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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼流されちまつたかなしみに、今日も、汚れちまつたもののふりかかる
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「μSv:関東各地の放射能値の可視化」より

 前にも書いたが、自分のあたまには、何か致命的なバグがあるらしく、この世の中のなかの、ありとあらゆる数字で表現されるもののことが、うまく把握できない。どんな数字をみても聞いても、まるでリアリティが感じられず、想像力がまるではたらかない。2ケタの足し算や掛け算すらろくにできないし、非常に高い確率で「計算まちがい」をする。そして4桁以上の数字の記憶ができない。だから暗証番号をよく忘れる。目の前にある暗証番号でさえも、入力をまちがったり書きそこねる。そんなふうに、ジャンルを問わず、「数字に関する事象」に関しては、おそろしく「ちのめぐり」がわるい。お金に関してもそうで、ともあく、数に関しては自他ともに認める不適合者である。たとえてみれば、ボルヘスの小説「ブロディの報告書」やヘルツオークの映画「緑のアリが夢見るところ」などで語られる「未開人」たちと同じで、「いち、にい、さん、たくさん」(あるいは「いち、にい、さん、これだけあればもうこれで十分」という感じで生きている。なので、シーベルト、ベクレム、○○の何○○倍、10の何乗といった方面の話は、そういうのが得意な人たちに全面的にまかせている。そういう自分をみて、わかりやすく解説をしてくれる友人たちもいるが、なにを聞いてもうわのそら、アンポンタンポカンである。そんなアンポンタンポカンの自分でも、これはよくわかった。これこそ、見えないものや感じられないものを視覚的に表現して目に見えるようにする「ソリューション・ワーク」としてのグラフィックデザインの役割であり、真髄だと思う。自分にはこういう仕事はできないので、そのかわりに、このグラフィックをみながら思いだした詩と音楽をつけて紹介したい。

▼「μSv:関東各地の放射能値の可視化」
http://microsievert.net/



 汚れちまつたかなしみに

 今日も小雪の降りかかる

 汚れちまつたかなしみに

 今日も風さえ吹きすぎる

 汚れちまつたかなしみに

 たとえば狐の皮衣

 汚れちまつたかなしみは

 小雪のかかつてちぢこまる

 汚れちまつたかなしみは

 なにのぞむなくねがうなく

 汚れちまつたかなしみは

 倦怠のうちに死を夢む

 汚れちまつたかなしみに

 いたいたしくも怖気づき

 汚れちまつたかなしみに

 なすところもなく日は暮れる

 中原中也

....................................................................
 そして今日もまた、なすところもなく日が暮れようとしているが、汚されたものに対する怒りのエネルギーの方は、日を追うごとにますます強くなり、積もりに積もったその怒りは、たえず沸騰し続けている。
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by illcommonz | 2011-03-28 17:43
▼うさぎの目にもなみだ
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「震災、ミッフィーの目には… ブルーナさんがメッセージ
 「震災や原発事故におびえ、悲しい思いをしている子どもたちに向け、絵本の主人公ミッフィーのイラストとメッセージが26日に届いた。作者のディック・ブルーナさん(83)がオランダから、朝日新聞あてに電子メールで送ってくれた。あまり泣かない子うさぎが大粒の涙を流している。しかも2粒も。あえて色はつけなかったという。鉛筆で力を込めて「日本のみなさまへ思いを込めて ディック・ブルーナ」。簡素なイラストとメッセージのなかに、ブルーナさんの深い悲しみと優しさが感じられる。よく似た絵柄はこれまでの絵本に発表されているが、本社記者の呼びかけに応じて新しくかいてくれた。「被災地の子どもたちに必要なのは、食べもの、暖かいストーブ、そして夢と希望です。あなたのイラストで、子どもたちに希望を与えて下さい」と頼むと、すぐに「わかりました。心をこめてかきましょう。しばらく時間を下さい」と返事をくれた。ブルーナさんはオランダを代表するグラフィックデザイナーで絵本作家。96年には家族との死別をテーマに絵本「うさこちゃんのだいすきなおばあちゃん」を発表しており、その絵本でも涙を2粒描いた。「愛する人との別れは悲しいことです。でも「あなたの人生はこれからも続いていくんだよ」と伝えたかったのです」と、涙のわけを語っていた。今回も2粒の涙で、ブルーナさんは日本の子どもたちに寄り添っている。」(朝日新聞 2011年3月28日)
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by illcommonz | 2011-03-28 16:15
▼「汚れた株券」の買い方
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「28日株価終値 57円60銭安の9478円53銭」
「28日の東京株式市場の平均株価は値下がりしました。終値は先週末に比べて57円60銭安い、9478円53銭でした。」(テレビ朝日ニュース 2011年3月28日)

