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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼自発的に
d0017381_1661093.jpg気絶中。
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by illcommonz | 2006-06-23 16:06
▼人類学が科学のふりをした詩のような学問だった頃
d0017381_584320.jpg
二回のつもりだった「異文化誤解の映画史」を、四回もやったせいで、
本題の「文化人類学」がどんな学問だったか忘れてしまった人がいる
かもしれませんので、明日の「文化人類学解放講座」では、復習として、
「文化人類学者になりそこねた人たち」のところへ、もう一度もどって、
文化人類学が「科学のようなふりをした詩のような学問」だったころに、
文化人類学を学んで「文化人類学者になりそこねた芸術家や作家」の
作品を通じて、文化人類学の見失われた原点やその特異な手法に
ついて考えてみたいと思います。とりあげるのは、ジョセフ・コスース、
ウィリアム・バロウズ、カート・ヴォネガット、岡本太郎、J・L・ゴダールです。

まず前半では、あまり映像を使わず、テキストを中心にとりあげます。
とりあげるテキストは次のとおりです。コスース「人類学者としての芸術家」
バロウズ「ア・プーク・イズ・ヒア」「ソフトマシーン」「バロウズ・ファイル」
ヴォネガット「パームサンデー」「ヴォネガット大いに語る」「チャンピオン
たちの朝食」
岡本太郎「日本再発見」「原色の呪文」「私の現代芸術」です。

d0017381_651174.jpg
後半は、ゴダールの次の短編作品のなかから、いくつか選んでみます。
「カメラ・アイ」「こことよそ」「我々は発言する」「ウィークエンド」「選ばれた瞬間」
「時間の闇の中で」「二十一世紀の起源」。また、バロウズの「カット・アップ」
「タワーズ・オープン・ファイヤー」「ミリオンズ・オブ・イメージ」なども参照します。

d0017381_656523.jpg

キーワードとなるのは、
前衛、実験、断片、
詩、収集、記録、SF、
引用、切断、他者、
相対主義、文明批判、
人道主義、政治性、
もうひとつの世界、
などです。



【参考】
d0017381_2022976.jpg神話の世界が、つくられるそばから、
そのつど、バラバラにされてきたように、
新しい世界は、断片からつくりあげられるように
思うのです。(フランツ・ボアズ)

d0017381_20222441.jpg

他者についての本は、
詩のことばで書かれる。
(ジャック・デリダ)
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by illcommonz | 2006-06-22 05:13
▼【警告】 夜遅くなるとイルコモンズがやってきて、愛をかたる
d0017381_2352924.jpg
ゴダールの「アワーミュージック」のアンコール上映と「愛の世紀」のリバイバル
上映にあわせ、3月の末に、青山の「シアター・イメージ・フォーラム」で演った、
イルコモンズ・レイト・トークショー「<一>なる国家と歴史の孤独に抗する
<二>であることの愛とそのはじまり」
の講演ログが、レイトショーの名に
ふさわしく、めいっぱい遅れて(しかも真夜中に)、ようやく、プレノンアッシュ社
さんのゴダール・サイトにアップされましたのでお知らせします。

簡単に紹介すると、これは、ゴダールの映画について、青山真治、浅田彰、
菊地成孔、黒沢清、中原昌也、蓮実重彦、J.M.フロドンほか(あいうえお順、
敬省略)とつづいてきた「爆裂対談」の最終回で、先日発売された「アワー
ミュージック」のDVDブックレットに収録されてないWEB限定の講演録です。

話は、人類学にしろ美術にしろ映画にしろ、二〇世紀のあらゆるものに対し、
すでに/いつも後から遅れてやってくるイルコモンズらしく、すでになされた
先人たちの仕事や評論に対する「追記」のようなものになっています。

d0017381_241418.jpg特に今回は、イルコモンズに
最初に「洋画」のたのしみを
教えてくれた「映画の父」
(というか祖父)にあたる、
すでに今は亡き(late)、
故・淀川長治への、これまた
遅れてきたオマージュから
はじまります。

d0017381_3551634.gifみどころは、「え、こんなことしていいんだ、
へぇ、こんなことしても、大丈夫なんだ、
なぁんだ、そうなんだ...」と、イルコモンズ
自身おどろいたくらい、あれやこれや・
いろいろ・たくさんの、ゴダール映画も
含めたいろんな映画や絵画や記録写真を
勝手にカットアップしてこしらえた
「講演用図録」です。

ということでまずは、この場をかり、今回、気前よく図版の使用許可を
与えてくださった関係各方面(プレノンアッシュ、ハピネット・ピクチャーズ、
アイ・ヴィー・シー、筑摩書房、ジェネオン・エンタテインメント、紀伊国屋書店、
その他たくさん)さんと、その交渉をしてくださったプレノンアッシュ社のみなさん、
会場を提供してくれたイメージフォーラムのみなさんに、まとめて感謝します。
どうもありがとうございました。では、以上、各社の提供で、どうか最後まで
ごゆっくり、おたのしみください。では、後でまたおあいしましょうね。

d0017381_2545226.jpgイルコモンズ・レイト・トークショー(feat. さかいれいしう)
「<一>なる国家と歴史の孤独に抗する
<二>であることの愛とそのはじまり」
のはじまりはじまり...

