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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼共謀するうさぎのはなし
d0017381_14453883.jpg「うさぎは、山あらし一家に、「豊かな」国々にいる「灰色には腹が立つよ、けど、デモなんか行っても、おもしろくないよ」という人たちのことを話してみることにしました。

「豊かな」国々のデモは、たいていは役所に許可を取ったものですが、「貧しい」国々で灰色と戦う人たちはデモの許可など取りません。許可をとらないことが怒りの表現の、大切な一部だと思っているのです。怒りを表現するのに許可など取るのは、怒りに誠実でないと思っているのです。そういうデモをする人たちは、銃やダイナマイトや、草を刈る1メートルほどの長さの刀を持っています。もちろん、そんな武器で、灰色と基地帝国が新しく組織した「特別予防警察」などに勝てるとは、本人たちも思ってはいません。

けれど、武器を持って、怒りを示しながら、誇りを示しながら、何十万人が、大声で歌を歌いながら、大通りを行くのです。「おもしろい」とか、「おもしろくない」とかいう話ではありません。

「許可を取らないとか、武器とか聞くと、「民主主義的に、合法的にやりましょう!非合法はいけません!」って言い出す人もいるよね。けでど、いわゆる「民主主義」とか「デモクラシア」の歴史は、根幹が非合法の運動の歴史なんだよね。基地帝国の建国も、絵本の国の何とか維新てのも、当時の法律から見たら、みんな非合法。人種差別に反対した人たちも、非合法。」

うさぎも、きららも、山あらしも、山あらしのお母さんも、「非合法、非合法」と言って、うなづいています。虹色の靴下をはいた双子の弟たちは、なにが可笑しいのか、くすくす笑ってます。
「しかし、おもしろくないデモかぁ」 山あらしは、興味をもったようでした。「行ってみたいもんだ。どんなデモか、見当もつかない。僕らのデモは正直言って、「どうか、これ以上、おもしろいことになりませんように」と祈りながら歩いて、終わるとホッとする、って感じだから・・・」
(つづく)

小沢健二「うさぎ!」第6話より
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by illcommonz | 2007-10-31 14:45
▼スポークドラムカウンシル
d0017381_1431134.jpgいま想像をめぐらせてるのは、
ドラムサークルとスポーク会議
のテクニックとノウハウを合体
させたオルタナティヴな「合意
形成」のしくみ。まずは、ドラム
サークルを通じて合意可能な
リズムづくりのコツを身につけ、
それをスポーク会議に転用す
る。スポーク会議のようにドラ
ムをたたき、ドラムサークルの
ように会議をたのしむ。両者に
共通するのは、他人の声と音
に耳をすませるのが大事だと
いうことと、ファシリテイターが
いること。そしてハンドサイン。

[追記] これにさらに「COBRA」のゲリラ・システムをまぜると、おもしろいかもしれない。
今晩、高円寺で「うさぎ!」の会議があるので、さっそくためしてみよう。

d0017381_1610041.jpg「人類の歴史のなかで、平等主義的な社会のほとんどが、集団での決定を、さまざまなかたちの「合意形成(consensus decision making)」の方法でおこなってきた。名前をあげれば、アフリカ、オセアニア、ラテンアメリカ、南アジア、東南アジアの共同体が、今日でも合意形成による集団での決定をおこなっている。そこで多数決がもちいられることはほとんどない。このことにはシンプルな理由がある。顔見知りからなる共同体では、「決定に従わない人たちをどうやって説得するか」ということに頭を悩ませるよりも、「そのメンバーの多くが望んでいるのはなんなのか」を明らかにしてゆく方がずっと簡単だからである。人びとを多数決に従わせることができない場合、票決をとることは最も避けるべき手段である。投票は、屈服やうらみ、憎悪をうみ、最後には共同体の破壊をまねく。多数決がはじめえ一般的となったのがギリシャ・ローマという本質的に軍事的な文脈においてであったということは示唆的だ。1970年代のはじめにまず、ラディカルなクエーカー教徒たちが合意形成のトレーニングを提供してくれた。それは1970年代の終わりから1980年代のはじめにかけての反核運動で直接行動を行おうとするグループ結成のカギとなる重要な役目を果たした。このときはじめてアメリカで、形式のある合意形成、アフィニティーグループ、スポークス会議など、いまではおなじみのツールのすべてがそろった。合意形成による意思決定はこの10年間で世界中にひろまった。ヨーロッパの直接行動をめざすグループは少なくとも2001年のプラハでのIMF抗議行動いらし、アメリカ式の意思決定のプロセスを採用するようになった」。(ディヴィッド・グレーバー「合意形成の歴史」)

