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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼スティル・マイ・ギター・ジェントリー・コーリング(後篇)
 もうひとつ気になるのは、ヴィンテージのテレキャス一本でこれが100本買えるという、ものすごい「格差」である。グヤの時代にはこれほどの格差はなかったはずだ。仮にこれがお金のない若年層と定職のないプレカリアート向きだとすれば、90万のヴィンテージは金持ちのオヤジとブルジョワ向きである。バイオリンの世界にはそういうものあるが、ついにエレキーギターの世界にも階級格差が現れたようである。そして実のところ、これから新興のマス・ブルジョワジーとして台頭してくる団塊の世代の退職金と余暇をターゲットにしたマーケットがすでに現れている。モズライトのヴァンチャーズ・モデルがそれである。

d0017381_3201827.jpg ヴェンチャーズの名を冠した高額のモズライト・シリーズは、ずばりヴェンチャーズ世代の団塊のオヤジたちをターゲットにした商品だと思う。うそだと思うなら、これをみるとよい。「我らが青春よ、もう一度」の世界である。どうせなら「いちご白書」を「もう一度」ふりかえってほしいところだが、もちろん団塊の世代が何に金を使おうと勝手である。モズリーのぶっといアームのついたヴェンチャーズ・モデルは、なるほど高いだけあって、いかにも頑丈そうだ(クロサワ楽器にあった1961年製のヴィンテージは驚くなかれ、146万である)。パーツもしっかりしている。さぞかし音もいいだろう。だから団塊の世代は退職金をつぎこんで、これをじゃんじゃん買うといい。しかしギターは丈夫でも、イルコモンズ同様、60歳を超えた肩にこのモデルはいささか重たすぎるだろうから、過ぎ去りし青春を懐かしむ思い出の品として自宅の居間に大事に飾った後、人間の宿命として決して遠くない将来、いずれそれを手放すことになるはずだ。そのとき、ジョーイ・ラモーンズのような金のない若者が新品同様の中古で、それを手にすることになるとしたら、それは悪い話ではないので、今のうちにじゃんじゃん買いまくってくれ、と思った。あと、団塊世代はビートルズ世代でもあるので、モズライトだけでなく、リッケンバッカーもどっさり買いあげ、いずれ第二のカート・コバーンのような次の世代のロッカーに譲り渡してほしい。さらに、デューセンバーグのスター・プレイヤーのいい物件(これは本当にいい!)も出まわっているので、これも買って、第二の椎名林檎を育成してほしい。と、そんなことを思いながら、自分で使う「ちゃんとしたギター」を探してまわった。

d0017381_2234980.jpg イルコモンズは、もともと赤と黒が好きなので、ジャクソンズが出してるランディ・ローズ・モデルのカラーリングはいいなぁと思った、が、この手のフライングVタイプはステージアクト向きで、座って弾けないし、なにより自分が出してみたい音とは違う、いかにも硬質な音がしそうので、遠くから眺めるだけにした。あと、赤と黒のギターといえば、その昔、クイーンのブライアン・メイが、家が貧しくフェンダーのギターを買うことができなかったので、古い暖炉を斧で叩き割ってボディを削り出し、半田ゴテを片手に父親とふたりで2年がかりで共作したと伝えられるホームメイド・ギターの傑作「レッド・スペシャル」である。そのブライアン・メイ自身が監修したプレイヤー・モデルがクロサワ楽器にあった。ピックアップを切り替えるスイッチが6つ付いていて、これを組み合わせると、トランジスタ特有のひずみがアタマにツーンに響くあのブライアン・メイのリードギターの音がするのだろう(もちろん弾くときはピックではなく6ペンスコインを使う)。定価13万円だが、ミニサイズなら3万である。たしかにブライアン・メイのあのギターの音は好きだ。あの音が出せればいいなと思うが、出せなくてもいいとも思う。聴きたい音と出したい音は違うのだ。自分であの音を出すのではなく、ブライアン・メイが出すあの音を聴くのが好きなのだし、なによりその隣には、マイクを握ったタイツ姿のフレディがいてほしい。仮にほかの誰かが、このギターでブライアン・メイのギターと同じ音を出してみせたとしても、それはちっともよくないだろうと思った。プレイヤーモデルとはそういうものである。赤と黒のカラーリングもいいし、音もいいだろうが、やはりこれは自分が求めているギターではない、と思った。