 昨日の反原発デモの後の集会で、「東京電力の株を買って株主総会にのりこむ」という抗議の方法があるという話をきいたので、自分もやろうと思ったのが、株の買い方がぜんぜん分からず、断念した。「ミッション2」、失敗、くそ。でも、まだ先は長い、どなたか絶対にもうからない「汚れた東電券」の買い方を、ご存知の方がいらしたら、教えてください。

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[追記] 「たった今、私は東京電力株式会社の株主になった。6月下旬の株主総会に出席して genpatsu 原発を廃止しろと発言することも可能な権利が得られる。これで<御社>ではなくて<我が社>と呼べるように。ストップ安の100株を6万9600円で買えた!」(2011年3月27日の関組長のツイート)

ありがたい。株主総会は、ロビー活動の経験豊富な関組長にまかせよう。
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by illcommonz | 2011-03-28 16:10
▼3.11以後の「いまでしか、できないこと」
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2011年3月21日~25日
東京・立川市・第3グループ
「ミッション1」 完了。

 「現代美術が持ってきた否定の真理は、これまで常に、それをとりまく社会への正当な否定であってきた。一九三七年にパリで、ナチの大使オットー・アベックが、絵画「ゲルニカ」の前で、ピカソに「これを作ったのはあなたですか」と尋ねたとき、ピカソはまったく正当にこう答えた。「いえ、それは、あなたです」と。」
(ギー・ドゥボール)
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by illcommonz | 2011-03-26 20:41
▼いつもとちがうデモ・パレード
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▼「反原発・銀座デモ・パレード」
[日時] 2011年3月27日(日)集合13:45、出発14:00
[場所] 東京・銀座 水谷橋公園(中央区銀座1-12-6)

 「いつもは、「STOP再処理 LOVE六ヶ所 パレード」としてきましたが、今回は、福島原発震災発生のため、タイトルも変更してデモを行いたい と思います。横断幕やプラカードなど持って来て下さい。日比谷公園では短時間ですが、最新状況も報告します。」

[主催] 再処理とめたい!首都圏市民のつどい
[呼びかけ団体] 原水禁国民会議/プルトニウムなんていらないよ!東京(旧称 ストップ・ザ・もんじゅ東京)/大地を守る会/福島老朽原発を考える会/日本山妙法寺/日本消費者連盟/ふぇみん婦人民主クラブ/グリーンピース・ジャパン/原子力資料情報室/たんぽぽ舎
.........................................................

 3.11以後、家にとじこもりがちで、運動が足りない気がしていたので、明日はこのデモに行こうと思う。とはいえ、「怒りの日」はまだもう少し先だと思うので、これまで辛抱してためこんできた「怒り」を、いまここで発散してしまわないように、ドラムなしで、いつもより控えめに参加しようと思う。しかし、手ぶらというのもなんなので、カメラを持ってゆくことにした。カメラを持ってデモに参加するのは生まれてはじめてであるが、このデモがそうしたように、自分もいつもとちがうやり方にしようと思う。抗議はもちろんだが、いまは3.11以前と3.11以後の変化をみてみたいという気持ちが大きい。

 「いつもとちがう」といえば、こういうニュースもある。

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「電気代はどうなる!説明なし!2月と同額で3月分請求」
 「原発事故と計画停電で大きな混乱を引き起こした東京電力に、新たな問題が勃発した。地震による交通事情の悪化で検針員が訪問できなかった約306万世帯に対し、同社は暫定的に前月と同額の電気代を請求したが、その後の精算に関する説明が一切なかったため、対象世帯では不安と不満が広がっているのだ。東電本社によると、震災の影響による道路交通事情の悪化で、3月14日から16日までの3日間、検針員の業務を中断した。検針予定だった世帯に対しては《非常変災の影響で検針出来ませんでしたので、先月と同じご使用料とさせていただきます》とピンクの枠に記された、"いつもと違う" 検針票が郵送された。この対象世帯には、被災した茨城、千葉両県の一部地域も含まれている。実際に使用した電気代との過不足は4月の電気代で精算されるが、検針票にはそのことが明記されておらず、説明は東電のホームページの一部に記載されただけ。そのため一部の利用者は「震災で節電を続けたのに、前月と同じ電気代を取られるのか」と強い疑念を抱く事態となった。現在、同社のカスタマーセンターには、この件に関する問い合わせが急増しているという。」(産経ニュース 2011年3月26日)