----------------------------------------------------------------------
[追追記] このレクチャーでひとつ云いおとしたことがあるので、忘れないように、
ここに書き加えておきます。それは何かというと、「共謀罪」というのは、僕らが
誰かと共に〈二〉であろうとすることをさまたげようとする、愛なき法律だということ
です。なんという名前の法律かは忘れましたが、フランスでも「よその国からきた
人間を家に泊めてはいけない」という外国人排外主義的な法案が国民党党首の
ルペン(フランスの石原慎太郎みたいな政治家)によって提出されたことがあり、
それが今どうなってるのか、ちょっと分からないのですが、たぶんそういった
フランスの政治状況も、このところのゴダールの新たなレジスタンス映画の
背景にあるような気がしてます。
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by illcommonz | 2006-06-22 02:47
▼パスワードなら、ありません。
d0017381_22511411.jpg

記事が多い割に、コメントがつかないことで有名な「イルコモンズのふた」ですが、
よくよくきいてみると、たくさんのひとが「コメントしようとしたけど、できなかった」と
口をそろえて、そうおっしゃるので、「はてな?そんな設定にはしてないのになぁ」と
首をかしげていたのですが、ようやく理由がわかりました。どうやら原因のひとつは、
パスワードのようです。画像の右上にあるパスワードは、コメントを制限するための
パスワードではなく、コメントを書きこんだ後で、書きそこないとか、書きまちがいに
気づいたり、あるいは気がかわって、自分で書きこんだコメントを削除したくなった
時に使うものなので、なんだっていいんですよ、あれは。しかし、云われてみれば、
たしかにまぎらわしいですね、あのパスワードというのは。ということで、パスワード
につまずいたりせず、何か思いついたことがありましたら、遠慮なくコメントをどうぞ。
もらったものは、だいたいレスするようにしてますので。それと、もし万が一、パス
ワードを忘れても、「削除希望」とコメントしていただければ、こちらで削除できる
しくみになってるようなので、思いきって、どうぞ。ひとことでも、ふたことでも、
♥←こんなマークでも、 ℜ←こんなマークでも、遠慮なく、どうぞ。
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by illcommonz | 2006-06-20 22:25
▼うそだと思うなら、きいてごらん
d0017381_429479.jpgほら、ニール・ヤングもうたってるよ。
オレには云いたいことがあるんだ。
買っても買わなくてもどうでもいい。
とにかくまずはこのうたを聞いてくれ。
オレには云いたいことがあるんだ。
そしてこれだけは云っておかないと
気がすまないんだ........と、

そんな感じのする、このアルバムがニール・ヤングのサイトで最初から終わりまで
全曲公開されてます。これまでおさえてきたものを一気にぶちまけたような解放感と
ドライヴ感のある「楽園のあとに」から、いかにもニール・ヤングらしい、ちょっと泣き
のはいった「以上、交信を終わる」と最後の「美しきアメリカ」まで思わず聞きいって
しまいました。アルバム・タイトルからも分かるように、これは、9.11からアフガン
攻撃をへてイラク戦争へと突き進んでいったアメリカの、ここ数年の政治・社会状況を
ストレートに批判した作品で、日本語に翻訳された全曲の歌詞をこのサイトでよむ
ことができます。こういうのを聞いたり読んだりすると、やはり、もうひとつの世界は
可能なんだと、何度でも希望をもちなすことができます。
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by illcommonz | 2006-06-19 04:37
▼もうひとつの世界は可能だ
d0017381_227896.jpgというのが、アンチ・グローバリズムの合言葉で、
現実にはなかなかこれが可能になってくれない
ところが実に悩ましいかぎりではあるのですが、
もうひとつの世界ならぬ、もうひとつの世界杯なら、
可能どころか、もうとっくの昔に実現されていて、
←これがそうです。2002年度ワールドカップFIFA
ランキング202位のブータンと203位のモントセラト
の最下位決定戦の感動のドキュメントです。

ヨハン・クレイマー監督 「アザーファイナル」(2003年)

d0017381_0255100.jpgブータンには、国の発展についての特別なものの
考え方があります。それは「国民総幸福達成量
(GNH)」というものです。それは、人はだれしも、
幸福を求めるものだという考えにもとづいており、
幸福の達成こそが、人生におけるゴールであると
私たちは考えています。ですので、ブータン人と、
人類の幸福に役立つことが政府の責任なのです。

スポーツにはふたつの側面があります。まずひとつはスポーツを通じ、様々な国や
地域や共同体の人びとと文化的な交流のチャンスをもつことです。特にグローバリ
ゼーションが進む世界においては、その重要性が増しています。もうひとつの側面は
競争であり、そこにはつねに勝利と敗北があります。残念ながら、いまのスポーツの
世界では勝つか負けるかということばかりが重要になっています。しかし私にとって
競争や戦いよりずっと大切に思えるのはスポーツを通じてうまれる相互理解なのです。
(外務大臣 J・Y・シンレイ)
.....................................................................................

