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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼「ガザに暮らす恐怖」と、日本にいて、しないことで、できることのリスト
「三浦和義逮捕」のニュースばかりで、マスメディアはろくに報道しないが、いま、ガザではイスラエル軍によるパレスチナ地区の爆撃が続いていて、大勢の子どもたちが殺されている。数日前のBBCニュースは、今回の爆撃での死傷者は、「2000年以来、最悪の状況」と報じ、イスラエルの国防副大臣が口にした「ホロコースト」ということばを引用していたが、今日のニュースでは、現在のパレスチナは「人が人として人間らしく暮らせる環境としては1967年のイスラエル侵攻以来、最悪の事態に陥っている」というアムネスティーのレポートを報じている。

▼Gaza conditions 'at 40-year low'
http://news.bbc.co.uk/2/hi/middle_east/7280026.stm

d0017381_2247478.jpgd0017381_22503876.jpg
[イスラエル軍によるガザの爆撃を伝えるニュース]
▼[YouTube]Palestinian Holocaust March 2008 Press TV
http://www.youtube.com/watch?v=mJvhZq9v4uo

▼[YouTube] Hamas cynically provoking a holocaust in Gaza
(BBC 1 March 2008)
http://www.youtube.com/watch?v=GfiKslocLBs

▼[YouTube] Gaza conflict escalates
http://www.youtube.com/watch?v=zJvGpCpnZlU

d0017381_22541453.jpg左の写真はBBCのサイトにある2枚の写真を並べたもので、もし子どもの自分がこんな目にあったら、どんなことを考えるだろうと想像してみたが、うまく想像できなかった。たぶん気が動転してものを考えるどころではないだろうが、もちろん子どもだって考えるし、ましてや大人ならもっと考える。爆撃の中で人はどんなことを考えるのか、下の文章はそれを教えてくれる。
..........................................................
▼「ガザに暮らす恐怖:私は起きていたかった。
自分が死ぬことを意識するため、そして、
誰に殺されるのかを意識するため」

「長い、厳しい一日だった。ガザ市とガザ北部の現場で、写真を撮り、記事を書いていた。水曜日(2月27日)のジャバリヤでサッカーをしていた子どもたちに加えられた爆撃を生き延びた二人の子どもと会った。皆さんもご存じだと思うが、他の4人は殺された。生き残った子どもの一人は、砲弾により足の肉がすべて失われ、体中に火傷を負っていた。これまで見た中で最も恐ろしい光景だったが、ほかにもたくさんの恐ろしい光景を目にした。今日一日だけで、35人が殺され、殺人は続いており、180人が怪我をした。犠牲者の多くは女性と子どもだった。病院は、献血と救急車の燃料を求めるアピールを出した。少年の一人に、水曜日の午後、何が起きたのか詳しく教えてくれるようお願いした。9歳になるその少年は、泣きながら、従兄弟の頭が体から離れて遠くに転がり、手も足もばらばらになっていたこと、サッカーをしていたところから離れたところに飛び散ったことを教えてくれた。少年の母親が、少年が病院に連れてこられたとき、電気が止まっていたと語った。

d0017381_2111343.jpg少年は、話しをしているあいだ中、ずっと泣いていた。心の痛みに加えて、その涙が彼を痛めつけていた。というのも、彼は目の回りも火傷していたから。母親がシーツを持ち上げて負傷した少年の足を見せてくれた。肉がそげ落ち、骨しか見えなかった。少年が意識を保っていられることが信じられなかったが、その意識が激痛と激しい苦しみで一杯だということはわかった。私自身の心と頭も、その苦痛を感じとった。

母親との話の中で、彼女は、子どもたちを避難させなくてはならなくなったと言った。子どもたちが遊んでいた地区はもはや安全ではないから、と。サッカーをしていた少年たちは、6歳から14歳だった。生き残った二人は、ジャバリヤの自宅前でサッカーをしていたとき、イスラエルのミサイルが自分たちを襲ったと述べた。

