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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼[OWS] この「占拠」はモノポリーではなく、むしろシェアである、それは知ってほしい」(イルコモンズ氏)
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▼「ウォール街占拠デモの発端は「企業による世界の強奪」
 「ニューヨークの独立放送「デモクラシー・ナウ!」では、惨事に便乗する過激な市場原理主義改革を批判した『ショック・ドクトリン』の著者であり、「ウォール街を占拠せよ」デモに参加したナオミ・クライン氏にインタビューを行い、活動家でもあるクライン氏の考えに迫った。この模様は2011年11月27日、ニコニコ生放送でも日本語字幕付きで紹介され、ウォール街占拠をはじめとした抗議活動に関する議論を行った。
 ウォール街占拠デモが抗議するのは、「企業による世界の強奪」だとクライン氏は語る。「大企業の自由」を掲げて規制緩和や民営化を推し進めた「グローバル化」による企業の搾取や、企業が政治にまで介入し、若者が「政治が金で買われているので、選挙で変革は起きないと悟った」ことがデモの発端になったという。
 現地のズコッティ公園にテントを張って1週間滞在し、フィールドワークのような視点でウォール街占拠デモを見てきたという、文化人類学者でメディア・アクティビストのイルコモンズ氏は、日本の報道について触れ、

 「日本のメディアは『反格差』という言葉で語ろうとするが、資本主義のグローバル化など本当はもっと大きな問題がある」と指摘。ウォール街占拠は、英語では「Occupy Wall Street」と表記する。「Occupy」は占拠するという意味だが、この言葉には資本主義経済に強奪されている居場所を「取り戻す」意味がある

 とイルコモンズ氏は説明した。

 「Occupationは、Monopoly(独占)ではない。これまで資本主義が世界を占拠していたので、それを占拠し返すことをやっている。つまり"取り戻し"なんですよ。しかも、そこで行われていることは独り占めではなくて、食べ物や本、衣服を分け合ったりむしろシェアのほう。それは知っておいてほしい」(二コニコニュース 2011年11月30日)

 口調はちょっとちがうけど、たしかにそう話した。これだけはぜひ知ってほしいと思って、いちばん最後にそう話した。自分はいちばん云いたいことを最後までとっておくクセがあって(ごはんを食べるときも好きなおかずを最後までとっておく)、たまに時間の都合などでそれが話せずに終わることもあるのだが、この日はちゃんと話せてよかった。それはともかく、いまさらながら思うのは、「イルコモンズ氏」という敬称は、なんだか変な感じがするなぁ、ということ。それは、「コーネリアス氏」とか「バンクシー氏」とか「スクエアプッシャー氏」とか「デデマウス氏」とかと同じような違和感なのだが、まぁ、自分でそう名乗っているのだから、仕方ないか。
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by illcommonz | 2011-11-30 23:56
▼「2012年を全原発廃炉の年に」
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「NO NUKES MORE HEARTS NO NUKES! ALL ST☆R DEMO 2」
稼動中の全原発の即時停止!2012年を全原発廃炉の年に!
[日時] 2011年12月3日 集会13:00- デモ14:00- 集会15:00-17:00
[場所] 東京・代々木公園けやき並木
[主催] NO NUKES MORE HEARTS
[協力] LOFT PROJECT
※雨天決行

・雨天の場合は雨具のご用意をお願いします。
・特にお子様や妊娠中の女性は、雨に濡れることをお勧めできません。
・初デモのかた大歓迎!どなたでもお気軽にご参加ください。
・楽器や鳴り物大歓迎!お好きなスタイルでご参加ください!
・団体やグループでご参加の場合は、なるべく前もってお知らせください。
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by illcommonz | 2011-11-30 23:19
▼文化人類学解放講座:見よ、これがカルチャージャミングだ


 前回の文化人類学解放講座では、いま世界中にどんどん広がっている「OWS(ウォール街占拠)」をよびかけたアドバスターズのカレ・ラスンが、この20年間、毎年この時期によびかけてきた「バイ・ナッシング・デイ」を紹介しましたが、今年もまた「ブラックフライデーの悲劇」がくりかえされてしまいました。まずはニュースと動画を見てみてください。