 ちなみに家にはまだ、3月分の請求はきてない。もし先月分と同じ額なら、2,990円だが、とうぶん払いたくない。

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[追記]
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"Anti-nuclear protests in Japan"
"Anti-nuclear protesters have held a large rally in Tokyo, calling for change in Japan's nuclear industry.Meanwhile, efforts are continuing to locate the exact source of a radioactive water leak at the stricken Fukushima nuclear plant." (BBC NEWS 27 March 2011)

「原発の運転停止訴え デモ行進」
「福島第一原子力発電所の事故を受けて、市民団体などが、東京電力本店の周辺でデモ行進を行い、全国にある原発の運転停止を呼びかけました。デモ行進を行ったのは、全国各地から集まった原発に反対する市民団体などで、主催者の発表でおよそ1200人が集まりました。参加者たちは、横断幕を掲げながら東京電力本店の周辺2キロ余りを練り歩き、「揺れや津波を想定できていない原発をこれ以上動かすべきではない」などと、全国にあるすべての原発の運転停止を呼びかけました。このほか、▽原子力発電以外のエネルギー政策の転換や、▽今回の事故を巡る政府や東京電力などのさらなる情報公開や責任追及などを訴えていました。福島第一原発の事故を受けて、全国各地で原発の建設の中断や、定期検査終了後の運転再開の延期などの影響が出始めており、原発に反対する市民団体は、今後もデモ活動を継続的に続けていくということです。」(2011年3月27日 NHKニュース)
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by illcommonz | 2011-03-26 20:06
▼イルコモンズ農場をつぶして、ジャーマン式庭園派に転向
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[写真] 冬を超えてもなお、実をつけ続けるイルコモンズ農場のしぶといトマト

 ここで書いた「なるべく時間と手間のかかること」の「その1」に着手した。これまで自分の庭づくりの師匠は、カレル・チャペックで、指南書は「園芸家の一年」だったが、これからは、ジャーマンに師事し、「デレク・ジャーマンの庭」を指南書にすることにした。ということで、本日、2011年3月26日をもってイルコモンズ農園を閉鎖し、以後、野菜づくりは、虫たちのエサと鳥たちのエサ、そして、水栽培のみとする。

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 "Derek Jarman created his own garden in the flat, bleak expanse of shingle that faces the nuclear power station in Dungeness, Kent. A passionate gardener from childhood, he combined his painter's eye, his horticultural expertise and his ecological convictions to produce a landscape which mixed the flint, shells and driftwood of Dungeness; sculptures made from stones; the area's indigenous plants; and shrubs and flowers introduced by Jarman himself. "(Derek Jarman's Garden)
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 「英国式庭園に物足りなさを感じたデレク・ジャーマンは、もっと簡素な庭を撮ってみようと、イギリスのドーバー海峡沿いのダンジェネスという荒涼とした土地に移り住んだ。原子力発電所の近くの質素なコテージに暮らし、ポピーやラベンダーなどの素朴な草花と奇妙な小石のオブジェが共存する不思議な庭を作りながら、ときおりこの作品のために風景を記録して生活していた。ダンジェネスは寂れた漁村であり、土地の生育環境は厳しくて、自生できる植物で成り立っている。すぐ近くに原発があり、完全なる静けさの荒野の中に、カノコソウや海キャベツ、シャゼンムラサキなどの花々がひっそりと佇んでいる。」(イソザキコム「デレク・ジャーマンの庭」より)

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[写真] 在りし日のイルコモンズ農場。「怒りのゴーヤ」とその向こうには「もちとうろこし」がみえる。

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d0017381_19544527.jpg[追記]
もし、ご希望の方がいらしたら、この秋に自家採種した「もちとうもろこし」の種子をさしあげます。市場にあまり出まわってない、もちもちした、在来種のとうもろこしです。ご希望の方は、イルコモンズまでどうか自力でご連絡ください。

【参考】
[質問] 「とうもろこしについて」
 「とうもろこしを久しぶりに買いました。しかし甘すぎて不味いのです。食感も、もちもちしてなくてシャキシャキとした歯ざわりで不味いのです。高いのも買いましたがやっぱり同じような味で不味いのです。昔食べたあの焼くと香ばしくなり程よい甘さともちもちっとしたとうもろこしが食べたいです。時期的に今からだと思うのですが何という品種でどこで買えば良いのでしょうか。」

