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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼「放射線計測講座」
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▼「誰でもできる、素人による素人のための、放射線計測講座」
[日時] 2011年6月2日(木) 13:30-
[場所] 東京・神宮前隠田区民会館一階集会室住所
※参加無料

 「ただちに健康に影響をおよぼすものではない」 この3ヶ月間、このよくわからないフレーズは、私たちをただただ不安にさせるばかりでした。これまで「安全」だと言われてきたこと。「専門家の言うこと」だから、黙って従ってきたこと。「絶対に間違いない」とされてきたこと。そうしたこれまでの「常識」が、根拠のない思い込みにすぎなかったということが、今、明らかになりつつあります。私たちの生きる環境を、これ以上、誰かに委ねるわけにはいきません。政府が動かないのであれば、自分たちで放射線を計測するしかない。そう感じている「素人」のための、実践放射線測定講座です。子どもたちの未来は、私たちの手にかかっています。さあ、みなさん、一緒に街へ出ましょう。」

[講師] ブルーノ・シャレイロン(CRIIRAD* 市民放射能測定ラボ ディレクター)

*「CRIIRADは、Commission de Recherche et d'Information Independantes sur la Radioactivite (放射能に関する調査および情報提供の独立委員会) の略称です。CRIIRADは、1986年に設立されました。チェルノブイリ原発事故の際、フランスの公的機関は、距離の遠さゆえに、放射能雲はフランスにまったく到達しないと発表しました。そのため、ほとんどの人が何も知らずに、放射性物質にまみれた牛乳、チーズ、生野菜を消費してしまいました。チェルノブイリ事故が環境と人間に及ぼす影響についての、こうした思慮の浅さを反省し、CRIIRADは設立されたのです。」(「測定器47プロジェクト」サイトより抜粋)CRIIRAD http://www.criirad.org/actualites/dossier2011/japon_bis/en_japonais/japonais.html

[レクチャー]
 ・「専門家」につっこまれないための測定方法
 ・「専門家」は何をごまかしているか
 ・政府・自治体に防護措置をとらせるにはどうするか
 ・素人にできること、素人にしかできないこと
 ・放射能とは?なぜ人間にダメージを与えるのか?
 ・外部被曝とは?
 ・内部被曝とは?
 ・東京での福島第一原発の短期、長期的影響とは?
 ・土壌汚染と砂場汚染の観測方法とは?
 ・食品汚染の測定方法とは?

[ワークショップ]
 ・数種類の測定器による屋外での放射能測定(空間線量率)
 ・ガンマ・スペクトロメーターによる土壌汚染の測定
 ・「専門家」につっこまれないための測定方法
 ※実際の計測器を使って測定を行ないます。

[主催] 東京砂場プロジェクト(TSP) tokyosunaba@gmail.com
[協力] 測定器47台プロジェクト http://www.pj47.net/ http://sokuteiki.exblog.jp/

※東京砂場プロジェクト(以下、TSP)は、首都圏に存在するすべての児童公園の砂場で放射線量を調査するプェクトです。放射性物質の降下量は、場所によってばらばらです。TSPはこどもが遊ぶ砂場に限定し調査方法を統一することで、首都圏全域の線量マップをつくる試みです。現在は便宜的に「首都圏」と言っていますが、栃木・群馬・福島・宮城・その他の東北関東地域も対象になります。

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[追記1]
 小出裕章「ただちに影響は出ない」と言う言い方」(2011年5月30日)
▼武田邦彦「神になった人たちのリスト」(2011年5月30日)

[追記2]
「基準20ミリシーベルトを批判 仏の汚染調査団体」
 「福島第1原発事故を受け、5月下旬に福島県などで放射線量を測定したフランスの放射性物質の汚染調査団体CRIIRADのシャレイロン研究所長は1日、都内の日本記者クラブで記者会見し、日本政府が計画的避難区域の基準とする年間20ミリシーベルトの積算被ばく線量について「高すぎる」と批判した。シャレイロン氏は、事故直後に周辺住民は大量に被ばくしているとみられ、数値をより低く設定する必要があると指摘。「20ミリシーベルトという基準は外部被ばくだけで、呼吸や汚染された食品の摂取による内部被ばくは含まれていない」と批判した。また放射性物質の放出が続いているとして、万一に備えてヨウ素剤を各家庭に配布すべきだと強調した。シャレイロン氏は5月24日に来日、同30日まで福島県浪江町や茨城県日立市などで土壌や空中の放射線量を測定した。近く測定値の分析結果を公表する予定。CRIIRADは科学者らでつくるNPO。1986年の旧ソ連チェルノブイリ原発事故の際、フランス当局が自国への放射性物質の飛散状況について誤った情報を発表したとして、自ら放射線を観測し正しい情報を提供する目的で同年設立された。」(東京新聞 2011年6月1日)
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by illcommonz | 2011-05-31 02:27
▼多摩美「レヴェル7のもとでの芸術の発生学~Chim↑Pom「REAL TIMES」について
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[教材]
・岡本敏子 「明日の神話」語り(10分編集版)
・DOMMUNE 「Chim↑Pom REAL TIMES」(21分編集版)
・Chim↑Pom 「気合い100連発」 (5分12秒 CD版)
・イルコモンズ 「Chim↑Pom 気合い100テラmix」(5分32秒)
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by illcommonz | 2011-05-31 02:22
▼イルコモンズ監修 「アトミックラウンジ」アーカイヴ+デモ展示 【最終日】
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▼イルコモンズ監修 「アトミックラウンジ」アーカイヴ+デモ展示
http://illcomm.exblog.jp/13641115/
[日時] 2011年5月22日(日)~5月29日(日)
(月:14:00-21:00・火/水/木/金:19:00-22:00・土/日:14:00-21:00)
[場所] 東京・神田神保町 「路地と人」
※カメラ・ヴィデオ・U-STREAM撮影すべて可
※入場無料、義援金受付なし

「夢の原子力エネルギーから、
悪夢の原発事故までの半世紀」

現代美術家で文化人類学者のイルコモンズ監修/蒐集による「原子力の時代」のサブカルチャー資料のアーカイヴ+デモ展示。原子力エネルギー、放射能、原子力発電所、核兵器、反核運動、核戦争、原発事故などをとりあげたマンガ、雑誌、ジン、映画、レコード、本、フィギュア、その他さまざまな資料の展示を通じ、1980年代前後の「反核/反原発ムーヴメント」を回顧しつつ、3.11以後の「反/脱原発ムーヴメント」を展望/待望します。

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 「放射性物質が日々降り注ぎ、異常な事態が更新されていくこの状況、、まるでこんな状況を予言していたかのように、ここに集められた資料に描かれていること、歌われていることは、今の状況と恐ろしいくらい酷似している。そのことにまず言葉を失う。わたしは生まれたころからニュークリア・エイジ、核の時代の中にいたのだった。と同時に、そこからわたしたちはほぼ進化してなかったことに気づく。先人たちの警告は埋もれたまま、科学に取り残されたのはわたしたちだった。3月17日、制御不能な一号機に空から水を投下するヘリの姿、あの心もとなさ、虚しさ、滑稽さ、が全てを物語っていた。あのヘリをみて愕然としたのは、わたしだけじゃないんじゃないかな。