d0017381_14402915.jpg「集団での意思決定を、合意形成によって行う理由のひとつは、合意形成という方法がわたしたち自身、もっともよく経験してるものだからだ。もし君が友だちと「どの映画を観にいくか」とか「ボウリングにいこうかどうか」とか「ピザになにをのせるか」を決めるときに投票をやったりすることはたぶんないだろうし、リーダーを決めてリーダーの決定にみんなが従うということもないだろう。これらの場面で、たいていの人たちは「インフォーマルな合意形成」という方法を使っている。云い方をかえれば、私たちのほとんどは仕事以外の時間の多くを、インフォーマルな、もしくは、日常的な「合意形成」によって決めることで暮らしている。実際のところ、人びとが集まって何かをしようとするとき、合意形成はおのずとものごとを決める方法となる。その理由は4つある。つまり「合意形成は人びとが集まって何かをするときにいちばん簡単な方法であることが多いから」「合意形成の方法がうまくいくと、グループのメンバーはそれぞれの専門技術や知識、エネルギーを活かすことができるから」「合意形成という方法は「自発的に集まった人びとはそのメンバーに何かを強制することはできない」という認識があるから」そして「合意形成の利点は「人びとがあるものごとに深く参加している時にものごとがうまくいく」ということだけでなく、合意形成は包摂と協力をはぐくむ方法でもあるため、人びとのものごとへの参加をより強いものにするから」である。これがアソシエーションやネットワークにとって特に有効であるのは、この方法が「効率的な意思決定」と、「どのような声も沈黙させられない」という保障を組み合わせたものだからである」。(ステュワート・ロックフェラー「合意形成のかたち」)

