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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼「ウィキリークスがあったらイラク戦争を始めたりできなかっただろう」


「ムーア監督、アサンジ容疑者保釈で資金提供表明」
「イラク戦争批判の作品などで知られる米映画監督マイケル・ムーア氏が、「ウィキリークス」の創設者ジュリアン・アサンジ容疑者(39)の24万ポンド(約3,160万円)の保釈金支払いを支援するため、2万ドル(約170万円)を提供することを表明した。ムーア氏は自身のサイトなどで「ウィキリークスがあれば、イラク戦争の計画者たちは開戦できなかったかもしれない」と存在意義を評価し、活動継続のため、自身のサイトやサーバー、ドメイン名などの提供を申し出ているとしている。」(2010年12月15日 読売新聞)
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by illcommonz | 2010-12-16 02:49
▼文化人類学解放講座:世界の路上から


 明日の「文化人類学解放講座」は世界の「路上文化」について学びます。グローバリゼーションへの反撃はまず路上でのフリーパーティー(=リクレイム・ザ・ストリート)からはじまりました。それは「ビジネスに支配されていない社会とはどんな社会なのか」を体験させてくれるものでした。911とイラク戦争以後の「トレランス・ゼロ(他者への不寛容)」の硬直した空気を打ち破ったのも、路上とそこで奏でられる音楽でした。反撃はいまも世界の路上で起きつづけています。ニューヨークで、パリで、ロンドンで、シアトルで、バンクーバーで、ヘルシンキで、トロントで、コペンハーゲンで、そして、高円寺や新宿でも、反撃は国境を越えてグローバル化しています。フラッシュモブ、クリティカルマス、フローズン・グランドセントラル、モバイルクラビング、ストリートドラム、クラウンアーミー、バイ・ナッシング・デー、ネイキッド・バイク・ライド、ホンク・フェスティヴァル、ピローファイト、3人デモ、フードコート・ミュージカル、クリスマス粉砕鍋集会、モバイルデスクトップなどなど、リーマンショック以後の閉塞した世界を変えてゆくのも、こうした「路上の文化」ではないでしょうか。明日の講義では、世界の路上から、この息苦しい世界を共に生きのびてゆくための手がかりを学びたいと思います。DON'T GIVE UP、路上は市場よりもっとゆたかで、生きることはつらいが、人間の世界はおもしろい。

※時間が足りず、ぜんぶ話しきれなかったので、来週も「路上から」はじめます。




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by illcommonz | 2010-12-15 03:26
▼足りない都知事に足りないもの
d0017381_0272325.jpg「石原都知事が「馬鹿」発言?」
 「東京都が30日、過激な性表現を含む漫画やアニメを規制する条例案を改めて都議会に提出することを受けて、有名漫画家らが「創作活動の萎縮につながる」と反対の声を上げました。漫画やアニメの規制をめぐっては、過激な性表現を含む作品を18歳未満の青少年に見せないように規制する条例の改正案が、6月の都議会で一度、否決されています。都は反対派の意見を受け、規制対象を明確にした改正案を30日から始まる都議会の本会議に改めて提出する予定です。
 石原慎太郎都知事:「夫婦の性生活みたいなのを漫画に描くことが子供たちに無害だっていうなら、バカだね、そいつら。「頭冷やしてこい」と言っといてくれ」 」(2010年11月30日 テレビ朝日ニュース)


「石原都知事 同性愛者「やっぱり足りない感じ」」
 「東京都の石原慎太郎知事は7日、同性愛者について「どこかやっぱり足りない感じがする。遺伝とかのせいでしょう。マイノリティーで気の毒ですよ」と発言した。石原知事は3日にPTA団体から性的な漫画の規制強化を陳情された際、「テレビなんかでも同性愛者の連中が出てきて平気でやるでしょ。日本は野放図になり過ぎている」と述べており、その真意を確認する記者の質問に答えた。7日の石原知事は、過去に米・サンフランシスコを視察した際の記憶として、「ゲイのパレードを見ましたけど、見てて本当に気の毒だと思った。男のペア、女のペアあるけど、どこかやっぱり足りない感じがする」と話した。同性愛者のテレビ出演に関しては、「それをことさら売り物にし、ショーアップして、テレビのどうのこうのにするってのは、外国じゃ例がないね」と改めて言及した。」(毎日新聞 2010年12月7日)

