Top

いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
以前の記事
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月
2005年 08月
2005年 07月
2005年 06月
2005年 05月
2005年 04月
2005年 03月
2005年 02月
記事ランキング
<   2008年 12月 ( 30 )   > この月の画像一覧
▼246表現者会議一周年祝祭鍋
d0017381_082753.jpg「246表現者会議一周年祝祭鍋」
[日時] 2008年12月26日(金)18:00~
[場所] 渋谷駅南改札東口喫煙所横あたり
今日は仕事の帰り、渋谷駅に寄って、
ちょうど一年前のこの日にはじまった
「246表現者会議」の一周年を祝う鍋を
ごちそうになった。路上に段ボールを敷いて、
外で食べる鍋がおいしくないはずがない。
[PR]
by illcommonz | 2008-12-27 00:09
▼[再掲載] イルコモンズ童話「クリスマスはナンニモナイ」
d0017381_1023649.jpg
「あははは。」
「おい、イルコモンズ。」
「なんだ、ちびこもんず。」
「クリスマス、おわったよ。」
「終わったね。でも、心配しなくっていいよ、
今年のが終わっても、また来年のがくるから。」
「クリスマスのケーキ、たべそこねたよ、ぼく。」
「食べなかったね、クリスマスのケーキ。」
「クリスマスツリー、かざりそこねたよ、ぼく。」
「飾らかなったね、クリスマスツリー。」
「クリスマスのうた、うたいそこねたよ、ぼく。」
「歌わなかったね、クリスマスのうた。」
「サンタのじいさん、こなかったよ。」
「こなかったっけ?サンタのじいさん。」
「ぼくのくつした、からっぽだったよ。」
「からっぽだったんだ、きみのくつした。
でもね、クリスマスじゃないときだって、
プレゼントをあげたりもらったりできるんだから、
クリスマスの日くらいは、"プレゼントはなし"
ってのも、わるくないもんだよ。」
「なーんにもなかったよ、クリスマス。。。」
「なーんにもないクリスマスだったね。。。」
「・・・・」
「なーんにもなかったのはだね、
きみとぼくがいれば、あとは、
なーんにもいらないからだよ。」
「・・・・」
「・・・・」
「おい、イルコモンズ。」
「なんだ、ちびこもんず。」
「おとなのくせに、絵本のよみすぎだ。」
「あははは、そうだね。」
「おい、イルコモンズ。」
「なんだ、ちびこもんず。」
「ちょっと、だっこしてくれ。」
「よし、きた。」
「ぎゃははははははははっははははは!」
「あははは。」
「やめろぉぉぉ、死ぬぅー、くすぐったぃ、やめろー」
「愛してる、って云うまで、やめないよ。」
「ぎゃははは、あはは、あは、あいしてるぅ。」
「よーし、さあ、クリスマスは終わったから、もう寝なさい。」
「おい、イルコモンズ。」
「なんだ、ちびこもんず。」
「ねるまえに、おはなししてくれ。」
「どのお話がききたい?」
「あのおはなし。」
「おくりものはナンニモナイ?」
「そのおはなし。」
「よし、きた。では、ものがたりの、はじまりはじまり。
"きょうは、いつもと、ちがうひ"...」

(うた)
「聖歌隊のコーラスが流れてる
 鐘も響いてるクリスマスです
 夢にみた、何にもなれず、
 出会いは、君の夢も、うばった。
 だけど、いまも、僕のなかに、
 持ちつづけてる、君とともに…」

(「イルコモンズのふた。」(2007年12月26日より)

--------------------------------------------
[追記1] 高円寺のデモの最後に陽光くんも云ってたけど、
クリスマスがきらいなわけではない。きらいなのは、
商業化されたクリスマスで、やみくもに消費を扇動する
ビジネス・イベントとしてのクリスマスを粉砕し、
それとはちがう、別のものにもどしたいだけのことだ。

[追記2]
「母親に会いに行くため消防車を盗みました」
「サウスソルトレーク警察は、クリスマス休暇でワシントンに帰省するため、消防車を盗んだ男(25)を逮捕した。警察によると、消防隊員たちは、50万ドル(約4500万円)の消防車がクラクションを鳴らしながら署から走り出すのに気がついた。隊員たちは消防車に追いつき、運転席にいた男としばらくの間、もみ合った後、最終的に屈服させ、駆けつけてきた警察官が男を逮捕した。警察の取調べに対し、男は「クリスマスにワシントンに住んでいる母親に会いにいこうと思った」などと供述しているそうだ。(2008年12月25日)

赤い色の消防車をみて、「これだ!」と思ったにちがいない。
[PR]
by illcommonz | 2008-12-26 10:02
▼[再掲載]「クリスマスの本」
d0017381_9494432.jpg
「クリスマスがどういう日なのかは、結局のところ、人それぞれだと思うけど、
クリスチャンでないイルコモンズ(とちびこもんず)にとってクリスマスというのは、
とっておきの好きな本をゆっくりまとめて読みなおす日。たとえば、それはこんな本。

▼イエルク・シュタイナー「ぼくはくまのままでいたかったのに」
▼パトリック・マクドネル「おくりものはナンニモナイ」
▼ポール・フランソワ「ゆきのひのおくりもの」
▼マーガレット・ブラウン「たいせつなこと」
▼トミー・アンゲラー「すてきな3にんぐみ」
▼エーリヒ・ケストナー「どうぶつ会議」
▼佐野洋子「100万回生きたねこ」
▼グリム童話「ブレーメンの音楽隊」

時節柄、冬の話と贈り物の話が多い (いちばん最後にある表紙のないものは、
本として出版されたことがないからで、題名は「りすぼうやのおつかい」という。
作者はイルコモンズの母で、こまったときはかならず誰かが助けてくれて、
苦労はかならず報われるという動物譚)。人からどんなに幼稚と云われようと、
これがイルコモンズの、ギフトエコノミー、アナーキズム、デモクラシー、
文明批判、アクティヴィズム、みんな主義、ロマン主義、その他いろいろの、
複数の原点にして正典」
(「イルコモンズのふた」(2007年12月24日)より)