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 今、わたしたちの住む世界では、トンでもないことが起こっている。福島出身の音楽家の大友良英さんが、福島の状況について、「人類に課せられた文化の生き残りをかけた挑戦」みたいなことを言われていた。それはとても大きな言葉だけれど、福島/FUKUSHIMAだけのことではなくて、それに近しいことは小さくわたしの生活にも起こっているように思う。3.11が全てのきっかけというのはなんだかシャクだけど、実際、あの日以降、自分の物差しはやっぱり変化した。

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 わたしの歩く道、触る土、食べる植物、血となる肉、いつか生まれ来る(といいなと思っている)わたしの子ども。愛しい人ら、とその子どもたち、誰かと誰かの子どもたち、そこらへんの犬、あっちの猫、野山の植物、海の生きもの、わたしに深く関わる人やモノやことが、みんな元気でいてほしい。くだらないことで笑えるくらい、朗らかでいてほしい。そんな単純なことが、わたしがわたしの範囲で「生きる」ことに課せられた挑戦なんだって思えた。 、、で、こんな単純なことをここに書くのに、すごく時間がかかった。あまりに単純すぎて。けど、そういうことだって思った。

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 このアトミックラウンジ、展示はオープン・ソースとして、入場無料、写真撮影可、ユースト可です。各個人の解釈のもと、それぞれお持ちのメディアに自由に勝手に流していただければ嬉しいです。資料は持ち出しできませんが、資料を観て、聴いて、やるせない気持ちになったり、こんな表現があるのかと発見したり、今と状況そっくりじゃん!と憤ったり、etc..やいのやいのと反応してもらえばと思います。その反応が、今のこのトンでもない状況に対峙するエネルギーや、糧になってくれることを期待して、「路地と人」、そしてわたし個人として、「アトミックラウンジ」に協力してます。

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 それでもって、このアトミックラウンジ、展示そのものも巡回可能です。路地と人のスペースは約4.5坪、決して広くないスペースですが、これだけのものを展示できます。場所によって、その質も変化していくと思います。よければどなたか、ラウンジしてみませんか?サーカスキャラバンよろしく、駆け巡ります。そして、このアトミックラウンジ自体が、早く過去の「アーカイヴ」となる時が来ることを願いつつ、この展示が巡回することを希望してます。

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 未来が0から始まったばかりの日によせて。

[テキスト] 原田企画「ぼくらの未来は0から始まる」2011年5月22日より抜粋
http://www.geocities.jp/harada_kikaku/letter_h.htm
[写真] Kai-Wai 散策「アトミックラウンジ」2011年5月26日より転載
http://kai-wai.jp/2011/05/post-1555.html

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[追記] 
(1) なにしろ、あれほど大きな地震の後だったので、移動すると同時に、地に足をつけたいと思い、古書の町・神保町という場所にちなんで、本や雑誌、漫画や絵本を中心としたサイトスペシフィックなアーカイヴ展示にしました。「古書店街」という地の利を活かして、日々、展示品がどんどん増えてゆきました。

(2) いま・この瞬間も、依然としてリアルタイムで続いている混乱と不安の中で、ものごとを筋道だてて「考える」のは、なかなかむずかしいことですが、「思い出す」ことなら誰でもできます。だからアーカイヴにしたのです。まずは「考える」ことよりも、「思い出す」ということにアクセントを置いたのです。このやりかたは小沢(健二)くんから教えてもらいました。

(3) 原発事故は、これから長期間にわたって、社会全体をまきこんでしまう問題なので、マスメディアに登場する専門家や著名な作家ばかりでなく、陽のあたらない作家、メインストリームの外にいる表現者、サブカルチャーの人、ストリートの人、無名の人たち、そうした人たちのさまざまな表現やことばを幅広くとりあげようと思いました。だから作家性は消しました。トークやレクチャーもやりませんでした。全員が「当事者」なので、「代弁者」や「解説者」はいらないのです。「ノーモア・ヒーロー、自分でやれ」。これがパンクの基本です。

(4) 神保町からだと半蔵門線で一本なので、同じ時期に開催されてたChim↑Pomの展示は、最終日にみてきました。ブログにも書きましたが、「リアル」だと思いました。これが「同時代の芸術」としての、「現代美術」だと思いました。それをリアルタイムに目撃できてよかったです。

(5) この展示をひとことでいえば、「社会彫刻」です。そしてこの展示は、まだ・はじまりにしかすぎないのです。(2011年5月29日 監修者談)
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by illcommonz | 2011-05-29 02:16
▼サイトスペシフィック・アーカイヴ
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【古書店街】 「古書店街(こしょてんがい)とは、古書店が集中している界隈を指すことば。日本の代表的な古書店街には、世界でも最大規模といわれる神田古書店街(東京都千代田区神田神保町)などがある。 神田神保町の古書店街では、多くの店が北向きになっている(店の北側が表側)。これは、店頭の書籍が日焼けするのを防ぐためで、古書店街の特徴となっている。」(ウィキペディアより)

▼イルコモンズ監修「アトミックラウンジ」アーカイヴ展 in 神保町・路地と人

[展示品目録] 2011年5月22日
http://illcomm.exblog.jp/13641115/

[第一次追加展示分] 2011年5月23日22:00
19--年 三菱原子力工業株式会社 「三菱原子力工業」
1984年「宝島 1984年1月号 ロンドンの若者は何故今"反核"に動き出したか」
1988年 WRI JAPAN (水田ふう+向井孝)「実践非暴力直接行動シリーズ3 女と反原発」
2005年 ベン・シャーン「ここが家だ/ベンシャーンの第五福竜丸」集英社
2006年 茨城県「小学生のための原子力ブック2006年度版」

[第二次追加展示分] 2011年5月26日22:00
1963年「科学大観 第19号 原子力・宇宙旅行 特集」(画:小松崎茂)
1970年 東京電力 「東電グラフ 1970年12月号 平和で安全な原子力利用をめざして」
1976年 古川豪と40人の仲間たち 「原子力時代の昔語り」URC/エレックレコード
1988年「ロッキンオン・ジャパン 1988年7月号 特集=どうして今、反戦・反核なのか」
1989年 ランキンタクシー「火事だぁ」CD ヴィヴィッドサウンド
1995年 V.A.「NUCLEAR WASTE」CD
1995年「Plazm #10 The Nuclear Issue」

(展示スペース飽和)

[第三次追加展示分] 2011年5月28日22:00
1956年 手塚治虫「来るべき人類」「手塚治虫漫画全集ライオンブックス6巻」講談社
1984年 大友克洋「AKIRA」講談社
1984年 武論尊+原哲夫「北斗の拳」集英社
1987年 NUCLEAR ASSAULT「THE PLAGUE」COMBAT RECORD
1990年「コミックボックス 1990年1月号 まんがと放射能とマスコミと原子力産業」

(会期終了)

[第四次追加展示分]
1977年 星野之宣「はるかなる朝」ジャンプスーパーコミック 集英社
1980年 コンタロウ「東京の青い空」ジャンプスーパーコミック 集英社
1988年 天笠啓祐+制作集団Q「面白読本 反原発」柘植書房
1989年 佐藤史生「精霊王」小学館
1990年 谷村ひとし「カモメ」アクションコミックス
1992年 松本零士「無の黒船クライシスIII」
2008年 井上智徳「コッぺリオン」講談社

(プロジェクト継続・増殖中)
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by illcommonz | 2011-05-29 01:52
▼親の願い、役人知らず
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親の願いは子どもの健やかな成長、子どもの願いは親の朗らかな笑顔。
放射能の不安があっては、こんなふうに笑えない。勉強だってできない。
おい、文部科学省、どうして、それがわからないのか?
なぜ、撤回するといえないのか?

