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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼どん
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▼園子温監督「自殺サークル」より

「転校生」の上演後のパーティーで飴屋さんに、エンディングの「せーの、どん!」と園子温の映画との関係について聞いてみた。するとやはり「せーの、どん!」はあのシーンの反転図らしい。生まれた日付と姓名をバックに「せーの、どん!せーの、どん!せーの、どん!」と何度もくりかえされるそれは「生」の肯定なのだろうと思った観ていたが、やはりそのようだった。とりわけ全員で手をつないで声をそろえて行うそれは、劇中での一回きりの単独で無言の「どん!」と対比すると、その意味がはっきりする。生身の人間の肉体が発することのできる最大の音は、自分の全体重(=全存在)をかけた、あの音かもしれない。ただ、劇場の壁の吸音性がよすぎて、音の反響が少ないのがやや残念だったが、それでもその音は客席までよく響いていた。おもしろかったのは、ステージライトの巨大な昇降機がカーテンがわりに使われていたことで、その視覚的効果もさることながら、昇降機の音がすばらしくよかった。巨大な機械じかけのそれには、何かの刑の執行を連想させる冷酷で残酷な響きがあり、グランギニュル的あるいはテクノクラート的な演出だと思った。それに対して劇の本編の方は、「動物堂」的だと思った。「記号」や「イメージ」としての女子高校生ではなく、21匹の「いきものたち」の「動物堂クラスルーム」のようだった。主役や脇役という区別がなく、「転校生」がストーリーをひっぱってゆくということがないのもよかった。とにかく、どこをとっても実験的な作品。
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by illcommonz | 2009-03-27 02:52
▼転校生が来る
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▼「転校生」(演出:飴屋法水 作:平田オリザ)
http://festival-tokyo.jp/program/transfer/
「21人の女子高校生のために書いた平田オリザの戯曲『転校生』に、演劇界・美術界で伝説的な話題を集める飴屋法水がSPAC - 静岡県舞台芸術センターの製作により挑んだ衝撃作の再演がついに実現。出演するのは、静岡県全域からオーディションで選ばれた女子高校生たち。ある高校の教室、いつもと変わらない日常に、突然ひとりの転校生が現れる・・。単調な日常に潜む他者との出会い、人間の存在の不確かさが浮かびあがる。」
[日時] 3月26日(木)~3月29日(日)
[場所] 東京芸術劇場 中ホール

演出の飴屋(法水)さんが招待してくれたので、今日はNU★MANIRAを休んで、
せーので、ドン!と観に行く。
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by illcommonz | 2009-03-26 14:58
▼WELCOME DYSTOPIA TOKYO!
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▼「暗黒の東京へようこそ」(welcome dystopia tokyo) (*海外向けヴァージョン)
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by illcommonz | 2009-03-22 10:54
▼安全なもののパンクな使用法
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▼「安全ピンつきの女王」(Queen with Safty Pin)
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by illcommonz | 2009-03-22 10:51
▼こんなことはいやだから


▼「安全・安心まちづくり都条例」改悪反対緊急デモ!」
[日時] 3月22日(日)16:30集合 17:00出発
[場所] 新宿区・大久保公園(新宿区歌舞伎町2-43)
[交通] 西武新宿線『西武新宿』駅徒歩3分/JR『新宿』駅徒歩8分
[コース] 大久保公園~コマ劇前広場を1周~歌舞伎町セントラルロード~
靖国通りを渡り「モア2番街」~モア中央通り左折~モア5番街(ビックカメラ手前)右折~
新宿通りを渡り「ムサシノ通り」~新宿駅東南口広場右折~新宿東口アルタ前広場解散
[主催] 「安全・安心まちづくり都条例」改悪に反対する実行委員会

