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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼2031年 メルトダウン・シスターズ
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 3.11直後に生まれた赤ちゃんを連れて岡山に避難していた近所の友だち夫婦が一時帰京した。明日、引越しの準備をして、明後日、京都に引越しをするらしい。これによって、自分が在籍していた二つのバンドが活動休止を余儀なくされる。残念だが仕方がない。願わくば、これから20年後、この子が「メルトダウン・シスターズ」なんて名前の、思いきりデカダンスなパンクバンドを結成してくれないだろうか、とそんなことを考えながら家に帰った。世界はまだ21世紀がはじまったばかりなのに、これから日本では世紀末のような時代がはじまる。
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by illcommonz | 2011-06-30 23:40
▼そんなに電気が足りないんだったら、
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電気をわけてやろう、これでもくらえ!
ガラガラガラ、どしーん
という感じで景気よく雷が落ちてきた。
ちびこもんずはキャハハと大よろこび。
イルコモンズもアハハと笑う梅雨の午後。
放射能の雨もあがり、空が晴れてきたので、
夕ごはんの買物に行こう。
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by illcommonz | 2011-06-30 16:08
▼ちびこもんずからひとこと
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by illcommonz | 2011-06-30 01:07
▼原子心母のはなし
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 むかしむかし、あるところに、原子の心を持った母がおりました。その母は汚れを知らず清純そのもので、共同体に永遠の安泰と豊穣をもたらす存在だとそう信じられておりました。原子の心をもった母は、その力で人びとに明かりをもたらし、共同体に富と繁栄をもたらしました。ところが、ある日のこと、大きな地震と津波をきっかけに、原子の心をもった母は突然、荒れ狂いはじめ、共同体に死の粉と汚水をまきちらしました。そのときはじめて人びとは、原子の心を持った母が実は共同体に永遠の汚れと呪いをもたらす鬼神であったことに気づいたのですが、その時はもうすでに手遅れで、その共同体はそれから10万年ものあいだ、この鬼神の呪いに苦しめられましたとさ。おわり。

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by illcommonz | 2011-06-30 00:22
▼人心溶融
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 「放射線の影響は、実はニコニコ笑ってる人には来ません。クヨクヨしてる人に来ます。
これは明確な動物実験でわかっています。」 山下俊一(長崎大学教授)

 自分は「構造主義」の時代に文化人類学を学んだ人間なので、人間の思考には二つのタイプがあると教えられた。ひとつは「科学的な思考」であり、もうひとつは「野生の思考」である。前者は抽象的な概念や数値によってものごとを理解しようとし、後者はアナロジーによってものごとを理解しようとする。かつて「未開人」や「野蛮人」と、まちがって呼ばれていた人たちは、後者の思考をきわめて巧みに用いる。一方、かつて「文明人」や「近代人」と、まちがって呼ばれていた人たちは、それを「非科学的」や「非合理」だとバカにしたが、レヴィ=ストロースは、そうした人たちのなかにも「野生の思考」があることを明らかしてみせた。ただし、近代以降の社会で、そうした考えを人前でおおっぴら口にしてよいのは、詩人、芸術家、宗教家、それと子どもくらいのもので、科学者にはそれはゆるされていない。とそう思っていたのだが、長崎大学ではそうではないらしい。それはさておき、自分は人類学者のはしくれで、しかも現代美術家なので、ほうっておくとすぐに「野生の思考」をする。たとえば、野生のの思考はこんなふうに考える。すなわち、原発の「炉心」がメルトダウンしたのだから、原発が事故を起こさないと信じてきた人間の「心」だってメルトダウンするはずだと。そしてそれはやがて「モラル・ハザード」というかたちであらわれてくるはずだと。もちろんそうならないことを祈りたいが、たぶんそうなると思う。今回の原発事故によって撒き散らされた目に見えない放射線は、ただちに身体に影響を及ぼさないかもしれないが、人の心にそろそろ目に見えない影響を及ぼす頃だと思っている。