ちなみに今年のFIFAランキングをみると、204位がターコスカイコス諸島で、205位
はサモアでした。そしてモントセラトは202位に、ブータンは190位にランクアップして
ました。日本がいまFIFAランキングで何位なのかは知りませんが、国民総幸福量
(GNH)のランキングがもしあったら、日本はモントセラトやブータンよりもはるかに
ランクは下だと思わざるを得なくなるような映画です。さらに政府が果たしている責任
のランキングというものがあったら、、、、ま、やめときましょう。ということで、今晩は
これから、日本対クロアチア戦がグローバル中継されるようですが、イルコモンズの
家にはテレビがないので、代わりにこの映画を見ることにします。もう何度も見てる
ので勝敗は分かってるのですが、勝敗なんか関係なく見ます。がんばれ、ブータン!
がんばれ、モントセラト!どっちも、がんばれ!オーレー・オレオレ、ホッホッホット!
もうひとつの世界は可能だ、ものを分け合うもうひとつの世界なんて簡単に可能だ♪
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by illcommonz | 2006-06-18 22:08
▼イルコモンズアカデミー廃校か?
d0017381_18594565.jpgもちろん、そんなことはありませんが、W杯中とはいえ、
依然としてコメントがないですね>イルコモンズ白書
ま、コメントがつかないのは、今にはじまったことではなく、
「イルコモンズのふた」を書きはじめたときからそうなので、
いまさら凹んだりしませんけどね……ま、気を取り直して、おしらせ。
フィルムアート社のこの本とプレノンアッシュ社のゴダール講演
いま最後の校正作業に入ったところで、後者は来週あたりに、
前者は、たぶん来月くらいにはそれぞれリリースされる予定です。
それと次回のトラベリング・アカデミーは京都開催になりそうです。
東京での次のアカデミーはもしかするとキャンプになるかもしれません。
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by illcommonz | 2006-06-18 19:05
▼太郎と呪術
d0017381_17341550.jpgイルコモンズトラベリングアカデミーからもどって、
そのまま着替えもせず、お風呂にもはいれず、
都内をトラベリングしながら何をしてたかというと、
これをつくってました。岡本太郎の「明日の神話」の
公開にあわせて放送される日本テレビの特別番組
取材のためのインスタント・インスタレーションです。
取材のテーマが「岡本太郎と呪術」ということで、
「番組的にはどんなイメージがほしいのですか」と
製作者に尋ねたところ「呪術的な感じがするもの」
ということだったので、むかし「太陽のうらがわ/
太郎のはたわた」という展示で使ったものを
イルコモンズ倉庫の奥からひっぱりだしてきて、
雨のなかローカル線を何本も乗り継ぎながら、
都内を三往復して、ようやく仮設作業がすみました。

イルコモンズが、テレビを見ないのは、このブログでなんべんも書いたとおりで、
また、テレビというメディアは、スポンサーとか視聴率とかにからんだ、いろんな
規制や制約が多く、できればあまり関わりあいになりたくないメディアなのですが、
今回は、岡本太郎をとりあげたドキュメント番組で、しかも、その岡本太郎自身、
テレビが消費とスペクタクルのメディアであり、それに出ることが芸術家として
命取りになりかねないことを承知の上で、あえてそれに挑戦し続けた作家でも
あるので、それにならい、今のテレビの番組づくりで、何がどこまで、できるのか
を実地に検証してみたくなって、こういうインスタレーションをつくってみました。
もし事情がゆるせば、イルコモンズアカデミーでも上映した一連の「殺すな」の
ビデオを提供し、はたしてテレビがあれを放映できるのかどうかをみてみたいの
ですが、なにしろ急な話で、「殺すな」に関わった人たちとの連絡もままならず、
それは実現がむずかしそうです。もっともこのインスタレーションだってどうなるか
わかりませんが、何にせよ、まずは実現が難しそうなところから話をはじめて、
それをすこしづつ実現可能なかたちに調整してゆくというやり方をしないと、
おもしろいものなんてできないので、完全にムダになるかもしれませんが、
とりあえず準備だけはしておこうと思って、つくってみたのがこれです。
さて、どうなることか、ふふふ。(ここをクリックすると拡大画像がみれます)
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by illcommonz | 2006-06-18 18:07
▼原始の森の子
d0017381_218779.jpg食べ物のことで一度も羽目をはずしたことがないという人は、そもそも
食事というものを経験したこともなければ、また、これまで食事をしてきた
とさえ云えないだろう。節度をわけまえた人が知ることができるのは、
せいぜい食事の愉しみくらいのものであって、そういう人は、食べものに
対する貪欲さや、単純な食欲から逸脱して物をむさぼり喰らうという
原始の森につながる道を決して知ることはない(ヴァルター・ベンヤミン)