 ところで、この世には「世界3大ギタリスト」と呼ばれてきたギタリストたちがいる(その何人かはすでに「あの世」にいる)。「世界3大ギタリスト」とはいうが、三人以上いる、というか、たくさんいる。たくさんいるので、いちいちあげないが、イルコモンズが好きなギタリストはバックバンドのギタリストである。たとえば、ジャクソン・ブラウンのバックバンドにいたディヴィッド・リンドレーや、ルーリードのバックバンドにいたロバート・クイン、あとこれはバックバンドではないが、キングクリムゾンにいたエイドリアン・ブリューである。そして本当に好きな、そして自分で出してみたいと思う音を出すギタリストは、三人ではなく、世界に二人しかいない。

d0017381_150323.jpg ひとりはドゥルティコラムのヴィニ・ライリー、もうひとりはソニックユースのサーストン・ムーアである。自分でもあんな音を出してみたいと思うが、どちらも出せないから好きなのである。手に入れたいのはヴィニー・ライリーとサーストン・ムーアが出すような音が両方とも出てきそうな、そういうギターであり、そういうギターは存在しない。ヴィニ・ライリーが使ってるのは主にレスポールであり、サーストン・ムーアが使っているのはフェンダーのジャズマスターで、それぞれまったく性格の違うギターで、それぞれよく使い込まれた世界に一本しかないギターなので、たとえ同じ機種でも同じ音はしない。それにこの二人が出す独特の音色は、ディレイやリバーヴ、ファズやディストーションを通してはじめて出てくる音で、ギターだけで出せる音ではない。さらにそれは、ヴィニのアナログ・リズムボックスや、リー・ラナルドのバッキングギターがなければ、あんな風には響かない。ロックとはそういうもので、誰も出したことのない音をみつけ、ワン・アンド・オンリーの音を出してみせるのがロックである。そういう意味で、モデルギターとは幻想であり信仰であって、それはロックではなく、ロックビジネスがみせる夢にすぎない。

 そんなことを考えながら、さらに楽器店めぐりをつづけ、そして、ついに見つけた。見た瞬間に「あ、これだったのか」と思った。こないだイルコモンズ・アカデミーで観た、映画「落穂拾い」で、アニエス・ヴァルダが、「何かを探していると、モノの方がこちらのことを理解して、声をかけてくれる」と云っていたが、まさにそんな感じで声をかけてきたギターがあった。

d0017381_3205766.jpg メーカー名はなく、ただ「国産EG(エレキギター)」とだけ書かれている。実際どこをみてもメーカーのロゴがない。店員にきいても「分からない」という。年代的には60年から70年代頃のものだろうということ。値段は1万6800円。パーツに欠品があり、メーカーも不明で交換部品もないので、この値段だという。(そして、それはフェンダーではないからだ)。たしかにヴォリュームコントロールにはフェンダーのものが代用されていて、リアピックアップのうしろについていたらしきカウルもついてない。ボディの形状はフェンダーのジャズマスターに近いが、切り替えスイッチはふたつだけで、金属製のピックアップ・カバーがとびだしている。最初期のグヤにこういうのがあったが、グヤのロゴはついてない。一番近いのは、ゼンオンの"ペンギン"(あの「全音」も一時期、エレキをつくっていた)だと思うが、それとも違うようだ。ともあれ、このメーカー名がないところが逆に気に入った。もしかすると、誰かが自作したギターかもしれないからだ。そう、昔は自分で組み立てるギターセットというものがあったのだ。自分のギターは自分でつくる。ロックの基本はD.I.Y.である。

d0017381_2243315.jpg
 持ってみるとボディが薄くてかなり軽い。これは手足が短いイルコモンズ向きで、特に肩をこわしたイルコモンズにはうってつけである。色は赤でも黒でもないが、その両方の色をふくんだバイオリンカラーである。ピックガードはさわると感電しそうな無塗装の鉄板で、エレキというより電気バイオリンみたいな風情である。問題は音である。素性は不明だが、このくらい古いものだとヴォリュームとトーンコントロールのノイズは避けられない。特に切り替えスイッチがあるものは満足に作動しないことが多い。もっともメカニズムは単純なので、結線復活剤をふりかけ、配線をつなぎかえれば、なんとかならないことはないので、とりあえずアンプにつないでもらったら、びっくりたまげた。まったくノイズがなかった。うそかと思った。お店でリストアしたのかと思ったが、そうではないらしい。しかも音がよい。音自体はかなり細いが、ピックアップスイッチを切り替えると、エレキとは思えないような、丸みのあるマイルドな音がする。昔のエレクトーンや電気オルガンについてたソフトモードのような、ふくらみのある温かい音がする。木造の小学校の音楽室で聴く電子オルガンのような響きがする。もしかすると、これはオルガンのメーカーがためしに作ってみた試作品のようなものなのかもしれない(やはりゼンオンのものだろうか)。「なるほど、今日はこれを手に入れるために、グヤのギターを抱えてここに来たのか」と思い、グヤのスチールギター2本を売って、そのお金でこれを買うことにきめた。これとひきかえなら、グヤのギターも異存はないだろうし、「きっとこのギターがグヤのスチールを見て、声をかけてきたのだろう」とか、そんなことを思いながら、お茶の水の楽器街を後にした。