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溶融した炉心の燃料棒
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by illcommonz | 2011-06-29 23:45
▼希望は暴動とキス
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▼Washed Out "You And I" (2010)
 
「バンクーバーの暴動のさなか路上でキスをするカップルが世界中で話題に」
 「プロアイスホッケーリーグNHL決勝で地元チームの敗北がきっかけで起きたカナダ・バンクーバーでの暴動。沈静化に6時間を要し、その間に燃やされた車はパトカー2台を含め計15台。ダウンタウンの銀行、ドラッグストアー、デパートがの窓という窓が破壊され、奪略まで発生しました。その警察の機動隊と暴徒が睨み合うまさにその間に寝そべりキスをするカップルが撮影され、アート表現のような不思議な写真が世界中に衝撃を与えています。」(DDN JAPAN)
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by illcommonz | 2011-06-29 20:34
▼フォールイン・フォールアウト
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▼Washed Out "Eyes Be Closed" Within and WithOut (2011)

どんなに放射線がふりそそぎ、
内部被曝しようと、外部被曝しようと、
生きてるかぎりは、生を肯定し、夏を肯定する。
夏が近づくと、どきどきする、この感覚を手放さない。
生きてゆくのはつらいが、人生はすばらしい。
そしてこの人生は一度しかない。
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by illcommonz | 2011-06-29 20:22
▼くたばれ、大株主
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「本日の総会は事前に2名の株主から委任状をいただいており、
その議決権の数は当会場に出席の株主の議決権の過半数を大きく
上回っております」(勝俣恒久 東京電力会長)

「大株主の委任状のことだ。「ここで何をいってもダメよ」というに等しい。会場から拍手。「はじめから言えよ」のヤジ。これですべて決まり」(ライヴドアニュース「東電株主総会「最後は暴力的な幕引き」2011年6月29日)

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東電総会、原発撤退の提案を否決 過去最長の6時間9分
 「東京電力の株主総会は28日午後、原発事業からの撤退を定款に盛り込むよう株主402人が求めた議案を、反対多数で否決した。取締役17人と監査役2人の選任議案は可決した。午前10時に始まった総会は、午後4時9分に終了した。所要時間は1999年の3時間42分を上回り、過去最長の6時間9分となった。出席者は過去最多の9309人に上った。東電の清水正孝社長は原発事故の責任をとり、総会をもって退任した。総会後の取締役会で、西沢俊夫常務が新社長に昇格する。総会の質疑では、株主と経営陣の意見が対立する場面が続いた。」(共同通信 2011年6月28日)

「原発廃止」など株主提案はすべて否決 関電株主総会
 「関西電力の株主総会は29日午後に終わり、「原発廃止」や「自然エネルギーへの転換宣言」を定款に盛り込む要求を含めた株主からの提案17件は、いずれも賛成少数で否決された。終わったのは午後2時51分で、開催時間は過去最長の4時間51分。参加人数は2244人とこれまでで最多だった。関電側は「原発は今後も大切な電源」という従来の見解を繰り返し強調。原発に反対する株主からは、「もっと株主の意見を真摯(しんし)に聞くべきだ」といった不満の声が相次いだ。関電が7月から企業や家庭に昨夏比で15%の節電を要請したことに関連して、「役員賞与も15%以上カットするべきだ」との意見も出た。」(朝日新聞 2011年6月29日)
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by illcommonz | 2011-06-29 18:51
▼さよなら、ブライアン
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(via BANKSY)

▼"Leading article: Rebel with a cause"
"Brian Haw, whose death was announced yesterday, was a stubborn eccentric in the best English tradition. The one-man peace camp he pitched on Parliament Square 10 years ago soon became a place of pilgrimage for thousands and something of a tourist attraction in its own right. Mostly, though, it was what he had intended it to be: a mighty irritant, slap in front of the seat of national government, and a noisy, scruffy and colourful challenge to the war-waging tendencies of three prime ministers.
 Haw's camp survived dozens of eviction efforts, most recently the Mayor of London's vain attempt to have this piece of pavement cleared in time for the royal wedding. But although his followers diligently kept the flame alive after he himself left for cancer treatment in Germany the encampment increasingly appeared to be running out of time. It is perhaps fitting that it was Haw's own time that ran out first.
  His supporters now have the chance to give both Haw and his camp an honourable send-off together. And if Oliver Cromwell can have a statue in the precincts of Parliament, surely a small space can be found at the edge of the square opposite for a modest memorial stone to Brian Haw -- an old-style rebel who got under the thick skin of the establishment."(The Independent 20 June 2011)