.................................................................
[追記] 今年はこの本が加わった。

d0017381_950172.jpg
▼酒井駒子「くまとやまねこ」

それ以外は変更なし。本当にいいものと好きなものは、
そんなにころころとふえたりへったりしないもの。

[参考]▼なぜ大人になっても絵本や童話をよむのをやめられないのか?
http://illcomm.exblog.jp/7012505/
(「イルコモンズのふた」(2008年1月19日)より)
[PR]
by illcommonz | 2008-12-26 09:55
▼クリスマス粉砕 高円寺サウンドデモ顛末記
d0017381_944846.jpg
「世界中に定められたどんな記念日なんかより
 あなたが生きている今日はどんなにすばらしいだろう。
 世界中に定められたどんな記念碑なんかより
 あなたが生きている今日はどんなに意味があるだろう」
 (ザ・ブルーハーツ「TRAIN TRAIN」)

 「・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・・
 (イヴ・ドゥリュイテ「BORN SLIPPY」)

 「そして最後に愛がおりてきて、生きてることを感謝したくなる。
 君は本当にすばらしすぎて、まったく目がはなせない」
 (ボーイズ・タウン・ギャング「君の瞳に恋してる」)

以下、抜粋と引用と転載。
...................................................................................

▼「クリスマスより自分の踊りを踊れ」(インテリパンク)
 「今年三回目の素人の乱のサウンドデモ。セカンド・サマー・オブ・ラブのずいぶん変わって土着化した高円寺の流儀が、回数を重ね洗練されてきた感。これがナンセンスだという批判言説より、現実の経済の方が洒落にならず非合理でナンセンスだと馬脚を現した2008年。今年の街遊び納め気分で仕事をサクッと終わらせ高円寺へ。
 警察バスかまぼこ2台が浮かれる高円寺駅前に不粋に横着けされていた。既に「じゃましマンの限界演芸展」で『日本心中』の大浦信行監督が言った通り、撮影スタッフを連れて来ていた。じゃましーのトラメガの饒舌さは、個展から続く芸人的本番モードが入ったままで頼もしい。警官いじりのネタの切れ味は冴え渡って、こちらのモードを談志の高座へ集うそれへ持っていってしまった。松本くんと陽光くんのトラメガの掛け合い漫談も調子良く景気良く弾けまくって滑らない話だった。
 クリスマスという逆境の参加者には貪欲なモチベーションが有り余り、出発前から昂揚としていた。発泡酒は何種類かあり、寒さ紛らわせに呑み比べて出来上がっていた。クリスマスというモノの親しみやすさからか、イシューに対する解釈の自由さが伝わって来た。吊るし上げられたサンタクロース、パロディーでしかない聖歌隊。自分らしいクリスマスの誠実な回答を心に用意して集った、自分の祭をやる意気込みを、そのテンションの高さは現していた。クリスマスに託つけて2008年最後の祭をしようという奴らばかりだったに違いない、物好きな暇人ばっかが少数精鋭100人程だったか虎視眈々意気揚々。
 サウンドトラックも∞+∞=∞セッティングで温めのダンス物やなんかかけて場を解してたいた。車体は紅白幕に「クリスマスはウソだった!」と東スポ冗談調なスローガン。この際、クリスマスの消費主義や恋愛主義以上にクリスマス価値観の同調主義や権威主義をちゃかしてやろう!ってな冗談企画。これが真面目にバカバカしいことに一生懸命になってみるってのか、既に車はお祭の山車だった。
 一発目サクちゃんのDJ。「メトロポリタンミュージアム」でポップで和むスタート。でもやっぱり、シューゲイザーから「Love Your Money」へと雪崩れこんだ。完璧なDJとしてこの高円寺ええじゃないかのスタートを祝福した。何度も歓声をダンサーから勝ち取りながら青梅街道まで進んだのだ!
 今日の最功労者「パンクロッカー労動組合」のメトロノーム村上/ヒマジンKIKUのDJ。杉並署にデモ申に行く途中に職質に合う村上君、彼の純粋なマヌケさが現れてて完全にヤラれた。露骨な社会的排除が非正規労働者には課せられる、正直だけど素直じゃないぜ!Clashは White Riot か Complete Control かなんかで Damned は New Rose。反抗的で実直で真っすぐで由緒正しかった。ハロゥハロゥそっちはどれくらい酷い?「Smells Like Teen Spirit」はロスジェネの国歌の様に鳴り響いた。あとは色々かけてたけどもう騒ぎ過ぎてて忘れた。グランジ世代はプロザックジェネレーション。オルタナは、鬱で死にたくなる新自由主義時代の親よりも豊かにはもう成れないと確定した世代の音楽。
 もう例えばアタリでもギターウルフでもストラッグルでもいいけど、テンション上げ過ぎてキックとノイズしか聴こえない状態の原始的なロックンロールになっていた。アンチノックかDOMがその場に現れたかの様なモッシュ。ガードレールが最前列前の柵に見えてきて、警備の警察もサマソニにいる海兵隊 SP かのような仕事ぶり。駅前南口~青梅街道~環七~高円寺中央通りをコの字に高円寺南二丁目をぐるり一周して最後は内巻きに古着屋の軒先を舐めてスタート地点の高円寺中央公園に帰ってくる。年末の世間では押し迫ってきた気分+クリスマスのちょっと異常な大事な日にしてる感、が合体した空気感を引裂きながらも、街のキャラクターで調和していた。何が鳴っててももう関係なかったのかもしれないってなぐらい、その空気に酔っぱらってしまっていた。そして身体は限界を超えているのにステップは止まらないトランス状態で、好き勝手な歓喜を上げていた。
 やっぱりベタな最良の大味な選曲が、警察や路上の人から見えるサウンドデモには合うのだろうか。DJイルコモンズの必殺連発、 UNDERWORLD「Born Slippy」のremix?でグアッと大衆に突き刺さり蛸踊り、世界一高円寺が似合うアンセム的「TRAIN-TRAIN」でまた音楽的信仰心あるパンクスが大合唱しながらモッシュ、あれは誰のバージョンだ?「君の瞳に恋してる」で死ぬまで踊らされる気分になっちゃってそこら中がミロスガレージになってた。TRAIN-TRAINでは、その価値観の純粋な信者となって、その唄世界と高円寺のこの今の情況とのシンクロに熱くなり、祭に陶酔する踊り子となった。日本シリーズ優勝時のようなビール掛けが、警備と称し取り囲む警察さん達にも振る舞われ、それが一つの様式にまで高まった。ヒロトの声がクリスマスの街中で、高円寺の公園側の古着屋通りに響き回った、聖歌のように愛誦される心情パンクスの人々の元へ。嬉し泣きするに近い感情で、警備と握手しながら公園へ。公園解散後も陽光 松本 お母さん DJ達のダイブのは続くなど、気分は沸騰したまま、幾分か収まるまでは、踊り疲れながらもお互いを讃え合ううちら。
 打ち上げで「高円寺きのこ」の話をした。直接繋がってなかった友人たちが同じく出没していた「これから何かが興りそうだった場所(陽光くん)」場所。今夜はその熟した成果だったのではないだろうか。Yonchome Cafe から眺め下ろされる場所で集団は終電まで呑み語った。」



