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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼クリスマス粉砕 高円寺サウンドデモ顛末記
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「世界中に定められたどんな記念日なんかより
 あなたが生きている今日はどんなにすばらしいだろう。
 世界中に定められたどんな記念碑なんかより
 あなたが生きている今日はどんなに意味があるだろう」
 (ザ・ブルーハーツ「TRAIN TRAIN」)

 「・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・・
 (イヴ・ドゥリュイテ「BORN SLIPPY」)

 「そして最後に愛がおりてきて、生きてることを感謝したくなる。
 君は本当にすばらしすぎて、まったく目がはなせない」
 (ボーイズ・タウン・ギャング「君の瞳に恋してる」)

以下、抜粋と引用と転載。
...................................................................................

▼「クリスマスより自分の踊りを踊れ」(インテリパンク)
 「今年三回目の素人の乱のサウンドデモ。セカンド・サマー・オブ・ラブのずいぶん変わって土着化した高円寺の流儀が、回数を重ね洗練されてきた感。これがナンセンスだという批判言説より、現実の経済の方が洒落にならず非合理でナンセンスだと馬脚を現した2008年。今年の街遊び納め気分で仕事をサクッと終わらせ高円寺へ。
 警察バスかまぼこ2台が浮かれる高円寺駅前に不粋に横着けされていた。既に「じゃましマンの限界演芸展」で『日本心中』の大浦信行監督が言った通り、撮影スタッフを連れて来ていた。じゃましーのトラメガの饒舌さは、個展から続く芸人的本番モードが入ったままで頼もしい。警官いじりのネタの切れ味は冴え渡って、こちらのモードを談志の高座へ集うそれへ持っていってしまった。松本くんと陽光くんのトラメガの掛け合い漫談も調子良く景気良く弾けまくって滑らない話だった。
 クリスマスという逆境の参加者には貪欲なモチベーションが有り余り、出発前から昂揚としていた。発泡酒は何種類かあり、寒さ紛らわせに呑み比べて出来上がっていた。クリスマスというモノの親しみやすさからか、イシューに対する解釈の自由さが伝わって来た。吊るし上げられたサンタクロース、パロディーでしかない聖歌隊。自分らしいクリスマスの誠実な回答を心に用意して集った、自分の祭をやる意気込みを、そのテンションの高さは現していた。クリスマスに託つけて2008年最後の祭をしようという奴らばかりだったに違いない、物好きな暇人ばっかが少数精鋭100人程だったか虎視眈々意気揚々。
 サウンドトラックも∞+∞=∞セッティングで温めのダンス物やなんかかけて場を解してたいた。車体は紅白幕に「クリスマスはウソだった!」と東スポ冗談調なスローガン。この際、クリスマスの消費主義や恋愛主義以上にクリスマス価値観の同調主義や権威主義をちゃかしてやろう!ってな冗談企画。これが真面目にバカバカしいことに一生懸命になってみるってのか、既に車はお祭の山車だった。
 一発目サクちゃんのDJ。「メトロポリタンミュージアム」でポップで和むスタート。でもやっぱり、シューゲイザーから「Love Your Money」へと雪崩れこんだ。完璧なDJとしてこの高円寺ええじゃないかのスタートを祝福した。何度も歓声をダンサーから勝ち取りながら青梅街道まで進んだのだ!
 今日の最功労者「パンクロッカー労動組合」のメトロノーム村上/ヒマジンKIKUのDJ。杉並署にデモ申に行く途中に職質に合う村上君、彼の純粋なマヌケさが現れてて完全にヤラれた。露骨な社会的排除が非正規労働者には課せられる、正直だけど素直じゃないぜ!Clashは White Riot か Complete Control かなんかで Damned は New Rose。反抗的で実直で真っすぐで由緒正しかった。ハロゥハロゥそっちはどれくらい酷い?「Smells Like Teen Spirit」はロスジェネの国歌の様に鳴り響いた。あとは色々かけてたけどもう騒ぎ過ぎてて忘れた。グランジ世代はプロザックジェネレーション。オルタナは、鬱で死にたくなる新自由主義時代の親よりも豊かにはもう成れないと確定した世代の音楽。
 もう例えばアタリでもギターウルフでもストラッグルでもいいけど、テンション上げ過ぎてキックとノイズしか聴こえない状態の原始的なロックンロールになっていた。アンチノックかDOMがその場に現れたかの様なモッシュ。ガードレールが最前列前の柵に見えてきて、警備の警察もサマソニにいる海兵隊 SP かのような仕事ぶり。駅前南口~青梅街道~環七~高円寺中央通りをコの字に高円寺南二丁目をぐるり一周して最後は内巻きに古着屋の軒先を舐めてスタート地点の高円寺中央公園に帰ってくる。年末の世間では押し迫ってきた気分+クリスマスのちょっと異常な大事な日にしてる感、が合体した空気感を引裂きながらも、街のキャラクターで調和していた。何が鳴っててももう関係なかったのかもしれないってなぐらい、その空気に酔っぱらってしまっていた。そして身体は限界を超えているのにステップは止まらないトランス状態で、好き勝手な歓喜を上げていた。
 やっぱりベタな最良の大味な選曲が、警察や路上の人から見えるサウンドデモには合うのだろうか。DJイルコモンズの必殺連発、 UNDERWORLD「Born Slippy」のremix?でグアッと大衆に突き刺さり蛸踊り、世界一高円寺が似合うアンセム的「TRAIN-TRAIN」でまた音楽的信仰心あるパンクスが大合唱しながらモッシュ、あれは誰のバージョンだ?「君の瞳に恋してる」で死ぬまで踊らされる気分になっちゃってそこら中がミロスガレージになってた。TRAIN-TRAINでは、その価値観の純粋な信者となって、その唄世界と高円寺のこの今の情況とのシンクロに熱くなり、祭に陶酔する踊り子となった。日本シリーズ優勝時のようなビール掛けが、警備と称し取り囲む警察さん達にも振る舞われ、それが一つの様式にまで高まった。ヒロトの声がクリスマスの街中で、高円寺の公園側の古着屋通りに響き回った、聖歌のように愛誦される心情パンクスの人々の元へ。嬉し泣きするに近い感情で、警備と握手しながら公園へ。公園解散後も陽光 松本 お母さん DJ達のダイブのは続くなど、気分は沸騰したまま、幾分か収まるまでは、踊り疲れながらもお互いを讃え合ううちら。
 打ち上げで「高円寺きのこ」の話をした。直接繋がってなかった友人たちが同じく出没していた「これから何かが興りそうだった場所(陽光くん)」場所。今夜はその熟した成果だったのではないだろうか。Yonchome Cafe から眺め下ろされる場所で集団は終電まで呑み語った。」