ようやく私が家にたどり着いたのは、数時間ほど前のことである。家に帰るために交通手段を長いこと待たなくてはならなかったから。ようやくラファに戻ることができたあと、私は倒れ込んで1時間ほど眠った。けれども眠りは妨げられた。F-16の爆撃におびえて目覚めたのだった(F-16の爆撃だというのはあとになって知った)。ベッドから飛び出して暗い家の中を横切ったとき、家族が誰も家にいなかったので、靴を履かずに道に飛び出した。人々は路上に出て、青年たちが走り回っていた。何が何だかわからなかった。自分でも何をしているのかわからないまま、どこに向かっているかもわからないまま、私も走っていた。家々の窓はほとんど降ろされ、シャッターも閉まっていた。凍り付くような寒さだった。

路上に転がる窓ガラスの破片やがれきで怪我をしなかったのは幸いだった。今、家に戻ってこの記事をラップトップに向かって書いている。猛烈に疲れているが、それでも、もう一度寝直すのはいい考えではないと思った。死ななくてはならないとすると(それを望んではいない)、目覚めた状態で、自分が死ぬことを知っておきたい。そして誰に殺されたかも。寝ているときに死にたくはない。」

ムハンマド・オメール (2008年3月1/2日)
http://www.jca.apc.org/~kmasuoka/places/gaza080301.html
..................................................................

死んでしまえば「誰に殺されたか」ということはもう意味をなさなくなるが、だとしても、せめて、それだけは「知っておきたい」と、きっと自分もそう考えるにちがいないが、大人はまだよい、なぜなら、それを知ることができるからだ。だが、子どもたちはどうだろう?たとえそのとき目を覚ましていたとしても、子どもたちは誰が自分を殺しているのか知ることはできない。特に、まだ幼い子どもや赤ん坊たちはそうで、いま、ガザの爆撃で殺されているのは、そういう子どもたちだ。「F-16」や「ホロコースト」が何のことなのか、もちろん知らず、それどころか、「爆撃」や「戦争」(評論家たちはこの爆撃のことを「低集中度の戦争」と呼んでいる)という言葉さえ知らない(そして、まだ恋をしたこともなければ、映画を観たこともなく、ガザから外に出たことすらない)子どもたちが、突然、空からやってきた恐ろしい轟音と凄まじい痛みのなかで、いったい何が起きているかまったくわけが分からず死んでいくというのは、どういう思いがするのだろうか、それを想像することはできないが、はっきり云えるのは、子どもたちをそんな目にあわせてはいけないということだ。大人なら考えよう。いったい誰がガザの子どもたちをそんな目にあわせているのか、そして誰がそれに支援を与えているのか、と。それを知れば、日本にいても、いや、日本にいるからこそできることはたくさんあるはずだ。たとえ今すぐには効果がないとしても、そして奪われた命はもう二度と戻ってこないとしても、なにもしないでいるよりはずっとましだ。下のリストが教えるように、僕らが過去に、あるいは、この瞬間に、飲んだり食べたり買ったりしているたくさんのものが、まわりまわって、ガザの子どもたちを殺す兵器に化けているのだから。
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「イスラエル支援企業リスト」
「私たちが商品を買うために支払ったお金は、世界のどこかで、誰かを迫害したり殺したりするために役立っているかもしれません。私たちが商品を買うために支払ったお金は、胸クソ悪くなるような人物を儲けさせているかもしれません。私たちが買った商品が生産される過程で、誰かが途方もない悲劇を経験しているかもしれません。私たちは、商品を選ぶことができます。私たちには注意深くお金を使う責任があります。」

[主なイスラエル支援企業]

d0017381_23112430.jpg▼スターバックス・コーヒー
「スターバックスの会長ハワード・シュルツは、イスラエル軍がパレスチナのジェニン、ナブロス、ベツレヘムなどに侵攻し破壊と虐殺を欲しいままにしていた 2002年 4月、シアトルのシナゴーグにおいて、パレスチナ人を非難しイスラエルへの支持を訴えるスピーチを行い、観客からスタンディング・オベーションによる喝采を受けたとのことです。スターバックスの会長ハワード・シュルツは活発なシオニスト (用語解説) です。1998年には、彼のシオニズムへの貢献を讃え " The Jerusalem Fund of Aish HaTorah " から " The Israel 50th Anniversary Tribute Award "(イスラエル50周年記念賛辞賞)が授与され、イスラエル外務省も彼のイスラエルに関するPR活動を賞讃しました。」