豊田市美術館の「内なるこども」展で、高山辰雄の「食べる」(1973年)という絵を見て、
ベンヤミンのこの言葉を思い出しました。高山自身は「子どもが無心に食べている姿を
見ると哀しくなる」と語ったそうで、カタログの解説にも、こんなふうに書いてありました。

「"食べる"は生命"感"の縮図であり、そこには苦しみにもだえながらも、なおも生き
続けたいと願う人間の悲しみと寂しさが横たわっている」

でも僕がこの絵から感じるのは、哀しみでもなければ寂しさでもなく、いくら食べたって
どうせまたおなかが空くに決まってるのに、その"いきもの"としての運命に逆らって、
今日もまた、ものを食べて生きてゆく人間の"抵抗としての生"のあり方みたいなもので、
高山のこの絵が好きなのは、近代の理性や常識によって飼い慣らされた大人たちが
見失ってしまった「原始の森」につながる道を、この野蛮児のようなこどもの姿が
照らし出してくれているように見えるからです。

d0017381_11211333.jpgかつてはみんなこどもだった。だから、資本や生活習慣に
飼い慣らされていない、こうしたこどもの野生のコモンセンス
(共通感覚)を、まだどこかにもってるはずで、高山の絵は、
その眠りこけている感覚を目覚めさせてくれるような絵です。
「衣食住」の商品化とグローバリゼーションが進むなかで、
まずまっ先に自分たちの手にとり戻さなければならないのは、
「食」だなと思ってます。まずは、こどものころに感じた、あの
空腹感。一点のくもりもない青空のような底抜けのはらぺこ感。"それに勝る
調味料はなし"といわれる空腹"感"を自分でセッティング(そんなの誰でも
できる)のがまずはスタートで、そうすれば人間らしく、そして野生的に、
自分の手でつくったものを、こうやって手づかみで食べるようになるだろうし、
またそうなれば自然と顔もこんなふうにリセットできるはず。

「内なるこども」展では、この他にもまだたくさん、いい絵やいい写真をみることができ
ましたが、まずは一番好きな高山のこの絵から。

[追記] 上の写真は展覧会とはなんの関係もないものですのでご注意。
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by illcommonz | 2006-06-18 02:54
▼市場に抗するコレクション展
d0017381_23281610.jpg「美術手帖」のグラビアに使った「電気リケンベ」の
現物は「イルコモンズトラベリングアカデミー名古屋」
の会場の隣のギャラリーで、ちょうど開催中だった
企画展「コレクション展」に飛び入り参加して、
グラビアの版下と一緒に展示してもらってます。
展示は明日までなので名古屋にお住まいの方は、
ぜひどうぞ。ただ今回は飛び入り参加だったので、
電気増幅装置はなしです、ごめんなさい。代わり
にイルコモンズがアフリカで愛用してた石油ランプ
を電化した「電気ランプ」を置いています。

d0017381_23285810.jpg
「コレクション展~
彼らのもとに集まってきたもの」
2006年6月10日(土)~18日(日)
新見化粧品店 (名古屋中区新栄2-2-19)


この企画展は、もともと化粧品屋さんだった店舗の陳列棚をうまく使ったよい展示で、
展示されているコレクションの内容とコンセプトもすごくよかったです。グローバル化
によって、アートや工芸品が一部の金持ちたちのマネーゲームや投機の対象となり、
市場価値や商品価値でもってモノの価値が決められ取り引きされてしまう今の世界
のトレンドに逆らって、名古屋在住の作家たちが、自分の作品ではなく、自分にとって
本当にかけがえのない大事なモノを持ち寄って気前よく展示してみせてくれています。
そんな風に書くと「なぁんだ、それだけ」と思うかもしれませんが、さにあらず、これが
滅法おもしろいので見ておいた方が身のためですよ。東京でも誰か企画しないかなぁ、
と思うくらい、よかったです。

名古屋では他に豊田市美術館の「内なる子ども」展と東松照明さんの「愛知曼陀羅」
をみてきました。どちらもすごくよかったので、イルコモンズトラベリングアカデミーの
報告とあわせて、いずれ時間があるときに書くことにします。
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by illcommonz | 2006-06-17 22:32