d0017381_2253555.jpg そして、いま、その名無しのギターの手入れをしているところで、プラグをみると、なかは結構汚れがたまっていて、リストアした形跡がないのに、不思議なくらいノイズがないし、ガリもない。スイッチはどれも接触良好である。さすがに鉄製のピックガードには、びっしり錆が浮いていたが、台所用研磨剤で丹念に磨いたら、左の写真のようにピッカピカになった。ネックのそりもないし、ペグもしっかりしてる。ネジが何本か足りないが、それはたいしたことではない。ネジが足りないのはイルコモンズも同様である。テールのカウルがないので、ストロークするときにちょっと注意が必要だが、むきだしな感じがして、それはそれでなかなか好い感じである。フレットがまんべんなく減ってるので、それなりに使いこまれたものらしい。ネックの裏のニスがやや薄くなっていて、滑り過ぎず、よく手になじむ。探していた「ちゃんとしたギター」というのはまさにこういうギターである。厄年からもう一度ギターを持ち直すにはぴったりのエレキであり、生まれて最初にみて・さわったエレキのあの感触と記憶がよみがえってきた。そしてT・レックスの「電気の愚者」のジャケットがあたまに浮かんだ。

 最後にひとつ余計なお世話かもしれないが、こう思った。時間とお金を手に入れた団塊の世代がモズライトのギターを手に入れたい気持ちもわからなくはないが、もし青春をとりもどすのであれば、当時モズライトやフェンダーが高くて買えなかった若者たちのために、グヤやテスコ、が苦心してつくってくれたモズライトもどきのビザールギターや、ゼンオンが初心用に開発したペンギンギターの方こそ彼らが買いもどすべきものではないのか、ヴェンチャーズやビートルズのような音を出したいと夢見ながら、彼らがかきならしていたのはそうしたコピーギターの方ではなかったのか。そのギターは今でもまだリストアすればちゃんと使えるし、「お金がなくても音楽はやれる、それがロックだ」という物語こそ、彼らが責任をもって後世に語り継ぐべき物語ではないのか、と、クソ生意気なようだが、そう思う。団塊の世代をターゲットにしたロック・ビジネスのいいカモにならないでほしい、と、そう思う。

 以上、というわけで、結果として、すごく好いものを手にいれたという気持ちで、今日のイルコモンズは、ちょっと仕合わせな気分である。そして、こういう長い物語が語れるようなものを買う、そういう買物は好きである。で、今日は一日、ふんふんふんとギターを掃除しながら、久しぶりにドゥルティ・コラムをたっぷり聴いた。いつか、ビィニ・ライリーみたいな音がだせたらいいなぁ、とイルコモンズの夢はつづくが、この話はここで終わる。