[回答] 「同感です。この頃のとうもろこしはまるで甘味料そのもの。昔のとうもろこしの味を知っている人はみんな嘆いています。もう今じゃ、人知れぬ山里でおばあちゃんが細々とつくっているくらいで市場には出てこないのではないでしょうか。と、言う私も家庭菜園でつくるのはスイートコーンと呼ばれる甘いもの。(子供達が甘いのがいいというので……)いつも、園芸通販で種を購入して育てるのですが、そのなかに「昔ながらのとうもろこし」と言うような種があります。まだそだててみた事はないのですが、きっとこれは昔の味がするんじゃないでしょうか?市場に出回らないのなら自分で育てるしかない……。昔のとうもろこし栽培に挑戦されてはどうでしょう。(そんな趣味ない!(怒)って?……スイマセン)」

[この回答への返答]
「あの味をしっていると今のは食べられないですよね。今のは甘すぎです。炭水化物ではなく、スイーツです(笑)それにしても懐かしいでね。育てるしかないのですね。ありがとうございました。」

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[写真] イルコモンズ農園で収穫した「もちとうもろこし」の「焼きもろこし」

[質問] 「甘くなくて紺、紫、白の粒が混在してるとうもろこし」
「子供の頃、もう2,30年程前、宮城県の父母の実家でよく食べていたとうもろこしに再会したいと思っています。そのとうもろこしは、白、紺、紫などの粒が混在していて、甘くなく、非常にもちもちした歯ごたえだったのを覚えています。醤油を付けながらの焼きとうもろこしがとっても美味しかったんです。今でもスイートコーンを使用した焼きとうもろこしは「何か違うな~」と感じてしまいます。父母の実家に聞いても、今はハニーバンダム等のスイートコーンに押されて、種子も見ないという事でした。同じようなとうもろこしをよく、ドライフラワーで見るんですよね。同じ品種なのかはわかりませんが。このようなとうもろこしが今でも入手可能でしょうか。ご存知の方いませんか?できればネットで入手できるとありがたいのですが。」

 「そんな昔の「もちトウモロコシ」を懐かしむ皆さんには朗報です。「かみしめる度にうまみが口一杯に広がる、昔の味のトウモロコシ」と銘打った「ウッディコーン」が登場したのです。この品種、「白・黄・紫」の3色の粒が並び、一粒一粒がもちもちと弾力に富んでいます。いまのトウモロコシが“お菓子の味”だとすると、かつてのトウモロコシは「穀物」でした。ウタイ文句にいわく、「その穀物としての深い味、ほどよいかみごたえ。今となってはなかなか手に入らなくなった昔のもちトウモロコシの特長を色濃くひいたウッディコーンは、軽くゆでた後に、網で焼いてお醤油を塗ってさらに焼くと風味抜群。ウッディコーンには塩味・醤油味がよく似合います」…。あの焼きトウモロコシの香ばしさが蘇ってきます。トウモロコシの“進化”が、「甘くて柔らかい生でも食べられる」という特性に到達したのだとすると、次の進化の方向は、“昔ながらの歯ごたえとコク”なのではないでしょうか…。そんな予感がするですが…。」(「昔の“もちもち”コーン復活も」より)
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by illcommonz | 2011-03-26 19:47
▼「3.11以後のいま確かなことは今回我々がやろうとしていることはタイトルひとつにまとまらないほど深
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▼「生きてる実感 Vol.3」緊急企画チャリティートークイベント
3.11以後のいま確かなことは今回我々がやろうとしていることはタイトルひとつにまとまらないほど深刻で複雑で3.11以前のように気の利いたつぶやきで140字以内にまとめることすら難しくもっと端的に言うならツイッターでは済まないからこそみんなで集まり対話を通じてこれからのアートとアーティストのありかたについて考えそこから見えてきたものを出演者と観客それぞれが持ち帰って明日からの生き方に反映させることで少しでも世の中を良くしていきたいという思いだ」
(以上が今回我々が話し合って考えたトークイベントのタイトルである)。

[日時] 2011年3月26日(土)18:30-20:30
[会場] 東京・渋谷 M Event space & bar
(東京都渋谷区恵比寿西1-33-18コート代官山B1)
[出演] 遠藤一郎/海野貴彦/金理有/桑田卓郎/信長/平井友紀/横山玄太郎
[司会] 楠見清 

