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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼ショッピングカートの使用法
d0017381_17473230.jpg
▼「イルコモンズ・ショッピング・リフターズ・ワゴン」
今から約4年前、Filastine が二度目の来日をした時、IRAが企画したパーティー
"STRIKE EVERYWHERE"のためのインスタレーション。
(クリックすると画像が拡大されます)

d0017381_17473562.jpg
▼I.S.L.W. feat.ちびこもんず      ▼Filastine

STRIKE EVERYWHERE
[日時] 2005年11月5日(土)13:00-21:00
[場所] 新宿NOANOA

あれから四年、ちびこもんずは成長したが、ショッピングカートの改造と使用法に関しては、Filastine に完璧に負けたと思った。くやしいので、今度会うときまでに、Filastine を驚かせるようなカートをつくりたいと思った。そういうモノを展示できるギャラリーや美術館は、あいかわらず日本にないが、そんなことは気にせず、つくることにした。改造への意志と無謀な情熱は、アートを待たずにはじまる。いまどきの「美術手帖」に載るようなアートには興味がない。オルタナティヴなものづくりの世界は、アートの世界よりもずっと広く豊かで、そしてヤバいのだ。

[参考]

▼Mississippi Junk Boat


▼Installation by The Miss Rockaway Armada at Mass MoCA

[関連]
▼フィラスティンのどこでもスト 2005年5月23日
http://illcomm.exblog.jp/683313/
▼RE-STRIKE EVERYWHERE with Filastine 2005年10月5日
http://illcomm.exblog.jp/1924719/
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by illcommonz | 2009-04-27 18:02
▼やられた

▼Filastine "Singularities"

とおもった。
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by illcommonz | 2009-04-27 17:08
▼役立たずたちの祭典「高円寺一揆 in NAKANO」
d0017381_176768.jpg▼素人の乱×IRA presents
役立たずたちの祭典
「高円寺一揆 in NAKANO」
[日時] 2009年4月26日(日)17:00-23:00
[場所] 東京・中野 heavysick ZERO
東京都中野区中野5-41-8カースク中野B1/B2
[料金] 1,500円+500円(1ドリンク)
※注意:このイベントは来ないと一生後悔します。

「またも、とんでもないイベントがやってくる!
あの騒動男=FILASTINE が日本にやってくるという情報が舞い込んできた!これは大変だ!ということで、イベントがもくろまれていくと、あれよあれよという間にとんでもない連中が続々と勢ぞろいしてしまった!!あの2年前に行われた、高円寺駅前が大パニックになった高円寺一揆ともかなりかぶった面子!これはすごい!」

[出演] FILASTINE/BABY-Q/大熊ワタル/松本哉/山下陽光/ホー娘。/XX FREAKS TOKYO/ハプニクソ(The Happening + ゲロクソ)/RED BANDANA LAB./DEEP THROAT X/ウラン・ア・ゲル+T.C.D.C./RADIO MAROON/パンクロッカー労動組合/...and more [ブース] ベジ食堂/RLL

【参考】「高円寺一揆(2007年)」とは?


▼「松本哉 選挙 2007」

▼高円寺駅前炎上
http://illcomm.exblog.jp/5173147/
▼高円寺一揆・外伝
http://illcomm.exblog.jp/5174906/
▼高円寺一揆・顛末記
http://illcomm.exblog.jp/5240744/
▼高円寺一揆・補記
http://illcomm.exblog.jp/5247207/
(以上、「イルコモンズのふた。」より)


▼「路上解放区」

★2年前の高円寺一揆に来る予定だったが、「スケジュールを間違っていた」という大スッポカシをかましてしまった、大熊ワタルも登場が決定!
★ここ数年、トラック上での果敢なDJなどで盛り上げまくっているわれらがイルコモンズ氏らのユニット=T.C.D.C.もやってきてしまう!
★昭和最末期生まれの騒動師=パンクロッカー労動組合も初LIVE!!
★あの、英会話のような名前の男も飛び入りで来てしまったら大変なことになる!続報を待て!

「まあ、何はともあれ、このイベントに来そびれたら、一生後悔すること間違いなし!!!!!ちなみに、たったの150人程度で入場制限がかかる可能性もあり!間違いなくあふれかえるので、入場はお早めに!絶対に5時までには来といた方がいいです。しかもあろうことか、予約なしの当日券のみ。いきなり heavysick ZERO 前が大パニックの予感!」

[第一部]
17:00~17:20 パンクロッカー労動組合
17:30~18:00 ハプニクソ(The Happening+ゲロクソ)
18:00~18:30 ウランアゲル+T.C.D.C
18:30~19:00 Deep Throat X
19:00~19:30 RED BANDANA LAB.
19:30~20:00 Radio Maroon
20:00~20:40 XX FREAKS TOKYO
[第二部]
20:40~21:40 FILASTINE
21:50~22:10 BABY-Q
22:20~22:50 大熊ワタル


▼「Filastine Live」

d0017381_17135570.jpg「グレイ・フィラスタインは、スペイン=バルセロナに拠点を置くプロデューサー/ミュージシャン。また、タブラのスーパースターザキール・フセインの元でタブラを習得し、リオデジャネイロでサンババンドのメンバーとしても活動をし、さらに北アフリカでその技術と知識を磨いた凄腕の打楽器奏者でもある。2006年はロンドン、東京、大阪、コロンビア、モロッコ…と世界中を飛び回り、約年間60本のライブを行い、ショッピングカートに機材を乗せて演奏するパフォーマンスは各地で絶賛され、4万を超す観衆をも魅了させた。2006年リリースの1stアルバム"Burn It"は、ヒップホップやダンスホールを基盤に、世界各地のルーツ・ミュージックをエレクトロニクスで再構築した内容で絶賛され、日本以外でもフランスの"Jarring Effects"、アメリカの無政府主義集団"Crimethinc"などからもリリースされた。また、Mary Anne Hobbes & John Peelによるラジオ番組でも紹介され、フランスの国営インディペンデント放送でも15位にランクインし、その他数々の海賊ラジオでもオンエアされるなど各地をにぎわせている。また、彼が提供したBlentwell.com でのフリーMIXは、50万ダウンロードを超えた。活動家としても積極的に活動し、1999年シアトルのWTO(世界貿易機構)会議の抗議行動に合わせて The Infernal Noise Brigade (20人から成るアナルコ・マーチング・バンド)を結成。2000年プラハのIMF(国際通貨基金)/世界銀行の総会や2005年のスコットランドのG8サミットなど、世界各地の抗議行動に参加する。2006年にDJ/RUPTURE のレーベル Soot Records から、複数のゲストMCを迎えて、1stアルバム"Burn It"をリリース。DJ BAKU、SHIRO THE GOODMAN & HEAVY(REBEL FAMILIA,THE HEAVYMANNERS)、DJ/RUPTUREのリミックスを収録した日本盤が ROMZ からリリース。2007年来日ツアーを行い、圧倒的なパフォーマンスで東京、大阪、仙台、滋賀など各地で話題となる。2008年、北海道の洞爺湖で行われたG8サミットに合わせてイレギュラー・リズム・アサイラムの成田圭祐とThe Infernal Noise Brigade/Filastine名義で「NO G8 ACTION JAPAN」を制作。最近では、Soot Records のレーベルメイトでもある朋友 Maga Bo とのユニット Sonar Calibrado Sound System で、Kid606 の主催するレーベル Shockout から12インチをリリース。そして2009年、待望の2nd album "dirty bomb"をリリース。ワールドツアーが始まった…。(http://mixi.jp/view_event.pl?id=41493196&comment_count=0&comm_id=1567596 より転載)