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[おまけ] ブライアン・メイのギターをめぐる物語

▼レッド・スペシャル
「フェンダーやギブソンを買うお金がなかったから」という理由で、父との共同作業により、約2年の時間をかけて作った、まさにオール・ハンド・メイドのギターである。ブライアンはクイーンのアルバムの「98%はあのハンド・メイド・ギターを使ってる」というほど気に入っており、ソロ・アルバムやセッションでもいくつかの例外を除き、このギターを使っている。この"レッド・スペシャル"が百年以上前の暖炉の木から作られたのは有名な話。その他、トレモロ・ユニットのバランスを取る為には、パンサーのバイクに使われていたバルブのスプリング、アーム・バーには編み物棒を使い、そしてポジション・マークには母からねだってもらった真珠のボタンを使用している。唯一ピックアップだけをバーンズから1個3.15ポンドで3つ購入したが、これもブライアン自身がワイヤーを4000回巻き直し、アラルダイトの接着剤でハウリング防止の処理をしている。 ピックアップ・セッティングも、各ピックアップのON,OFFと各ピックアップの位相(フェイズ)を切り換えるスイッチが3つづつ付いている。このON,OFFスイッチとフェイズ・スイッチの設定により、市販のギターでは得られない、13通りのサウンドを選ぶ事ができる。ブライアンは「他にギターを持っていなかったので、普通のギターのピックアップがどういう状態で接続されているかわからなかった。自分でいろいろ試してみて、自分の好きなサウンドが得られるよう接続した結果 、このスイッチ設定を思いついた」と語っている。
http://www.toshiba-emi.co.jp/queen/member/brian/index_j.htmより
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by illcommonz | 2007-03-17 21:47
▼イルコモンズのラップ・スチール・ギター(二人分)売ります
d0017381_314189.jpgとある事情で、「殺すなCOBRA」のライヴなどで使用した
イルコモンズ愛用のラップスチールギターを2人分まとめて
手放すことにしました。メーカーは70's ビザールギターの
総本家「グヤトーン(Guyatone)」です。古いものですが、
ちゃんと使えます。使い方は人それぞれ。たとえば、ライ・
クーダーやディヴィッド・リンドレーみたいにボトルネックを
使ったスライド・ギターとして使ってもよいし、ごく普通に
パーム・ワインミュージック演奏用に使ってもよし。あるいは、
ネックのブリッジを低いものに交換してフレットレスギター
にするもよし、さらにはまた、バイオリンのアルコを使って
ボウイングするもよし(イルコモンズはそうしてました)。
さもなくば、ストラップをつけてDEVOのペンシルギター
みたいにするとか、使い方はいろいろです。なにしろ
かたちがよいので、女の子二人組でツイン・ラップギター編成のポストロック・バンドとか
やってみても面白いと思います。ほかに、この手のものに目のない大竹(伸朗)さんに
プレゼントしたら、ものすごく喜ばれると思います。きっと「ダブ平」の次期ヴァージョンに
加えられると思います。明日(15日)の夕方、神田の中古楽器店にもってゆく予定で、
リストアされて楽器屋の店頭に並ぶときには、おそらく5万~6万(実勢相場価格)に
なってしまうので、その前に買い取りたいという方がいらしたら、急いで連絡ください。
価格応談の上、ノークレーム・ノーリターンでお譲りします。ただし例によって、おんな
こども優先です。
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by illcommonz | 2007-03-15 03:09
▼イルコモンズの戸籍上の名前(日本名)
d0017381_177863.jpgを甲骨文字で書くとこうなるそうです。
最後の「教」の字が、ぅぅむ、なるほど、、
という感じの漢字になってます。どうやら、
教育の原型はスパルタ教育だったらしい。
すずめの学校の先生はムチをふりふり、
ちーぱっぱ。
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by illcommonz | 2007-03-14 17:10
▼いるころんずのは
d0017381_175328.jpgいるこもんずあかれみーおわったのれ、
はいしゃさんいて、おくばぬいてもらたら、
たいへんなめにあた。いるこもんずのはわ、
ひといちばい、れっかくて ねもふかいのれ、
でんろうのこぎりれきって、のみでたたいて、
てこでくらいて、ぺんちれはさんで、ぐりぐり
ぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりして、
すぽんとぬくのに、1じかんと20ふんもかかた。
せんせいもびっくりたまげておた。かんごふさんも
ないてた。はりでぬって、れーざーびーむでやいた。
ほっぺたが、ものすごくはれあがてきて、いたいのれ、
ひえぴた、はりつけた。

d0017381_17153144.gif

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d0017381_2231761.jpg[追記] というわけで、依然として口のなかが血まみれのスプラッター
ホラー状態です。これじゃ、ごはん食べてもおいしくないし、とても
食べる気にもならないので、口から血をしたたらせながら、血と涙の
夜勤をしてます。あれほど叩いても引っぱっても、バラバラにしても、
簡単に歯がぬけなかったのは、たぶん、「あぁぁ、まだ使えるのに、
もったいない。。。」という執着の念が強すぎたからではないか、と
思ってます。ということで、約40年間どうもお世話になりました>奥歯
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by illcommonz | 2007-03-13 17:32
▼労働はクソだが、仕事はたのしい、そして、団塊の諸君に告ぐ
「あらゆる労働はクソである」
 「ドイツ無政府主義ポゴ党・APPD綱領」より

「なかでもスウェットショップの児童労働はクソである」
 「イルコモンズアカデミー・ちびこもんず綱領」より

「不思議なご縁から、いま「好奇字展」という展示のお手伝をしております。
今日やったのは、何百個もある活版の漢字から素敵な文字を選んだり、
アクリル切ったり、チベット生まれの、柄の悪いウサギちゃんをステンシル
にしたり。役に立ったのか不明だけど、楽しかったー」
 「好奇字展・制作アシスタント 森くんのダブ雑記」より