「私たちの表現行為と野宿者・外国人が街にいることが「犯罪」とされる社会になろうとしています。今回の改悪は、繁華街での街頭行動やパフォーマンス、野宿者や外国人の存在を「多大な迷惑」として取り締まるものです。これまで行われてきた労組・市民団体のビラまきやパフォーマーの表現活動は「街の秩序を乱す行為」として、規制されます。また、「地域住民」だけでなく繁華街に立ち寄る人は、これら「多大な迷惑」を「犯罪」として通報するよう努める義務を負わされます。これは表現者、野宿者、外国人だけの問題ではありません。全ての人が、「不審者」として扱われる可能性があります。そのことで人々の心に不信と不安を育て互いに監視し合うようにする試みです。私たちはここに住み、訪れ、日々思ったことを話し、表現し、お互いにそれを受け取り、社会生活を豊かにすることで生きています。そう、すべての表現は生きることなのです。あまりにも危険な「安全・安心まちづくり条例」の改悪に反対しなければ、相互監視によって声すら出せなくなってしまう社会が到来してしまいます。市井のすみずみから反対の声をあげましょう。」
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by illcommonz | 2009-03-22 02:41
▼【緊告】 ザ・フラッシュ・モブ!!!
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「イルコモンズ・アカデミー」(2006-08年)および「文化人類学解放講座」(2005-08年)で、リクレイム・ザ・ストリート以後の、ゼロ年代における世界の「新しい都市文化」として紹介してきた「フラッシュ・モブ」が、「世界ピローファイト・デイ」の3月22日に東京で計画されてます。「フラッシュ・モブ」を体験できる絶好のチャンスですので、ぜひ参加して、たのしみましょう。

▼[INFO] Flashmob - 22.March.2009 11:00-12:00 at Shinjuku Alta Square
[Time] 22 March 2009 11:00-12:00
[Venue] Shinjuku Alta Square Tokyo JAPAN


[Trailer] YouTube: http://www.youtube.com/user/tokyomob

With this event we want to criticize the surveillance society which takes away our ability to trust in others.

[Rule 1] Bring a book of your choice, and read it out. It doesn't matter whether you whisper or shout, whatever way you prefer. The flash mob will dissolve at 12.
[Rule 2] Help us create Japan's biggest flashmob ever! Let all your friends know: mail, facebook, blog, phone or smoke signals.

This event will take place regardless of weather conditions.

*A flash mob is a large group of people who assemble suddenly in a public place, perform an unusual action for a brief time, then quickly disperse.

【日本語訳】

▼「フラッシュモブ」
[日時] 2009年3月22日(日) 11:00-12:00
[場所] 東京新宿アルタ前広場 

この「お遊び」は人が人を信頼する能力を奪う監視社会への批評のジェスチャーとなります。

[ルール1] 自分の好きな本(小説、思想書、機関誌、マンガなど)を1冊、小さな声、大きな声、自分に合った方法で11時から読み始め12時に解散。
[ルール2] 国内最大規模のフラッシュモブにするために、知人全員にメール、SNS、ブログなどで告知する。

*雨天決行

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▼「フラッシュモブとは?」
"A flash mob (or flashmob) is a large group of people who assemble suddenly in a public place, perform an unusual action for a brief time, then quickly disperse. The term flash mob is generally applied only to gatherings organized via social media or viral emails, rather than those organized by public relations firms or for a publicity stunt. " (Flash mob From Wikipedia, the free encyclopedia)