「米年末商戦開始、一部店舗では催涙スプレーや銃撃騒ぎも」
 「米年末商戦の幕開けとして注目される感謝祭翌日の金曜日「ブラックフライデー」(25日)には、一部の小売店で買い物客が銃撃されたり、催涙スプレーをかけられたりという騒ぎがあった。当局が明らかにした。ロサンゼルスのウォルマートでは、24日深夜に販売開始となるゲーム機「Xbox」を買おうと群がっていた客の1人である女が唐辛子スプレーを噴射し、周りにいた約20人にけがを負わせた。
 また、ノースカロライナ州キンストンにあるウォルマートでは、警備員として雇われていた非番の警官らが、乱暴な客を抑えるために唐辛子スプレーを使用。同店では真夜中に電化製品の特売が始まる予定だったが、しびれを切らした客が販売開始前に商品を奪い取ろうとしたため、警備員がスプレーを使ったという。
 一方、カリフォルニア州サンリアンドロのウォルマートでは午前1時50分、買い物を終えた男性が駐車場で強盗に襲われ、銃で撃たれる事件があった。男性は重傷だが容態は安定しているという。
 アリゾナ州ケーブクリークのウォルマートでは、24日遅くに従業員の休憩所で爆破装置のようなものが見つかり、店舗が一時閉鎖された。地元警察はロボットを使って装置を回収、爆発物探知犬で点検した後に店は再開された。ブラックフライデーは米国の小売業界にとって、1年で最も忙しい日となっている。」(ロイター通信 2011年11月28日)

 動画のコメントやタイトルにあるように、「フレンジー」とか「マッドネス」といいたくなるような光景ですが、なにが人をそうさせるのでしょうか?下のニュースの最後にある、心理学者のコメントをよんでみてください。



「他の買い物客に催涙スプレー、ブラックフライデーで事件相次ぐ 米国」
 「米国では感謝祭(11月の第4木曜日)翌日の金曜日は、クリスマス商戦が本格的に始まり、小売店が黒字になることからブラックフライデーと呼ばれる。今年は25日がブラックフライデーだったが、ショッピングの楽しい雰囲気を台無しにする暴力事件が少なくとも7州で発生した。カリフォルニア州では、女性が値引きされたビデオゲーム機を手に入れようとして、他の買い物客に護身用の催涙スプレーを浴びせる事件が発生した。事件は24日の晩、ロサンゼルス郊外のウォルマートの店舗内で起きた。15人ほどの客がスプレーを浴びたが、病院に運ばれた人はいなかったという。サウスカロライナ、ノースカロライナ、フロリダ、ニューヨーク、アラバマ、コネティカットの各州でも事件が発生したが、その大半はウォルマートの店内、あるいはその近くで発生した。
 この件について、全米で数千の店舗を展開するウォルマートは、あくまで買い物客の安全を強調した。ウォルマートの広報担当は「いくつか不幸な事件は起きたが、全体的には客の反応は上々だ」と語った。2008年のブラックフライデーには、ニューヨークのウォルマートで開店時間の午前5時に従業員がドアを開けようとしたところ、買い物客が殺到し、従業員の1人が客らに踏みつけられる事件が起きた。今年は、死者こそ報告されていないが、警察は25日の午前中、けんかや発砲といった事件の対応に追われたという。心理学者のジェフ・ガルデーレ氏は、不況の影響で消費者が少しでも安い品を手に入れようと必死な中、競争心をあおるようなセールを開催する小売店側にも責任があると指摘する。」(CNN 2011年11月27日)

 前回の講義でみた映画「ザ・コーポレーション」は、「大企業の広告や宣伝がいかにして人を「買物好きの人間」にしてしまうか」ということを教えてくれる映画でしたが、こうしたブラック・フライデイの惨状をみると、もはや「買物好きの人間」というだけではすまないように思えます。カレ・ラスンが「バイ・ナッシング・デイ」をよびかけた理由はまさにそれなのです。
 カレ・ラスンがよびかけて世界に広まったものは他にもあります。たとえば「テレビ消灯週間」や「ウィールマート(「ウォールマート」をもじった名前で、日本語に訳すと「くるくるマート」」)などがそうで、それはらいずれも、カレ・ラスンが「カルチャージャミング」と名づけた理論にもとづいて発案したもので、この理論はフランスの「シチュアシオニスト」たちの考えがモデルになっています。今回の講義では、カレ・ラスンのよびかけではじまり、その後、さまざまにアレンジされながら世界各地にひろまった「消費社会に抵抗するムーヴメント」あるいは「もはや宗教と呼ぶしかないようなショッピングをやめる運動」を動画で紹介します。



 この動画は「宗教と社会」学会という、とてもマジメな学会での研究発表のために作成したもので、そのときの「タイトル」と「報告内容」は下記のとおりでした。
.............................................