[website] http://www.filastine.com/
[MySpace] http://www.myspace.com/filastine


▼「Filastine - Desordenador」


▼「BABY-Q ALARM」
「2000年、東野祥子を中心として結成されたダンスパフォーマンスグループ。身体から織り成される感情の起伏や衝動、個々の人間の本質をダンスの根底に置き、シーンにあわせて構築される電子音楽と機械仕掛けの硬質な美術、ダンスとシンクロするダイナミックな映像表現など、様々なモチーフを用いて空間に軌跡を描く。04年TOYOTA CHOREOGRAPHY AWARDにて『ALARM!』を上演、次代を担う振付家賞を受賞。05年横浜ソロ×デュオ+にて『Zero Hour』を上演、群舞部門:未来へ羽ばたく横浜賞を受賞。05年 演劇計画2005にて『ERROR CORD /// pcsh404slhq』を上演、京都芸術センター舞台芸術賞佳作を受賞。カンパニーの代表作として、『ALARM!』『GEEEEEK』『E/G』『Matar o no matar』など発表。これまでにアメリカ・フランス・シンガポール・メキシコ・韓国などで開催されるフェスティバルに招聘され作品を上演するなど国内外で活動を展開。05年より高円寺にてスタジオBABY-Q Dance Lab.を運営。」
[website] http://www.baby-q.org/


▼「大熊ワタル(シカラ・ムータ) - 平和に生きる権利」
「1960年広島県生まれ。ミュージシャン。アヴァンギャルド・ロックに端を発し即興音楽を織りまぜた幅広い音楽活動を行なっているクラリネット奏者。チンドン楽士としてのキャリアも長い。自らのバンド・シカラムータの他、ソウル・フラワー・モノノケ・サミット、A‐MUSIKなどにも参加。かたわら様々なメディアに文章を発表している。」
[MySpace] www.myspace.com/cicalamvta
[website] http://www.cicala-mvta.com/


▼「山下陽光 あっくんに会いたい」
[著述] 
・山下陽光「山下陽光十番勝負」「美術手帖」2009年5月号
・山下陽光「日掛け金融」「en-taxi」2009年春号
http://www.fusosha.co.jp/en-taxi/index.html
[展示]
「山下陽光の大チョロズムパノラマワールド」展
「修悦体」展


▼「ホー娘。HOMELESS IDOL GRRRLS PROTEST」
「ホー娘。」通称は「ホー娘。(ほーむす)」「娘。」が広く使われている。2007年、当時の人気オーディション番組『BOROBOROYAN』で開催された「バ端Qロックボーカリストオーディション」の落選組から選抜された3名が、つんこ♀のプロデュースによりアイドルとしての活動を開始。 2007年のロジョーデビュー以降、常にメンバーの増減を繰り返し現在に至る。ホー娘。は、同事務所に所属するアーティストたちによって構成される「ハルー!プロジェクト」(ハルプロ)のメインアクトでもあり、ホー娘。のメンバーが個々にハルプロ内で別ユニットを組むことも多い。CDやDVDのリリースと見せかけたリユース、コンサートなどの歌手活動と見せかけた収拾活動、それにより衣装は既成服と見せかけたメンバーお手製のゴミ服を着用している。ミュージカルやラジオ番組、スポーツ(ゴミ拾いや昼寝)、路上保護イベント(高円寺一揆など)への参加など多方面に活躍の場を広げている。ロジョーボロボロチャートでは女性グループ歴代単独1位。」
[評論]
・五所純子「誰かの企み、誰かの目撃」「図書新聞」2888号
・五所純子「トラッシュ・ガールズ ホー娘。」「読売新聞」2008年10月1日号
[website] http://boroboroad.exblog.jp/


▼「松本哉 高円寺貧乏論説」

[著書]
・松本哉『貧乏人の逆襲! タダで生きる方法』筑摩書房
・二木信共編『素人の乱』河出書房新社
・鈴木謙介共著『さよなら下流社会』ポプラ社
・松本哉『貧乏人大反乱』アスペクト


▼「ウラン・ア・ゲル」
[MySpace] http://www.myspace.com/uranagel


▼「T.C.D.C.」

d0017381_1730222.jpg「サウンドデモのことは三田さんから誘われて初めて知った。五月のサウンドデモには仕事の都合で参加することができなかったのだが、サウンドデモを主催するASC(Against Street Controlの略)のひとたちとはデモとは別件で顔を合わせることになる。ASCのひとたちは並行して西荻窪の公園のトイレの外壁に「反戦」と落書きして逮捕された青年の支援活動も行っていた。その頃僕が制作を進めていた新しいアルバムのジャケットをそのトイレの写真にしようと石黒が提案したのだ。それからいくつかのデモにサックスを持って小田マサノリさんのT.C.D.C.の一員として参加し、七月のサウンドデモのためのASCの会議にも参加するようになった。太鼓や一斗缶を乱打しながら「殺ーすーなー」と連呼するT.C.D.C.はデモの異物だった。(...) 高円寺駅の改札を出ると南側の出入口のすぐ前にサウンドカーが横付けされ、DJフィラスティンのプレイで数十人のひとびとが踊っていた。僕を見つけた今回の選挙活動の参謀でもある二木信君が「やりますか」と声をかけてきた。僕はうなずいて袋から取り出したマイクのジャックをミキサーに差し込んだ。サウンドカーの前には小田さん他数人が太鼓をたたいていた。T.C.D.C.だ。僕はフィラスティンに声をかけ、おもむろにラップをはじめた。15分ほどラップして一旦終了し、サウンドカーは北口へ移動した。陽が落ちて暗くなった北口駅前の群集は100人を越えていた。しばらくして、司会らしきひとのリクエストで僕はアカペラで「言うこと~」をやることになった。最近のライブではレパートリーから外れていた「言うこと~」は歌詞がうろ覚えで誤魔化し誤魔化しのラップだったが、ひとびとのレスポンスがそれを補って余りあるものだった。コール&レスポンスがあんなに自然発生的に盛り上がったのは自分のライブでははじめてのことだった。」(ECD「いるべき場所」より)
[MySpace] http://www.myspace.com/illcommonz
[website] http://www.myspace.com/illcommonz


▼「ECD "言うこと聞くよな奴らじゃないぞ" 高円寺駅前 2007.4.15」


▼「THE HAPPENING - 高円寺一揆」
[MySpace] http://www.myspace.com/thehppnng


▼「Deep Throat X - 080914」
[MySpace] http://www.myspace.com/deepthroatx
[website] http://sound.jp/deepthroat-x/


▼「RADIO MAROON 高円寺一揆」
[website] http://radiomaroo.exblog.jp/

▼XX FREAKS TOKYO
[website] http://xxft.mad.buttobi.net/top.html

▼パンクロッカー労動組合
[website] ...