▼「フラッシュモブの歴史」
「2003年初夏のある蒸し暑い晩、200人あまりのニューヨーカーが百貨店の『メーシーズ』に入ってきて、あっけにとられる客たちと慇懃な店員に向かい、自分たちは郊外で共同生活を送っており、みんなで上に載って遊べるような「ラブ・ラグ」が欲しいと告げた これこそが「モブ・プロジェクト」の始まりだった。そして19日には、32ヵ国の76都市で、それぞれの現地時間の午後2時頃に『グローバル・フラッシュ・モブ』が行なわれ、今や世界的な現象となったモブの1周年を祝う。メーシーズで2003年6月19日に初のモブが行なわれて以来(その数週間前にマンハッタンで小さなモブ・プロジェクトがあったが、警察の介入により失敗に終わった)、フラッシュ・モブは世界中で企画されてきた。電子メールやウェブログ、インターネットで連絡を取り合った人々が突然、公共の場所に出現し、全く無意味な行動をとり、いきなり解散するというモブのアイディアは、明らかに人気を得ているようだ。クリスマス・キャロルを歌うために集まるモブもあれば、民主党のハワード・ディーン大統領候補(当時)への支持を表明するというモブもあった。ほかにも、持ち寄ったノートパソコンを集めてスーパーコンピューターを作るモブ、ロンドンのテームズ川の上につり下げた箱の中で過ごしていた米国の奇術師、デビッド・ブレイン氏のパフォーマンスをからかおうというモブ、政治的なテーマを持つモブも実行された。モブでは、何をしてもいい。ボスもいないし、すべてを牛耳るトニー・ソプラノ[米国のテレビドラマ『ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア』の主人公であるマフィアのボス]もいない。しかし、フラッシュ・モブはそもそも無意味でばかげた、完全に的外れな行動をとるものとして生まれたことを忘れてはならないと、最初にモブ・プロジェクトのアイディアを思いついた『ビル』とだけ名乗る匿名の人物は話している。ビルは、2003年9月10日にマンハッタンで行なったモブ・プロジェクトでも、「これはただのモブ(群衆)であって、何の意図もない。それが一番、大事なことだ」と語っている。現在、世界のあちこちで政情が不安定になっていることから、1周年を記念して世界中で開催される今回のモブを、はっきりとした意図はないがほのぼのとした国際的な集会として紹介したいという声が出ている。しかし、ビルの構想によれば、モブの原理は思いつくままに行動することにあり、今回のモブの主催者たちもビルの意を受けて、この集会には政治的あるいは社会的な意味は全くないと言明している。「東洋が西洋を、西洋が東洋を歓迎し、さまざまな文化を持つ人々が交流するなどという考え方は、本来のフラッシュ・モブの筋書きとは何の関係もない。モブはばかばかしいものであるべきだ」と、ビルにならって『デイブ』とだけ名乗った、今回のモブ・プロジェクトの主催者の1人は語った。デイブは自らを「アルメニア生まれ、モスクワ出身の36歳の通信技術者、中国系で3年前からニューヨークとシカゴで暮らしている」と紹介しており、こうしたグローバルなイベントの主催者としてはうってつけの人物のようだ。世界中でモブを開催するというアイディアは、当初、デイブが協力者の『カプリコーン』と共に運営するウェブサイト『フラッシュ・モブ・アソシエーション』に、5月21日付で投稿された。すぐに6ヵ国から25人が計画に加わった。モブでは、お互いに面識のない多くの参加者が同じ時間に同じことをするため、あらかじめ組み立てられた筋書きに従う。マンハッタンのモブ・プロジェクトでは、指定された集合場所に集まった参加者に対し、イベントの直前に筋書きが印刷された紙が配られた。その後、多くの場合、モブの筋書きは電子メールや携帯電話のテキストメッセージを使って送信されるようになった。今回のグローバル・フラッシュ・モブでは、参加者はイベントの直前に電子メールで筋書きを受け取る。自分の地域でモブを組織したい人は、サイトで登録すればいい。登録すると、モブの筋書きが書かれた電子メールが送られ、さらにモブを計画する非公開のフォーラムへのアクセス権を与えられる。主催者たちは、どの地域でも実行可能な筋書きを準備するのが難しかったと話している。各地のモブは、できるだけ筋書き通りに行動するのが原則だが、主催者側は、必要があればそれぞれの文化に合わせて参加者が筋書きを自由に変更してかまわないと話している。シドニー在住の主催者の1人、『テンペスト』は「計画を立てるのはとても楽しかった。かなり面白い筋書きになっていると思う。みんな驚くはずだ」と話している。」(「フラッシュ・モブ一周年を記念し、世界各国で一斉にモブを実施」(「WIREDニュース」2004年6月22日)より)

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▼「世界のフラッシュモブをみる」(「文化人類学解放講座」より)

A:ピローファイト(クラブ)

▼「ピローファイト (2006年3月26日 バンクーバー)」★★★★


▼「ピローファイトの終わり方(2006年4月15日 フィラデルフィア)」★★★


▼「ピローファイトの後(2008年3月22日 バンクーバー)」★★★★


▼「ヴァレンタインデーのピローファイト(2009年2月14日 サンフランシスコ)」★★★


[参考]
▼第一次世界枕戦争~巴里の空の下のピローファイト・クラブ
http://illcomm.exblog.jp/3070083/
「イルコモンズのふた」(2006年5月9日)

B:東欧のフラッシュ・モブ

▼「ショッピングセンター・モブ (2006年10月31日 リトアニア)」★★★★


▼「ハエ・モブ (2006年10月22日 ポーランド)」★★★


▼「清掃・モブ (2005年10月19日 ポーランド)」★★★★


▼「アンテナ・モブ (2006年3月5日 ポーランド)」★★★


▼「横断モブ (2006年5月17日 ブタペスト)」★★★


▼「モック・ファイティング・モブ (2007年12月5日 ポーランド)」★★


C:モバイルクラビング] (*CJA法案に対抗するサイレント・レイヴ)

▼「モバイルクラビング (2006年10月11日 リヴァプール駅)★★★★


[参考]
▼サウンドレス・レイバーズ・パーティー・イン・UK
http://illcomm.exblog.jp/4255954/
「イルコモンズのふた」(2006年11月28日)