 【学会名】 「宗教と社会」学会第15回学術大会
 【分科会名】 テーマセッション「映像宗教学の射程」
 【報告場所】 駒沢大学一号館203教場
 【報告日時】 2007年6月10日(日)
 【報告者】 小田マサノリ(中央大学・東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)
 【報告題目】 「グローバリズム時代の大量消費社会における「新たな宗教」に抗する「儀式的抵抗」とその記録映像をめぐる予備的な一考察~英国「ヴァキュームクリーナ」のアクティヴィストによる「ウィールマート」と「ショッピング礼拝」のプロモーション・ヴィデオを中心として」
 【報告目的】 消費活動を現代社会の「新しい宗教」としてとらえ、「儀式」「礼拝」「悪魔祓い」「呪い」などの宗教的行為ならびに宗教的イディオムを、社会運動のアクションや社会批評の言説に「転用」したアクティヴィストによる「カルチャージャミング」の実例、ならびに、その手法や方法論を「映像資料」を使って提示すること
 【動画の中の引用文】
 ・「私たちはショッピングの時代に生きている」(スーザン・ソンタグ)
 ・「我、買うゆえに、我あり」(バーバラ・クルーガー)
 ・「今まさに我々は、未開社会のなかで生きている。コカコーラやGMといったトーテム、呪術的な言葉、儀式、タブーといったものにかこまれて生きている。形態はなにひとつ変わってはいないのだ 」(ジャン=リュック・ゴダール)
・「フランスの社会学者アンリ・ルフェーブルは「消費活動が中央集権的に調整される社会」という概念を提唱した。ぼくらの時代はまさにそんな世界になってしまっている。「文化」は「消費文化」となり、ぼくら自身も「市民」というより、「消費民」となってしまった。なにかがおかしい、といわざるを得ない」(カレ・ラスン)
......................................................

 なんだか、とても長くて、堅くて、マジメで、いかにも学会発表らしいタイトルですが、実はこれ自体が学会というアカデミックな社会に対する一種のカルチャージャミング(あるいはプランク)になっています。
 この動画の後半には、「OWS」を積極的にサポートし、「アノニマス」がよびかけた11月6日の「銀行を替える日」に、ユニオン・スクエアのバンク・オブ・アメリカの前で独自のアクションをおこなった「ビリー神父と買物やめよう合唱団」も登場します。では、どうか最後までごゆっくりごらんください。

[関連]
▼狂乱のブラックフライデー2011
http://illcomm.exblog.jp/15017766/
▼祝「バイ・ナッシング・デイ20周年」
http://illcomm.exblog.jp/14990326/
▼OWSをよびかけたカレ・ラスンからOWSへのBNDのよびかけ
http://illcomm.exblog.jp/14995605/
▼文化人類学解放講座:殺人マシン資本主義と災害資本主義の時代+BND2011
http://illcomm.exblog.jp/14990102/
▼映画に(反)対してから(逸)脱して/イルコモンズ資料1[テキスト篇]
http://illcomm.exblog.jp/10346177/
▼アドバスターズの「2007年度テレビ消灯週間」
http://illcomm.exblog.jp/5234588/
▼テレビ消灯週間
http://illcomm.exblog.jp/3018484/
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by illcommonz | 2011-11-30 05:05
▼NYからの第一声は「マイクチェック!」だった