▼RED BANDANA LAB.
[website] ...

d0017381_172938.gif▼RLL
「2005年5月、シャブリベラリズムに抗するため結成されたレヴォ・フェティシスト・グループ。「wearable ideas」コンセプトでTシャツを多数発売するカルチャー・ジャマー。06年5月、密室芸人時代のタモリのビデオテープに触発され、東京藝術大学でスクワット・パーティ「スバラシキナカマ」をオーガナイズ。音楽評論家の野田努氏や高円寺「素人の乱」、漫読家の東方力丸をゲストに招き、独自のアウトノミア観と「マルチチュード」 解釈でアカデミック空間に風穴を開ける。メイン会場の裏では、古今東西の革命・暴動・蜂起・デモのフォト屏風を張り巡らせたフェティッシュな茶室で、かくめい茶会を催す。同年7月には「カルチュラル・タイフーン2006in下北沢」に参加し二ヵ所のイベント会場でスーダラに放談。同年11月アナキスト人類学者ディヴッド・グレーバー来日時には、アナキスト「大杉栄」Tシャツを贈与し、時空を超えた日米アナキスト同志の交流をセッティング。それに味をしめ、ハキム・ベイに「TAZ」、ガヤトリ・スピヴァクに「サバルタン」など、リスペクトする思想家/芸術家/活動家たちに向けて、ミーハーなポトラッチ遊びを繰り返す。07年4月、FilastineやECDも参戦した高円寺一揆では「ありえない景色」のために衣装協力。ブラック・パンサー党と中央線沿線の貧乏人たちとの連帯をTシャツによって勝手に表明し、その高円寺一揆Tシャツの売り上げを支持候補の陣営に政治献金する。同年10月ポール・ギルロイ来日時のツアー Tシャツの製作・販売をきっかけに、大物外タレ来日記念グッズや人文系Wネーム商品の開発事業に進出。また「だめ連」のペペ長谷川を所長に迎え「かくめい生活研究所(Revolution Lifestyle Laboratory)」を設立し、ネットラジオ「素人の乱」で毎週日曜日に研究報告をしている。オルタ・グローバルなDiYスタイルの流行に共鳴しながら、TOKYO BABYLONの毒を吸い込みカルチャー闘争/逃走中。」
[website] http://www.rll.jp/

▼ベジ食堂
高円寺北中通りで毎週水曜日やっている野菜な定食屋
[website] http://vegecanteen.seesaa.net/

----------------------------------------------------
[追記]
▼「週末、大荒れの恐れ 大雨、強風に警戒を」
「気象庁は24日、西・東日本の太平洋側を中心に25日は非常に激しい雨の降る所があり、26日は全国的に風が非常に強く吹く恐れがあるとして警戒を呼び掛けた。西日本では25日未明から、東日本では25日昼前から太平洋側を中心に雨が強まり、雷を伴って1時間に50ミリ前後の非常に激しい雨が降る恐れがある。25日夕方までの24時間予想雨量は多い所で、九州南部250ミリ、四国太平洋側、近畿南部、東海200ミリ。」
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by illcommonz | 2009-04-24 17:31
▼いるといらの「現在のアクティヴィズムとアートの親和性」


▼「ブライアンと仲間たち パーラメント・スクエアSW1」上映会+
 トーク「現在のアクティヴィズムとアートの親和性」
[日時] 2009年4月24日(金) 開演19:30 終演22:30
[場所] 東京・新宿ネイキッドロフト
[料金] 1,000円(+ワンドリンク)
[ゲスト] 早川由美子+成田圭祐+イルコモンズ

「急遽決まった、ドキュメンタリー「ブライアンと仲間たちパーラメント・スクエアSW1」の上映に加えて、監督でもある早川氏とIRAの成田氏、言わずと知れたイルコモンズ氏の三者のトークが決定!!トークでは「デモクラシー・イン・アメリカ」の話題から、国内外の最先端のアクティヴィズムとアートの親和性などについてトークし、その実践と可能性を探る!」

早川由美子
「ブライアンと仲間たち パーラメント・スクエアSW1」監督。東京都出身。成蹊大学法学部、London School ofJournalism卒業。会社員を経て2007年に渡英。ロンドンでジャーナリズムを学ぶ傍ら、反戦活動家BrianHaw氏らと出会い、彼らを記録することを決意。ロンドン各地のあらゆるデモ活動に参加、撮影した経験を持つ。本作品は、初監督作品である。

成田圭祐
1976年生まれ。現在進行形のカウンターカルチャー・社会運動に関する情報、物、そして人が、国内はもちろん海外からも集まるインフォショップ「イレギュラー・リズム・アサイラム」を運営。

小田マサノリ/イルコモンズ
現代美術家、アナーキスト人類学、メディア・アクティヴィスト、音楽活動家、東京外国語大学AA研特任研究員、中央大学文学部兼任講師。

d0017381_17283025.jpg▼「ブライアンと仲間たち パーラメント・スクエアSW1」
(Brian & Co. Parliament Square SW1 )
[監督・撮影] 早川由美子
[編集] 早川由美子+Paul Wright
[音楽] YANEKA/Paul Wright
2008年 97分 カラー 日本語字幕つき
[公式サイト] http://www.brianandco.co.uk/
▼「ブライアンと仲間たち パーラメント・スクエアSW1」の内容
「ブライアン・ホウは、2001年6月2日にパーラメント・スクエアで抗議活動を始めた。彼は、このロンドンのど真ん中で、「イラクの子供たちを殺すな!」「嘘つきブレア!」などと書かれた大きなプラカードや横断幕を堂々と掲げ、年中無休のデモを展開している。ブライアンがこの場所で抗議活動を始めて以降、世界中から彼を支持する人々が訪れ、平和を願うメッセージやプラカードを彼に託していった。それらは日々増殖し、やがてパーラメント・スクエアの横幅40mまで広がる、大きなディスプレイとなった。さらに、彼と共にテントを張って寝泊りをしながら抗議活動をするサポーターたちも現れ、現在、国会の目の前には常に10前後のテントが張られている状態だ。これまでに、イギリス議会は何度もブライアンをパーラメント・スクエアから追い出そうと試みてきた。議会は2005年にSOCPA法(重大組織犯罪及び警察法)を制定。この法律は「パーラメント・スクエアの半径1km圏内で抗議活動を行う場合には、事前に警察の許可が必要」という内容のもので、ブライアンの排除を目的として制定された法律といわれている。その法律の下、彼の40mのディスプレイは警察によって奪われ、抗議活動には様々な条件が課せられることとなった。サポーターの人数の上限、スピーカーマイクの使用時間の制限など、一方的な条件を加えられ、その条件違反を理由に何十回も逮捕されながらも、彼らは独特のユーモアとアイデアで対抗しながら、今日まで抗議活動を続けている。彼らの存在は社会的にも注目を集め、ブライアンは、2007年に、イギリスのテレビ局・チャンネル4の視聴者投票によって、「政治的に最もインスパイアされる人物」に選ばれた。さらに、奪われてしまった40mディスプレイが、アーティストのマーク・ウォリンジャーによって再現され、イギリス現代美術界最高の賞・ターナー賞を受賞するなど、彼らの活動は今や社会現象にまでなっている。」