然り。「強いられた労働はクソだが、仕事は楽しい」。イルコモンズもこの週末、
IRAで店番のお手伝いをし、慣れないレジ打ちをしながら"仕事"について考えた。
もっともIRAはお客さんが少ないので、レジを打ったのは数えるほどなのだが、
レジを打ちながら(そして何度も打ちまちがえながら)、もし「これだけを何時間も
やるとしたらクソつまらないだろうな」と思った。これは前にも書いたことだけど、
いまどきの若者たちが3年で仕事をやめるのは、それが"仕事"ではなく、クソ
つまらない"労働"だからだと思う。おもしろい"仕事"なら3年でやめたりしない。
仕事は3年目からおもしろくなってくる。やめるのは、それがクソつまらない
不毛な"労働"でしかないからで、その責任は、そのクソつまらない、毛の生え
ないような"労働"しかつくれなかった人間たちにある。いいかえれば、創発的な
"仕事"を発明し、創造し、次の世代とシェアし、分配することができなかった
人間たちにあると思う。では、それは誰か?甚だ公正を欠くことを承知の上で、
今日はいつもより多めにその責任を「団塊の世代」に強制的におしつけたいと
思う。役職的に考えてもそうだし、なんたって人口が多いのだから、少なくとも
人口の多い分だけ責任も多いはずである、と、そんなふうに、どんぶり勘定で、
団塊の世代に八つ当たりしたくなったのにはワケがある。今回のイルコモンズ・
アカデミーでは、映画「いちご白書」を上映したのだが、びっくりたまげたことに、
RLLの二人組をのぞいて、集まった二〇代のうちの誰ひとり「いちご白書」を
みたことがなかった。ベルイマンの「野いちご」ではなく、「いちご白書」を、で
ある。「いちご白書をもう一度」の、あの「いちご白書」を、である。イルコモンズ
が中学生のときにみて高揚し、ニール・ヤングが好きになった、あの「いちご
白書」を、である。ぅぅむ。ということで、ふたたび公正を欠くことを承知の上で、
その責任を、団塊の世代に強制的におしつけたいと思う。昔からよく「団塊が
通ったあとにはペンペン草も生えない」といわれるが、全くその通りで、団塊の
世代は、六〇年代の後半、自分たちが「若者」だった頃に、自分たちが考えた
ことややったこと、夢みたことを、良くも悪しくも後世にちゃんと伝えてないのだ
と思った。苦い思い出もあるかもしれないが、「せめて"いちご白書"くらいは、
語っとけ、いったいこれまで下の世代に何を語ってきたのか?」と思った。
おかげで「いちご白書」を見た後に、ドキュメント「コロンビア大学の動乱」とか
「ケント大学の悲劇」の話までするはめになった。それで思ったのだが、考えて
みれば、団塊の世代がサボってきたことを、いまイルコモンズ・アカデミーが
代わりにやってるようなものなので、団塊の世代はイルコモンズアカデミーに
敬意を表し、もうすぐ手にする退職金の一部をイルコモンズ・アカデミー基金
に気前よく寄付してもバチはあたらないはずである。あるいは、イルコモンズ
に教職を世話してもいいはずである、と、今回のイルコモンズ・アカデミーの
収支決算(もちろん赤字にきまってる)をしながら、そう思った。というわけで、
団塊諸君に告ぐ、「諸君の退職金をイルコモンズ・アカデミー基金に気前よく
寄付したまえ。あるいは、このクソ生意気なイルコモンズに定職と教職を。
つまりは、定期的なレギュラーアカデミーの開催の場とチャンスを我らに。
all we are sayin' is give akademy a space and chance.

d0017381_0185761.jpgというわけで、やればやるほど
貧しくなるイルコモンズ・アカデミーも
今年でついに3年目。たとえ「定職」は
なくとも、「たのしい天職」として、
またそのうちどこかでやりますので、
どうかよろしく。あと「いちご白書」を
一度見たことがあるという人も、
あの映画は、夜、大勢で集まって、
床のうえに体操ずわりしながら、
みんなで一緒にみるのがイイので、
団塊の諸君もイルコモンズアカデミーで
今こそ"いちご白書をもう一度"どうぞ。



[追記] 今回のイルコモンズ・アカデミー出席者の方からもらったファンジンの
おまけについてたステッカーを、イルコモンズ愛用のパソコンに貼りました。
"LIVE PURE, SPEAK TRUE, THINK NOW" と、そう書いてあります。
iBOOK のようにみえますが、実は人からもらった国産電気メーカーのPCを
ペインティングしたもので、キーボードにはキーがありません。ロースペック
なので、OSはいまだにクソWindows2000デス。1999年からヴァージョン・
アップしてませんが、いまでもちゃんと使えて、YouTubeだってみれます。
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by illcommonz | 2007-03-13 00:29
▼イルコモンズの、公然の秘密の、夜の解放講座の、予定
d0017381_2571683.jpg▼10/3/2007(SAT)-11/3/2007(SUN)
13:00-20:00 IRA通常営業(ファンジン展示)
20:00-24:00 イルコモンズアカデミー1時間目
24:00-25:00 真夜中の給食(ビーガンカリーズ)
25:00-27:00 イルコモンズアカデミー2時間目
27:00-28:00 三時のおやつ
("イルとクラのカステラ"と"サパティスタコーヒー")
28:00-29:00 ダンプスター遠足ダイヴin新宿
29:00-32:00 イルコモンズアカデミー3時間目
32:00-35:00 イルコモンズアカデミー4時間目
35:00-37:00 イルコモンズアカデミー5時間目
37:00-38:00 ホームルーム
38:00-39:00 そうじ
39:00-47:00 IRA通常営業 (ファンジン展示)