▼世界の駅舎から
http://illcomm.exblog.jp/5179218/
「イルコモンズのふた」(2007年4月17日)

▼「モバイルクラビング (2006年11月30日 パディントン駅)★★★


▼「モバイルクラビング (2007年4月4日 ヴィクトリア駅)」★★★


D:フリーズ・モブ

▼「フローズン・グランド・セントラル」★★★★★


[参考]
▼「紐育の寛容」
http://illcomm.exblog.jp/7184303/
「イルコモンズのふた」(2008年2月6日)

▼「フリーズ・モブ」★★★


E:番外

▼「T-モバイル CM」(2009年1月15日 リヴァプール駅)★

(モバクラをCMにしたもの)

▼「イエローカード・モブ (2005年9月9日 ポーランド)」★★★★★
(*社会に対して路上から無言の「警告カード」を出す傑作フラッシュモブ。
著作権の関係で音声を削除されたため、このモブのよさが伝わらない。
以前DLした動画の音声をmp3化してどこかにアップしようと思う)


F:インプローヴ・エヴリホエア

▼「モバイル・デスクトップ」★★★


▼「食堂街ミュージカル」★★★★
http://www.youtube.com/watch?v=dkYZ6rbPU2M


▼「救命」★★★★★


「もともと都市とは、こんなふうに「何かが起きる場所」である。好くも悪しくも「何が起きるかわからない」ところが都市の魅力であって、都市に多くの人びとが集まるのは都市で起きるその「何か」を求めてである。都市で事故や犯罪が多いのは事実だが、都市で起きるのは決して事故や犯罪だけではない。都市ではしばしば人に夢と希望そして解放感を与えるようなハプニングも起きる。奇跡のようなアクシデントだって起きる。フラッシュモブは、いま私たちが忘れかけてしまっている、そのことを、もう一度思い出させてくれるものだ。911以後、世界の都市には「ゼロ・トレランス=絶対的不寛容」と呼ばれる事態が蔓延している。「テロ対策」という名のもとに、私たちはこう命じられ続けてきた。「おかしな人間を見たらテロリストと思え、不審なモノは爆弾と思え、突飛な行動は犯罪と思え」と。これはテロに対する人々の潜在的恐怖と不安を利用した、一種の「恐怖政治」であり、都市にはソフトな戒厳令が敷かれている。そのなかで私たちは、奇異なものに対する寛容性や、未知のものに対する柔軟性を次第に失っていってしまった。私たちは「考えるまえにに怪しむ」という貧しい心を植えつけられ、都市は他者への信頼や共感ではなく、「恐怖のエコロジー」が支配する「報復都市」となった。いまや都市は「監視と防犯のテーマパーク」のようである。フラッシュモブは、この他者への不信と疑惑にみちた閉塞空間に風穴を開けるものである。安心と安全を至上のものとする「セキュリティ教」や「安全カルト」の拘束から私たちを解放し、正気をとりもどさせてくれる、ゼロ年代のカルチャージャミングである。フラッシュモブでは、見知らぬもの同士がたがいに協力しあって何かを起こす。たとえそれが、どんなにばかばかしいことであっても、そこで私たちは「何かが起きる」のをただ恐れている側から、「何もおそれることのないこと」を自分たちで起こす側に身を移すことができる。そこでほっと息をつくことができる。フラッシュモブは、こわばった社会の筋肉をもみほぐし、ざらついたら社会の皮膚をなめらかにする「瞬間の社会彫刻」だ。フラッシュモブでは、その日・その場限りの小さな達成を共に喜びあい、笑い合うことができる。そこから、ほんのすこし世界を見なおすことができる。他者への信頼を回復することができる。「世界は愉快で、人間はおもしろい!」。フラッシュモブはそういうものだ。」(「イルコモンズ・アカデミー・メモ」より)

[TIPS] 「フラッシュモブ要項」
・はじまりと終わりの合図(笛やラッパによる)
・奇をてらわない服装
・さりげない仕草
・無意味をたのしむ余裕
・個人ではなく群集のひとりになりきる態度
・映像による記録