 「3.11以後のいま私たちは3.11以前に用意していたものごとや考え方がもう役に立たないことに気づいて愕然とさせられている。悔しいことに3.11以前に我々がライヴ・パフォーマンスを通じて現前化することで確かめようとしていた「生きてる実感」は3.11以後のいま人びとが生きるために必要とするものには〈何か〉足りない。多くの人命を奪った地震と津波は船や家や車や生活や思い出のすべてだけではなく私たちの心の中にあったさまざまなものを破壊しそこにあった〈何か〉大切なものをも一気に流し去ってしまったのではないか。被災地で物資不足が叫ばれるのと同様にいま誰もが心の中で得体が知れず言葉にもならない悲鳴をあげている。芸術という精神的な活動領域の比重が大きいアーティストやアートファンであればそのダメージはなおさら大きい。さらに原発事故による放射能汚染が自然界や人体や人間の内面にまで暗い影を拡げるいま3.11以後の世界を生きる私たちはもはや「生きてる実感」どころか「生きた心地」すら奪われているのではないか。被災地にフィジカル(物質的)な救援物資が届けられるようにメンタル(精神的)な被災に対しても〈何か〉が送り届けられる必要がある。3.11以後のアートは3.11以前のアートとは違う〈何か〉に生まれ変わらなければならない。その〈何か〉が一体〈何なのか〉をみんなに見せることが3.11以後のアーティストの仕事となる。語れアーティスト。集えこの文章を読んでくれたあなた。届け強く、生きてる実感。」

※入場無料(ドリンク1オーダーをお願いします。また会場には東北関東大震災救援のための募金箱を設置します。具体的な使途に関してはその場でみなさんからのご意見を募り是非トークの議題のひとつとしたいと思います)

※Ustreamライブ中継:http://www.ustream.tv/channel/生きてる実感

※電力、交通、原子力発電所の状況、不便な点が多々ございますが当日のお越しを関係者一同お待ちしております。

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 ほんとは今日これに行きたかったのだけど昨日の夜の「地下大学」の講演でさすがに精魂つきはててしまって(なにしろエジプト革命からずっとだもんな)「表現者」である前にまずは「生活者」としての「生きてる実感」をとりもどすべく今日はどうしても家でやりたい「生活を通した表現活動」と今しかできない「生活を通した政治活動」があるのでイベントに行けないかわりに勝手につくったタイトル画像をつけて応援したい思いだ。
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by illcommonz | 2011-03-26 11:24
▼細野晴臣「震災所感」+「冬越え」
d0017381_874062.jpg▼細野晴臣「震災所感」
 「いいことも悪いことも含んだ雨が降っている。水によって脅かされ、同時に水によって救われる。暴走する原発をなだめるのに先端の技術は無力だった。だから江戸伝統の勇気ある火消しらが決死の出動をしてくれた。彼らが放水を続け、それが功を奏している。そんな水を穢せば自らを苦しめる。その因果を今、世界が体験しているのだ。その一点だけでも、原発に未来は無いと人類は認識できたのだ。コストを気にする人は、今後災害をコストに含めることが必須条件になる。世界がこのままでいいと思うなら、地球にヒトが住む場所はなくなる。日本人は戦争に負けて何かを知った。今回も敗北を経験し、さらに深い大事なことを知った。日本人はこの経験を忘れることはない。」(2011年3月21日)

これをよんで思い出したうた。

 細野晴臣 「冬越え」(1973年)

 消えかかる 街のあかり
 星くずと雨が降れば 
 おわりのともしび
 流れて 海へもどる
 冬越えさ 季節の変わり目さ
 くしゃみを ひとつ

 くもり空 おちそうな
 気になる 街のあかり
 いまでは ぼくは田舎者
 毎朝 にわとり コケコッコー
 冬越えさ 季節の変わり目さ
 くしゃみを ひとつ

 くしゃみを ひとつ
 ただ くしゃみを ひとつ
 話すことは 多いけど
 ただ くしゃみを ひとつ

 来ては去る 人の影
 いきかう お茶と情け
 ひとさじのザラメ
 紅茶と 人のきずな
 冬越えさ 季節の変わり目さ
 くしゃみを ひとつ
 ただ くしゃみを ひとつ

 話すことは 多いけど
 ただ くしゃみを ひとつ

 この曲をききながら、いまはひとりで、ちいさなくしゃみをひとつ。でもいずれはみんなで、くしゃみをひとつ。話すことは多いけど、くしゃみをひとつ。この冬を越えたら、くしゃみをひとつ。時代の変わり目になる、おおきな、くしゃみを、みんなで、ひとつ。
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by illcommonz | 2011-03-26 08:28
▼my name is derrick may, im not afraid its time to get funky...
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▼DOMMUNE「HI-TEK-SOUL / WE PRAY FOR JAPAN #7」
[日時] 2011年3月24日21:00-
[場所] 東京・ドミューン・スタジオ
[DJ] デリック・メイ
http://www.dommune.com

"my name is derrick may, im not afraid its time to get funky..."