▼「ハッピーなクリスマス粉砕デモ記」(はーぴーさん)
「集合場所の公園に行くと、イルコモンズさんが、なにやらでっかいパペットを背負っていらっしゃる。見ると、G8サミットでの不当逮捕に対する「不起訴状(とでもいうのかな?)」の拡大したものを胴体(のびのびデモを思い出すとなんか泣けるっす)として、SERPICA NARO(だったかな?)の顔がついてるパペットで、その前の大きな緑色の幕には「東京から、ギリシャとアメリカに連帯をこめて」的な英語が。さすが応答が早い!!しかも黒くて長いチューブをくわえているので、「???」と思ったら、なんとパペットにサンバホイッスルみたいのが取り付けられていて、イルコモンズさんが黒チューブを吹くと笛が鳴るのだった!!なんだこれー!そのうち、どこかに写真が出ると思います。言葉じゃ説明むずかしい!(※今日のデモに来ていた PARCのイルコモ・ゼミの人々は皆カズー持参でした。そう、カズーは持ち歩きたくなるよね!)。
 まあそんなこんなでスタート。1曲目が思いがけず大貫妙子の「メトロポリタン美術館(ミュージアム)」。いきなり呑気&ファンタジー!でも好き!!カズーで一緒に吹いてしまった。あとは元気のいい音楽が盛大に鳴ったり、懐かしい曲とかアニソン(私分からなかった…世代が違うみたいだ)とかも。タンバリンを鳴らしすぎて、帰りに手がすりむけた。最後の最後でイルコモンズさんがパペットを下ろしてDJに。いきなり4つ打ち、UNDERWORLDの「Born Slippy」のイントロのループが鳴り響いてうわーっと盛り上がって、急に今年のフジが蘇った。(UNDERWORLDがトリだった。「Rez」とかやってたなぁ)途端に曲はブルーハーツの「トレイントレイン」!!! 路上大沸騰・大合唱!!! さすが!!!公園に戻ってからも、なぜか滑り台からダイブする若者を下で受け止めてみたり、まだまだ勢い覚めやらず。」

▼「クリスマス粉砕!」高円寺デモ!(ris(A)bellさん)
 「それにしても、高円寺のサウンドデモというのは何だってあそこまで盛り上がるのだろうか?ああなるとデモというよりもお祭りそのものだし、個人的には旗持っていったのが邪魔くさくてしょーがなかった!!今年は色々あったけど、高円寺のデモがシメにこうしてあると気分的に楽になるというか最高ですヽ(´ー`)ノ選曲が派手だったんで怒さんの盛り上がりもすごかったし(笑)デモの最中、警察にネタで「メリー・クリスマス!」とかやったら苦笑いしてました。確かに彼らのクリスマスは、このデモの見張りで粉砕された訳だから成功したといえる!

▼「サウンドデモ体験」(けしーさん)
 「サウンドデモなんて無意味で迷惑だというのが多くの意見だが、デモ参加者は合理主義によって全ての環境が秩序、工学化し、モノを買わせるように仕向ける。その裏には、グローバル資本経済での搾取が潜んでいる、無意味に見える主張の中にも基本的にはその主張がある。だからこそ自分たちの手でストリートを取り戻して身体性の自由を確保するんだ実際にサウンドデモに参加してみて身体性を確保できたかといったら微妙だった気がする。警察の取り囲む70mの公道からはみだしてはいけないし、そしてその中で踊るには少し窮屈過ぎた。ECDや磯部涼から新しい形の左翼のようなものに興味を持ち始めていて、毛利義孝のはじめてのDiYなんかを読めば、サマーオブラブのような自由への解放の楽しさを感じる。DJのかけるアタリ・ティーン・エイジ・ライオットからスタートしてパンクがかかりまくる中、高円寺を一周し、最後イルコモンズのテクノがかかって、ラストのブルーハーツのトレイン・トレイン合唱は、最高に楽しかった。でも窮屈以外にも少し違和感が残っていたのは捨て切れない。その違和感はもっと考えたいと思う。」