 都知事がカラスを毛嫌いし、カラスの一掃計画「カラス対策プロジェクト」をうちだしたのは、自分がゴルフ場でカラスに頭をつっつかれたからで、同じく、都知事がクラブを毛嫌いし、風俗営業取締法によるクラブつぶしにのりだしたのは、以前、自分の息子がクラブで恐喝にあったことがあるからだという説がある。もしこの説が正しいとすれば、都知事の野放図でバカな言動は、もっぱら個人的な恨みと私怨から発しているということになる。この仮説にもとづいて、最近の同性愛者と性表現に対する都知事の放言を分析するとこうなる。すなわち「夫婦や他人との愛情に満ちた関係がないか、足りない」のだ。気の毒で、あわれ、というほかないが、同情はしない。

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[追記]▼「自社漫画のアニメ化作品も出展拒否=都の漫画規制に抗議-集英社」
 「集英社の鳥嶋和彦専務は13日、都内で開かれた漫画新人賞授賞式で、来年3月の東京国際アニメフェアへの参加を拒否するだけでなく、同社刊行の漫画を原作とするアニメ作品の出展も認めない方針を表明した。過激な性描写のある漫画やアニメを販売規制する東京都青少年健全育成条例改正への抗議の一環。同社刊行の漫画が原作の「ナルト」「ワンピース」などのアニメは海外でも人気が高い。同専務は新人漫画家らに「ぜひ石原慎太郎(都知事)をぶっ飛ばすような漫画を」と訴えた。茨木政彦同社第3編集部長も「萎縮しないで好きなものを描いてほしい。面白ければジャンプは全部載せる」と呼び掛けた。同社など漫画出版10社は10日、同アニメフェアへの参加拒否を表明している。」(時事通信 2010年12月13日)
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by illcommonz | 2010-12-15 00:29
▼「世の中はどうなる」
d0017381_23382697.jpg 「これから世の中はどうなり、われわれはどこに落ち着くんやろと、この悩みは私ひとりのボヤきではないでしょう。ほんとうにみなさん、いまわれわれは、この生活の安定と、われわれの幸せ、誰を頼ったらいいのか?と云いたいことは国民総意、声なき声ではないでしょうか。田中内閣が発足のとき、国民全部が両手をあげて、どれだけよろこんだ。それが二年経った今日、国民に、何をよろこばせてくれた? 自分とこの池の鯉がふえただけやないかい、バカにすなっちゅうねん。サトウが角サトウに変わっとるだけやないか。サトウは甘うても、国民は甘うないぞ、なめとったら、承知せんで、責任者でてこい!もう私、世の中にねよろこびを感じたことがございませんの。目さめたら、寝るまで、腹立つことばかりやもんね、ボヤかなしょうがない。わたしがボヤかなんだら、世の中はどうなる?」(人生幸朗「世の中はどうなる」1974年 ラジオ大阪)

 かつて、こういう漫才があった。チョムスキーでもハワード・ジンでもなく、人生幸朗のこのボヤき漫才が自分の社会批評の原点。理屈にあわない世の中、納得できない世の中、腹の立つことの多い世の中に対しては、こんなふうに「責任者でてこい!」と声をあげてよいのだ、政府のせいにしてよいのだ、ということを教えてくれたのが人生幸朗。もしいま人生幸朗が生きていたら、どんなふうにボヤいただろうか?