▼「ハッピーなクリスマス粉砕デモ記」(はーぴーさん)
「集合場所の公園に行くと、イルコモンズさんが、なにやらでっかいパペットを背負っていらっしゃる。見ると、G8サミットでの不当逮捕に対する「不起訴状(とでもいうのかな?)」の拡大したものを胴体(のびのびデモを思い出すとなんか泣けるっす)として、SERPICA NARO(だったかな?)の顔がついてるパペットで、その前の大きな緑色の幕には「東京から、ギリシャとアメリカに連帯をこめて」的な英語が。さすが応答が早い!!しかも黒くて長いチューブをくわえているので、「???」と思ったら、なんとパペットにサンバホイッスルみたいのが取り付けられていて、イルコモンズさんが黒チューブを吹くと笛が鳴るのだった!!なんだこれー!そのうち、どこかに写真が出ると思います。言葉じゃ説明むずかしい!(※今日のデモに来ていた PARCのイルコモ・ゼミの人々は皆カズー持参でした。そう、カズーは持ち歩きたくなるよね!)。
 まあそんなこんなでスタート。1曲目が思いがけず大貫妙子の「メトロポリタン美術館(ミュージアム)」。いきなり呑気&ファンタジー!でも好き!!カズーで一緒に吹いてしまった。あとは元気のいい音楽が盛大に鳴ったり、懐かしい曲とかアニソン(私分からなかった…世代が違うみたいだ)とかも。タンバリンを鳴らしすぎて、帰りに手がすりむけた。最後の最後でイルコモンズさんがパペットを下ろしてDJに。いきなり4つ打ち、UNDERWORLDの「Born Slippy」のイントロのループが鳴り響いてうわーっと盛り上がって、急に今年のフジが蘇った。(UNDERWORLDがトリだった。「Rez」とかやってたなぁ)途端に曲はブルーハーツの「トレイントレイン」!!! 路上大沸騰・大合唱!!! さすが!!!公園に戻ってからも、なぜか滑り台からダイブする若者を下で受け止めてみたり、まだまだ勢い覚めやらず。」

▼「クリスマス粉砕!」高円寺デモ!(ris(A)bellさん)
 「それにしても、高円寺のサウンドデモというのは何だってあそこまで盛り上がるのだろうか?ああなるとデモというよりもお祭りそのものだし、個人的には旗持っていったのが邪魔くさくてしょーがなかった!!今年は色々あったけど、高円寺のデモがシメにこうしてあると気分的に楽になるというか最高ですヽ(´ー`)ノ選曲が派手だったんで怒さんの盛り上がりもすごかったし(笑)デモの最中、警察にネタで「メリー・クリスマス!」とかやったら苦笑いしてました。確かに彼らのクリスマスは、このデモの見張りで粉砕された訳だから成功したといえる!