▼「「DJを刺し殺す」とサウンドデモが脅迫された件について。 」(∞+∞=∞)
「さてさて。こういった例を思い返してみると、同じ爆音でも「刺し殺してでも止めてやる!!」と怒り出す人や、同じ怒ってる人でも「選曲が悪すぎる!!」とDJの内容に怒っている人もいるし、曲にノリノリで「キャーー!!もう、超ー最高!!」と、脱ぎだしちゃう女の子までもいる。実に様々な反応があるということだ。そしてサウンドデモが素晴らしいのはこういった意味での多様性で、なかなか普通のデモでは怒り出す人もいなければ、服を脱ぎだす人もいないくてずいぶんとつまらないのである。それはおそらく「主張」や「意味」にデモそのもののスタイルが縛り付けられているからで、音楽やダンス、コスプレやパペットという祝祭性だけが、そういった「大きな政治」ではなく「小さなな等身大の政治」を可能にすると僕らが考えているからだ。話を元に戻せば「高円寺パトロール隊」氏は「何も思想も主張も無いデモをやりやがって!」と怒っているが、まさにサウンドデモと出会って怒り出したり、服を脱ぎだしたりすることこそが、政治であり意味であり、主張であり、スタイルの発露とそれらの激突であることを、どうして気がつかないのだろうか?デモに対して怒ることは一種のデモでしかない。(ただし、一方的な身体的暴力をデモンストレーションとは言わない。それは脅迫に基づく強権だからだ。) 

高円寺パトロール隊さんへ
http://illcomm.exblog.jp/9110379/
クリスマス粉砕高円寺サウンドデモ顛末記
http://illcomm.exblog.jp/9113273/

 イルコモンズさんが「高円寺パトロール隊」氏への返答ですでに書いていることだが、氏が「無意味」や「主張ではない」と思ったところに、ノイズのようにどうでもいいと考えた部分にこそ、僕らが大切だと思っている、譲れない物がある。何度でも書いてきたことだから繰り返すのもウンザリするが、サウンドデモは確かにただのくだらない馬鹿騒ぎのように見える。だけど、そのくだらない馬鹿騒ぎのために何度も逮捕者が出たり、無償の労働力を大勢が提供してきたのは、その馬鹿騒ぎが、決してお金という価値や物差しでは買えないからだ。また、決してこの行為が政治的な意味ある主張という大儀に回収されないからだ。政治的に意味ある主張というのは危険なのだ。なぜならそれは、それを主張する以上、達成すべき目的や、かなえなければならない約束となり、そこから「勝利」だとか「敗北」だとかいう旧左翼的なくだらない闘争の成果主義が生まれるからだ。政治は、決して、訪問販売員の成果グラフや社史のように記録され、比較されるべきではない。こういった政治的な成果主義や、金で買える価値や意味があるサービスや物という合理性の範疇の外こそが、祝祭性という特殊な「まつりごと」を可能にする。路上で楽しければすでに僕らは歴史的圧倒的大勝利を手にしているのだ。これ以上何を望めばいい?何も要求することや主張することなんてない。自分がいかにこの場所を楽しんでいるかということ以外には。政治の聖性が存在するのはこの一瞬だけだ。それを生み出すことが僕らの狙いだ。とにかく、24日、僕らは、資本主義が生み出した偽クリスマスこそがウソの祭りであり、それを粉砕するのは本当の、偽りの無い「まつりごと」だけだと主張し、それを路上で実現したのだ。高いニセ物掴まされて踊らされるより、自分で踊って楽しむのが本物なのさ。どうか高円寺パトロール氏よ、このことを理解して、ぜひ来年はデモに参加していただくことを期待する。」
[PR]
by illcommonz | 2008-12-26 09:08
▼NU★MAN+IRA
d0017381_1385073.jpg
 さて ぼくらは もう一度
 倉庫や 物置きや 机の引出しの隅から
 おしまげられたり ねじれたりして
 錆びついている<民主々義>を探しだしてきて
 錆びをおとし 部品を集め しっかり くみたてる
 <民主々義>の<民>は庶民の民だ
 ぼくらの暮しを なにより第一にするということだ
 ぼくらの暮しと 企業の利益とが ぶつかったら 
 企業を倒す ということだ
 ぼくらの暮しと 政府の考え方がぶつかったら
 政府を倒す ということだ
 それが本当の<民主々義>だ
 ぼくらは ぼくらの旗を立てる 
 ぼくらの旗は 借りてきた旗ではない
 ぼくらの旗のいろは 赤ではない 黒ではない
 もちろん白ではない 黄でも緑でも青でもない
 ぼくらの旗は こじき旗だ 
 ぼろ布端布をつなぎ合せた 暮しの旗だ
 ぼくらは 家ごとに その旗を 物干し台や屋根に立てる
 見よ 世界ではじめての ぼくら 庶民の旗だ
 ぼくら こんどは後へひかない
 (花森安治「見よ、ぼくら、一銭五厘の旗」より)

d0017381_39632.jpg
今日は仕事の帰りに新宿のIRAに寄って、毎週木曜にやってる、
縫うアクティヴィズム・NU★MAN in IRA、通称「ヌーマニラ」で、
花森安治の「民主々義の旗=こじき旗」を協働でこしらえた。
何年も前からやりたいと思っていたことが、やっと実現した。
ひとつとして同じ柄のない、いろんなサイズのこじき旗を
これからたくさんこしらえて、万国旗のようにつなげ、
いつかどこかに飾ってみたい、とそう思っている。
縫い物のあいまに「カズー・オーケストラ」の練習もやった。
誰でも必ず吹ける世界でただひとつの管楽器で、
誰でも等しく参加できるデモクラシー楽団をつくりたい。

d0017381_845346.jpg
[PR]
by illcommonz | 2008-12-26 01:38
▼高円寺パトロール隊さんへ
d0017381_1171898.jpg高円寺パトロール隊さんへ