「13年連続3万人超の公算=自殺者、2万9000人に-前年比では減少・警察庁」
 「警察庁は6日、今年1~11月の全国の自殺者(速報値)は、前年同期比4.1%減の2万9,105人だったと発表した。月別平均2,645人で推移しており、通年ベースでは1998年以降、13年連続で3万人を突破する公算が大きくなった。ただ、昨年1年間の自殺者数(3万2,845人)を下回るペースは続いており、月別では昨年9月~今年6月に10カ月連続で前年同期より減少するなどしている。1~11月の自殺者の内訳は、男性が2万499人、女性が8,606人だった。都道府県別では、東京(2,693人)が最多で、続いて大阪(1,898人)、神奈川(1,682人)など。一方、徳島(159人)、鳥取(167人)、福井(191人)などは少なかった。」(時事通信 2010年12月6日)

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 「責任者でてこい!」>第一次小泉政権・第二次小泉政権・第三次小泉政権・安倍政権・福田政権・麻生政権・鳩山政権・菅政権
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by illcommonz | 2010-12-15 00:00
▼「浜の真砂は尽きるとも世にボヤキの種はつきまじ」
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「科学や文明的には進歩したが、文化的、あるいは日本的に失ったものも大きいのかもしれない。万博40周年で、我々(=大阪)は街として、人として進歩し、調和したのだろうか?」(「大阪万博40周年の検証」より)

 それはともかく、大阪の演劇文化にとって「大阪府立上方演芸資料館」ができたことは大きな進歩だと思う。

▼「大阪府立上方演芸資料館」 (Wikipediaより)
「大阪府立上方演芸資料館(通称:ワッハ上方)は、大阪市中央区難波千日前にある、上方演芸を紹介する施設である。4階の展示室では殿堂ギャラリーとして殿堂入り名人の紹介をしている他、視覚的に上方演芸の歴史を紹介する様々な展示物が置かれており、小演芸場もある。又、演芸ライブラリーとして、物故した芸人や解散したコンビなどを始めとした、現在では貴重な資料となった過去の上方芸人のテレビ映像やラジオ音声などを自由に視聴する事が出来るスペースもある。」

 せっかく大阪にきたので、前から一度行きたいと思ってたワッハ上方の「演芸ライブラリー」で「人生幸朗・生恵幸子」の漫才をみてこようと思う。

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▼演芸ライブラリー(4階展示室内)
「演芸番組を自由に視聴していただけます。各放送局(NHK大阪・毎日放送・朝日放送・関西テレビ・読売テレビ・テレビ大阪・ラジオ大阪)の演芸番組を視聴していただけます。テレビ映像は900本、ラジオ音声は1,600本、市販のDVD、ビデオ、CDも取りそろえています。演芸・喜劇に関する書籍も1,000冊閲覧していただけます。懐かしい上方演芸の番組や名人芸が収録された映像ソフト、音声ソフト を個別ブースで視聴、演芸に関する書籍・文献資料を自由に閲覧できます。視聴用ブースは15台、最大30名まで利用できます。ダイマルラケット、やすきよ、笑福亭松鶴、桂枝雀などなど、あの笑い、あの語りに出会えます。なかには一日中ここで過ごされるお客様も・・・また、芸人さんが勉強のために立ち寄られることもしばしば。さあ、あなたも演芸ライブラリーで演芸三昧!」



 さすがにこの時期(収録は1979年、人生幸朗が72才で生恵幸子が56才)の舞台では、全盛期ほどの勢いはないが、1分50秒目あたりからだんだんエンジンがかかりはじめ、肩がゆれ、手があがると本領発揮である。残念ながらこの映像では、人生幸朗のキラーフレーズ「責任者でてこい!」の、あの火の出るようなアジテーション(ロッキード事件の時の人生幸朗はすごかった)が聞けないないので、それはライブラリーの方でみてみたい。(あと岡八郎と花紀京のツートップ時代の新喜劇もみてみたい)

d0017381_10204596.jpg人生幸朗いわく。

「みなさん、これは私がボヤクのやのうて、
いまの世の中が私をボヤかしまんねん」

 いまは Twitter がひとをボヤかせるているが、同じボヤキでも、同時代の世相や時事問題にきりこみながら人を笑わせ、痛快な気分にさせてくれるボヤキはすくない、とぼやいてみる、なう。

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[追記] あともうひとつ大阪から失われてはならないものはこれ。