▼小沢健二「ひふみよ」ストリーム放送 illcommoz mix

 小沢健二のNYからのストリーム放送の第一声は「マイクチェック!」だった。あたりまえの言葉だけど、いまはちょっと意味がちがう。ブルックリンからマンハッタンをのぞむ風景(たぶん)をバックにはじまったストリーム放送は、「ひふみよ」サーバへのアクセスがものすごく集中し、小沢くんが思い描いていたようにはいかなかった、とはいえ、小沢くんが「渡したい」と思うものはしっかり届いていたと思う。
 昨日、このブログに書いた、この放送についての記事をよんで、この放送を朝からたのしみにしていた古い友人は、自宅のネット環境がよくないらしく、サーバの告知はおろか、ストリーム放送もまったくみれなかったらしい。自分はたまたま職場で残業をしていたので、そこでみることができた。その友人から「みれなくて、泣きべそかいてるよ」というメールがきたので、それは気の毒だなと思い、録音した音と画像を組み合わせて番組を再構成してみた。せっかくなので、小沢くんが思い描いていたような展開にリミックスしてみた。
 これはもともと友人にみせるためにつくったものなので、限定公開にして、YouTubeのURL(http://youtu.be/o31lkwxK-tc)を知っている人だけがみれるという設定(検索にはひっかからない)にしてある。なので、用事があって放送を見のがした人や、ネット環境がよくなくて、ちゃんとみれなかった人たちに、「連絡網、ツイッター、机の下のメモ」などをわたして、シェアしてください。(ひとまず今日から一種間くらい公開します。もし不都合があれば、連絡ください>小沢くん)。

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[追記]
いまみたら、YouTubeにオリジナル版がノーカットでアップされていましたので、こちらをどうぞ。
http://youtu.be/6wxY101_l60(ブログに埋め込めない設定になってます)
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by illcommonz | 2011-11-30 04:48
▼82歳のセンス・オブ・ワンダー

 もし自分がうんと長生きをして、このくらいの年齢まで生きたとしたら、若い人たちからこんな風に接してもらいたい。年寄りだからといって、遠慮せず、こういうおかしなものや変なものを教えてほしい。このヴィデオからも分かるように、年老いても人間の「センス・オブ・ワンダー(世の中のさまざまなことに驚きを感じ、それをおもしろいと思うこころ)」は消えないし、好奇心のかたまりのような子どもがそのまま大きくなって、死ぬまで好奇心のかたまりを手放さない人間だっているからだ。

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▼はじけるキャンディ「ポップロックス」
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by illcommonz | 2011-11-29 03:56
▼「トーキョーグラフィティ 特集=恋愛読書」
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「トーキョーグラフィティ」2011年12月号
【特集】恋愛読書:恋愛に関する名作508冊


[記事]
・美少女・美男子人気投票ランキング2011
・「あなたが参加するならどんなデモに参加しますか?」
・街で見かけたイイ感じのカップルSNAP
・東京人SNAP

 「これは家でじっくり読もう」と思って買った。読もうと思ったのは「恋愛読書」、ではなく、「あなたが参加するならどんなデモに参加しますか?」という記事。

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 上の画像のように、その記事は、自分が参加したいと思うデモの名前とその主張が、それを書いた本人の写真といっしょに約200件ほど掲載されている。たとえば、「子どもの肥満防止デモ」「観光産業促進デモ」「一夫多妻制デモ」「教育にアートを!デモ」「若手アーティストを支援しようデモ」「自分だけ都合のよいデモはやめようデモ」「格闘技地上波デモ」「もっとみんなお金を使おうデモ」「JR24時間運転してデモ」「シエスタ導入デモ」「決めつけ反対デモ」「電車内でも化粧反対デモ」などなど。

 これらをひとつづつ読んでゆくうち、なんだか複雑な気持ちになってきた。それは、高橋源一郎が書いていたあの「いらだちの感情」だ。「いまはそっちじゃないだろう」「優先されるのはこっちだろう」というあれだ。なので、「分断線、分断線、分断線、、、に気をつけろ」と自分に言い聞かせながら、全部の回答にひとつづつ目を通した。高橋源一郎はこう書いていた。

 「あの日」から、ぼくたちの間には、いくつもの「分断線」が引かれている。そして、その「分断線」によって、ぼくたちは分けられている。誤解を恐れずにいうなら「いまはそっちじゃないだろう」「優先されるのはこっちだろう」といういらだちの感情だ。本来、誰よりも共に戦うべき人たちの間に引かれてしまう、見えない線がある。その分断線は、誰が引いたのか。ぼくたちが自分の手で引いたのだ。分断線を越えること、分断線を消すことは不可能なのだろうか」(高橋源一郎)

 「分断線」を超えることは不可能だと思わないし、思いたくない。だから気を取りなおして、こう考えた。誰もこれらひとつひとつの回答に優先順位をつけることなどできない。それぞれの回答は、その人物にとっては大切な主張であり、真摯な要求であって、それぞれに尊重されるべきだと。文化人類学の「相対主義的なものの見方」はまさにこういうときに役に立つ。もちろんそのデモに自分が参加するかどうかはまた別の話だ。それはともかく、これを見て、自分も人から「いまはそっちじゃないだろう」といわれることをしたいと思った。ガンジーは「まちがったことをする自由を含まない自由は手にするに値しない」といったが、それと同じく、「いまはそっちじゃないだろう」ということをする自由を含まない自由は手にする価値がないと思うからだ。