d0017381_1439370.jpg「ファシリテイターには、セッションをうまくリードし、グループが決定をくだすのをサポートするための一時的な権限が与えられているので、ファシリテイターはできるだけ交代されなくてはならない。ファシリテイターは議論が前に進みつづけ、意思決定とアクションにとどりつくように、積極的に議論をまとめなければならない。コンセンサスはサメのようなもので、前に進み続けないと死んでしまう。またクリエイティヴな技術や手法を提案し、物事が前に進むようにすること。また、ファシリテイターは、注意ぶかく、そして積極的に人の意見に耳をかたむけなければならないが、ファシリテイターの決定や方針はいついかなる場合においても退けられる可能性がある。ファシリテイターがむやみに結論を出そうとしたり、その立場をおしつけようとするときには、誰もがそれに反対の意思表示をすることができる。ファシリテイターは、発言に対してしっかりと耳をかたむけ、まとめることや、くりかえすことの大切さを過小評価してはならない。パーキング・ロットやグループ・メモリーは、グループがプランをミックスし、あとからまたリサイクルすうのに役立つ方法である」(「合意形成、その促進、そして解放」からの抜粋と要約)
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by illcommonz | 2007-10-31 14:34
▼反権力の恩寵
d0017381_148138.jpg反権力に思考をがんじがらめにされているわりには
イルコモンズの動きは活発で、口よりも先に手が動く。
それはひとえに思考よりも想像力で動いてるからだろう。
反権力の悪魔に魂を売りわたすことで得られるものが
ひとつあるとすれば、それは齢をとらないということだ。
イルコモンズの幼稚さの秘密はそこにある。
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by illcommonz | 2007-10-31 14:09
▼まこと残念ながら貴殿の(以下省略)
d0017381_13445598.jpgこういうとき「返事はひとつでいい」といわれる。
でも届いた便りがふたつなので返事もふたつ。
ところで快諾のことをよく「ふたつ返事」というが、
あの返事は、ふたつしてもよいのだろうか。
いつか「へいへ~い」とか「ほいほ~い」とか、
そう云ってみたいものだ。
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by illcommonz | 2007-10-31 13:45
▼反権力のとりこじかけの明け暮れ
d0017381_3593668.jpg←あるRSSにこういうエントリーがあった。いや、全くその通り。この意見には全く賛同する、というか、賛同したい。なんというか、「反権力」にがんじがらめされているようにみえる、どころか、ほんとに「反権力」に魂をうばわれ、ほとんど「反権力」のとりこである。いや、とり憑かれてる、と云ってもよいかもしれない。そしてそれはものすごく窮屈で、不自由なのである。たまには「権力」のことなんかさっぱり忘れて、のびのびとものを考えてみたいと思うし、もう少し広い視野からものごとをみて、毎日の暮らしをたのしみたいと、いつもそう思ってるのに、そうできない。それに対し不賛同の意が示されて、ほんとに嬉しい。友だちになってほしいくらいである。実際、「反権力」もまたひとつの「権力」となるというのは本当で、これは実に悩ましいところである。どんなに微力であれ塵も積もれば力となり、好むと好まざるとにかかわらず、求心力が発生する。この力をどう脱力し、平滑化し、分裂させ、循環させるか、そのことをずっと考えてるが、答えはまだみつからない。でも、手がかりはある。スポーク会議とドラム・サークル。いずれも権/力の集中や序列を「なしですませる」実験で、そのどちらにもファシリテイターがいる。いま、「合意形成、その促進、そして解放」というジンをよんでそれを研究中。これはすごくおもしろい。

d0017381_5383589.jpgロックダブコレクティヴプロジェクト編
「合意形成、その促進、そして
解放」 翻訳=poetry in the
kitchen翻訳部 頒価200円
(これはIRAで手に入ります)
このジンは「アンチコピーライト&コピーの配布可」なので、時間がある時に書き写して紹介します。
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by illcommonz | 2007-10-31 05:59
▼すばらしき南回帰線
d0017381_3211221.jpg
(映画「おばさんたちが案内する未来の世界」に寄せて)

「以前は、西欧で生まれた組織モデルが世界の他の地域に輸出されて、その役目を終えていたが、いま、それとは異なる別の流れが生まれている。大衆による「非暴力的な市民的不服従」も含め、ムーヴメントを特徴づけるそのテクニックの多くが、あるいは、そのほとんどが、まずはじめに南半球で発展を遂げている。長い目でみれば、おそらくこれこそが最もラディカルなことだといえるだろう。」(ディヴィッド・グレーバー「新しいアナーキズム」)

グレーバーのこの指摘は非常に大局的なものだが、スケールが大きすぎて、まだしっかりと認識されてない世界の流れを的確に捉えた指摘だと思う。長い目でみれば、「この指摘はまったく正しかった」と云われる日が来るだろう(というか、もう来てると思う)。「二十一世紀のムーヴメントの風は南から吹いてくる」。南とはひとまず、中南米であり、アフリカであり、南アジアであるが、もちろんそれだけではない。どんな土地にだって南部があり、どんな街にだって南地区があり、どんな建物にも南側がある。そして精神や思考にもそれはあるだろう。「まず南からはじめよ」である。「もうひとつの世界」の太陽は南からのぼり、未来は南からやってくる。ウソだと思うなら、「おばさんたちが案内する未来の世界」をみてみるとよい(人類学者はボケッとしてる場合ではないと思う)。「悲しき熱帯」なんて、もういいかげん忘れて、南へ回帰しよう。人類学者はそれをトロピカルなロマン主義への退行だと云うかもしれないが、好きなように云わせておけばよい。「おばさんたちが案内する未来の世界」をみれば、これがロマンではなく、リアルだということがきっと分かるだろう。
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by illcommonz | 2007-10-31 03:47
▼カルマンの教え
d0017381_2481065.jpgイルコモンズが仕事に使ってる
パソコンのデスクトップには、
ティボール・カルマンの
このグラビアが貼ってある。