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こんな日が来ないことを願う。
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by illcommonz | 2010-12-13 10:22
▼人類は進歩したのか調和したのか
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大阪大学21世紀懐徳堂シンポジウム「大阪万博40周年の検証」
[日時] 2010年12月12日(日) 14:00-17:30
[場所] 毎日新聞社大阪本社オーバルホール

第1部「映像インタビュー」上映
 上田篤(建築学者:元大阪大学工学部教授)
 小松左京(作家・大阪万博テーマ館サブ・プロデューサー)
 今井祝雄(美術家・元具体美術協会会員・成安造形大学教授)

第2部「タウンホールミーティング」
 磯達雄(建築ジャーナリスト)
 小田マサノリ(元・現代美術家、メディア・アクティヴィスト)
 嘉門達夫(歌手・万博マニア)
 竹村真一(文化人類学者・京都造形芸術大学教授)
 西田隆政(国語学者:甲南女子大学教授)
 鷲田清一(大阪大学総長)
 金水敏(大阪大学コミュニケーションデザイン・センター長・教授)
 菊地誠(サイバーメディアセンター教授)
 小浦久子(大学院工学研究科准教授)
 橋爪節也(大阪大学総合学術博物館教授)
 永田靖(大学院文学研究科教授)
 門村幸夜(産学連携推進本部特任准教授) 

 「人類の進歩と調和」というテーマをもって開催された日本万国博覧会。 6,421万8,770人を動員した日本で史上最大の万博だった。 当時、日本の経済は高度成長へ向けて加速度的な上昇を見ており、日本中を巻き込んだ万国博覧会だった。「科学と未来への夢」が大きく膨らんだ瞬間であり、それ以後、科学や文明的には進歩したが、文化的、あるいは日本的に失ったものも大きいのかもしれない。さて、万博40周年で、我々(=大阪)は街として、人として進歩し、調和したのだろうか?」

 自分の大阪の人間ではないが、来るはずないと思っていた21世紀の未来まで生きのび、いま・そこにある「テクノロジーのとりこじかけの世界」を遠い目でながめながら暮らしている立場にたって考えると、この「大きな問い」に対する回答はこうなる。

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▼イルコモンズ画「テクノロジーの進化にともなう人類の退歩とゾンビ化」

 「私たちの周囲にはかつてないほど情報があふれ、そこから逃れることはできない。デスクの上にも、ポケットの中にも、カフェのテーブルにもコンピュータがある今、情報はまるで空気に乗って私たちの周りを漂っているようだ。それなのに、自分がどんどんばかになっている気がしてならない。実際、平均すれば、われわれは上の世代より無知なのではないか。アップルストアに並ぶ長蛇の列や、歩きながら携帯電話をのぞきこむ人々。人類はゾンビになってしまった。「いや、非常に忙しいゾンビだ」という弁明が聞こえてきそうだ。メールを読み、ツイッターでつぶやきながら、他人のツイートに返信する。アプリをダウンロードし、写真をアップロードする。フェースブックを更新し、世界中が自分のことを気にしているような気になって、好きなものや嫌いなものを世界に向けて発信する。では、私たちがしていないことは? それは「考える」こと。情報を処理してはいるが、考えてはいない。2つは別物だ。要はデジタルツールを触りながら、ダラダラしているだけ。リンクをクリックしては、自己顕示欲の強い愚か者や評論家、広報やマーケティングの担当者らが垂れ流す無意味なゴミの激流をかき分けている。」(ダニエル・ライオンズ)

 これは40年前に岡本太郎が予言していたことでもある。

 「今度はまたあたらしい、いろんなコンピュータ・システムその他、どんどんどんどん、すごいものができてくる。それにしたがって、人間はほんとうの生き方ができるのかというと、それは逆ですね。万博のときに、進歩と調和というのがテーマだったんだけど、それにわたしはまったく反対だったんですよ。人間はすこしも進歩してない、退歩してますよ。」(岡本太郎)