こんにちは、はじめまして、
イルコモンズです。

ちょっと遅れましたが、
いただいたコメント
お返事します。


まずはじめに、いきなり刺されたり危害を加えられるのは、こまります。
真面目にこまります。そう思ったので、こうやって真面目に返事を書きました。

まずは、昨日のデモで、人を刺したり危害を加えるに値するような、一体どのような迷惑をおかけしてしまったのかについて、もっと具体的に教えてもらえないでしょうか。あるいは、それはすでにコメントに書かれているように、昨晩のデモが「思想も目的も無いデモ」で「うるさい」ものだと感じられたからでしょうか。だとしたら、それについては意見がありますので、それをまず先にこちらからお伝えします。

たしかに、昨晩の高円寺のデモには、すぐにそれと判るような、ひとつの思想やひとつの目的はなかったと思います。かわりに、たくさんの思想とたくさんの目的が寄り集まってるように見えました。たとえば、派遣労働者のクビ切りに抗議するために来ていた人たちもいれば、過剰な消費に明け暮れるいまの社会のあり方に疑問を投げかけるために来た人たちもいました。また、NYの学生たちの大学占拠に賛同の意を示すために来ていた人たちもいました。さらには、特定の「思想」や「目的」を持たずに手ぶらでやって来た人たちも大勢いました。そんなふうに、はっきりした「思想」や「目的」は持ってなくても、いまの世のなかに対して、疑問や違和感を持ってる人たちが大勢います。閉塞感や疎外感を持っている人たちが大勢います。その感覚は「思想」なんかよりもずっとリアルで、生ナマしいものです。そうした「思想未満」の感覚を、デモというかたちで社会にむけて共に表現し、たとえわずかな時間でも、日ごろの息苦しさ(=生き苦しさ)から解放されて、「のびのびしたい」と考えるのは「人間の生の欲求(にんげんのせいのよっきゅう)」として切実なものです。仮にそれが「真面目」で「まとも」なものにみえなかったとしても、あの「バカ騒ぎ」を求める「情動(じょうどう)」は真剣なものです。どうかそこをわかっていただけたらと思います。

僕は、昨晩のデモはそうした「人間の生の欲求」や「情動」を「思想も目的も無い」というふうに排除したり抑圧せず、互いに受けとめ、肯定し、分かち合うものだったと思っています。もちろんデモが通過してゆく数分間のあいだ、街路に面した商店街や集合住宅地の方がたに及ぼす大音量の音楽が「迷惑」となり得ることは十分承知しています。デモは個々人の自発的な意思による直接行動なので、デモ全体を代表して何かを云うことはできませんが、DJのひとりとしてならお詫びを述べる用意はあります。昨晩、高円寺パトロール隊さんには、ことのほか、ご迷惑をおかけしたようですので、デモの最後にかけた3曲分よりもずっと長い時間をかけて書いたこの文章で、お詫びします。そのうえで「迷惑」ということについて、少し意見があります。

d0017381_1173451.jpg昨晩のようなサウンドデモでは、見ず知らずの人たち同士が互いに足を踏んづけあったり、頭や体をぶつけ合ったりして、そういう意味では迷惑のかけ通しです。でも、デモの中ではよほどのことがない限り、それに怒ったりはせず、自分の体でそれをじかに受けとめ、そうやって互いにかけ合う迷惑を認め、許し合うことで成立しています。ふだん僕らは「他人や人様に迷惑をかけないように」とそう教えられていますが、人間が生きてゆく限り、どこかで必ず誰かに迷惑をかけてしまうものです。電車に乗って座席に座れば、席のない人たちにとっては迷惑な存在になります。レジにならべば、後ろにならぶ人たちにとって迷惑な存在になります。そんなふうに人間はただそこにいるだけで他人の「迷惑」になりかねません。でも、それを「迷惑」と考え、それを恨んだり排除してしまっては人間の集団としての社会は成り立ちません。根本的なところで、社会というのは人間が互いにかけあってしまう迷惑を許容し合うことで成立する集団だと思います。もし本当に誰にも迷惑をかけず、また誰からも迷惑をかけられずに生きたければ、無人島や山奥で独りきりで暮らすしかないでしょう。もちろん人が人にかける迷惑のなかには、明らかな悪意によるものや犯罪的なもの、そして人として許すことのできない迷惑があり、それを肯定することはできませんし、また肯定する必要もありませんが、迷惑のなかには、ちいさな迷惑、ゆるすことのできる迷惑、どうにか我慢できる限定された迷惑もあり、迷惑をかけることをあまり怖れてしまうと、本当に生き苦しくなります。

d0017381_1802049.jpgたしかに、人が人にかける迷惑は、文字通り、迷惑なものですが、それは社会の「こまった共有物」として受けとめ、ありがたくない贈り物として互いに交換しあわなければならないと僕はそう思っていますし、デモはそういう迷惑のひとつだと思っています。デモが掲げる思想や目的、その主張や意味を共有しない人たちにとっては、それは、ただうるさくて、騒がしく、交通や通行の邪魔になる、目障りなものかもしれませんが、でも、たとえそれに賛同しなくても、同じ時代の同じ社会に生きていて、やむにやまれぬ感覚や情動を持った人たちが発する声や訴えとして、それを受けとめる寛容さは大切だと思います。ヘンリー・ソローはこう書いています。

 「足なみのそろわぬ人をとがめてはならない。その人は、
 あなたのきいているのとは別のもっと見事な太鼓に
 足なみをあわせているかもしれないのだ。」

サウンドデモが「もっと見事な太鼓」だとはいいませんが、いまの社会のなかで何かを感じてる人たちが打ち鳴らす別の太鼓であることは確かです。もともとデモクラシー(=民主主義)というのは「社会や政治のことに口出しをするような身分ではない」と考えられていた「デモス」たちのあげる声や叫びに耳をかたむけ、その声に承認に与えるシステムだといわれています。なので僕は、民主主義とは本来的に「面倒くさくて、うるさくて、そして、やかましいもの」だと思っています。そして、サウンドデモはそうした現代のデモスたちのデモだと思っています。