d0017381_23114670.jpg▼マクドナルド
「マクドナルド会長兼 CEO の Jack M. Greenberg は、シカゴのアメリカン・イスラエル商工会議所の名誉会長です。またマクドナルドは、 様々な活動や資金援助を通じてイスラエルを支援する " Jewish United Fund "(ユダヤ人基金) 及び、" Jewish Federation "(ユダヤ人協会)の主要な企業パートナーだとのことです。" Jewish United Fund " と " Jewish Federation " は、イスラエル政府がパレスチナ人を追放して略奪した地域を開発するための資金も提供しています。マクドナルドは、アメリカ政府が 2001年のアフガニスタン攻撃時にプロパガンダとして行った、恥知らずな「上空からの食糧ばらまき作戦」( " Humanitarian Daily Ration " 人道的配給)にも参加していたとのことです。」

d0017381_2312981.jpg▼コカ・コーラ
「コカ・コーラ社は、イスラエルに対する様々な形での援助に対して、イスラエル関連団体やイスラエル政府から表彰されています。またコカ・コーラ社は、イスラエル政府がパレスチナ人から略奪した土地に工場を建設する予定です。そこにはすでに、インテルの工場があります。建設予定地の al-Manshiyya 村では、イスラエル政府によって 300軒あった家が全て破壊され 2000人のパレスチナ人が追放されました。コカ・コーラ社の製品は多肢に渡りますが、まず、コカ・コーラが販売されている自動販売機で売られている商品がコカ・コーラ社のものであると判断できます。店頭では商品ラベルを確認すれば判断できます。日本で販売されている代表的な商品としては、コーラ、ファンタ、スプライト、爽健美茶、ジョージア(コーヒー各種)、リアル・ゴールド、アクエリアス、紅茶花伝、Qoo、ミニッツ・メイド(フルーツ・ジュース各種)などがあります。」

d0017381_23123150.jpg▼エスティ・ローダー
「エスティ・ローダーの会長ロナルド・ローダーは、熱烈にして活発なシオニスト活動家 です。彼は、イスラエルによるパレスチナの軍事占領への強硬な支持を広言してきました。また、パレスチナ難民の故郷への帰還も許してはならないとの立場を貫いているとのことです。エスティ・ローダーの関連ブランドには、Clinique(クリニーク:コスメ関連)、DKNY(ダナ・キャラン・ニューヨーク:ファッション関連)、Origins(オリジンズ:コスメ&リラクゼーション関連)、Tommy Hilfiger(トミー・ヒルフィガー:ファッション関連)などがあります。」

d0017381_23125180.jpg▼ネスレ
「ネスレは、その多額の投資がイスラエルへ多大な貢献をしているとして、1998年ネタニヤフ首相(当時)から "Jubilee Award" を授与されました。ネスレの製品は多肢に渡りますが、代表的なものに、Nescafe(ネスカフェ:インスタント・コーヒー)、KitKat(キットカット:チョコレート)、Maggi(マギー:調味料)、Buitoni(ブイトーニ:パスタ&ピザ)、Perrier(ペリエ:ミラネル・ウォーター)、Vittel(ヴィッテル:ミラネル・ウォーター)などがあります。」


d0017381_23131686.jpg▼インテル
「インテルは、最も大きなイスラエル支援企業のひとつです。1999年、インテルはイスラエル政府によって略奪されたパレスチナ人の土地に工場を建設し、そこから大きな利益を得ています。インテルの工場が立つ al-Manshiyya 村では、300軒あった家が全て破壊され 2000人のパレスチナ人が追放されました。Pentium4のロゴマークintel Centrino モバイル・テクノロジのロゴマークIntel は、主にコンピュータの主要なパーツである CPUを生産販売している企業です。製品名は、Pentium(ペンティアム)やCeleron(セレロン)などです。」

d0017381_23135134.jpg▼マイクロソフト
「マイクロソフトが掲げた看板の写真 イスラエル軍によるジェニンへの侵攻と虐殺が行われていた 2002年 4月、マイクロソフトは、イスラエルのテルアビブ付近の高速道路脇に「心からイスラエル国防軍への感謝を捧げます」と書かれた広告を多数掲げました。マイクロソフトは、ブッシュ共和党政権への献金にも励んでいます。その献金額は、並み居る競合を押え、毎年、共和党政権献金企業トップ5に食い込んでいます。2005年10月、マイクロソフトのビル・ゲイツ会長はイスラエルを訪れ、シャロン首相(当時)やオルメルト産業貿易相(現首相)を表敬訪問し、現地マイクロソフトの従業員や財界人と会合を持ちました。また、「イスラエルのハイテク部門は世界市場で重要な役割を果たすだろう」と語り、イスラエルとの協力体制の強化を約束したとのことです。」