[おまけ]
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イルコモンズ逮捕で未遂に終わった「ピローファイト・ブロック in 洞爺湖」の
フライヤー(2008年7月)
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by illcommonz | 2009-03-21 09:37
▼パフォーマンス狩り
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【自警団によるパフォーマンス狩り】
「平成二十一年(二〇〇九年)「東京都安全・安心まちづくり条例」の発布により、「繁華街や街頭において大衆に多大な迷惑となるパフォーマンスなど、街の秩序を乱す行為の防止に係る自主防犯活動」と称した、自警団による「パフォーマ ンス狩り」が繁華街以外の場所でも横行し、やがて全国に広まっていった。」(「ディストピアトーキョー史・文化風俗篇」より)

「同時代芸術」である現代アートの作家はしばしば、批判的想像力や予知的知性をはたらかせ、見る人を不安な気持ちや不快な気分にさせる表現やパフォーマンスを行なうことがある。多くの場合それは、社会や政治の問題に人びとの注意をむけ、警告を発するためのものであり、そうしたアートのことを「アラート・アート(alert art)」と呼ぶ。

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d0017381_19133616.jpg[関連]
▼劇団「デモス」による路上劇
「パファーマンス狩り」(2009年)

路上で鼻歌をうたっていたところを、
ストリート・ミューシャンと間違われ、
自警団から通報をうけた警察官に
身柄を拘束される若者



[参考] ディストピアトーキョー
http://illcomm.exblog.jp/9478295/
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by illcommonz | 2009-03-19 19:07
▼いる
d0017381_4594089.jpgやすみ
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by illcommonz | 2009-03-18 05:04
▼NU★MANIRAであることのしあわせ
「アーティストであることのみじめさを味わう10の方法」というのがある。

d0017381_4484769.jpg
01 Constantly compare yourself to other artists.
02 Talk to your family about what you do and expect
  them to cheer you on.
03 Base the success of your entire career on one project.
04 Stick with what you know.
05 Undervalue your expertise.
06 Let money dictate what you do.
07 Bow to Societal Pressures.
08 Only do work that your family would love.
09 Do whatever the client/customer/gallery owner/patron/investor asks.
10 Set unachievable/overwhelming goals. To be accomplished
  by tomorrow.

いちいち訳すのがめんどうなので、google で自動翻訳するとこうなる。

01 常に他のアーティストに自分を比較する
02 あなた何をすべきかについてのあなたの家族に相談してあなたを応援するために期待しています。
03 1つのプロジェクトの全体のキャリアのベースを成功させる
04 スティックあなたが知っている。
05 Undervalue ができます。
06 お金は何をすべきか指示させてください。
07 社会的圧力に屈する。
08 唯一の仕事はあなたの家族の愛だよ。
09 守護/投資家の求めるものは、クライアント/顧客/ギャラリーオーナーください。
10 不可能/圧倒的な目標を設定してください。明日までに達成するために。

読んだ通りで、なんというか、アートはめんどくさい。これとは対照的に「アーティストでないことの自由さ」を味わうなら、毎週木曜にIRAでやってる「NU★MANIRA」である。ワンピース、くつした、スケボー、はし入れ、パレスチナ旗、ステンシル、刺繍、シチュー、ぬいぐるみ、デモ用バナー、布ナプキン、ブックエンドカバー、パッチ、スープ、チェッカーボード、改造楽器、スタンプ、デリバリーバッグなどなどなどなどなどなどなどなど、思いつくまま、手の動くまま、ひろったもの、もらったもの、ありあわせのもので、思い思いのものを、いま・そこにある自分の必要や、今週や来週のデモや直接行動のために、あるいは、誰かのために、つくるつくるつくるつくるつくるつくるつくる、プレゼンもコンセプトも初期衝動もなく、とにかくつくる。

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つくったものをその場でみせあい、交換し、口にはいるものはいっしょに食べる。ここにはクライントもパトロンも画廊主もキュレーターもいない。それどころかアーティストもいないし、クリエイターとさえ云わない。やってるのはアート&クラフツに近いが、むしろヴォネガットがすすめる芸術に近い。