▼「抗議のテント生活10年…英国の反戦活動家ホウ氏死去」
「米英によるイラク戦争などに抗議するため、ロンドンの国会議事堂前で約10年間テント生活を続けた英国の反戦活動家、ブライアン・ホウ氏が18日、肺がんのため治療先のドイツで死去した。62歳。死後あらためて、その活動が静かな共感を呼んでいる。「どんな嫌がらせを受けても、1日24時間、イラクやアフガニスタンの子どもを守るために平和を訴え続けた。勇敢な男だった」。2003年からホー氏とともに座り込みを続けてきた40代の男性は話す。ホウ氏は、英南東部エセックス州生まれ。船員や大工をへて、01年6月、イラクへの国連制裁による医薬品不足が市民を苦しめているとして抗議活動を始めた。同年9月の米同時多発テロ後は、アフガン、イラク戦争を厳しく批判。妻と7人の子どもと離れて暮らす日々が続いた。」(朝日新聞 2011年6月21日)

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[参考]
「ブライアン・ホウ氏の反戦活動の記録を甦らせたアートがターナー賞の最終選考に残る」
http://www.afpbb.com/article/life-culture/culture-arts/2222417/1579878

 すでにお知らせしていたように、次の「アトミックサイト」展では、「原発やめろデモ!!!!」のプラカードやポスターを、こんなふうに「アンデパンダント形式」で再現展示したいと思っていたところだったので、残念。ホウについては、早川由美子が監督したドキュメント映画「ブライアンと仲間たち パーラメント・スクエアSW1」と、このブログをごらんください。



▼「現在のアクティヴィズムとアートの親和性」(2009年4月23日)
http://illcomm.exblog.jp/9635996/

[追記] トップの追悼画像はバンクシーが自分のサイトにアップしているもの。バンクシーもホウのキャンプにグラフィック作品を提供していた。
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by illcommonz | 2011-06-29 11:52
▼雨傘と線量計のブルーシートの上での出会い
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「放射線量:通学路を入念に調査…福島、「クラマ」使い」
 「福島県などは26日、福島市立福島第一小学校周辺で、10秒ごとの放射線量を地図に記録するシステム「KURAMA(クラマ)」を載せた手押し車を使って通学路の放射線量を調査した。クラマは、京都大原子炉実験所が考案し、線量計やノートパソコン、GPS(全地球測位システム)などで構成される。名称は「京都大放射線マッピング」の英訳にちなんだ。毎時1マイクロシーベルト前後の場所が多かったが、局地的に同3マイクロシーベルトを超えるところもあった。県は、大気中の放射線量が比較的高い同市内の3小学校の通学路などを調査し、放射線量の高い場所を洗浄して効果を分析した上で、7月中に学校向けの除染方法の指針を策定する予定。」(毎日新聞 2011年6月26日)

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 同じ日、同じ学校の校庭のわきに積まれていた表土の線量を計測してみた。おおよそ2.8マイクロシーベルトだった。「雨傘とミシンの解剖台の上での出会い」からシュールリアリズムが生まれるとロートレアモンは定式化してみせたが、「雨傘と線量計のブルーシートの上での出会い」からうまれたのは、くそっ、という、忌々しい現実に対する悪態だけだった、くそっ。

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[追記] この日の福島市のデモは、雨の中のデモとなり、デモが終わってみたら、リュックの中にいれていた携帯電話が雨水に水没してこわれていた。
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by illcommonz | 2011-06-28 00:04