明日のクランクアップにむけ、
映画「素人の乱」の
最後のしあげの
おてつだい中。
夜が明け、
そして、また
陽が暮れた....
....ということで、途中からドクター・トラメガもかけつけ、ついに今、ファイナル。
映画「素人の乱」の完成に立ち会う。最後のしあげには、28時間かかったが、
映画の編集なんてそんなもの。それが映画だ、そうでなきゃ、映画じゃない。
なにしろ1年半かけて撮影された映画なので、そのくらいかかってあたりまえ。
監督・撮影・編集の中村さん、おつかれさまでした。これはどこに出しても
はずかしくない、というか、とんでもなく、いい映画だと思います。「革命後の
世界を革命の前に先につくってみせてしまった」、まさに文字通りの意味での
「前衛的」社会運動「高円寺一揆」の唯一無二のドキュメントだと思います。
産婆のような気分でこの映画の完成に立会いながら、そこで思ったことは、
この映画の出現によって、「戦争においては、勝っているときだけ映像を持つ
ことができるのである。敗者は映像を持つことができない」という大島渚の
テーゼが完全に覆されてしまった、ということで、これは革命以前の世界での
選挙戦の敗北(落選)者たちの、勝利(当選)をこえた革命的なバカ騒ぎと
創造に満ちた反乱の祭りを克明に記録した稀有の記録映像だと思います。
下北沢と博多での上映試写会のときに話した、「この試写版をみても、
それはこの映画を観たということにはならないし、それどころか観たとすら
言えない」というのが、実は大げさな話ではなく、本当のことだったということが
わかると思いますので、試写版を見た方も、明日とあさっての公式上映を
ぜひみにきてください。明日からが、本当の革命後、、、ん、、、ではなく、
完成後の映画のはじまりです。ということで、「動きが活発な人」という意味での
「アクティヴィスト」であるイルコモンズもさすがに今日はくたびてるようなので
(最後に布団で寝たのは水曜日だっけ)、あとの話は上映会で。明日は
とうきょうぶっくふぇあのわーくしょっぷでみしんをふ、。、l;*#c