 それ以外の質疑応答では、シンポジウムやトークの場でいつもそうしているように、「もし岡本太郎が生きていて、いま・ここにいたらどう云うだろう」と考え、そこで思いついたことを話そうと思う。自分はいつもだいたいそんなふうに話をする。たとえば、戦争がテーマのときは花森安治のことを想い、人類がテーマのときはヴォネガットのことを想い、政治がテーマのときは人生幸朗のことを想い、彼らがもしいまここにいたら何と云うだろうと考え、そこで思いついた言葉を、その場でリミックスしながら話す。考えてみれば、アフリカでのフィールドワークでシャーマンたちから学んだことのひとつは「メディア」になることだった。彼/女たちがみせてくれたように、いまここにいない誰かの霊を自分のからだに宿らせたりすることはできないが、いまここにいない誰かのことばを想像して伝えることならできる。人類学者にはなりそこねたものの、シャーマンたちとの交流は決して無駄ではなかった。身のまわりの世界や出来事についての旺盛な好奇心とたえまない観察、過去と現在と未来についての洞察、体系化されない雑多な知識と記憶、そしてそれらを大胆につなぎあわせ、まちがいをおそれずに口にする多少の勇気と演技力、それがあれば「メディア=シャーマン」になれる、とそう思うのだが、自分にはどうも演技力が欠けているようだ。それはさておき、上のネガティヴな回答から出発して、そこから未来についてのポジティヴな展望を語るとすれば、こうなる。

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[追記1] 大阪に行くたのしみは、カプセルホテルと軍鶏料理。

▼死体置き場で眠り、軍鶏の肉を食らう
http://illcomm.exblog.jp/3920265/

それなのに、その店は日曜休業だった、ああ残念。
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by illcommonz | 2010-12-11 23:19
▼ウィキリークスが告発してくれたことを3分間でみてみる


 こいつもこいつもこいつもこいつもこいつもこいつもこいつもこいつも、どいつもこいつもみんなろくでもないやつらばかりで、こういうろくでもない連中(その多くは政治家と金持ちとセレヴ)がこそこそと連絡をとりあって、この世界をしっちゃかめっちゃかにしているのだということが、これまで以上にはっきりわかったので、ウィキリークスにはとても感謝している。これまで自分が持ってた世界観がよりゆるぎない確信に変わったといってもいい。政治と金が支配する、この世界のからくりがよくよかった。今回、ウィキリークスが敵にまわしたのは世界全体ではなく、いまの世界を支配している不愉快な連中である。おわらない戦争、とまらない気候変動、くだらない領土問題、そして、かわらない世界は、こうした連中が世界をミスリードしているからだ。いま、そのろくでもない連中が、その金と権力にものをいわせ、マスメディアを操作してアサンジとウィキリークスの仲間たちを「悪党(あるいはサイバーテロ集団)」に仕立てようと懸命になっているが、ウィキリークスを悪党よばわりする者たちこそ実は悪党の一味あるいはその支援者である、という視点からながめてみると、世界のしくみがさらによくみえてくる。もちろん世界には、こんなろくでもない連中たちの見えすいた手にだまされない人たちも大勢いる。マスメディアの報道に流されず、自分でものを考え、はっきりものをいう人たちがいる。例によってマスメディアはそうした人たちの声や意見を報道しないが、探せばちゃんと見つかる。

以下、Hongo Political Philosophy「チョムスキー、ピーター・シンガー、ウィキリークスのアサンジへの支援を表明」からの抜粋。

 「ウィキリークスが公開した資料からわれわれが知るべきことは、ペンタゴン文書の場合と同様のことです。すなわち、政府が何事かを秘密にしておく重要な理由の一つは、政府を自国の市民から守るため、ということです。ところが、ペンタゴン文書自体をよく読むと、アメリカ国民が知っておくべきであったが、政府は国民に知らせたくなかった事柄があるのです。そして私の知る限り、ウィキリークスの資料を自分で読んだところ、かなり同じことが今回の事件にも当てはまるのです。実際のところ、少なくともわたしが読んだ限りでは、今回の漏えいで最も興味深いのは、外交活動がどのように行なわれているかを知ることができることです。」(ノーム・チョムスキー)