「20ミリシーベルト「撤回を」=子ども被ばく量、文科省前で訴え」
「小中学校などの屋外活動を制限する放射線量上限を年間20ミリシーベルトとした国の暫定方針は高過ぎるとして、福島県の住民が23日午後、文部科学省正面玄関前に集まり、暫定値の撤回を求めた。要請したのは市民団体「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」。主催者側によると、参議院議員会館内で開かれた集会と合わせ、子供を持つ父母ら500人以上が参加した。要請行動では、福島瑞穂社民党党主や民主党の衆院議員らも参加。福島氏らは大臣ら政務三役との対話を繰り返し求めたが、国会への出席などを理由にいずれも姿を現すことはなかった。父母らは子どもの安全を繰り返し訴え、上限値の撤回を求める1万5000人以上の署名を提出。土壌の除染や汚染された土壌を国が引き取ることのほか、疎開が必要な場合、その費用の負担などを文書で要請した。」(共同通信 2011年5月23日)

「学校内 年間1ミリシーベルト以下目指す」
「文部科学省は27日、学校内で子どもたちが受ける放射線量について、当面は年間1ミリシーベルト以下を目指す方針を発表しました。しかし、学校外を含めた放射線量の年間20ミリシーベルト以内という基準は、依然として「変えない」としています。この20ミリシーベルトをめぐっては、東京大学の小佐古教授が「受け入れられない」として内閣官房参与を辞任しました。さらに、福島県に住む親たちが文科省を訪れ、抗議活動を行いました。「はっきり言ってモルモットにされるのは耐えられない」「自分の子どもを持つ親だったら、できるかぎり(放射線を)浴びさせたくない」(参加者) 。なぜ、全体の基準は変えないのでしょうか。文科省のある幹部は我々の取材に対し、こう本音を漏らしました。「全体の限度を年間1ミリにしたら、福島県内で義務教育ができなくなる」(文科省のある幹部)。文科省は当面、学校内で受ける放射線量は年間1ミリシーベルト以内を目指すとしています。その対応として、校庭で1時間あたり1マイクロシーベルト以上の学校に対しては、土の除去費用を国がほぼ全額補助するといいます。また、すべての学校に線量計を配布し、子どもたちが受ける実際の線量のモニタリングを始めるといいます。しかし・・・。「1ミリシーベルトと言われても、子どもたちは結局外で遊べない。まだまだ安心できない」。文科省は夏休み後に「20ミリシーベルト」について基準を見直すとしていますが、二転三転する現状に親の不安は尽きません。」(毎日放送MBSニュース 2011年5月27日)

文部科学省「実行!新学習指導要領」ポスター
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文部科学省「生きる力を育むために、子どもたちの未来のために」
「新しい学習指導要領は、子どもたちの現状をふまえ、「生きる力」を育むという理念のもと、知識や技能の習得とともに思考力・判断力・表現力などの育成を重視しています。これからの教育は、「ゆとり」でも、「詰め込み」でもありません。次代を担う子どもたちが、これからの社会において必要となる「生きる力」を身に付けてほしい。そのような思いで、新しい学習指導要領を定めました。「生きる力」を育むためには、学校だけではなく、ご家庭や地域など社会全体で子どもたちの教育に取り組むことが大切です。子どもたちの未来のために。新学習指導要領、スタート。」

なにが「実行」だ?
なにが「生きる力をはぐくむ」だ?
なにが「子どもたちの未来のために」だ?

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by illcommonz | 2011-05-28 00:15
▼「5・28脱原発デモ@渋谷・原宿」
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「5・28脱原発デモ@渋谷・原宿 Twitter発の脱原発デモ、第二弾!」
[日時] 2011年5月28日 13:30集合 14:00出発
[場所] 東京・渋谷神宮通公園 (東京都渋谷区神宮前6-21)
 「5月28日、渋谷・原宿にて、すべての原子力発電の出来る限り早期の停止と、「原発のない社会」の実現を求めるデモを行います。今回のデモは、4月30日に行われた、Twitter発「4・30脱原発デモ@渋谷・原宿」で集まった、見ず知らずの有志によって新たに組織されました。4月30日のデモは、発案者による一つのツイートを公式リツイートして頂くという形で、1200名以上の皆さんの参加表明を得て、1000人以上の方に実際に参加して頂きました。福島第一原発の現状は今も悪化し続けています。そのほかの原発を巡る状況も刻々と変化しています。しかし、反原発/脱原発の声は、未だ大きな広がりを見せているとは言えません。これからも、状況を注視しながら意思表示を続けること、不安や恐怖を感じていることを誰かに伝え、話し合い、考え続けることが、必要ではないかと思います。このデモが、そのきっかけになることを、心から願っています。「原発はこわい」「エネルギー政策を原子力発電以外に転換してほしい」という思いを共有できるのであれば、どうか、このデモに参加して下さい。よろしくお願いします。」

[公式Twitterアカウント] @twitnonukes

※参加される方は、太鼓等の楽器、プラカードや垂れ幕などを各自ご持参ください。手ぶらでの参加も可。
※反原発・脱原発というテーマと関係のない特定の政治団体や政治的テーマに関する旗やのぼり、プラカード等はなるべくご遠慮ください。
※はじめてデモに参加する人は、このページの下のほうにある「はじめてのデモ」の項もごらんください。
※大雨や荒天の場合、また放射性物質や福島原発の状況などによっては、中止することがあります。ご了承ください。

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[プラカード] ネットプリントでプリントできるA3サイズのプラカードです。セブンイレブンの店頭でこれらのプラカードがプリントできます。プリントしたいプラカードの番号を打ち込むだけ。とても簡単です。

[主催] 5・28脱原発デモ@渋谷・原宿を実行するTwitter有志一同

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[追記] 雨が降っても、どかどかうるさい、じゃぶじゃぶマーチングバンド。

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(via) http://kai-wai.jp/2011/05/-528.html
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by illcommonz | 2011-05-27 22:31
▼イルコモンズ監修 「アトミックラウンジ」アーカイヴ+デモ展示 【7日間】
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▼イルコモンズ監修 「アトミックラウンジ」アーカイヴ+デモ展示
[日時] 2011年5月22日(日)~5月29日(日)
(月:14:00-21:00・火/水/木/金:19:00-22:00・土/日:14:00-21:00)
[場所] 東京・神田神保町 「路地と人」
※カメラ・ヴィデオ・U-STREAM撮影すべて可
※入場無料、義援金受付なし

「夢の原子力エネルギーから、
悪夢の原発事故までの半世紀」


現代美術家で文化人類学者のイルコモンズ監修/蒐集による「原子力の時代」のサブカルチャー資料のアーカイヴ+デモ展示。原子力エネルギー、放射能、原子力発電所、核兵器、反核運動、核戦争、原発事故などをとりあげたマンガ、雑誌、ジン、映画、レコード、本、フィギュア、その他さまざまな資料の展示を通じ、1980年代前後の「反核/反原発ムーヴメント」を回顧しつつ、3.11以後の「反/脱原発ムーヴメント」を展望/待望します。