d0017381_23141451.jpg▼IBM
「ナチスによるユダヤ人絶滅計画が頓挫して間もなく、1948年にイスラエルが建国を宣言すると、IBMはすかさずイスラエルに進出し、現在に至るまでイスラエルでの事業展開に多大な投資を行っています。IBM の商品は多岐に渡りますが、最も身近な商品はパーソナル・コンピュータでしょう。ほかにも IBM の身近な商品としては、ソフト・ウェアがあります。代表的なものに、「ホームページ・ビルダー」「インターネット翻訳の王様」「デジカメの達人」などがあります。また IBM は、同社のパーソナル・コンピュータに Windows をインストールして販売している一方で、 Mac に使われている CPU ( PowerPC )の製造もしています。」

d0017381_2314372.jpg▼ディズニー
「ディズニーは、"Walt Disneys Millennium exhibition"(ウォルト・ディズニー・ミレニアム博覧会)という催しにおいて、イスラエルの首都をエルサレムとして提示しました。しかし事実としては、エルサレムはイスラエルによって国連安保理決議 194・242・252 を始めとする数々の決議を堂々と無視して 1967年以来 30年以上に渡って不法に占領され続けている土地に過ぎません。イスラエル外務省は、イスラエルの首都を「エルサレム」として提示するというこのアイデアに対して 180万ドルを与えました。これは、エルサレムが占領中の土地であるにも関らず首都であるかのように宣伝して既成事実化しようと目論むイスラエル政府のキャンペーンの一部として行われたものであるとのことです。」


[その他、イスラエルの経済に大いに貢献している主な企業]
ダノン、エヴィアン、ロレアル、サラ・リー、ヘインズ、チャンピオン、ジョンソン&ジョンソ、ワンデー・アキュビュー、リーチ、バンドエイド、ノキア、

【図】 イスラエルの爆撃機の成分分析
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[イスラエル政府の最大のスポンサー]

d0017381_2310560.jpg▼アメリカ合州国政府(ブッシュ政権)
「イスラエル政府の最大のスポンサーはアメリカ合州国政府です。アメリカ政府は、例年30億ドル(2003年までの総額、約1000億ドル)もの膨大な財政援助と惜しみない武器供与によってイスラエル政府が日々パレスチナ人の悲劇を生産するための資金と手段を提供しているばかりでなく、国連などの場で国際社会の批判からイスラエルを保護するという重要な役割も果たしています。「テロとの戦い」において世界をリードしている(ことになっている)アメリカとイスラエルは、1987年、国連総会において「国際テロリズムを予防する手段、テロリズムの背景にある政治経済的要因の研究、テロリズムを定義し、それを民族解放闘争と区別するための会議を開催する」という提案に反対しました。その提案に反対したのは、155ヶ国中アメリカとイスラエルの2ヶ国のみです。」

以上、パレスチナ情報センター編「イスラエル支援企業リスト」より抜粋
(*解説文は2003年時点のもの、商品の画像は最近のものを使って更新)
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[追記1] 
イスラエル国防副大臣の「ホロコースト発言」については、このブログが詳しい。
▼「ショアー(ホロコースト)」という言葉でパレスチナ人を脅す」
「(...) 29日(金)には、イスラエルの国防副大臣であるマタン・ビルナイがイスラエル軍放送で次のようなことを語った。 「カッサムロケット弾がさらに撃ち込まれ、遠くまで着弾するようになれば、パレスチナ人はわが身のうえに大規模なショアー(ホロコースト)を引きよせることになるだろう。というのは、我々は防衛のために全力を使うからだ。」 BBCはこの発言を引き、ナチスによるジェノサイド以外のことに、イスラエルでこの「ショアー」という単語が使われるのは珍しいとした。同僚の大臣たちは、この発言から距離を取り、あるいは、「ショアー」はジェノサイドを意味していない、と火消しに躍起になっている。ナチスによるユダヤ人ジェノサイド後に作られたジュネーブ条約では、ジェノサイドを煽動することも、罰せられるべき犯罪だと規定している。このビルナイ発言だけでなく、大臣のひとり、メイアー・シートリトは、前日の28日に、「イスラエルはガザで動くもの、すべてを武器で撃つべきだ。我々を殺したいと思っている者にあわれみをかけなくてはならないとは思わない」と発言している。イスラエルの指導者たちが暴力を激化させ、ひどい脅しをかけている一方、ハアレツ紙は、64%のイスラエル人が「政府は停戦と捕虜になっているシャリット兵士の解放のために、ハマス政府と直接対話するべきだ」と答えた世論調査を発表した。それによると、右派のリクード党支持者の半分、および、カディマと労働党支持者の大部分がハマスとの直接対話を望んでいて、28%の人々がそれに反対をしているという。」(P-Navi info 「ガザへの地上侵攻の準備はできた」イスラエル軍」より)