[協力] 抵抗食の会(仮) Irregular Rythm Asylum K.C.D.C.(未)
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[アカデミーレポート]
ILLCOMMONZ IRREGULAR AKADEMY 「髭Recycle」より

[上映予定]

d0017381_259622.jpg▼C・カラス&L・シモンズ制作
「リビングルーム:インフォショップ
文化における場と空間」
(56分 カラー 2005年)

*イルコモンズ編
「インフォショップは、
どこにある?ここにある」
(上記短縮版 12分 日本語字幕つき)

w/スチュワート・ウィレンスキー監督「ヴィレッジ・サンデー」
(12分 カラー 1960年)

w/ヘンリー・ヒルズ監督「マネー」
(17分 カラー 1985年)

▼スチュワート・ハグマン監督「ザ・ストロベリー・ステーツメント」
(103分 カラー 1970年) 音楽=ニール・ヤングほか
w/ニュース・リール制作「コロンビア動乱」(モノクロ 1968年)

▼アニエス・ヴァルダ監督「落穂拾い」(82分 カラー 2000年)
w/アニエス・ヴァルダ撮影「ブラックパンサー党」(モノクロ 1968年)

d0017381_301885.jpg
▼ビッグノイズフィルム制作
「キロメートル・ゼロ」(90分 カラー 2003年)
音楽=I.N.B.(インファーナル・ノイズ・ブリゲード)

*イルコモンズ編「ウィメンズ・ブロック」(上記短縮版 12分)

▼サンジャイ・リーラー・バンサーリー監督
「デーヴダース」(カラー 2002年)

▼ビッグノイズフィルム制作
「サパティスタ」(55分 カラー 1998年)
音楽=レイジ・アゲインスト・ザ・マシン、ニール・ヤング
(時間の都合により上映延期)

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▼市岡康子監督「クラ~西太平洋の遠洋航海者」(67分 カラー 1971年)
制作=牛山純一 音楽=佐藤勝
(時間の都合により上映延期)
 ↑
1泊2日でもまだ時間が足りない。何時間あれば足りるのか?次は2泊3日か?

▼「ミッキーマウス、ハイチヘ行く」「ザ・コーポレーション」「ザ・ビッグワン」
「レボリューションOS」「アメリカン・ナイトメア」「ニュージェネレーション・
オブ・アクティヴィスト」「誰がジャアントパペットを恐れているのか?」
「HOW TO ダイレクト・アクション」「N30シアトル」「ブラックブロック」
「ピンクブロック」「INB」「バイ・ナッシング・デー」「ホイールマート」
「ストップ・ショッピングツアー」「ショッピングモール・プレイヤーズ」の他、
「スウェットショップ」「フェアトレード」「コモンズ」に関するビデオクリップや
ムービーを多数上映。

[イルコモンズ綱領]
・自分が食べる食糧は自分でもってくる
・自分がつかう食器は自分でもってくる
・自分が使った皿は自分で洗う
・自分が出したゴミは自分で始末する
・自分のことは自分でする
・誰とでも仲良くする
・むやみに買い食いをしない
・出されたものは残さず食べる
・来たときよりもキレイにして帰る
・意見を求められたら積極的に発言する
・提案を求められたら能動的に表現する

以上、各自、自分の健康状態と持続力を考慮のうえ自己責任で参加のこと。
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[推薦図書]
d0017381_4425470.jpg中川李枝子+大村百合子「ぐりとぐら」

野ねずみのぐりとぐらは、森で大きな卵を
見つけました。大きな卵からは、大きな
カステラができました。子どもたちに
圧倒的人気の絵本です。

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[店番レポート]
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[左上] IRAの店番をする、ちびこもんずくん
[右上] 世界のファンジン展示
[左下] 真夜中の給食
[左下] アドバスターズのノー・ロゴ・シューズをはいて、ご機嫌のちびこもんずくん
(*THE WHOの映画「TOMMY」にでてくる"ピンボールの魔術師"みたいだね)
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by illcommonz | 2007-03-10 03:17
▼「好奇字展」公式サイトで、電気マニ車を公開
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「電気マニ車式 西夏文字一覧」(ランダム回転・CCライセンス音源使用)
[画] 河本剛之 [音] イルコモンズ "MANI-SONIC 02-833-45 USB"
http://www.aa.tufs.ac.jp/kanji/

d0017381_19345549.jpgThis mixture phonic is licensed under a Creative Commons
Attribution-Share Alike 2.5 License.