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【アーカイヴ展示】
1967年 「科学図鑑 物質と原子力」世界文化社
1976年 山口百恵 「赤い疑惑・テレビドラマ名場面集」CBSソニー
1976年 クラフトワーク 「放射能」 東芝EMI(輸入盤EP・CD・リマスターレコード・CD)
1978年 反原発運動全国連絡会 「反原発新聞」(題字=赤瀬川原平)
1979年 「チャイナ・シンドローム」映画パンフレット 東宝
1979年 ノー・ニュークス(原子力発電所建設反対運動)「ミューズ・コンサート」ワーナー
1979年 樋口健二 「原発」オリジン出版センター
1981年 学研 「学研の図鑑 エネルギー」学習研修社
1981年 スティーヴン・クロール 「FOR BEGINNERSシリーズ 反原発」現代書館
1982年 山口勇子・金沢佑光 「おーい、まっしろぶね」童心社
1982年 K・ラファティ&J・ローダー&P・ラファティ 「アトミックカフェ」竹書房

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1982年 V.A. 「狂気の核 ! 俺達は生き残る」(核軍備縮小キャンペーン・レコード) ワーナー
1982年 中沢啓治 「黒い雨にうたれて」汐文社
1982年 レイモンド・ブリッグズ 「風が吹くとき」篠崎書林
1983年 ニコラス・メイヤー 「ザ・デイアフター」映画パンフレット 松竹富士
1982年 三原順 「Die Energie 5.2☆11.8」「三原順 三原順傑作選'80s」白泉社
1984年 アリス・クック+グウィン・カーク 「グリーナムの女たち」八月書館
1984年 さいとうたかを 「2万5千年の荒野」「ゴルゴ13 第64巻」リイド社

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1985年 赤塚不二夫 「ニャロメの原子力大研究 科学の夢と危機シリーズ①」廣済堂
1985年 森崎東 「生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言」ATG
1987年 広瀬隆 「危険な話」八月書館
1987年 アンドレイ・タルコフスキー 「サクリファイス」映画パンフレット フランス映画社
1988年 「デイズ・ジャパン創刊号」講談社
1988年 山岸涼子 「パエトーン」「夏の寓話」潮出版社
1988年 RCサクセション 「COVERS」キティレコード
1988年 ヤプーズ 「大天使のように」テイチクレコード
1988年 ワン・ラブ・ジャミング編 「ノー・ニュークス ワン・ラブ いのちの祭り'88」星雲社
1988年 「ミュージックマガジン 1988年9月号 特集=規制された反原発ソング」
1988年 ハンドレッド・クラブ 「反核通信 No.3」
1989年 原子力安全委員会編 「原子力安全白書」大蔵省印刷局
1989年 コミックボックス編 「図説 危険な話―不思議で不安な原子力発電のこと」

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 「まったくとんでもない時代にブチ当たっちまったもんだぜ。こんな、狂気のような、核と原子力の正体を知ってしまってからというもの、どんなスゲエ映画を見ても、どんなにカッコいい音楽を聞いても、もはや以前のようには胸が踊らないし、血も騒がない。夢中になんかなれなくなっちまった…。何も面白くねえ!心のどこかでいつもビビってるからだろう、すべてが終わる日を。巨大な火柱が立ちのぼり、黒い雨が降り、犬や猫が狂い、街中に悲しみがあふれ、歯茎から血を流し、紫色の斑点にまみれて大事な人が苦しみながら死んでいく日が来ることを。ちくしょう!なんという世の中だ!いったいどうして俺たちはこんな思いをしなければいけないんだ?どうして苦痛と恐怖を強制されるんだろう?おれたちのまったく関係しないところで準備され、造られ、ガードされている原発。誰も望みやしないのに。そこに存在しているんだ… カネも力もねえおれたちには、とても変えようのねえ現実。 できることなら忘れ去り、知らんぷりして一生メデタク暮らしたい。だけど、そんなことはいまさら無理な相談というもの。自分の心に嘘はつけない。いくら目をそむけてみたって、この現実はおれたちの前から消え去ってくれたりはしねえんだもんな。それならば、いっそのこと正々堂々と正面を向いて、目の前のバケモノと戦っていこう、そのほうがよっぽど精神衛生上もマシだぜ! そういう考えの仲間のためにおれたちはこの本を書いた。事故の記事を見つけては暗い気持ちになり、推進派のデタラメなPRを目にするたびに腹を立て…そんなお決まりの毎日をこれからもいつまでも繰り返すなんてよ、考えただけでも息が詰まっちまうぜ!そのことに一番ウンザリしているのは、本当はあんた自身なんだろう?この乱暴な文章を書かざるを得ない真意を少しでも分かってくれる人、あんたはいいやつだ。殺されるんじゃないぜ。この本を妹たち、弟たちに捧げる。」(ハンドレッド・クラブ 「ノー・ニュークス! イエス・ロック!」より)

1990年 ハンドレッド・クラブ編 「ノー・ニュークス! イエス・ロック!」リトルモア
1998年 小島秀夫 「メタルギアソリッド」コナミ

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1999年 ヤノベケンジ 「ラディエーションスーツ(アトム&ウラン) フィギュア」
1999年 東京雷刀 「日本の放射能は安全です」「進め一億 火の玉に」ステッカー
2011年 東京電力 「東京電力からのお詫びとお知らせ」パンフ
2011年 Chim↑Pom 「Real Times」CD

【追加展示(予定)】
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1963年 「科学大観 第19号 原子力・宇宙旅行 特集」(画:小松崎茂)
19--年 三菱原子力工業株式会社 「三菱原子力工業」
1976年 古川豪と40人の仲間たち 「原子力時代の昔語り」URC/エレックレコード
1970年 東京電力 「東電グラフ 1970年12月号 平和で安全な原子力利用をめざして」
1984年 「宝島 1984年1月号 ロンドンの若者は何故今"反核"に動き出したか」
1988年 制作集団Q 「面白読本 反原発」
1988年 「ロッキンオン・ジャパン 1988年7月号 特集=どうして今、反戦・反核なのか」
1989年 ランキンタクシー 「火事だぁ」ヴィヴィッドサウンド
1990年 「コミックボックス 1990年1月号 まんがと放射能とマスコミと原子力産業」
1995年 V.A. 「NUCLEAR WASTE」
2005年 ベン・シャーン 「ここが家だ/ベンシャーンの第五福竜丸」集英社

【デモ展示】
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・「4.10原発やめろデモ」 どかどかうるさいマーチングドラム
・「4.10原発やめろデモ」 バナー
・「4.10原発やめろデモ」 こども用デモグッズ
・「5.07原発やめろデモ」 建屋神輿と明日の神(※試作品)
・ ausgestrahlt 「デモ用旗+カンバッジ」
・ 松本哉 「のびのび作戦マンガ」
・ レディオ・マルーン 「反原発」CD

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・ 文部科学省・内閣官房長官認定 「健康に影響のない雨水」で栽培したカイワレ大根
・「東京新聞」 2011年3月13日
・ 作業用防護服+レントゲン・バッジ

【映像1】
・イルコモンズ 「NO NUKES-TV」シリーズ (2011年) ※YouTube未公開映像を含む



▼4.10 NO NUKES TV-7 "RADIO-ACTIVITY 2011" Level 7 Apology Mix
[musik] クラフトワーク 「放射能 (1991年版)」
[video] 東京電力 "Packbot inside the nuclear reactor building of
Fukushima Daiichi Nuclear Power Station" (Photos for Press)
(福島第一原子力発電所原子炉建屋内のパックボットによる撮影映像)
[voice] 東京電力 「東京電力からのお詫び」ほか
[remix] イルコモンズ
(7分34秒 カラー 2011年)