(参考)▼「アーキデモクラシーズ」(「イルコモンズのふた」08年3月28日)
http://illcomm.exblog.jp/7582112/

昨晩のサウンドデモでは、デモの外にいた高円寺の近隣の人たちに対して一方的に迷惑をおしつける格好になってしまっていたかもしれませんので、その点はDJのひとりとしてお詫びします。でも、そのサウンドデモの中では、互いに頭や体をぶつけあい、足を踏んづけあいながら、人が人にかけてしまう迷惑を互いに許し合い、交換しあうということが起きていたことを、ぜひ知っていただきたいのです。

d0017381_1203192.jpgもちろん、これは昨晩のデモを代表するものではなく、あくまで参加者のひとりとしての意見です。たぶん次は、来年のメーデーに何かやることになるかと思いますが、そのときはサウンドデモのDJではなく、それとは別のことをやろうと思っています。そのとき、もしかすると、また御迷惑をおかけするかもしれませんが、次回はいまここに書いたようなことが、もう少し伝わるような工夫をしますので、どうかおゆるしください。

最後に、僕はクリスチャンではありませんが、本来、クリスマスというのは、バーゲンやパーティーの日ではなく、「隣人を愛す日」だと、そう思っています。ということで、高円寺パトロール隊さんに、メリークリスマス。
[PR]
by illcommonz | 2008-12-25 18:16
▼歳末謝恩DJ
d0017381_3152357.jpg
「クリスマス粉砕デモ」
[日時] 2008年12月24日(水)18:30集合 19:30 デモ出発
[場所] 高円寺中央公園出発で、高円寺一周デモ。
[DJ] メトロノーム村上/ヒマジンKIKU/サクちゃん/イルコモンズ

「大変だ大変だ!!いよいよ年末になるにしたがって、
街はきらびやかになっていき、ボッタクリと金もうけばっかりだ。
やいやい!こうなったらデモしかないぞ!!もはや我々に金はない!
ひたすら金を使わせようとするボッタクリクリスマスを蹴散らして、
勝手な祭りをやってしまおう!!」

※酒持ち込み自由
※寒いので厚着をしてきたほうがいいかも
※大雨等テンションが下がる気候のときは中止

-----------------------------------------------
明日のデモではこの夏の「のびのびイルコモンズ」デモの御恩返しをします。
洞爺湖サミットに反対するデモで「スピード逮捕」されてしまったせいで、
デモでプレイできなかった曲、その晩のクラブ・イベントでプレイできなかった
曲がまだパソコンの中にそのまま残っています。明日はその中からとっておき
の曲をかけます。逮捕された時に使ってたパソコンと、逮捕されたときと同じ
サウンドシステムで未遂のプレイを再現します。歳末謝恩在庫一掃DJです。
「イルコモンズの逮捕自体は不当なものだった(そして面倒なことになった)けど、
あのタイミング(DJをスタートして2分)でイルコモンズを拘束しておいてよかった...」
と警視庁にとっくり思い知らせてやるようなフレンドリーでコモンな選曲で臨みます。
粉砕デモとはいえ、クリスマスの夜のDJなので、黒いサンタクロース役に徹します。
プレゼントはありませんが、とっておきのアンセムをギフトします。ということで、
これで今年の役目も終わり、厄も終わる(はず)。

[参考]前回の高円寺のサウンドデモについて
▼みんなの「メーデーの思い出」
http://illcomm.exblog.jp/7825436/
[PR]
by illcommonz | 2008-12-24 13:27
▼アテネの火とニューヨーク・コーリング
▼new school protest 19 december 2008

http://www.youtube.com/watch?v=jIxrYTG8dng
勝利のよろこびを分かち合うニュースクール大学の学生たち
映像のいちばん最後に「これははじまりにすぎない」という
ことばを聞きとることができる。

ニューヨークのニュースクール大学の占拠は、学生たちの勝利でひとまず終結したらしい(やった!いいぞ!)。占拠中の大学のなかの様子を伝えるYouTubeの映像を見ていたら、選挙中の建物のなかに、9月のウォール街のデモで偶然再会した知り合いがいた(!)ことが分かり、さらに上の映像のなかで勝利をよろこぶ姿を見ていたら、あらためてエールを送りたくなったので、この占拠の勝利を次に伝えるために、予知的知性を感じさせる彼/女たちの声明文を日本語に訳しておくことにした。

以下、転載・引用歓迎。
..............................................................

「ニュースクール大学の越境する占拠・声明文」(全文・日本語訳)

ニューヨークより

わたしたちは、いま、ニュースクール大学を占拠しました。

わたしたちは、この空間を、わたしたちと、わたしたちに賛同するすべての人びと、
そして、あらゆる自律的な活動のために、解放しようと思います。

わたしたちは、この大学の奪取によって、いまギリシャやイタリア、フランス、スペインで、
大学や路上を占拠している人びととの連帯をハッキリしたかたちで示したいと思います。

この占拠は、大学の企業化や教育の貧困といったニュースクール大学の個別的な状況へのレスポンスとしてはじまりましたが、危機に瀕しているのは、なにもこの大学だけでなく、ニューヨーク全体がそうなのです。私たちのうちの多くの者は、家賃をやりくりすることができず、居場所を失くし、生活費すらろくにないまま、これから数ヶ月のあいだに、そのうちの数千人が仕事を失なうことになるでしょう。

つまり、こうした耐えがたい状況は、わたしたちの大学や街だけでなく、わたしたちのあらゆる社会関係の場において、資本主義が存在するところならばどこにでも存在するような、きわめて一般的なものだということを強調したいのです。

したがって、今夜、ニュースクール大学ではじまったことは、この場に限られることではないし、また、そうあってはならないのです。

この危機の時代に生きるわたしたちは、この占拠によって、ニューヨークや合衆国全土での動きを連動させ、占拠や封鎖、そしてストライキの来たるべき波を起こしたいと思っています。

確実にいえるのは、

こ・れ・は・ま・だ・ほ・ん・の・は・じ・ま・り・に・し・か・す・ぎ・な・い

ということです。

ギリシャ、イタリア、フランス、スペイン、そして、来たるべき反乱へ、

ニューヨークから、愛と連帯をこめて

ニュースクール占拠委員会

▼New School Occupation 1

http://www.youtube.com/watch?v=gWFJpVqNjec
「STUDENT UNITED WE'LL NEVER BE DEFEATED!
(=学生がつながれば決して負けることはない」というチャントがいい!

