「あの櫻の森の樹の下で見聞きしたことは...」
「決して誰にも語ってはならぬ。」(「茶乃窓ノ記」より)
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櫻の花がすべて散り去った後のまぼろしの茶会。「花より草」の風狂なる花見。
茶は葉より出でて実よりも妖し。まるで木下順二の戯曲か、「日本むかし話」の
ような茶会でした。亭主の厚いもてなしに感謝。番頭たちの細かい気配りに感謝。
一期一会の客人たちにも感謝、あ、そうそう、ペナルティゲームでイルコモンズが
話したことは誰にも内緒ですからね。なにはともあれ、草木の香を存分に満喫した
春の宵でした。