▼アトミックラウンジTV 「原子力時代の終焉」
[video] 東京電力 "Movies taken from T-Hawk, Reactor Building,
Unit 1, 3,4 Fukushima Daiichi Nuclear Power Station (April 15, 2011)"
(Photos for Press)
[music] Giles Lamb "Dead Island Trailer Theme"
(feat. Mairi Campbell, peter Nicholson & Guido De Groot)
[voice] 小出裕章
[remix] イルコモンズ
(3分33秒 B&W+カラー 2011年)

【映像2】(※著作権保護期間終了・パブリックドメイン・フッテージ映像)



 「わが友 原子力」は、ジェネラル・ダイナミックス社と海軍がディズニーに作らせ、合衆国情報局が国内に広めようとした科学映画だった。このなかでホストを務めるウォルトは、原子力をアラジンの魔法のランプの精になぞらえ、その力を発見した古代ギリシア人、キュリー夫人、アインシュタインなどを紹介しながら、それがどんな力を秘めているかをわかりやすく解説していく。そして、核兵器のほかに、潜水艦、飛行機、発電所の動力に、また放射線治療や農作物の成長促進などにも使われている例をあげていく。最後に、この力は賢明に用いれば人類に幸福をもたらすが、使い方を誤れば破滅をもたらすと結んでいる。この「わが友 原子力」が日本でも連鎖反応を起こし、それが日本の大衆文化に大きな影響を与えることになる。「わが友 原子力」は、1957年12月3日、日本テレビ本社で清水與七郎社長とディズニーのあいだで放映契約が締結された。日本テレビは年も押し詰まった12月31日に高松宮を招いて試写会を開いた。元旦という一年で最高の時問枠だったためか、『わが友原子力」の放映は大成功を収めた。ディズニーと合衆国情報局もこれに気をよくしてこの番組を世界中に売り込むことに熱意を燃やした。原子力委員長としての正力(松太郎)もこの成功を利用した。1958年に発行された科学技術庁原子力局の「原子力委員会月報」には原子力教育に役立った映画として「わが友原子力」が挙げられている。」(有馬哲夫 「原発・正力・CIA」より抜粋)

・ウォルト・ディズニー社 「わが友 原子力」(1957年) 47分
・ゼネラル・エレクトロニック社 「Aは原子力のA」(1952年) 14分

【テキスト】
 「いったい自分たちは、い・ま・ま・で・な・に・を・し・て・い・た・の・だ・ろ・う。「反核の時代」の文化からなにも学ばなかったのだろうか、自分たちは、ばかだったのか、いや、ばかなのか?」(イルコモンズ 「自分と同世代のおとなたちへ」「イルコモンズのふた」2011年3月22日のブログより)

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 「いま、この過酷な現実をどう解釈し、どう未来を切り開いてくか。文化の役目はそこにあると思ってます。」(大友良英 「文化の役目について:震災と福島の人災を受けて」2011年4月28日の講演より)

 「文化」といってもいろいろある。異文化、多文化、伝統文化、大衆文化、そして、忘れていけないのがサブカルチャー。日本のサブカルチャーが、この20年のあいだに失くしてしまってもの、それはカウンターカルチャーとしての役目だ。カウンターカルチャーとは、ろくでもない世の中に対して「くそったれ」といい、それに反逆し、反抗し、抵抗し、対抗し、そして、それを変えようとする文化だ。失われたカウンターカルチャーをよみがえらせなければならない。二〇年のブランクをのりこえ、過去と現在を接続しなければならない。ガンジーがいうように、「未来がどうなるかは、いま・あなたが行うことにかかっている」のだから。」(イルコモンズ 「アトミックラウンジのために」2011年5月11日)

 「しかし脱原発を願うみなさんは、25年前の広瀬隆「危険な話し」(※原文ママ)大ブームの時の失敗と挫折の構造を徹底分析した方がいいよ。今のヒステリー状態、今とそっくり。そのうちカルト化してくるんです。」(村上隆 2011年4月25日のツイートより)

 「ひとつの明白な事実がある。それはこの出来事を境として、日本文明が根底からの転換をとげていかなければならなくなった、という事実である。もとどおりの世界に「復旧」させることなどはとうていできないし、また、してはならないことだ。私たちは否応もなく、未知の領域に足を踏み入れてしまったのである。」(中沢新一 「日本の大転換」「すばる」2011年6月号より)

 「今日は、太陽自体のエネルギーを明らかに分析し、実験的に太陽をつくりだした時代だ。太陽の神格化、人格化の神秘はもちろんご破算だが、われわれの心の中には別の太陽が輝いている。それは暗い、やきつく光をもった、黒い太陽。分断され、散文化され、われわれの根源的な生命のよろこびと断ち切られて、無感動になってしまった太陽を、ふたたび全人間的に、芸術的に生き返らせようとする欲求なのだ。価値観念を根底的に逆転させなければならない。芸術の課題である。」(岡本太郎 「黒い太陽」1956年より)

 「それにしても、文化なんて言葉、正面から使うときがくるなんて思ってなかった。」(大友良英 2011年4月26日のツイートより)

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【お知らせ】
※「アトミックラウンジ」巡回展
本展示のための場所を無償で提供してくださるフリースペース、公民館、ギャラリー、美術館、大学を探しています。提供していただける方は mod@aa.tufs.ac.jp (イルコモンズ)までご連絡ください。

※「アトミックラウンジ」アンデパンダント展
反原発デモなどのためにつくったメッセージボードやプラカードなどを自主的に搬入・搬出していただければ、会場のスペースが許す限り、無審査ですべて展示いたします。詳しいことは日時・場所などが決まり次第お知らせします。

[主催] イルコモンズ・アカデミー
[協力] 路地と人、いるといらとそのなかまたち、IRA、素人の乱

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「路地と人」 東京都千代田区神田神保町1の14英光ビル2階5号室
http://rojitohito.exblog.jp/
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イルコモンズ(小田マサノリ)1966年、福岡生まれ、サブカル育ち、現代美術家、文化人類学者、メディア・アクティヴィスト、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所特任研究員、中央大学文学部兼任講師、多摩美術大学芸術学部非常勤講師、著述多数・著書なし、ブログ=「イルコモンズのふた。」http://illcomm.exblog.jp/ 最近の展示=東京都現代美術館「トランスフォーメーション」展アーカイヴ
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by illcommonz | 2011-05-24 13:35
▼イルコモンズ+中沢新一「レヴェル7のもとでの芸術の発生学/原子力資本主義と黒い太陽」多摩美講義
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▼イルコモンズ 「原子力資本主義」(2011年 素描)

 「現代資本主義と原子力発電は、深いレヴェルでの類似性と同型性をしめしている。福島原発での事故では、たんに原子力発電所が機能不全に陥ったのではなく、資本主義システムに組み込まれた原子の「炉」が、破綻したのである。資本主義は市場の原理が、社会の全域に拡大されたシステムである。市場の原理には人間の結びつきでできた社会を、解体に導いていくような力が潜んでいる。社会というのはどこでも、具体的な人間の心のつながりでできている。社会のなかの個人は、程度の違いはあっても、決して孤立して存在していない。さまざまな回路をとおして、人間同士のつながりを維持しようという方向に社会は働きをおこなおうとする。つまり、人間同士を分離するのではなく、結びつける作用が、社会には内在しているのである。

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▼「20mSv撤廃を求めて文部科学省を包囲するひとびと」 2011年5月23日 撮影=イルコモンズ