From New York City

We have just occupied New School University.

We liberate this space for ourselves, and all those who want to join us,
for our general autonomous use. We take the university in explicit
solidarity with those occupying the universities and streets in Greece,
Italy, France and Spain.

This occupation begins as a response to specific conditions at the New
School, the corporatization of the university and the impoverishment of
education in general. However, it is not just this university but also
New York City that is in crisis: in the next several months, thousands
of us will be losing our jobs, while housing remains unaffordable and
unavailable to many and the cost of living skyrockets.

So we stress that the general nature of these intolerable conditions
exists across the spectrum of capitalist existence, in our universities
and our cities, in all of our social relations. For this reason, what
begins tonight at the New School cannot, and should not, be contained here.

Thus: with this occupation, we inaugurate a sequence of revolt in New
York City and the United States, a coming wave of occupations,
blockades, and strikes in this time of crisis.

Be assured, this is only the beginning,

With solidarity and love from New York to Greece,
To Italy, France and Spain,
To the coming insurrection.

- New School Occupation Committee

http://mail.kein.org/pipermail/nettime-l/2008-December/001108.html

▼Live From The Occupation Part One

http://www.youtube.com/watch?v=45HAmiCvrUc
(*占拠中のニュースクール大学のなかの様子、
表情や声の明るさが、現場の解放的な空気をよく伝えている)

今回の占拠には、オバマがこれから主導してゆくという「変革(change)」とは別の、もうひとつの、下からの「変化の兆し(signs of change)」をみてとることができる。しかし、彼/女らが云うように、これはまだ、ほんのはじまりにしかすぎない。暴走した資本主義と新自由主義のグローバル化が、そのしわ寄せとしておしつけてきたこの「大恐慌」の時代、ギリシャのアテネで点火された新たな「反乱の火」が、オリンピックの聖火のように、これから地球をゆっくりと何度も何度もリレーしてゆき、やがてグローバルなインティファーダ(=民衆蜂起)の静かな波が起きることを、誰が待望せずにいられるだろうか。これからはじまるかもしれない二十一世紀の「スローな革命」や「権力をとらない革命」のなかに、あの「もうひとつの世界」や「革命後の世界」がそのつど、イベントやプロジェクトのかたちをとりながら散発的に立ちあがり、互いにネットワーキングしたり、エグザイル(=越境)したりしながら、「帝国よりも長くゆるやかに」持続してゆくことを待望しながら、ともかく今はいつでもバトンを受けとれるように、その準備をはじめておこうと思う。急ぐ必要はないし、むしろ急がないほうがいい。マルコスが諭すように「共に行動するなら、いちばん歩みの遅いものに歩調をあわなければならない」し、同じく、ソローが諭したように「足なみのそろわぬ人をせめてはいけない、その人は自分がきいているのとは別のもっと立派な太鼓の響きをきいているのかもしれない」のだから。それに、長続きする持続可能な代案は、ゆっくりと時間をかけないとみえてこないもので、ファーストフードのようにすぐにはでてこない。定額給付金のように、すぐに出てくるジャンクな代案は、その分すぐに消費されて、あっという間に消えてしまうのが関の山だ。

 ところで、二十一世紀の持続可能な「占拠/たてこもり/座り込み/ひきこもり」に必要なもの、それはなんだろう。沖縄の座り込みに参加したときから、ずっとそれを考えているのだが、まずはインターネットとYouTube、webカメラ、Skype, それからコピーライトのない歌や音楽、映画、ドラムサークル、合意形成会議、親密圏、ハンディカム、ラディカル・パペット、裁縫道具、編み物、刺繍、野菜、穀物、お菓子、紙、ペンキ、スプレー、自転車、寝袋、それと、デモクラシーについての本や詩、あとはなんだろう?まぁ、これは、ゆっくり時間をかけて考えよう。

 それはともかく、どんな火もいつかは必ず消え、そして、どんな波も必ずいつかはひいてゆくように、占拠も必ずいつか終わる。終わらない占拠はない。占拠のなかで一生暮すことはできない。これからさまざまな場所で散発的に、かつ断続的に起きてくる新たな占拠やストライキが、願わくば「人類の衣食住」そして「労働」の意味をもういちど問い直し、その「原点にむかって進む」ようなキャンプにならんことを願わずにいられない。「狂った繁栄とショッピングの時代よ、さよなら」だ。例によって日本でやや遅れてそれがはじまるのは、来年のメーデーあたりかもしれない。来年の5月がたのしみだ。

春よこい!ゆっくり来い!