[配布資料] ▼イルコモンズ編「国家ブリテンについて」
d0017381_1736535.jpg
▼「2007年ターナー賞受賞者はマーク・ウォリンジャーに決定」
「ある時は反戦キャンプの復元者、またある時はクマのぬいぐるみを着たパフォーマー、昨年12月3日に発表された「ターナー賞07」の結果は、表現方法を変幻自在に変えながら、美術表現に社会の諸問題を巧みに取り込んできた頭脳派プレイヤー、マーク・ウォリンジャーに軍配があがった(...)。受賞者のウォリンジャーのノミネート理由となった作品は、反戦プラカードやポスターなど600点で構成された長さ40メートルの大作インスタレーション《国家ブリテン》。反戦活動家のブライアン・ホーが使っていたキャンプのレプリカという政治的意味合いの濃い作品だ。ホーは2001年から5年間、政府によるイラクへの経済制裁に異議を唱え、国会議事堂前の広場にキャンピング装備を持ち込み、泊りがけの抗議を敢行。今も活動を続けているが、05年に議事堂から半径1キロメートル以内でのデモ活動を禁じる法案が通過して、キャンプは強制撤去された。ウォリンジャーは、撤去前に撮影した何百枚もの写真をもとにそのレプリカを制作し、昨春、議事堂からちょうど半径1キロ地点にあるテイト・ブリテン内に展示した。今回は、作品のもつサイトスペシフィックな意味が失われてしまうために《国家ブリテン》自体は展示できず、代わりにベルリンの美術館のなかを夜通しクマの格好をしてうろつくパフォーマンス映像を上映した、展覧会は開催当初、一部で不評を買った。しかし、最終的には、ウォリンジャーの《国家ブリテン》と彼の受賞に救われたようだ。現実社会との接点を奪回した時勢にふさわしい作品と、さまざまな方面から拍手喝采されたからだ。」(伊東豊子「海外のアートシーンから・リバプール+ロンドン」『美術手帖』2008年2月号より)

[関連]
▼「帝国」に抗する「もうひとつの現代美術」(「イルコモンズのふた」2008年2月15日)
http://illcomm.exblog.jp/7261606/

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▼ブライアン・ホウの活動を支援するバンクシーのグラフィティ


▼チャンネル4「「政治的に最もインスパイアされる人物2007」受賞式


▼マーク・ウォリンガー「国家ブリテン」

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[参考1]
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▼「殺すなアンデパンダント」展(2003年 原宿・康ギャラリー)

[参考2]
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▼イルコモンズ撮影「にっぽんの国会 〇六年十二月十五日」(ドキュメント映画・未公開)
[PR]
by illcommonz | 2009-04-23 17:49
▼イルコモンズ活動予報
d0017381_4515391.jpg「文化人類学解放講座」
[日時] 毎週土曜日 13:20-14:50
[場所] 中央大学八王子キャンパス3114教室
[講師] 小田マサノリ
[website] http://illcommonz.exblog.jp/


d0017381_22285436.jpg映画「ブライアンと仲間たち」トークショー
「現在のアクティヴィズムとアートの親和性」
[日時] 2009年4月24日(金) 開演19:30 終演22:30
[場所] 東京・新宿ネイキッドロフト
[ゲスト] 早川由美子+成田圭祐+イルコモンズ

「急遽決まったドキュメンタリー「ブライアンと仲間たちパーラメント・スクエアSW1」の上映に加えて監督でもある早川氏とIRAの成田氏、言わずと知れたイルコモンズ氏の三者のトークが決定!!トークでは「デモクラシー・イン・アメリカ」の話題から国内外の最先端のアクティヴィズムとアートの親和性などについてトークし、その実践と可能性を探る!」

d0017381_2229432.jpg▼「ウラン・ア・ゲル ライヴ・アンダー・ザ・ブリッジ」
[日時] 2009年4月25日(土) 夜から朝まで
[場所] 東京・多摩川拝島の橋の下
[演奏] ウラン・ア・ゲル
*雨天のため中止
「われわれは、やはり日和見主義のお天気屋!
むりせずってことでオーケー?!
このへんからゆるゆるとまいろう!」
(ウラン・ア・ゲル「公演中止に関する公式声明」)

[予報]▼「週末、大荒れの恐れ 大雨、強風に警戒を」
「気象庁は24日、西・東日本の太平洋側を中心に25日は非常に激しい雨の降る所があり、26日は全国的に風が非常に強く吹く恐れがあるとして警戒を呼び掛けた。西日本では25日未明から、東日本では25日昼前から太平洋側を中心に雨が強まり、雷を伴って1時間に50ミリ前後の非常に激しい雨が降る恐れがある。25日夕方までの24時間予想雨量は多い所で、九州南部250ミリ、四国太平洋側、近畿南部、東海200ミリ。」

d0017381_2227392.jpg▼「高円寺一揆 in NAKANO!!!! (with Filastine)」
[日時] 2009年4月26日(日)17:00-23:00
[場所] 東京・中野 heavysick ZERO
[料金] 1,500円+500円(1ドリンク)
*雨天決行

「2007年4月、高円寺駅前を狂乱の坩堝におとしいれた路上パーティ「高円寺一揆」が(なぜか)中野に返ってくる!!!来るしかない!!!」

[出演] FILASTINE/BABY-Q/大熊ワタル/松本哉/山下陽光/ホー娘。/XX FREAKS TOKYO/ハプニクソ(The Happening + ゲロクソ)/RED BANDANA LAB./DEEP THROAT X/ウラン・ア・ゲル+T.C.D.C.(イルコモンズ)/RADIO MAROON/パンクロッカー労動組合[ブース] ベジ食堂/RLL

d0017381_22514022.jpg▼「阿佐ヶ谷メーデー」
[日時] 2009年5月1日(日)18:00-
[場所] 東京・高円寺中央公園
[DJ] ∞+∞=∞/ちびこもんず/ほか

d0017381_2240147.jpg▼「ムービーメーデープロジェクト」
第二部 「映像の力/悲惨な自由(仮)」 22:00-
[日時] 2009年5月1日(日)19:00-
[場所] 東京・阿佐ヶ谷ロフトA
[出演] 藤井光/園良太/イルコモンズ

d0017381_2229385.jpg芸術人類学フロント+くくのち講座「バリロジック研究会」
「芸術的創造の基盤としての神話思考」
[日時] 2009年5月22日(金)18:00-20:30
[場所] 東京・四谷ひろば(旧四谷第四小学校跡地)
[講師] 古川優貴(予定)/小田マサノリ

d0017381_22321267.jpg▼「DIYセミナー」
「ECOメディア・ワークショップ」
[日時] 2009年5月26日(火)14:30-17:30
[場所] 東京藝術大学千住キャンパス
[講師] 毛利嘉孝
[ゲスト] イルコモンズ