▼「サウンドデモ体験」(けしーさん)
 「サウンドデモなんて無意味で迷惑だというのが多くの意見だが、デモ参加者は合理主義によって全ての環境が秩序、工学化し、モノを買わせるように仕向ける。その裏には、グローバル資本経済での搾取が潜んでいる、無意味に見える主張の中にも基本的にはその主張がある。だからこそ自分たちの手でストリートを取り戻して身体性の自由を確保するんだ実際にサウンドデモに参加してみて身体性を確保できたかといったら微妙だった気がする。警察の取り囲む70mの公道からはみだしてはいけないし、そしてその中で踊るには少し窮屈過ぎた。ECDや磯部涼から新しい形の左翼のようなものに興味を持ち始めていて、毛利義孝のはじめてのDiYなんかを読めば、サマーオブラブのような自由への解放の楽しさを感じる。DJのかけるアタリ・ティーン・エイジ・ライオットからスタートしてパンクがかかりまくる中、高円寺を一周し、最後イルコモンズのテクノがかかって、ラストのブルーハーツのトレイン・トレイン合唱は、最高に楽しかった。でも窮屈以外にも少し違和感が残っていたのは捨て切れない。その違和感はもっと考えたいと思う。」

▼「「DJを刺し殺す」とサウンドデモが脅迫された件について。 」(∞+∞=∞)
「さてさて。こういった例を思い返してみると、同じ爆音でも「刺し殺してでも止めてやる!!」と怒り出す人や、同じ怒ってる人でも「選曲が悪すぎる!!」とDJの内容に怒っている人もいるし、曲にノリノリで「キャーー!!もう、超ー最高!!」と、脱ぎだしちゃう女の子までもいる。実に様々な反応があるということだ。そしてサウンドデモが素晴らしいのはこういった意味での多様性で、なかなか普通のデモでは怒り出す人もいなければ、服を脱ぎだす人もいないくてずいぶんとつまらないのである。それはおそらく「主張」や「意味」にデモそのもののスタイルが縛り付けられているからで、音楽やダンス、コスプレやパペットという祝祭性だけが、そういった「大きな政治」ではなく「小さなな等身大の政治」を可能にすると僕らが考えているからだ。話を元に戻せば「高円寺パトロール隊」氏は「何も思想も主張も無いデモをやりやがって!」と怒っているが、まさにサウンドデモと出会って怒り出したり、服を脱ぎだしたりすることこそが、政治であり意味であり、主張であり、スタイルの発露とそれらの激突であることを、どうして気がつかないのだろうか?デモに対して怒ることは一種のデモでしかない。(ただし、一方的な身体的暴力をデモンストレーションとは言わない。それは脅迫に基づく強権だからだ。) 

高円寺パトロール隊さんへ
http://illcomm.exblog.jp/9110379/
クリスマス粉砕高円寺サウンドデモ顛末記
http://illcomm.exblog.jp/9113273/

 イルコモンズさんが「高円寺パトロール隊」氏への返答ですでに書いていることだが、氏が「無意味」や「主張ではない」と思ったところに、ノイズのようにどうでもいいと考えた部分にこそ、僕らが大切だと思っている、譲れない物がある。何度でも書いてきたことだから繰り返すのもウンザリするが、サウンドデモは確かにただのくだらない馬鹿騒ぎのように見える。だけど、そのくだらない馬鹿騒ぎのために何度も逮捕者が出たり、無償の労働力を大勢が提供してきたのは、その馬鹿騒ぎが、決してお金という価値や物差しでは買えないからだ。また、決してこの行為が政治的な意味ある主張という大儀に回収されないからだ。政治的に意味ある主張というのは危険なのだ。なぜならそれは、それを主張する以上、達成すべき目的や、かなえなければならない約束となり、そこから「勝利」だとか「敗北」だとかいう旧左翼的なくだらない闘争の成果主義が生まれるからだ。政治は、決して、訪問販売員の成果グラフや社史のように記録され、比較されるべきではない。こういった政治的な成果主義や、金で買える価値や意味があるサービスや物という合理性の範疇の外こそが、祝祭性という特殊な「まつりごと」を可能にする。路上で楽しければすでに僕らは歴史的圧倒的大勝利を手にしているのだ。これ以上何を望めばいい?何も要求することや主張することなんてない。自分がいかにこの場所を楽しんでいるかということ以外には。政治の聖性が存在するのはこの一瞬だけだ。それを生み出すことが僕らの狙いだ。とにかく、24日、僕らは、資本主義が生み出した偽クリスマスこそがウソの祭りであり、それを粉砕するのは本当の、偽りの無い「まつりごと」だけだと主張し、それを路上で実現したのだ。高いニセ物掴まされて踊らされるより、自分で踊って楽しむのが本物なのさ。どうか高円寺パトロール氏よ、このことを理解して、ぜひ来年はデモに参加していただくことを期待する。」
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by illcommonz | 2008-12-26 09:08
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