ティボール・カルマン曰く

「よいデザイナーたちは、
よくトラブルをひきおこす。
作家と芸術家もまた然り」


これをみるたび、「最近、ちゃんとトラブルをひきおこしただろうか?」、
「デスクトップがかたづきすぎてやしないだろうか?」とおもう。
最近、雑誌などでよくみかける「デザイナーにな方法」とか
「アーティストになる方法」とかに抜けてるレッスンはこれだと思う。
そこにはトラブル回避のことばかり書いてあるが、それでいいのか?
効率性や常識に飼い慣らされた作家や芸術家におもしろいものが
つくれるのか?と猛烈な自戒をこめて、そう問いたい。
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by illcommonz | 2007-10-31 02:56
▼「資源人類学全9巻」装幀
d0017381_1573770.jpg
片手で展覧会の仕事をしながら、もう片方の手で装幀を手がけてた、
これがようやく手をはなれた。「全巻同時刊行」なので、「全巻同時入稿」。
途中から並製が上製に変わったり、二色刷りが単色刷りになったりと、
体裁が二転三転するたび七転八倒させられたが、とにかくこれでおしまい。
事情があって装幀料は出ない。だが無償だからといって手をぬくわけには
いかない。報酬のある仕事なら、その額に見合った相応の仕事量や作業量
というのがあるが、無償の仕事にはそうした相場がない。どこまでやれば、
相応なのか判断がつかない。というより、すでに最初から相応ではないの
だから最後まで相応にはなりえない。デリダなら「アカウンタブルな無為の
活動は底なしの思考を喚起する」と云っただろうか、などということを考え
ることができたのが、イルコモンズのとりあえずの分け前か。
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by illcommonz | 2007-10-31 02:40
▼「文化人類学解放講座」休講
d0017381_1312254.jpg「白門まつり」開催中につき、
明日の「文化人類学解放講座」は、
しずかにお休みします。

話し相手のいないイルコモンズの
週に一度のたのしみなのに、
残念だ。。。

天よ、我らに教職を。
(また不採用か、ふん。)
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by illcommonz | 2007-10-31 01:37
▼Smart Urban GOing CArd
d0017381_1855748.jpg略して「スゴカ」。。。。。

JR九州のICカード乗車券、
名称は「SUGOCA(スゴカ)」

これは九州の方言で、感嘆と賞賛を表わす句。
したがって一般に「スゴかーぁ!」と語尾を伸ばし、
ことさら大きな声で発音する。

キャラクターは、ウゴウゴ・ルーガのロドニーのデザイン。これはスゴいのか、
といえば、どうだろうか。ちなみにイルコモンズは、スイカもパスモももってない。
だから、アーバンでも、スマートでもない。でも、それでいいと思ってる。
いつ、どこで、なにをしたかを正確に記録され、管理されるのが嫌なのだ。
かわいいデザインのものには、かわいらしくカモフラージュするワケがある。
かわいいそのカードのなかには超高性能のICチップがうめこまれている。
ICチップをうめこまれたカードを肌身離さず持つことは、ICチップを自分の
からだにうめこむのと同じような気がする。考えすぎだろうが、でも、そう思う。
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by illcommonz | 2007-10-30 18:13