 おとといの晩はよいものをきかせてもらった。うちはネット回線がないので、途切れ途切れにしか聞けなかったが、、リル・ルイスがかかった午前零時のプレイ(PLAY/PRAY)がよかった。「ファンキー」とは「生とその歓びの肯定」なのだと思った。

d0017381_7531688.jpgLil Louis - French Kiss
(Back Up Your Conversation Mix)

ききどころは、もちろん、
後半部(6分すぎ)です。
デリック、、、あんたもすきねぇ。
というか、みんな大好きな
デトロイト系ハウスの
悩殺系キラーチューン。
おとなは大音量で、
こどもはこっそり聞こう。
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by illcommonz | 2011-03-26 07:56
▼キベラから日本へ、東京からキベラへ


 ケニアの首都ナイロビ郊外にあるキベラの小学校のこどもたちから届いた、このヴィデオをみて、胸がつまるくらい、うれしかったので、自分が最後にケニアに行って以来、15年近く耳にすることも口にすることもなかったスワヒリ語を必死で思い出し、スワヒリ語で返事を書いて、YouTubeのコメント欄 に投稿した。へたくそなスワヒリ語(しかも方言が少しまじっていることに気づいた)なので、ちゃんと伝わるかどうかわからないが、キベラのこどもたちと先生たちがこの返事をみつけて、「へたくそなスワヒリ語だなぁ」と思いながら、よんでくれたら、とてもうれしい。

 Sasa mara ya kwanza, tafadhalini tuwaambie watoto wote na walimu wote wa kule Kibera, Sisi tuwasuhukuru sana, Asanteni sana. Kama wanajua, hapa japani wakati huu ni mgumu sana, watu wote wa japani wajisikia huzuni kubwa. Kila siku mioyo yetu inasikia uchungu sana. Hata hivyo, wimbo wenu na maneno yenu ya "poleni" ilitupa nguvu kubwa, yaani nguvu ya maisha. Ndiyo, kuishi ni ngumu kwa kila mtu, lakini maisha ni nzuli sana. Hata baada ya bahati mbaya yoyote, maisha bado inaendelea tu'. Sisi tuwapenda nyinyi sana kwa ndani ya roho. Asanteni sana tena.

 Kwa Kibera Kutoka Tokyo
 24/3/2011
 Japani

[日本語訳]
 まずはじめに、キベラのこどもたちと先生たちに「どうもありがとう」といわせてください。私たちはみなさんにとても感謝しています。みなさんも知ってのとおり、いま、日本はとてもつらいときです。日本のみんながとても悲しんでいます。毎日こころが痛みます。でも、みなさんのうたと「ポレーニ」というはげましのことばが、大きな力を与えてくれました。それは生きる力です。生活することは誰にとっても大変なことですが、人生はすばらしいものです。たとえどんな不幸があっても、それでも人生はつづいてゆくのです。私たちはみなさんのことが大好きです。本当にありがとう。

東京からキベラへ
2011年3月24日
日本にて

 「ポレーニ」というのは、大勢の人たちに対して「ポーレ」という言葉をなげかけるときの云い方で、「ポーレ」はスワヒリ語を話す社会では、毎日かならずどこかで耳にし、また口にしない日がないくらい、暮らしのなかでよく使われる、ごくごくありふれた日常の言葉。その意味はとても多義的で、「おきのどくに」「かわいそうに」「ごめんなさい」「ごくろうさま」「おつかれさま」などのほか、このヴィデオの字幕でそう訳されているように、「元気をだして」「無事でいてね」という意味とニュアンスをもった、ひとを思いやり、だれかをはげすための言葉。もっとも、そういう言葉の意味なんか知らなくても、このヴィデオに映っている、こどもたちの声やしぐさ、その表情と涙をみれば、その思いは伝わるし、心に響く。
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by illcommonz | 2011-03-24 21:11