▼ Ry-om "02" from Live
(creative commons - Attribution-Noncommercial-Share Alike 3.0)
http://www.archive.org/details/ryom_live
▼ 833-45 "UNID USB" from Solar Cycle 23.
(creative commons - Attribution-NoDerivs-NonCommercial)
http://www.archive.org/details/apl004

仕事で平日に展覧会を見に来られない方や家が遠くて見に来られない方のために、
「マニ車式西夏文字一覧」のWEB版を制作し公開しました。どうぞお楽しみください。
右下のスイッチをいれると…(以下省略)。会場の実物もぜひどうぞ。なお現時点で
新聞・雑誌・テレビ等のマスコミ取材は一切ありませんので、今が一番乗りのチャンス。
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by illcommonz | 2007-03-09 19:35
▼「ドイツ無政府主義ポゴ党PV」 on YouTube
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イルコモンズ編「A.P.P.D.ドイツ無政府主義ポゴ党 PV」
A.P.P.D. Unofficial PV (w/subtitle in Japanese)
日本語吹き替え版  カラー 8分5秒
http://www.youtube.com/watch?v=oNOoxrxNG0k

[解説] このムービーは、以下のWikipediaのコピーライトフリーの記事と
YouTubeのビデオを勝手にまぜあわせて編集したマッシュアップ映像です。

▼「ドイツ無政府主義ポゴ党」 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』日本語版
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84%E7%84%A1%E6%94%BF%E5%BA%9C%E4%B8%BB%E7%BE%A9%E3%83%9D%E3%82%B4%E5%85%9A

▼Wolfgang Wendland u"ber die Politik der APPD
http://www.youtube.com/watch?v=fS6ZhKv-E4E
▼APPD Wahlspot
http://www.youtube.com/watch?v=eJE6L5mTcjU
▼APPD - Wahlwerbespot
http://www.youtube.com/watch?v=VNEy5em5ugA
▼Pogo-Partei 2005!
http://www.youtube.com/watch?v=1polvflbvzw

これは07年3月7日の素人の乱「第一回 弁士会」のために制作しました。
イルコモンズはA.P.P.D.の党員ではありませんし、A.P.P.D.党員になりたい、
とも思いませんが(なぜならイルコモンズを党員にするような党には入りたくない)
でも、こういう連中が根っから好きなので、愛情をこめてつくりました。その点は、
高円寺ニート組合の「3人デモ」も同じで、ECDが云うように「底辺はいつも豊かだ」
と思います。ということで、貧しいドイツ万歳。すべての美しい国はクソである。

[使用上の注意]
このビデオクリップは来る4月に行われる杉並区区議会選挙とはまったく
なんの関係もないドイツのある政党についてのフェイク・ドキュメントです。
現行の遅れた法律によれば、この動画配信全盛の時代にもかかわらず、
選挙運動に映像を使用することにはある種の制限があるそうです。
ということなので、このビデオは杉並区の区議会選挙とはまったく何にも
関係のないものですが、世の中にはこういうタイプの愉快な連中がいて、
もし東京でこういう感じの連中が選挙にでてきたら、そのとき、自分なら
どうするかを想像してみるのにお使いください。つまり、そういうことです。

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[追記] 「ポゴ党PV」アップ2日目にして、YouTubeの「ニュース&ポリティクス
部門」で7冠を達成。「Top Favorites」カテゴリーでは堂々の第一位。
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おそるべし、ポゴ党。。。いっそ都知事選にでてみたらどう?>ヴォルフガング
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by illcommonz | 2007-03-08 19:22
▼ドイツ無政府主義ポゴ党PV
d0017381_186536.jpgというビデオクリップを、今日の高円寺での
「弁士会」のために編集しました。
構想1時間・準備2時間・制作3時間で、
今できたばかりのノーカット全長版は、
およそ5分のヴィデオ(日本語吹き替え)です。
今日の弁士会で世界先行初上映します。
いずれYouTubeにもアップします。
では、のちほど会場で。