 ところが市場はそれとはまったく異なる原理で働くシステムである。経済合理性で動くこのシステムにとっては、キアスムの構造で人間同士のつながりをつくりだそうとする社会は、ゲームの進行に妨害を加える雑音のようなものである。原子力とコンピュータによる「第七次エネルギー革命」をへた資本主義は、かつてないほど大きな規模に成長をとげたけれど、ますます生態系との連絡を絶たれた自閉系へと変貌を遂げていったように思われる。いったいなにが、私たちの世界で破壊されているのか。社会が破壊されている。生態圏が破壊されている。そして社会と生態圏が結びついたところに形成されてきた「文明」が破壊されているのである。がんばればなんとかなるというレベルは、とうに越えてしまった。危機の本質を知り抜くことによって、文明の大転換を試みない限り、日本文明は衰退への道へと踏み込んでしまう。」(中沢新一「日本の大転換」2011年)

 「スペインの首都マドリードなどで21日、若者らが政治や経済の問題をめぐりデモを展開した。同国では22日の地方選挙投票日を前に、7日間連続でデモが続いている。同広場には連日のデモに対応する形で一大テント街が形成され、調理場やプラカード製作コーナー、広報コーナー、さらには子どもの保育施設まで登場した。デモ隊は選挙終了後も抗議行動を続ける構えを示している。」(CNN 2011年5月22日)

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 「太陽は物理学であり、質の問題である。今日は、太陽自体のエネルギーを明らかに分析し、実験的に太陽をつくりだした時代だ。太陽の神格化、人格化の神秘はもちろんご破算だが、われわれの心の中には別の太陽が輝いている。それは暗い、やきつく光をもった、黒い太陽。私は幻想的に太陽を神秘化する。私にとっては詩的な情熱であり、失われた神秘の奪回なのである。分断され、散文化され、われわれの根源的な生命のよろこびと断ち切られて、無感動になってしまった太陽を、ふたたび全人間的に、芸術的に生き返らせようとする欲求なのだ。黒い太陽に、矢を放とう。価値観念を根底的に逆転させなければならない。芸術の課題である。」(岡本太郎「黒い太陽」1956年)


▼ヨゼフ・ボイス「レーガンのかわりに太陽を」(1982年)

 われわれには仲間がいる
 出て失せろ
 レーガンの核戦略
 レーガンの放射能の雨

 おあいにくさま
 レーガンより太陽を! 
 汚れた人生なんてお断り
 西側でも東側でも
 冷戦なんてものは疫病さ

 おあいにくさま
 レーガンより太陽を! 

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[参考]
▼「M9とレヴェル7のもとでの「社会彫刻=芸術」の発生」多摩美講義
http://illcomm.exblog.jp/13456905/
▼「明日の神話について/レヴェル7のもとでの芸術の発生学」
http://illcomm.exblog.jp/13551365/
▼「「LEVEL7 feat.明日の神話」について/レヴェル7のもとでの芸術の発生学」
http://illcomm.exblog.jp/13626070/

[関連]
▼イルコモンズ監修 「アトミックラウンジ」展 2011年5月22日~29日
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by illcommonz | 2011-05-24 12:10
▼イルコモンズ監修「アトミックラウンジ」アーカイヴ展示


▼アトミックラウンジTV 「原子力時代の終焉」
[video] 東京電力 TEPCO "Movies taken from T-Hawk, Reactor Building,
Unit 1, 3,4 Fukushima Daiichi Nuclear Power Station (April 15, 2011)"
(Photos for Press)
[music] Giles Lamb "Dead Island Trailer Theme" (feat. Mairi Campbell, peter Nicholson & Guido De Groot)
[voice] 小出裕章 Hiroaki Koide
[remix] イルコモンズ illcommonz
(3分33秒 2011年)

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▼イルコモンズ監修「アトミックラウンジ」アーカイヴ展示
[日時] 2011年5月22日(日)~29日(日)
(月:14:00-21:00・火/水/木:19:00-21:00・金/土/日:14:00-21:00)
[場所] 東京・神田神保町 「路地と人」
千代田区神田神保町1-14 英光ビル2階
※入場無料、カメラ・ヴィデオ・ユースト撮影可

▼「夢の原子力エネルギーから、悪夢の原発事故までの半世紀」
現代美術家で文化人類学者のイルコモンズ監修/蒐集による「原子力の時代」のサブカルチャー資料のアーカイヴ+デモ展示。原子力エネルギー、放射能、原子力発電所、核兵器、反核運動、核戦争、原発事故などをとりあげたマンガ、雑誌、ジン、映画、レコード、本、フィギュア、その他さまざまな資料の展示を通じ、1980年代前後の「反核/反原発ムーヴメント」を回顧しつつ、3.11以後の「反/脱原発ムーヴメント」を展望/待望します。

▼展示品A
1967年「科学図鑑 物質と原子力」世界文化社
1976年 山口百恵 「赤い疑惑・テレビドラマ名場面集」CBSソニー
1976年 クラフトワーク 「放射能」 東芝EMI+輸入盤EP・CD・リマスターLP・CD
1978年 反原発運動全国連絡会 「反原発新聞」(題字=赤瀬川原平)
1979年「チャイナ・シンドローム」映画パンフレット 東宝
1979年 ノー・ニュークス(原子力発電所建設反対運動) 「ミューズ・コンサート」ワーナーパイオニア
1979年 樋口健二 「原発」オリジン出版センター
1981年 学研 「学研の図鑑 エネルギー」学習研修社
1981年 スティーヴン・クロール 「FOR BEGINNERSシリーズ 反原発」現代書館
1982年 山口勇子・金沢佑光 「おーい、まっしろぶね」童心社
1982年 ケヴィン・ラファティ&ジェーン・ローダー&ピアース・ラファティ 「アトミックカフェ」竹書房
1982年 V.A. 「狂気の核 ! 俺達は生き残る」(核軍備縮小キャンペーン・レコード) ワーナーパイオニア
1982年 中沢啓治 「黒い雨にうたれて」汐文社
1982年 レイモンド・ブリッグズ 「風が吹くとき」篠崎書林
1983年 ニコラス・メイヤー 「ザ・デイアフター」映画パンフレット 松竹富士
1982年 三原順 「Die Energie 5.2☆11.8」「三原順 三原順傑作選'80s」白泉社
1984年 アリス・クック+グウィン・カーク 「グリーナムの女たち」八月書館
1984年 さいとうたかを 「2万5千年の荒野」「ゴルゴ13 第64巻」リイド社
1985年 赤塚不二夫 「ニャロメの原子力大研究 科学の夢と危機シリーズ①」( 廣済堂
1985年 森崎東 「生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言」ATG
1987年 広瀬隆 「危険な話」八月書館
1987年 アンドレイ・タルコフスキー 「サクリファイス」映画パンフレット フランス映画社
1988年「デイズ・ジャパン創刊号」講談社
1988年 山岸涼子 「パエトーン」「夏の寓話」潮出版社
1988年 RCサクセション 「COVERS」キティレコード
1988年 ヤプーズ 「大天使のように」 テイチクレコード
1988年 ワン・ラブ・ジャミング編 「ノー・ニュークス ワン・ラブ いのちの祭り'88」星雲社
1988年「ミュージックマガジン 1988年9月号 特集=規制された反原発ソング」
1988年 ハンドレッドクラブ 「反核通信 No.3」
1989年 コミックボックス編 「図説 危険な話―不思議で不安な原子力発電のこと」フュージョンプロダクト
1989年 原子力安全委員会編 「原子力安全白書」大蔵省印刷局
1990年 ハンドレッド・クラブ編 「ノー・ニュークス! イエス・ロック! 」リトルモア
1998年 小島秀夫 「メタルギアソリッド」コナミ
1999年 東京雷刀 「日本の放射能は安全です」「進め一億 火の玉に」ステッカー
1999年 ヤノベケンジ 「ラディエーションスーツ(アトム&ウラン)フィギュア」
2011年 Chim↑Pom 「REAL TIMES」CD
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▼展示物B
・「4.10原発やめろデモ」 どかどかうるさいマーチングドラム
・「4.10原発やめろデモ」 バナー
・「4.10原発やめろデモ」 こども用デモグッズ
・「5.07原発やめろデモ」 建屋神輿と明日の神(※試作品)
・「東京新聞」 2011年3月13日
・文部科学省・内閣官房長官認定 「健康に影響のない雨水」で栽培したカイワレ大根
・ausgestrahlt 「デモ用旗+バッジ」(ドイツ直輸入)
・いるといらとそのなかまたち 「はじめてのデモ」
・松本哉 「のびのび作戦マンガ」
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▼映像(※著作権保護期間終了・パブリックドメイン・フッテージ映像)
・ゼネラル・エレクトロニック社 「Aは原子力のA」(1952年)
・ウォルト・ディズニー社 「原子力はともだち」(1957年)
・イルコモンズ 「NO NUKES-TV」シリーズ (2011年) ※未公開映像を含む
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▼テキスト
 「いったい自分たちは、い・ま・ま・で・な・に・を・し・て・い・た・の・だ・ろ・う。「反核の時代」の文化からなにも学ばなかったのだろうか、自分たちは、ばかだったのか、いや、ばかなのか?」(イルコモンズ「自分と同世代のおとなたちへ」「イルコモンズのふた」2011年3月22日のブログ)