STUDENT UNITED YOU WILL NEVER BE DEFEATED!
-----------------------------------------------------------
[追記] これからひろがってゆく二十一世紀の反乱の波は、
前にこのブログに書いた「ギフト・エコノミー」のようなかたちで、
ゆっくりと波及してゆくと思う。

 【ギフト・エコノミー(=贈与経済2.0)】
 財は集中させるものではなく、
 つねに循環させるものであり、
 このサイクルの中心にあるのは
 「いつか、どこかで、だれかが・・・」という
 他者からの贈与への信頼と想像力である。

 不確実なシステムだが、
 それを「待ち望んでいる」あいだは
 ずっと「希望」が消えない、
 ゆっくりとゆるやかに進行する、
 もうひとつのスローな経済システムである。
 (イルコモンズ)
[PR]
by illcommonz | 2008-12-22 03:42
▼「いちご白書」が、もう一度!!
d0017381_121271.jpg「NYのニュー・スクール大学、ただいま占拠中」
「17日、大学の企業化に反対するニュー・スクール大学の学生たちが、ギリシャ、イタリア、フランス、スペインの大学・ストリートの占拠行動に連帯を示すとともに、大学の占拠を開始。ボブ・ケリー学長、ジェームス・マーサ副学長、理事会の会計係ロバート・ミラードの解任を要求している。この行動を、今後ニューヨークおよび合衆国全土で頻発するであろう反乱の数々、この経済危機の中で来るべき占拠、封鎖、ストライキの波の始まりとしたい、とかれらのコミュニケにはあります。」(「IRA Blog」より)

▼「More lies from New School President Bob Kerrey」

http://www.youtube.com/watch?v=qo4b82motGU

「ニューヨーク、ニュースクール大学も占拠!」
「イタリア、ギリシアに連帯して合衆国ニューヨークでも、数百の学生たちがニュースクール大学を占拠した。要求は以下のとおり」
・Bob Kerrey、James Murtha 両学長ならびに幹部を更迭せよ
・学生と教員と職員(スタッフ)の投票による学長選挙を実施せよ
・学生を、学長を雇う暫定委員会に含めよ
・Robert B. Millard を評議会の財務から更迭せよ
・大学の予算と財務諸表を明瞭に開示し、透明化せよ
・社会的責任投資に関する委員会を設置せよ
・5番街65丁目の再開発のような資本整備事業を即刻停止せよ
そのかわり、以下のことに資金を!
・学生のための自律的空間を確保するために
・奨学金を増やし授業料を減免するために
・図書館と学生生活全般の充実のために
(「インディ・メディア・ジャパン」より)

▼「The Strawberry Statement Trailer」

http://www.youtube.com/watch?v=UIgaarWfhsI

▼映画「いちご白書」(1970)
「サイモン(ブルース・デイヴィソン)の大学は、目下ストライキ中だ。学校当局が、近所の貧しい子供たちの遊び場になっている土地に、予備将校訓練隊のビルを建てようとしたのが、そもそもの始まりだった。これに社会不安、政治状況がからみあって、騒ぎは深刻の度を加えていった。サイモンはボート部員で、学校友だちのチャーリー(ダニー・ゴールドマン)と同居していたが、ある日、見物がてら警備線の張りめぐらされた、構内に入って行った。チェックを受けて本館に入ると、内は占拠学生で賑わっていた。総長室で用を足すカップル、天井から入り込むベントン博士(イスラエル・ホロヴィッツ)、オルガナイザーのエリオット(ボブ・バラバン)、議長役の学生(ジェームズ・クーネン)、など、サイモンの好奇心を刺激してやまなかった。そこで、偶然、校門のところで魅かれた女の子に出会った。彼女はリンダ(キム・ダービー)といい、女性解放委員をしていた。リンダと知り合ってから、サイモンは積極的に闘争に参加するようになり、舵手のエリオット(バッド・コート)を、篭城組にひき入れてしまった。しかし、リンダには、闘争に対するサイモンの態度が気に入らず、またボーイフレンドのいる身で、いつもサイモンと一緒にいることにもたえられず、彼から去って行ってしまった。リンダのいなくなった篭城生活は、サイモンにとって、バラ色の光を失ってしまったが、反対にゲバルト闘争に対する本質的な眼が開きはじめた。そして、右翼のボート部員ジョージ(マーレイ・マークロード)に殴られたことから、急速に、運動の渦中へ入っていった。その彼の意識の高揚を待ち受けていたかのように、リンダが彼のところへ戻って来た。彼女と同じ目的のため、手をたずさえて行動することに、彼ははじめて、すがすがしい生き甲斐のようなものを感じた。時が経つにつれて、当局の腐敗が暴露され、学生の怒りは、奔流となってあふれ出した。ついに、当局は実力行使を決定。武装警官隊は州兵の応援を得て、バリケードを破り、屋内に突入して来た。講堂に数百名の学生たちが集結していた。侵入者たちは、大義名分を盾に、暴力をふるい、襲いかかった。学生たちは、学内いっぱいに波紋のような輪をつくり、怒りをころして抗議をつづけていた。しかし、棍棒はようしゃなく振りおろされ、輪はたちまち寸断されてしまった。学生たちは、次々に排除され、サイモンとリンダもその中にいた。2人は、たがいにかばい合い、権力の暴力に抵抗した。棍棒がリンダの顔を鮮血で染めた。サイモンは純粋な怒りをもって、警官に躍りかかっていった。だがやがて、学生の反抗は、圧倒的な武力の前に鎮圧されてしまった。しかし、いま、沈黙をよぎなくされた、これら若き怒りたちは、明日の反乱の日を求めるかのように、学内を彷徨い続けていた。」

この「来るべき占拠、封鎖、ストライキの波」が日本までやってきたら、そのときは、文学部のベントンの役をやりたい。

▼「Manifestation IUT Toulouse Enterrement IUT」

http://www.youtube.com/watch?v=FdlW2F0mJs8

12月11日、IUT トゥールーズ校でおこなわれた「大学の死」を悼む葬送デモ。
[PR]
by illcommonz | 2008-12-20 01:22
▼現代のギリシャ彫刻
d0017381_3553784.jpg
「蜂起するアテナイの市民」(A.D.2008)
[PR]
by illcommonz | 2008-12-18 04:12