DIYとECO(End Capitalism Organically=
有機的に資本主義を終結させる)メディアの実験。



d0017381_2228195.jpg「オルタナ美術ショーケース展」
[日時] 2009年6月25日(木)-7月5日(日)
[場所] 東京・四谷CCAAアートプラザ・ランプ坂ギャラリー
[出展] 安藤真理子/後藤日向子/黒嶋亮子/
言水へリオ/齋藤祐平/佐藤小百合/Tattaka、
タニダリョーコ/團良子/原田企画/平丸陽子/
藤田知里/三浦謙樹/安永哲郎
[一般参加] イルコモンズ

d0017381_22283826.jpg▼アサヒ・アート・フェスティバル「思考の基礎体力」
「アクティビズムとしての芸術(仮)+ドラムサークル」
[日時] 2009年10月12日(日) 14:00-16:30 17:00-19:00
[場所] 東京・アサヒ・アートスクエア
[講師] イルコモンズ

d0017381_22343670.jpg「ヨコハマ国際映像祭2009」
[日時] 2009年10月31日-11月29日
[場所] 横浜・新港ピア/bankart NYK

d0017381_22303494.jpg▼「Beuys in Japan ボイスがいた8日間」展
シンポジウム「21世紀にボイスを召還せよ!1984-2009」
[日時] 2009年11月15日(日) 13:00-18:30(予定)
[会場] 茨城・水戸芸術館コンサートホール
[出演] ルネ・ブロック/オイゲン・ブルーム/
仲正昌樹/椹木野衣/山本和弘/四方幸子/
椿昇/高嶺格/イルコモンズ

d0017381_2231323.jpg▼「京都国際映像人類学祭」
「映像、音、環境」
[日時] 未定
[場所] 未定
[出演] 刀根康尚
[協力] 小田マサノリ

d0017381_4554055.jpg▼「豊穣なる埃及一八四八」
[日時] 2009年秋
[場所] 東京外国語大学AA研

d0017381_147934.jpg[デザイン・装丁]
・「カルチュラル・タイフーン2009」ポスター
・松本哉「貧乏人の逆襲2(仮)」筑摩書房
・マイク・ディヴィス「スラムの惑星」明石書店
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by illcommonz | 2009-04-21 22:38
▼講師略歴(付:私のアカデミックライフほか)
d0016471_14273829.jpg小田マサノリ / イルコモンズ
(民族学/現代美術/文芸批評/デザイン/映像制作/民衆音楽)
 1996年  一橋大学大学院社会学研究課博士課程 単位取得退学
 1997年~ 日本学術振興会 特別研究員(PD)
 2000年~ アジア・アフリカ言語文化研究所 COE非常勤研究員
 2004年~ 中央大学文学部 兼任講師
 2009年~ アジア・アフリカ言語文化研究所 特任研究員

連絡先:mod@aa.tufs.ac.jp

【著述】 『人類学のコモンセンス』 『The Uncanny Experience in Cyber Culture』
『リノベーション・スタディーズ』 『音の力』『日常を変える!クリエイティヴ・アクション』
『野生の近代再考-戦後 日本美術史』『美術に何が起こったか』『素人の乱』(共著)のほか
「現代思想」「図書新聞」「美術手帖」「VOL」「文擧界」「文藝別冊」「ユリイカ」「情況」
「10+1」「インターコミュニケーション」「暮しの手帖 別冊」「道の手帖」等に著述多数、
著書なし。→詳細

【展示】 「日本・現代・美術・沈没」(00年 水戸芸術館) 「太陽のうらがわ/太郎のはらわた」
(01年 ナディッフ)「give piece/peace a chance」(01年 横浜トリエンナーレ2001)
「去年、トリエンナーレで」(02年 横浜赤レンガギャラリー)「EXPOSE2002」(02年 KPO
キリンプラザ大阪)「殺すなアンデパンダン」(03年 康ギャラリー) 「アジア文字曼陀羅」
(03年 アジアアフリカ言語文化研究所) 「戦後?」(04年 appel) 「アサバスカンリバイバル」
(05年 AA研) 「バ  ング  ント」(05年 P-HOUSE) 「アラビア文字の旅」 (06年 AA研)
「台湾資料」(07年 AA研) 「鮮麗なる阿富汗」 (08年 AA研) 「好奇字展」(08年 AA研)
「イルコモンズの回顧と展望(仮称)」展 (08年 大阪市立近代美術館) 「SIGNS OF
CHANGE」(08年 EXIT ART)ほか→略歴

【講演】 「リミックスのやめどころを知る」(03年) 「戦後?のなかでの戦後!の詩と工作」
(04年) 「さよなら万博」(04年) 「ザ・フューチャー・ポーヴェラ」(05年) 「若松映画と
暴/力」(05年) 「アドルノにきく、六〇年目の今日、詩をよむことは依然として野蛮なの
だろうか」(05年) 「新宿インティファーダ」(05年) 「野生の近代再考-戦後 日本美術史」
(05年) 「アザーミュージック」(05年) 「イルコモンズアカデミー」(06年) 「ゴダールの愛の世紀/一なる国家と歴史の孤独に抗する二の愛」(06年) 「イルコモンズ・トラベリング・アカデミー福岡・大阪・京都・名古屋」(06年)「イルコモンズの"平和授業"」(06年)
「アナーキズムとアートの現在」(06年) 「イルコモンズ・アカデミー」(05-08年)
「イルコモンズの「精密な受信機はふえてゆくばかりなのに、世界のできごとは一日で
わかるのに、"知らないことが多すぎる"と、あなたにだけは告げてみたい」(07年)
「民主主義のはじまりの風景~うるさくてめんどくさいことはいいことだ」(08年)
「PRODUCTION AND DISTRIBUTION OF SOCIAL MOVEMENT CULTURE」(08年)
「メディア・アクティヴィズムの回顧と展望」(08年) 「ニューヨークの都市文化」(08年)
「学生運動と人類学」(08年)

【映像】 イルコモンズ・チャンネル on YouTube

【楽団】 T.C.D.C. / ウラン・ア・ゲル / デモス&クラトス

「およそ学者にとって、いちばん安易な道は、自分の学問に一応完結した体系を与えるのに都合のいいように、学問の対象や目的を限定していく方法であろう。私は人生の行路半ばにして迷い込んだ文化人類学という学問になると、当初から、限定された境界や完結した体系などを至難とするほどに、茫漠とした対象領域と性格をもったものではないかと思う。こんなことをいうと、学会の一部から、「いや、それはお前が勝手にそう解釈したり、空想をひろげたりしているだけのことで、この学問には早くから民族学というような名前で限定された対象や目的ははっきりしているではないか。この学問的な伝統からはみ出して、任意に専門分野を拡大していったら、専門というものの純粋性も深さも失われて、単なるアマチュアの教養に堕してしまうばかりだ」という非難をうけることだろう。事実また、私のアカデミックライフは、このような非難にさらされながら、続けられてきたといってもよい。」(石田英一郎)