 「いま、この過酷な現実をどう解釈し、どう未来を切り開いてくか。文化の役目はそこにあると思ってます。」(大友良英「文化の役目について:震災と福島の人災を受けて」2011年4月28日の講演)

 「文化」といってもいろいろある。異文化、多文化、伝統文化、大衆文化、そして、忘れていけないのがサブカルチャー。日本のサブカルチャーが、この20年のあいだに失くしてしまってもの、それはカウンターカルチャーとしての役目だ。カウンターカルチャーとは、ろくでもない世の中に対して「くそったれ」といい、それに反逆し、反抗し、抵抗し、対抗し、そして、それを変えようとする文化だ。失われたカウンターカルチャーをよみがえらせなければならない。二〇年のブランクをのりこえ、過去と現在を接続しなければならない。ガンジーがいうように「未来がどうなるかはいまあなたが行うことにかかっている」のだから(イルコモンズ「アトミックラウンジのために」2011年5月11日)

 「しかし脱原発を願うみなさんは、25年前の広瀬隆「危険な話し」(※原文ママ)大ブームの時の失敗と挫折の構造を徹底分析した方がいいよ。今のヒステリー状態、今とそっくり。そのうちカルト化してくるんです。」(「村上隆 2011年4月25日のツイート」)

 「ひとつの明白な事実がある。それはこの出来事を境として、日本文明が根底からの転換をとげていかなければならなくなった、という事実である。もとどおりの世界に「復旧」させることなどはとうていできないし、また、してはならないことだ。私たちは否応もなく、未知の領域に足を踏み入れてしまったのである」(中沢新一「日本の大転換」「すばる」2011年6月号)

 「今日は、太陽自体のエネルギーを明らかに分析し、実験的に太陽をつくりだした時代だ。太陽の神格化、人格化の神秘はもちろんご破算だが、われわれの心の中には別の太陽が輝いている。それは暗い、やきつく光をもった、黒い太陽。分断され、散文化され、われわれの根源的な生命のよろこびと断ち切られて、無感動になってしまった太陽を、ふたたび全人間的に、芸術的に生き返らせようとする欲求なのだ。価値観念を根底的に逆転させなければならない。芸術の課題である。」(岡本太郎「黒い太陽」1956年)

 「それにしても、文化なんて言葉、正面から使うときがくるなんて思ってなかった。」(大友良英 2011年4月26日のツイート)

【お知らせ】

※「アトミックラウンジ」巡回展
 本展示のための場所を無償で提供してくださるフリースペース、公民館、ギャラリー、美術館、大学を探しています。提供していただける方は mod@aa.tufs.ac.jp (イルコモンズ)までご連絡ください。

※「アトミックラウンジ」アンデパンダント展
 反原発デモなどのためにつくったメッセージボードやプラカードなどをご自分で搬入・搬出していただければ、会場のスペースが許す限り、無審査ですべて展示いたします。詳しいことは日時・場所が決まり次第お知らせします。

[主催] イルコモンズ・アカデミー
[協力] 路地と人、いるといらとそのなかまたち、IRA

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イルコモンズ(小田マサノリ)1966年、福岡生まれ、サブカル育ち、文化人類学者、現代美術家、メディア・アクティヴィスト、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所特任研究員、中央大学文学部兼任講師、多摩美術大学芸術学部非常勤講師、著述多数・著書なし、ブログ「イルコモンズのふた。」
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by illcommonz | 2011-05-22 02:20
▼多摩美「レヴェル7のもとでの芸術の発生学~Chim↑Pom「LEVEL7 feat.明日の神話」について


 「この映画はリアルであり続けるための真にリアルな映画だ」(BANKSY)

 この映画とは「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」のことだが、震災の影響で公開が延期されているこの映画の試写会の後、Chim↑Pomのメンバーたちが目を輝かせていたのをよくおぼえている。そして、いま、Chim↑Pomは真にリアルな「何か」になった。その「何か」が「いたずら」なのか「アート」なのか「犯罪」なのかはどうでもいいことだ。Chim↑Pomにとってもそうだろう。重要なのは、それがいま・この瞬間・この時代にどれだけ「リアル」であるかということだ。

 「くりかえして云う。生きるときに生き、ひらくべきときにひらく。その瞬間に純粋に生きるもの。作られたときだけに生きればいいのだ。その時代に本当に生きたものこそ、時代を超えて、今日なおわれわれに響いてくる。現在を猛烈に生かすものによって、文化の伝統はたくましく受け継がれるのだ。」(岡本太郎)

 それが「リアル」ということだ。それが「アート」かどうかだなんてどうでもいいことだ。いま・ここで「リアル」であるものだけが、時代を超えて、後からふりかえったときに、2011年の「時代のアート」と呼ばれるだけだ。そして、そこから、また次のChim↑Pomと明日の神話が更新されてゆく。

 Shing02 のツイートによると、卯城は「日本の美術家はこのときに何をしていたかと問われる。あなたたちも何を伝えるかが問われる」と記者たちに語ったらしい。そのとおりだと思う。2011年という年は、これから後、たとえどんな大きな事件や出来事が起きたとしても、まちがいなく震災と原発事故が起きた年として、歴史とその年表に記録されるはずだ。そして、そのとき日本の美術家は何をしていたかということがかならず問われる。なにもしなかった作家や批評家たちは思い出したがらないかもしれないが、この歴史はもはや変えることができない。「リアル」でない現代美術など現代美術ではない。今年、現代美術の国際展や企画展かかわる人たちは、どうかそのことを肝に銘じてほしい。これから何十年かたったときに、原発事故が起きていた、あの年、2011年に、なぜこんな展示をしたのか、後の時代の人間と世界に対して、ちゃんと釈明できるような展示をやってほしい。

