう悟ったに過ぎない。「われわれが演じているものこそ、われわれにほかならない。だから何かを演じる時は、よほど注意しないといけない」(中略) この話からもうひとつ明快な教訓を得るとすればこうなる。「死ぬときは死ぬ」。そしてまだ、思いつくとすればこうだ。「できるときに愛すること。それがなにより。」。
(カート・ヴォネガット「母なる夜」より)

たとえイルコモンズが93歳まで生きたところで、ヴォネガットのような役を演じることなどできそうにもないので、ある別の役どころを考えてみた。例えば、こういう役。

d0017381_19473053.gifDAVID SOLNIT is an arts organizer and puppeteer who uses culture, art, giant puppets and theater in mass mobilizations, popular education and as an organizing tool. He has worked with farmworker, union, environmental justice, immigrant rights, anti-war, and human rights groups and is the author of Globalize Liberation and co-author of Army of None.

「デビッド・ソルニットは、シアトルでのWTO抗議の指導者のひとりで、何年も前から名前は耳にしていた。彼が主催する「アートと革命」のワークショップに参加した若いアクティヴィストたちは、敬愛の念をこめて彼のことをよく話していた。若者たちは彼から抗議のあたらしいアイデアをたくさんもらった。閉鎖された政府ビルの外でプラカードをふりまわすだけの軍隊式デモ行進にしないためにはどうすればよいか。どうすれば巨大なパペットやパフォーマンスにあふれた「抵抗の祭り」にできるのか。つまり、人が集まったり、花を植えたりできるパブリックスペースをいかに「とりもどし」、自分たちが破壊的だと考える会議を阻止するのか。彼のやり方は「だまって行動で示す」理論である。何に反対かを「叫ぶ」だけでは、人々の考えを変えることはできない。自分の理想を身をもって示すために仲間をつのり、イベントを自ら企画することではじめて他人の考えを変えることができるのだ。(中略) ソルニットはウィンザーの刑務所に収監され、四日間勾留された。このティーチインの翌日、ソルニットはウィンザー大学で、パペットづくりのワークショップを開いた。その翌日には、米州機構への大きな抗議デモが予定されていた。彼はパペットを使った革命を説いている。人形を使えば、警察の動きもバカバカしい茶番のように見せることができるからだ。当局が彼を危険人物と見るのはただしいが、それは彼が他人の安全や財産を脅かすからではない。彼のメッセージはつねに非暴力的だが、それは非常に強力なのだ。(中略)ソルニットは米州機構の会議が終わるまで拘束されたが、彼のアイデアはウィンザー中にひろまった。プロがつくり商品として消費者が買うだけだったアートが街中にあふれていたのだ。アクティヴィストたちは無料の輸送システムまでつくった。ブルーバイク部隊である。古い自転車を修理してペンキを塗り、抗議に集まった人たちが自由に使えるようにした。コミュニケーションの理論家ニール・ポストマンは、かつてこう書いた。「教える」ことは、一種の「破壊活動」である、と。教えることで、若者たちが自分のDIY能力とクリエイティヴな力に気づいたら、これは本当に破壊的な力となる。しかし、それは犯罪行為ではないのだ。幸いなことに、どうやらまだ自由貿易の対象商品になってないものが残っていたようだ。それは私たちに力を与えてくれる「アイデア」である」(ナオミ・クライン「先制逮捕」より)

というわけで、驚くような役ではない。ただ不意に、そう思ったにすぎない。しかし、こういう役を演じるときは、よほど注意しなければいけない。特に今年は。来年、和歌山に行くかどうかは別にしても。
d0017381_22251151.jpg
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by illcommonz | 2007-09-04 19:49
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