「私は民族学科に移った。この学問はまったく実証的に、研究者の主観や思惑、感情を排除して、対象そのものをとらえ、帰納的に結論を得ようとする。およそ芸術活動とは正反対なこのあり方に私は逆に情熱を燃やし、打ち込んでいった。自分の運命自体に挑むようなつもりで。パリ大学の民族学教授で、映像記録の専門家であるジャン・ルーシュが企画をたてた。ミシェル・レリス、構造主義で有名なレヴィ=ストロース、それに私の三人を映すという。この映画はまず、こんな質問からはじまる。「なぜ芸術家であるあなたが、マルセルモースの弟子になったのですか?」「芸術は全人間的に生きることです。私はただ絵だけを描く職人になりたくない。だから民族学をやったんです。私は社会分化に対して反対なんだ」。事実、私はそれを貫き通している。絵描きは絵を描いてりゃいい、学者はせまい自分の専門分野だけ。商売人は金さえもうけりゃいいというこの時代。そんなコマ切れに分化された存在でなく、宇宙的な全体として生きなければ、生きがいがない。それはこの社会の現状では至難だ。悲劇でしかあり得ない。しかし、私は決意していた」(岡本太郎)
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by illcommonz | 2009-04-18 16:28
▼「文化人類学脱構築講座」本日開講
「文化人類学解放講座」より)
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d0016471_15467.jpg「ある学問がどんな学問なのかを
知りたければ、その学問を
研究している人びとが実際に
どんなことをしてるかを
まず見るべきである。」
(クリフォード・ギアツ)


前回は、文化人類学者クリフォード・ギアツの、このことばをうけ、それを「文化人類学がどんな学問なのかを知りたければ、文化人類学を研究している人びとが実際にどんなひとたちなのかをまず見るべきである」とよみかえて、文化人類学者たちの肖像写真とその著作(の表紙と題名だけ)を見てみるということをしました。

今回は、このギアツのことばをさらによみかえ、文化人類学がどんな学問かを知るための別の実験をしてみましょう。前回、見た文化人類学者たちは、生まれたときから文化人類学者だったわけはなく「文化人類学者になった人たち」です。なった人がいるところには「なりそこねた人たち」が必ずいます。そこで今度は、「なりそこねた人たち」の姿や生き方、またその作品をみることで、文化人類学がどんな学問なのかを考えてみたいと思います。

▼[教材] 文化人類学者になりそこねた人びと(jpg/264KB)*クリックすると拡大します。
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 ミシェル・レリス(詩人)
 ロバート・フラハティ(映画作家) 
 ジュルメーヌ・ティリオン(アクティヴィスト) 
 グレゴリー・ベイトソン(精神生態学者) 
 カート・ヴォネガット(SF作家) 
 ジャン=リュック・ゴダール(映画作家) 
 ウィリアム・S・バロウズ(小説家、芸術家) 
 アスガー・ヨルン(画家、シチュアシオニスト) 
 デイジー・ベイツ(福祉活動家) 
 ソール・ベロー(小説家)
 キャサリン・ダンハム(舞踏家) 
 ジャン・ピエール・ゴラン(映画作家) 
 ジョゼッペ・シノーポリ(指揮者) 
 ハリー・スミス(映像作家、画家、民族音楽研究家) 
 トム・ハリソン(ジャーナリスト)
 ゾラ・ニール・ハーストン(小説家) 
 マヤ・デーレン(映像作家、ダンサー) 
 テオ・アンゲロプロス(映画作家) 
 カルロス・カスタネダ(作家) 
 ジョゼフ・コスース(現代美術家) 
 シャロン・ロックハート(現代美術家)
 ジェローム・ローゼンバーグ(詩人) 
 ローター・バウムガルテン(現代美術家) 
 デヴッド・トゥープ(現代音楽家) 
 トリン・T・ミンハ(映画作家) 
 ヴェルナー・ヘルツオーク(映画作家) 
 サム・ライミ(映画作家) 
 ブルース・ナウマン(現代美術家) 
 クレメンティーヌ・デリス(現代美術家) 
 ジョアン・ビンゲ(SF作家) 
 ゲーリー・スナイダー(詩人、環境活動家)
 スーザン・ヒラー(現代美術家) 
 フレッド・ウィルソン(現代美術家) 
 ルネ・グリーン(現代美術家) 
 デヴィッド・ラン(劇作家、演出家)
 アミタフ・ゴーシュ(SF作家) 
 ダン・グレアム(現代美術家) 
 メアリー・ケリー(現代美術家)
 エド・ルッシュ(現代美術家) 
 ジェイムズ・クリフォード(文芸批評家) 
 ミルナ・マック(人権活動家) 
 牛山純一(TVプロデューサー)
 土方久巧(彫刻家) 
 岡本太郎(芸術家) 
 イルコモンズ(元・現代美術家)

「民族学とは、未開社会という特殊な対象によって定義される専門職ではなく、いわば、ひとつのものの考え方であり、自分の社会に対して距離をとるならば、私たちもまた自分の社会の民族学者になるのである」(モーリス・メルロ=ポンティ)

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【具体事例】人類学者になりそこねた作家たちのプロフィール

d0016471_275626.jpg・ウィリアム・S・バロウズ (作家/芸術家)
1936年、ハーバード大学で人類学と文学と言語学を学んだ後、大学院では文化人類学を専攻。マヤ文明の考古学とナヴァホ・インディアンの言語学を研究し、後にその成果が、カットアップ小説「ア・プーク・イズ・ヒア」に結実する。

・岡本太郎 (芸術家)
1938年、パリ大学ソルボンヌ校の民族学科に入学。詩人のミシェル・レリスらと共にマルセル・モースから民族学を学ぶ。後にその成果が「縄文文化論」や絵画作品に結実する。

・カート・ヴォネガット Jr.(SF作家)
1944年、シカゴ大学人類学部で文化人類学を専攻。当時の学部長はロバート・レッドフィールド。1947年に同学部に修士論文を提出するが、審査で不合格となる。論文のテーマは、世界の神話や文学、童話のグラフ分析(!)。後にその成果は、「チャンピオンたちの朝食」での世界の客観的観察記述と相対主義的視点に結実する。

・ジャン=リュック・ゴダール (映画作家)
1949年、パリ大学ソルボンヌ校で人類学を専攻。人類博物館にあったアンリ・ラングロワのシネマテークに通いつめ、ロバート・フラハティの民族誌映画「ナヌーク」などの作品にふれる。ジョルジュ・デュメジルの神話学に啓発されるが、映画の批評と制作に専念するため大学を中退。その影響は映画「ウィークエンド」でのエドワード・タイラー「古代社会」の朗読などにもみられる。

・アーシュラ・クローバー・ルグイン(SF小説家)
1929年10月21日、カリフォルニア州バークレー生まれ。父親はドイツ系の文化人類学者のアルフレッド・L・クローバー。母親は、夫が研究で係わったアメリカ最後の生粋のインディアン「イシ」の伝記を執筆した作家のシオドーラ・クラコー・ブラウン。

・ザック・デ・ラ・ロッチャ(ロック・ミュージシャン)
レイジ・アゲインスト・ザ・マシンのヴォーカル。政治色の強いチカーノ壁画家である父と、文化人類学の博士号を持つ反戦活動家である母の間に生まれる。

・ジョゼフ・コスース (現代美術家)
1975年、NYのニュー・スクール・フォー・ソーシャル・リサーチで人類学と哲学を学んだ後、論文「人類学者としての芸術家」を発表。意味やルールなどの見えない文化を見えるものにするという点で、現代美術家の仕事と人類学者の仕事には、たがいに共通するところがあると論じる。

....................................................................................