Chim↑Pom展「REAL TIMES」【6日間】
[日時] 2011年5月20日(金)-25日(水)
月~金13:00-21:00 土・日 11:00 –21:00
[場所] 無人島プロダクション
東京都江東区三好2-12-6 SNAC内

 「3月11日におきた東日本大震災からこれまで、Chim↑Pomは何度も福島第一原子力発電所や被災地に足を運びつづけています。そしてボランティア活動などを行い現地の状況を実際に肌で感じながら、撮影を行い、今回のプランをたちあげました。本展でChim↑Pomは、福島第一原発など「3.11以降」をテーマにした新作映像を中心に発表します。今回も彼らはこれまでどおり、現実社会に全力で介入した作品を制作してきました。本展で彼らがやろうとしていること、それは東京で制作活動を行う彼らと被災地との距離を縮めようとすることではありません。「土地」にではなく「今」に生きることにこだわる彼らの表現は「今できることを妥協なくやりきること」という姿勢が大前提にあります。世の中がどんな状況になろうとも、未来をみすえて「今、行動を起こすこと」がChim↑Pomの制作と活動の姿勢です。 彼らのこの、結成以来、何が起ころうとも変わらぬ姿勢を是非、ではなく、絶対、ご覧いただきたく、また彼らが皆さまになげかけるものを全身でうけとめていただきたく存じます。「過去が作ってきた今」に全身でぶつかり、今を体現しつづけることで、未来につなげようとする、Chim↑Pomの信念と作品に正面から向き合っていただいたとき、決して無力感ではなく、きっと、前を向き進む活力か、それ以上の「何か」を感じていただけると信じています。」

※開館時間が通常とは異なりますのでご注意ください。
※期間中無休
※入場料:500円 ご来場者には、Chim↑Pom新作音声CDをさしあげます。
※本展は特別に入場料制とさせていただきます。入場料の一部は義援金として寄附いたします。

「福島第1原発:美術集団が渋谷駅の岡本作品改変認める」
「今月初め、東京・渋谷駅構内に飾られている芸術家の故岡本太郎さんの壁画「明日の神話」に福島第1原発事故の絵が付け加えられる騒ぎがあり、東京の若手美術家グループ「Chim↑Pom(チンポム)」が18日、自分たちが掲示したことを明らかにした。同日、都内のギャラリーで、絵を張り付ける様子を写した映像と原画を公開した。リーダーの卯城竜太さん(33)は「『明日の神話』は日本の被ばくを扱ったクロニクル(年代記)で、原発事故を付け足した。美術家として何かしないといけないと考えた」としている。絵は爆発した原子炉建屋を縦約80センチ、横約2メートルの板に描き、今月1日、壁画の右下に接続する形で、壁面に張り付けていた。警視庁渋谷署に匿名で通報があり、同日撤去された。」(毎日新聞 2011年5月18日)

「渋谷の岡本太郎壁画への落書き アート集団が公開」
「東京都渋谷区の渋谷駅構内にある画家、故岡本太郎氏の壁画「明日の神話」の一角に1日、原発事故を連想させるベニヤ板張りの絵が張られていた事件を巡り、アート集団「Chim↑Pom」(チンポム)が18日夜、都内のギャラリーで開いた個展の内覧会で、壁画に絵を取り付けている映像作品と原画を公開、メンバーが「作品として付け足した」と話した。警視庁渋谷書が軽犯罪法違反容疑などで捜査している。「Chim↑Pom」は6人組で、平成20年に広島の上空に飛行機で「ピカッ」という文字を描いて騒動になった。今回の絵は「LEVEL7 feat.『明日の神話』」と題され、岡本氏のタッチで壊れた4つの原発建屋が描かれている。メンバーの卯城竜太さん(33)は「(原発事故で)歴史は更新されてしまったので、ヒバクのクロニクル(年代記)に(福島を)付け足した。作品を岡本太郎記念館に寄贈したい」などと話した。」(産経新聞 2011年5月18日)

「岡本太郎「明日の神話」への落書き 「いたずらと切り捨てられない」」
「東京・渋谷駅構内で展示されている芸術家、岡本太郎(1911-96年)の巨大壁画「明日の神話」に先日、原発事故を思わせる落書きが付け加えられる騒ぎがあった。岡本太郎記念館の館長、平野暁臣さん(52)は「いたずらと切り捨てられない」と語る。決して褒められた話ではないが、核と人類をテーマにした「明日の神話」がいま、その存在感を増していることを感じさせる出来事でもあった。「太郎が生きていても、別に怒らなかったと思いますよ。『ふーん』というだけでしょう」。平野さんはそう語る。「明日の神話」は縦5.5メートル、横30メートルという巨大な作品。代表作「太陽の塔」と同じころ、1968年から69年にかけてメキシコで制作された。しかし、依頼者が倒産し、作品も行方不明に。30年以上の歳月を経て発見され、修復作業を受けて2006年に再公開された。複数の自治体による誘致運動の結果、08年から渋谷駅の連絡通路で公開されている。今回の騒動は、壁画の右下のパネルが空いている部分に、福島第1原発を描いたベニヤ板がはめ込まれたというもの。壊れた4つの原発建屋が、太郎のタッチをまねて描かれている。「みなさんはいたずらとおっしゃるけれど、スプレーを作品に吹き付けたり傷つけたりしたわけではない。『明日の神話』は後世に残すべき作品だと敬意を払ったやり方をしている。ゲリラ的な瞬間芸として、明らかにアートの文脈で行われた行為です。ただ、作品としては斬新さも感じないし、ほめるつもりもありませんが」平野さんは苦笑しつつ、岡本太郎が「行動の対象」になったのは理解しやすい、と語る。「やったのはおそらく若い人でしょうが、彼らがいま、日本の置かれた状況や不安感、そういうものをモチーフにして、表現をしたいと思うのは当然。それをぶつける舞台として太郎が選ばれた。未来を考えるときに参照されるアーティストだということでしょう」。核爆発の場面を描いた「明日の神話」は、圧倒的な破壊と死の恐怖とともに力強い再生のメッセージも伝えてくる。渋谷で作品を見上げていると、作品の奇跡的な再発見が、いまの日本のために用意されたようにも感じられる。」(産経新聞 2011年5月18日)

「美術家集団を任意聴取へ 「原発の絵」で警視庁」
「東京・渋谷駅構内に飾られている芸術家の故岡本太郎さんの壁画に福島第1原発事故を思わせる絵が付け加えられていた問題で、警視庁渋谷署は19日、軽犯罪法違反に当たる可能性もあるとして、関与を認めた美術家グループの関係者から任意で事情を聴く方針を明らかにした。グループは東京の若手芸術家らでつくる「Chim↑Pom(チンポム)」。18日に芸術活動の一環として絵を掲示したことを認めていた。渋谷署などによると、今月1日、渋谷駅構内に飾られている岡本さんの壁画「明日の神話」の右下部分に継ぎ足す形で、爆発した福島第1原発の四つの原子炉建屋を思わせる絵が付いているのが見つかり、撤去されていた。」(東京新聞 2011年5月19日)

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[追記] 「ガンジーの七つの社会的罪ともうひとつの文化的罪」

 ①理念なき政治
 ②労働なき富
 ③良心なき快楽
 ④人格なき知識
 ⑤道徳なき商業
 ⑥人間性なき科学
 ⑦献身なき崇拝

+リアルなき現代美術
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by illcommonz | 2011-05-22 02:13