 「彼(ウィキリークスに文書を漏えいしたと訴えられているブラッドリー・マニング)がやったことは基本的に、ニュルンベルク原則に従っただけです。この原則によれば、こういったことが起きていることを見た場合には、戦争犯罪が起きていることに気付いた場合には、国家が戦争をするために嘘が付かれていることに気付いた場合には、あなたはそれに反対して声を上げないといけないのです。」(マイケル・ムーア)

 「ジョー・リーバーマンや他の議会の右翼の脅迫に屈して、ウィキリークスのサイトのホスティングを急に終了したアマゾンの臆病さと奴隷根性には吐き気がする。」(ダニエル・エルスバーグ)

 「インターポールに再度感謝したい。米国だけでも、わたしが個人的に知るだけでも、130万人の男性について似たような訴えがなされている。テキサス大学にはすぐに逮捕しないといけない連中が大勢いる。インターポールは彼らについても地球規模の人探しを優先的にやってくれることだろう。」(ナオミ・ウルフ)
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by illcommonz | 2010-12-10 14:22
▼「ドイツ無政府主義ポゴ党」の幻のPVが発見される

▼「A.P.P.D.ドイツ無政府主義ポゴ党政見放送」
2007年 カラー 8分5秒 ※日本語吹き替え版
[編集] イルコモンズ

 以前使用していたYouTubeアカウントが、諸般の事情で停止されたため、それ以来「幻のムービー」となっていたポゴ党ビデオのオリジナル・データが、ひょんなところから見つかりましたので、再アップロードしました。若者はこれをみて、飲んで、飲んで、飲んで、ただ飲んだくれて、あばれてよし。

[参考]
▼「ドイツ無政府主義ポゴ党PV」on YouTube
http://illcomm.exblog.jp/4916152/
▼[緊告] イルコモンズ・チャンネル終了
http://illcomm.exblog.jp/9847594/

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[追記] そういえば、ポゴ党はいまなにをしているのだろう?と思い、サイトをみてみた。

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「チラシは、 テキストとされ含まれて馬鹿、任意のあなたのためにRCDSは這う!すぐにお尻で! ガイルは!録音と一緒に提供されるとお尻をもむきだし、学生のリングキリスト教民主示して候補を。 彼らは因んで命名者のけがを防ぐために行動した」(※Googleによる翻訳)

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「Pogoanarchistische リストの近くでは、電源の決定撮影のみ設立された10名の学生をAPPD位から正式な茶番選挙、RDCSすべてと目標のこの選択とアスタ。このことはRDCS状態内部の発表では深刻に積極的に嘲笑、参加だけにします」(同上)

 ??????? 

 なんだかよくわからないので、「APPD TV」をみてみた。


 「ポゴ党はいまなにをしているのだろう?」という疑問は愚問だった。飲んで、飲んで、飲んで、ただ飲んだくれて、バカさわぎをすること以外、ポゴ党にすることなどあるわけがなかった。働いて、働いて、働いて、ただ働いて、国と資本にぼったくられる、クソったれな世の中に対する、すばらしい対抗的な生政治=文化活動である。
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by illcommonz | 2010-12-10 02:56
▼イルコモンズ講義「〈ストリートの思想〉以後」の政治文化運動
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▼大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター主催市民アカデミア2010
連続講座「生存・連帯・抵抗―ポスト新自由主義時代の新たな社会運動」
第3回「〈ストリートの思想〉以後」の政治文化運動
[日時] 2010年12月10日(金) 19:00-21:00
[場所] 東京・麻布台セミナーハウス(港区麻布台1-11-5)
[講師] 小田マサノリ/イルコモンズ
[受講料] (一般) 2,000円 (学生) 1,500円
[申し込み] http://www.keiho-u.ac.jp/academia10/entry.html

[内容] 社会学者・毛利嘉孝は、ゼロ年代の日本の新しい政治文化運動について、こう述べている。「イラク反戦運動において、中心的な役割をはたした知識人はいない。その代わりに登場したのが、ミュージシャンやDJ、作家やアーティスト、あるいは匿名性の高い無数の運動を組織するオーガナイザーである。こうした新しいタイプのオーガナイザーを「伝統的な知識人」に対して「ストリートの思想家」とでも呼んでおこう」。本講義では、ゼロ年代に現れた「ストリートの思想」とその多様な実践を、映像資料を使って回顧しつつ、「〈ストリートの思想〉以後」の政治文化運動を展望する。