 「大学でよく講演をやっていた当時、わたしはこういった。「みなさん、芸術に手を染めなさい。どんなにまずくても、どんなにうまくても、それでみなさんの魂は成長します」と。みんなが芸術をやるのはそのためだ。有名になりたいからでも、金持ちになりたいからでもない。自分の魂を成長させるためだ。美術批評をいろいろ読んで不満を感じるのは、それがみんなから絵を描きたいという意欲を奪うことだ。ダンスの批評も、みんなから踊りたいという意欲を奪うことだ。それじゃ、いけない。だれもが絵を描くべきだ。やってみると、なかなか気分のいいものだしね。だが、批評家にいわせると、斬新でないとだめ。まるで芸術にも進歩が必要だ、といわんばかり。冗談じゃない、進歩をめざす必要はない。芸術は一種のいたずらだ、美術家はいたずら小僧だ。実際にはなにも起きてないが、彼らはみんなを感情的に反応させようとする。芸術をまなぶのは、自分のたましいを養なうためで、出世するとか、有面人になるとか、金持ちになるとかのためじゃない。あくまでも人生の過程だ。芸術は、食事や、セックスや、運動と同じで、成長に不可欠なものだ。それによって人間は自分が何者かを発見できる。以前のわたしはよく聴衆に議論をふっかけたものだが、いまはもうそんな機会もない。もしそんな機会があれば、こういうだろう。「今夜、ひとつ詩を書きなさい。それをできるだけいいものにしていく。四行、六行、それとも八行。できるだけいいものに。ただし、その詩のことはだれにも話さない。誰にも見せない。やがて、そして、これ以上にならないと満足したら、原稿をビリビリ引き裂いて、ほうぼうのゴミ箱へばらばらに捨てれば、自分の努力の完全な報酬を受け取ったことがわかります」。それが創造という行為であり、そこから大きな満足が得られるわけだ。」(カート・ヴォネガット「すべて成し遂げた後の憂鬱」)

ただし、NU★MANIRAでは、つくったものをおたがいに見せ合ったり、音をだしたり、食べたりするので、たましいだけでなく、おなかもふくれて、みんな満足である。

▼ヌーマニラ
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by illcommonz | 2009-03-18 04:53
▼「自由と生存の家」
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「自由と生存の家」
「私達フリーター全般労働組合は不安定な生活を強いられている仲間が安心してくらせる住生活環境を獲得するため、住宅建設「自由と生存の家」(仮称)を開始します。
 現在、国内労働者の約20%が年収200万円以下という生活保護基準ギリギリの生活を強いられていると言われています。私たちフリーター全般労組の組合員の場合、この傾向は更に強まり、年収180万円以下の組合員が全体の約2/3を占めています。年収180万円以下とは月収に換算すると15万円以下で生活するということです。派遣やアルバイトで働き、生保基準ギリギリで働く仲間は病気になっても生活のため仕事を休めず、ちょっとした出来事ですぐに生活保護を受けざるを得ない状況になってしまいます。

 この事実は、年末年始に日比谷公園での「年越し派遣村」の活動などを通じていわゆる「派遣切り」問題で広く知られることとなりました。また、失業と同時に住居を失う「ハウジングプア」問題がクローズアップされ始めました。

 私たちは、どうすれば仲間の生活を底上げし、安心して暮らす環境を獲得出来るかを討議した結果、住宅確保の取り組みを進めことを決断しました。住宅費の負担軽減と生存を支えあう仕組みを持った住居が必要と判断したからです。今回着手している物件は新宿区にあるある駅近くの木造2階建てアパート2 棟です。この物件は、先の不動産業者さんの所有で1DK×11部屋、各部屋に風呂・トイレもあり、多少痛みはありますが、少し手を入れれば住める状況にあります。可能な限り自分たち自身の手で片付けや改修作業を行い、不動産業者さんにかなりご協力もいただいて、4月1日開設を目指し「自由と生存の家」(仮称)の開設作業を進めています。

 この住宅事業は単なる宿所提供に留まらない労働・生活相談機能や文化・交流など支え合い機能をも合わせ持つことも考えています。近い将来、同様の住宅を各地で、様々な方々が立ち上げたいと思えるようなモデルケースにしたいと意気込んでいます。

 ただ、本住宅開設には多額のお金が必要です。今は仲間からの出資でなんとか工事を進めている状態ですが、資金不足は否めません私達の趣旨に賛同してくださるみなさんのご協力をお願いします。また、私達の取組みにご協力していただける家主さんも同時に募集していきます。」

[振込み口座]
ゆうちょ銀行 記号10250 番号48022861
名義 自由と生存の家実行委員会

[お問い合わせ]
自由と生存の家実行委員会
〒160-0023 東京都新宿区西新宿4-16-13 MKビル2階
都営大江戸線・西新宿5丁目駅から徒歩3分
電話/FAX:03-3373-0180
実行委員会ブログ:http://jyutaku.yunegoro.lovepop.jp/
メールアドレス:freeter.jutaku@gmail.com
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by illcommonz | 2009-03-18 03:52