[追記2]
「ガザの110万人が食糧支援に依存…アムネスティ報告書」
「アムネスティ・インターナショナルなど8つの国際人権団体が6日発表した報告書によると、パレスチナ自治区ガザの人道状況は、イスラエルによる占領が始まった1967年以降、最悪となった。同報告書によると、ガザでは人口の約4分の3に相当する110万人が、国連などの食糧支援に依存している。電気や燃料の不足で、病院では1日8~12時間の停電が常態化している。失業率は約40%に達し、特に民間部門の労働者は約70%が失職したという。ガザは物資やエネルギーの大半をイスラエルに依存しているが、昨年6月、イスラム原理主義組織ハマスが武力制圧した後、同国は人道物資を除く物流を差し止めた。さらに、先月末には、同国軍が対イスラエル攻撃を続ける武装勢力を掃討する目的でガザ攻撃を強化し、パレスチナ人約120人が死亡。死者の半数近くは一般住民だったとの報告もある。」(2008年3月6日20時27分 読売新聞)

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【重要な追記】
ガザの子どもたちはイスラエル軍による爆撃のまきぞえで「死んで」いるだけでなく、イスラエル兵の銃撃の標的にされて「殺され」ているのだという見方もある。(文中にある「写真」はここには載せないでおく。一度みたらもう十分で、何度も見るのはとても辛いので)

「3/5(水)にもイスラエル軍の一時侵攻があり、ガザで死者が出ている。ロイター通信が撮影して報道したこの写真を見ていただきたいが、犠牲になったのは生後間もない女児で、頭を撃たれて殺されている。写真で、女児の銃撃された頭部を指さしているのはガザの病院関係者で、証言では、そのときイスラエル兵の銃撃を受けて8名の負傷者が運び込まれたと語っている。イスラエル兵がこの乳児の頭に至近距離から銃弾を発射したのは間違いない。2日前から外電の記事を追いかけているが、そういう写真が多い。流れ弾に当たったとか、銃弾で血まみれになってという殺され方ではなく、子供が頭部を狙われて一発で狙撃されている。イスラエル軍がガザの子供を狙って見せしめの処刑をしているのであり、写真が報道を通じてガザの住民に告知され、彼らの憤激と憎悪をかき立てるように、意図的に子供の処刑をやっているのだ。イスラエルの冷血で残忍で狡猾な作戦なのである。殺害された子供の写真を見せ、パレスチナ人の憤怒と復讐心を煽り、忍耐を切れさせ、彼らを報復戦争に駆り立てるように仕向けているのであり、すなわち挑発作戦の一部なのだ。挑発してハマスに攻撃を仕掛けさせ、全面戦争に持ち込むのが目的なのである。イスラエルの現在の言い分としては、ハマスのロケット弾攻撃による被害に対する報復だが、しかし、この報復処刑の様相は、その性格と規模と残酷さにおいて、ナチスがゲットーでユダヤ人に対して行ったものと酷似している。ライスの中東訪問は2日間だけの「和平」を実現した。ハマスをテロリストと断定するブッシュ政権は、ハマスが地上から消滅するか、パレスチナにおける政治的影響力を根絶させるまで妥協をしない方針で、イスラエルのガザ占領作戦に干渉する気配は微塵も見られない。本格的な戦争は避けられない。」(世に倦む日日「イスラエルと靖国神社 - 国連憲章体制と平和憲法体制の鬼胎」より)
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by illcommonz | 2008-03-06 23:30
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