[プロフィール] 小田マサノリ/イルコモンズ 元・現代美術家、メディア・アクティヴィスト。現在、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所特任研究員、中央大学兼任講師。1989年から 1996年にかけアフリカでフィールドワークを行う。帰国後「日本ゼロ年」「横浜トリエンナーレ」に出品。2002年「去年、トリエンナーレで」展最終日に「現代美術家廃業宣言」。 2003年イラク戦争に抗議し、「殺す・な」に参加。以後、イルコモンズ名義でさまざまな社会運動にコミットしながら表現活動を行う。

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あした、講義をします。内容は、この一年間いろんな場所で話してきたことをギュッと圧縮し、少し先にすすめたものです。

▼A3展シンポジウム「〈ストリートの思想〉以降」(2009年11月22日)
http://illcomm.exblog.jp/10474097/
▼世田谷市民大学「豊かさ」をうたがい「貧しさ」をたのしむ若者たちの反乱 (2010年5月18日)
http://illcomm.exblog.jp/11134210/
▼白川昌生×イルコモンズ公開対談「〈帝国〉の時代のアート」(2010年7月31日)
http://illcomm.exblog.jp/11653608/

明日の講義のために新たに改訂したプリント(10部セット)を公開します。東京以外にお住まいの方、講義にお越しになれない方、お金に余裕のない方は、下記のURLからプリントのPDFをダウンロードできるようにしましたので、どうぞご利用ください(今日から3日間有効です)。
http://firestorage.jp/download/b0857e73e38a592af7c64f2767b4da30ed7619e6

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by illcommonz | 2010-12-10 00:50
▼ライオット・ガールズ
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 「抗議の学生・生徒たちを警察が追い込んだ場所に、なぜか1台、「放置」されていた警察のヴァン。怒った学生・生徒たちは、ヴァンに落書きし、石を投げた。ヴァンの屋根に登って、ドンドン、屋根を足蹴にする男も出た(これはどうも、年齢・風体からして、デモの「学生・生徒」ではないようだ)。その「決定的な場面=暴力的な破壊活動」に対して、マスコミのカメラマンがさかんにシャッターを切った。カメラマンたちに対して、その場に居合わせた女子学生たち(のようだ)が、「どうしてこのシーンばかり、撮るのか?これは私たちの行動の本質ではない」と抗議したが、この場で撮影された「決定的な現場写真」は、学生たちの抗議デモを「象徴」する「証拠」として「記録」され、紙面等で報じられた……マスコミのカメラマンが現場から引き揚げたあと、警察ヴァンへの「攻撃」を最終的に止めさせる、ある決定的な出来事が起きた。高校生と思しき女の子たちが、手をつないで、警察のヴァンを取り囲み、身をもってヴァンを守ったのだ。警察のヴァンを守ることで、自分たちのプロテストの正当性と正義を――あるいはその高潔さを守り抜いたのだ。この「(こちらこそ本当に)決定的な現場写真」を紹介したガーディアン紙の記事は、女生徒たちを「反乱の女の子たち(riot girls)」と――これが、みなさんの言う「反乱少女」のほんとうの姿ですよ、との皮肉をこめて――呼んだ。警察のヴァンを投石から守った少女たちは、それだけですでに、道徳的な抜きん出て、新たな社会契約を結びうる高みに立っていた!そこからベタな現状を、未来に向けて乗り越えてゆく契機が生れなくてどうする……。変革の可能性が胚胎した瞬間をとらえたこの写真は――被写体も撮影者も掲載者も、すべてが等しく素晴らしい。」(「ロンドンの少女たちは手をつないで、警察車両とプロテストの正義を守った!」「机の上の空 大沼安史の個人新聞」2010年11月26日)
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by illcommonz | 2010-12-08 02:36