【自由研究1】 人類学者になりそこねた作家たちの生き方や作品をみる

d0016471_151256.gifYouTubeにある下記のムービーを参考に、人類学者になりそこねた作家たちに共通するものの見方や考え方、また、生き方や信念があるとすれば、それは何か考えてみましょう。


▼カート・ヴォネガット「カート・ヴォネガット」

「第二次世界大戦ののち、わたしはしばらくシカゴ大学に通った。人類学科の学生であった。当時そこでは、人間個々人のあいだに(優劣の)差異というものは存在しないと教えていた。いまでもそう教えているかもしれない。もうひとつ人類学科で学んだのは、この世に、奇矯とか、性悪とか、低劣といわれる人間はひとりもいないということである。わたしの父が亡くなる少し前に私にこういった。「お前は小説のなかで一度も悪人を書いたことがなかったな」それも戦後、大学教わったことのひとつだ」(カート・ヴォネガット)


▼「そういうものだ/カート・ヴォネガット1922-2007」

[教材] 「文化人類学者になりそこねた作家、カートヴォネガット、人類学を語る」
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(*画像をクリックすると拡大します)



▼アーシュラ・クローバー・ルグイン「ラヴィニア」

「いったいなぜなのだろう。人間の社会は不可避的にピラミッド構造を呈し、権力は頂点に集中するのだろうか?権力の階層性は、人間の社会が実現せずにいられない、生物学的規範なのだろうか?こうした問いはほとんど確実に表現が不適切で、それゆえ解答不可能なのだが、相変わらず持ち出されては、答えられつづけており、この問いかけをする人間の出す答えはたいていの場合、イエスなのである。このように想定された普遍性に対し、人類学はいくつかの例外を提供する。民族学者たちは固定的な命令系統をもたないさまざまな社会を記述してきた。こうした社会において、権力は、不平等にもとづく厳格な体制のなかに封じこめられている代わりに、流動的に、それぞれ違った状況下では、異なった仕方で共有され、常にコンセンサスへと向かう抑制と均衡の原則によって機能する。人類学者たちはジェンダーに優劣をつけない社会を記述してきた。ここであげた社会はみな、わたしたちが「原始的な」と形容する社会であるが、ここでわたしたちはすでに価値の階層化を行っている。原始的=低い=弱い、文明化された=高い=強いというように。もし人間が不公平と不平等を、口で言っているほど、頭で考えているほど憎んでいるとしたら、偉大な帝国の数々、大文明の数々のうちひとつとして15分以上存続し得ただろうか?もしわたしたちアメリカ人が不公平と不平等を、口で言っているほど熱烈に憎んでいるとしたら、この国の人間がひとりでも食べものに困ることがありうるだろうか?わたしたちの努力によっては、不完全な公平さしか、限られた自由しか獲得できないのだ。しかし公平さがまったくないよりはましである。あの原則、つまり解放奴隷だった詩人の語った自由への愛にしがみつき、手放さないようにしよう」。(アーシュラ・クローバー・ルグイン)

[教材] 「文化人類学者を父に持つ作家、アーシュラ・クローバー・ル・グイン、人類学を語る」
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(*画像をクリックすると拡大します)



▼岡本太郎「岡本太郎は爆発する」

「私は民族学科に移った。この学問はまったく実証的に、研究者の主観や思惑、感情を排除して、対象そのものをとらえ、帰納的に結論を得ようとする。およそ芸術活動とは正反対なこのあり方に私は逆に情熱を燃やし、打ち込んでいった。自分の運命自体に挑むようなつもりで。マルセル・モース教授の弟子になって一時は絵を描くことをやめてしまった。マルセル・モースの講義はとりわけ幅がひろく、深い手ごたえがあった。教授はフランス民族学の大きな柱であり、父のような存在だ。フィールドに出たことがない民族学者として有名だが、その目配りは人間社会のあらゆる事象にゆきわたり、言いようもなく鋭い。この人の偉大なイメージを何とかあらためて生き返らせたいと、パリ大学の民族学教授で、映像記録の専門家であるジャン・ルーシュが企画をたてた。ミシェル・レリス、構造主義で有名なレヴィ=ストロース、それに私の三人を映すという。この映画はまず、こんな質問からはじまる。「なぜ芸術家であるあなたが、マルセルモースの弟子になったのですか?」「芸術は全人間的に生きることです。私はただ絵だけを描く職人になりたくない。だから民族学をやったんです。私は社会分化に対して反対なんだ」。事実、私はそれを貫き通している。絵描きは絵を描いてりゃいい、学者はせまい自分の専門分野だけ。商売人は金さえもうけりゃいいというこの時代。そんなコマ切れに分化された存在でなく、宇宙的な全体として生きなければ、生きがいがない。それはこの社会の現状では至難だ。悲劇でしかあり得ない。しかし、私は決意していた」(岡本太郎)

[教材] 岡本太郎「芸術と人生」


▼ジャン=リュック・ゴダール&フランソワ・トリュフォー「アンリ・ラングロワを擁護する」

「今まさに我々は、未開社会のなかで生きている。コカコーラやGMといったトーテム、呪術的な言葉、儀式、タブーといったものにかこまれて生きている。形態はなにひとつ変わってはいないのだ 」(ジャン=リュック・ゴダール)

[教材] J-L・ゴダール「カメラアイ」「こことよそ」「ウィークエンド」「リア王」ほか
     イルコモンズ編「切り裂きジャンとつなぎ屋リュック」


▼ジャン-リュック・ゴダール「たたえよ、サラエヴォ」


▼ウィリアム・S・バロウズ「感謝祭 一九八六年十一月二十八日」

「あらゆる時代のもの書きたちをまとめて折りたたみ、ラジオ放送や、映画のボイストラック、テレビ、ジュークボックスの曲を録音し、世界のあらゆることばをセメントミキサーでかき混ぜて、レジスタンスのメッセージを注ぎこもう。万国のパルチザンに告ぐ、言語線を切れ、ことばをずらせ、ドアを解放せよ、震える「旅行者」たち、写真がおちる、灰になった室内を突破せよ。写真がおちる、ことばがおちる、万国のパルチザン利用、目標オルガズム放射線装備、スウェーデン、イエーテボリ、座標は8・2・7・6、スタジオを撮れ、台本を撮れ、死んだ子供を撮れ、全ミサイル発射。被害を見きわめるのは簡単だった。台本は破壊され、敵の兵隊は壊滅状態。完全レジスタンスのメッセージが世界中の短波放送で流れる。万国のパルチザンに告ぐ、言語線を切れ、ことばをずらせ、ドアを解放せよ、震える「旅行者」、写真がおちる、灰になった室内を突破せよ」(ウィリアム・バロウズ)