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[追記1] 昨晩の「弁士会」は集まったお客さんたちが店のなか入りきれず、
最初から最後まで全員オールスタンディング・オベーションの大盛況でした。
世界先行上映した「ポゴ党PV」ビデオもなかなか好評でした。ほかには、
米国ハードコアパンクバンド、デッド・ケネディーズのジェロ・ビアフラや、
イッツ・オンリー・ロッケンロール内田裕也(当時51才)が選挙に出馬した時の、
ニュース映像や政見放送も上映しました。

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▼内田裕也 政見放送(1991年)
http://www.youtube.com/watch?v=3BLp1IUEkik
▼Dead Kennedys - California Uber Alles - Biafra Election News
http://www.youtube.com/watch?v=l91nzIpR9qA

あと、マルコム・マクラレンがロンドン市長選挙に立候補(選挙公約はマリファナ
全面解放)のときの映像もどこかにあるはずですが、これはまた次回のおたのしみ。
かわりにこちらを。

▼Documinutery #327 feat. Malcom Mclaren
http://www.youtube.com/watch?v=CqUVPS0eDF4

マルコムについては賛否両論ありますが、イルコモンズは好きです。
ピストルズのマネージャーとしてではなく、シチュアシオニストとして、
そして、名作「ダック・ロック」のミュージシャンとして。

▼Malcolm McLaren - Buffalo Girls
http://www.youtube.com/watch?v=rMVFnLDsEgo
▼Malcolm McLaren - Double Dutch
http://www.youtube.com/watch?v=3d1va5OZMbs
▼Malcolm McLaren - Soweto
http://www.youtube.com/watch?v=PA7MWGEp8dQ

[追記2] 昨晩は、すこし飲みすぎて、しかも朝帰りしたまま出勤したので、
ビデオをYouTubeにアップできませんでした。今日はイルコモンズアカデミーの
準備があるので、アップまで、もうしばらくお待ちください>ポゴ党PV
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by illcommonz | 2007-03-07 18:07
▼ショックトレイラーズ
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「ものによっては本編より予告篇の方が好きなこともある」、昨年のゴダール映画の
講演のとき、たしかそう話しました。たとえば、オーソン・ウェルズの「市民ケーン」
(*映画なのにラジオ番組仕立てになってる)、ヒッチコックの「サイコ」(*ヒックコックに
よるベイツ・モーテルの案内つき)、ゴダールの「はなればなれに」(*NGシーンあり)、
キューブリックの「シャイニング」(*これはものすごく怖い)など、予告篇のなかには
本編の監督自身が監督した特別篇があり、そのなかには名作もあって、そういうのを
見るのは好きなのですが、最近の映画の予告篇は、なんというか、、、、見てると、
と云うより、聞くだけでヘトヘトになります。どういうことかはコレを聴いてみて下さい。

「ショックトレイラーマッシュアップトラック」(1分26秒 mp3)

アップルのサイトにある、二つの最新映画の予告篇の音をマッシュアップしました。
なんの映画かは書きません、ブラインド・テストです。この音をきいて、何の映画の
予告篇かズバリあてることができたら相当な映画マニアです。マッシュアップしたもの
にはバーナード・ハーマンの影響(「サイコ」のアレ)がみてとれますが、それはさておき、
このどーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!
というのは、一体いつからはじまったのでしょうか。最近ではパニック映画だけでなく、
「SAYURI」のような映画の予告篇にも、このどーーーーーーーーーーーーん!が
はいってて度肝をぬかれます。なんとなく「ブレードランナー」が公開されたあたりに
発明された手法のような気もしますが、予告篇を見てみると、そうでもないようです。
いずれにせよ、これはデジタル・サンプラーとドルビーシステムの進化のプロセスの
どこかで、オーケストラヒットの発展形として現われてきたものだと思いますが、このどーーーーーーーーーーーーーーーん!の呼び名や来歴についてご存知の方が
いらしたら、ぜひ教えてください。

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(おまけ)

【イルコモンズ特薦・劇場予告篇名作集】

▼スタンリー・キューブリック監修「シャイニング」予告篇
http://www.movie-list.com/s/shining.html"
▼オーソン・ウェルズ監修+声「市民ケーン」予告篇
http://www.movie-list.com/c/citizen-kane.html
▼アルフレッド・ヒッチコック監修+出演「サイコ」予告篇
http://www.movie-list.com/p/psycho1960.html

あと、「時計じかけのオレンジ」と「博士の異常な愛情」の予告篇もいいですよ。
http://www.movie-list.com/c/clockworkorange.html
http://www.movie-list.com/d/dr-strangelove.html

いまだに世界は原子力エネルギーを持つことをやめられないようなので、
「博士の異常な愛情」は本編をもう一度見なおしてみるのもいいかもしれません。
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by illcommonz | 2007-03-06 18:27