▼ハリー・スミス


▼ゾラ・ニール・ハーストン「ジャンプ・アット・ザ・サン」


▼キャサリン・ダンハム


▼グレゴリー・ベイトソン


▼レイジ・アゲインスト・ザ・マシン

これらの作家たちは、みなそれぞれに非常に個性の強い作家たちなので、まず彼ら以外の、SF作家や詩人、芸術家、映画監督、音楽家たちと彼らを「比較」してみると(「比較」と「収集」は文化人類学の基本的手法です)、その特徴がよくみえてきます。そのうえで、彼/女らに共通するものを考えてみてください。ヒントは、近代、文明、社会、西欧、常識、良識、価値観、前衛、実験、政治、収集、引用、記録、編集、批評、多才、などです。

この「文化人類学者になりそこねた作家たち」のものの考え方や作品には文化人類学者(になった人たち)が、専門的で個別的な研究に没頭するあまり、しばしば忘れてしまいがちな文化人類学の原点や原像のようなものをみることができます。もっともそこではそれが、いくぶんラディカルで、アヴァンギャルドで、クリティカルなかたちで現れていますが、このラディカル(根本的・過激)であること、アヴァンギャルド(前衛的・実験的)であること、そして、クリティカル(批判的・批評的)であることもまた文化人類学という学問の隠れた面なのです。

「民族学は西欧文明と未開文明とのあいだに設けられた唯一の橋であるようにみえる。つまりもしこの両極のあいだにまだ対話が可能であるとすれば、西欧にそうした対話をはじめさせられるのは、民族学なのである。もちろん古典的な民族学ではだめだ。しかし、いまひとつの別の民族学にとっては、それのもつ学識が、限りなくゆたかで新しい言葉を鍛えあげることを可能にするだろう。したがって、ある意味で。民族学が科学であるとするならば、民族学は同時に科学とは別のものでもある」(ピエール・クラストル)
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by illcommonz | 2009-04-18 03:38
▼「文化人類学解放講座」本日開講
d0017381_2571337.jpg平成21年度「文化人類学解放講座」

去年はいろいろありましたが、
今年も「文化人類学」の講義を行います。
時間割は土曜の3限(13:20-14:50)、
教室は3号館の300人教室(3114)です。
開講日は2009年4月11日(土)。
出席はとりません。

昨年度は、G8サミットがあったので、やや変則的な講義になりましたが、
今年度は、ふたたび原点にもどり、「異文化誤解の映画史」などの
教材制作と講義ブログの更新に力をいれます。

[追記]
「文化人類学カヴァー・リーディングス」をアップデートしました。
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by illcommonz | 2009-04-11 03:27
▼ザ・ラディカル・デモクラシー楽団
d0017381_5352490.jpg▼楽団「デモスとクラトス(仮称)」(*イメージ図)

【設立趣意書】 「まず叫びがあった。あなたは覚えているだろうか?おそらくきっかけになるのは、街路に響くマーチングバンドのリズムである。それまで何千もの身体がひしめく空間にただよっていたのは、きまりの悪いよそよそしさだった。そこには敵意や不信感はないが、見知らぬどうしの冷たい距離があった。しかし、その瞬間に、互いを隔てる壁が消えうせる。ドラムの最初の一撃とともに、最初に亀裂が走るのは、互いを隔てるまなざしの壁、パフォーマンスやライブを受動的に享受するだけのオーディエンスたちのまなざしがつくる空間、すなわち、スペクタクルの空間である。メロディが鼓動のように群集に伝わるにつれて、われわれはホーンの音に魅せられる。腕やことば、記憶そしてノイズ、それらが時間や欲望を通じて、ゆるやかに結びつけられてゆく。直接性と情動をつくるというラディカルな美学が実践されているのである。その美学の概念がもとづいているのは、芸術的なつくりの内容よりも、集団的な創造のプロセスから生まれる関係や経験である。われわれはここで情動の空間の創造をまのあたりにしている。それは共にある空間であり、さまざまな結合、議論、共同性が出現するのに不可欠な前提条件となる結合である。そうした機会をつうじて、さらに新しい関係や相互行為が可能となる民衆の空間が出現する。だから、(ドゥルーズがいうような) 民衆の欠如はもはや嘆くべきことではない。情動をつくるという視点からストリートアートやパフォーマンスアートを検討することは、それらの芸術活動がさまざまなポテンシャルをつくりだし、さらにそれがいかに自己組織化のフォームの発展に寄与しているかを検討すること他ならない。基本的な活動形態は贈与(そしてパフォーマンス)という無償の交換であり、それによって芸術の商品化の論理を回避しようとする。そこに受動的な消費の余地はない。すべてのオーディエンスが同時に参加しなければならない。この意味においてラディカルなマーチングバンドの方法は興味深いのだ。それは通常の空間をきりくずす芸術的なパフォーマンスであり、街路に移動可能な情動の空間がつくりだされ、そこに新たな関係が出現する。その関係には希望が宿り、日常生活の網の目のなかに血が通うことになるのだ。マーチングバンドが登場するやいなや、人びとはパフォーマーとオーディエンスを分断していたステージをみつめることをやめ、マーチングバンドの動きにあわせて踊り騒ぐ。もともとマーチングバンドは国家形態に属するものであり、国家が定義する空間をもたらすものだ。その集団は整然とコントロールされて隊列をなし、軍隊に密接に結びついている。そこで提供されるのは、行動への刺激を与える一種のサウンドトラックである。だが、こうした国家や軍隊への結びつきがあるからこそ、それらが抗議の戦術として転用されたり横領されるときに、それがきわめて愉快なものになるのである。しかし、そうした空間が妨害や問題なしに存在すると思ってはならない。そうした空間に対する弾圧や回収は避けがたいものである。また、それらもくりかえしているうちに儀式化されたものとなり、固定した循環のパターンへと後退するだろう。問題はつくりだした空間の情動的なボリュームをキープしつづけることである。スペクタクルへ回収されるワナを回避し、さまざまな瞬間や可能性が凝り固まったり、つくられたかたちのなかで生気を失わないようにする方法である。これは決して一度かぎりの出来事で終わるものではないし、そうなる可能性もない。それはラディカルな想像力を自ら定位させる持続的なとりくみに他ならない。それは絶えざる更新のプロセスであり、そのなかで公共圏から可能性のスパイラルが生まれ、強化されてゆくはずだ。」(スティーヴン・シュカイティス)

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by illcommonz | 2009-04-05 05:36
▼バテリア
d0017381_4422798.jpg去年の「浅草サンバカーニバル」で
5位に入賞したサンバチームの
バテリアの練習にも参加してみることにした。
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by illcommonz | 2009-04-05 04:42