 なので、気持ちをきりかえて、「恋愛読書」特集をよむことにしたのだが、これが結構おもしろい。特に「絵本編」は「なるほど」と思う作品が選ばれていた(たとえば「おくりものはナンニモナイ」や「しろいうさぎとくろいうさぎ」)。もし自分が一冊だけ選ぶとしたら佐野洋子の「100万回生きたねこ」を選ぶと思う(これはなぜか選ばれていない)。あともう一冊あげるなら、酒井駒子の「くまとやまねこ」だろう。童話なら吉田足日の「大きい一年生と小さい2年生」を選ぶと思うし、マンガなら最近単行化された岡崎京子の「やさしくしてね」(←傑作)を選ぶ。

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 ほかに面白かったのは、「ゴルゴ13」の「恋愛作品ベスト5」。おもわず本棚からゴルゴ・コレクションをひっぱりだしてきて、真夜中によみふけってしまった。これこそまさに「いまはそっちじゃないだろう」と人からいわれそうなことで、ひさしぶりにその自由を味わった。しかも、ひとつわかったことがある。それは自分が好む恋愛は、「幼稚」で「ハードボイルド」なものらしいということだ。それをむりやりひとつのセリフにするとこういう感じだろうか。「いいか、警告しておく、命が惜しかったら、二度とおれの後ろに立つな、わかったら、だまって、ぼくと手をつないで、あきよちゃん」。

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by illcommonz | 2011-11-29 03:40
▼「それだけが、ただ、ぼくらを悩める時代にも、未来の世界へつれてく」


「異性の「交際相手なし」過去最高 男性61%、女性49%」
「異性の交際相手がいない18~34歳の未婚者が男性で61・4%、女性で49・5%に上り、いずれも過去最高となったことが25日、国立社会保障・人口問題研究所の「出生動向基本調査(独身者調査)」で分かった。2005年の前回調査から急増、男性で9・2ポイント、女性で4・8ポイント増えた。このうち半数近くは男女とも「特に異性との交際を望んでいない」と答えた。独身でいる理由(複数回答)を尋ねると「異性とうまく付き合えない」と答えたのは、25~34歳では男性13・5%、女性11・6%。18~24歳では男性11・9%、女性7・0%で、いずれも過去最高だった。」

 放射線に悩める時代の、日本の10代、20代、30代、そして、すべての世代に朗報である。過去最高の「あたらしい恋の季節」の到来である。世界をあたらしい目でながめて、あたらしい人生をはじめなおすことのできる過去最高のチャンスの到来である。いまなら「恋をした相手に交際相手がいて失恋する確率」が過去最低である。携帯やiPhonのなかばかりのぞいていると、いま・そこですれちがったかもしれないチャンスをみのがしてしまう。人がくっついたり、はなれたりすること、ただそれがこの世の中=社会をあつくする。電気がなくても、原発がなくても、恋人、愛人、友人、隣人、他人、そのほか、つながるひとたちが共にいれば、世界はそれなりにあたたかい。ウソだと思うならズコッティ公園をみてみればいい。強制撤去されても、それはまだつづいている。さむいけど、さむいからこそ、ほんのちょっとしたなにかを、あったかく感じられる。小沢健二がうたうように、「よろこびをほかの誰かとわかりあう、それだけがこの世の中をあつくする」。「特に異性との交際を望んでない」のは良質のラブソングが足りないからだと思う。それはともかく、その小沢健二が明晩22:00から、U-Stream 放送をするらしいので(失敗するかもしれないらしいけど)、きいてみようと思う。たぶん放送は時間通りにはじまったりはしないと思う。それは灰色たちが好きな「時は金なり」の世界のやりかたで、「うさぎ」たちが生きている世界の時間は、基地帝国や絵本の国とは違う流れ方をしていて、ものごとをむりやり時間どおりに進めようとはしないと思う。夜は長いし、はじまりを待つ期待/希望の時間は長いほうがいい。

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▼小沢健二「ひふみよ」ストリーム放送
http://hihumiyo.net/usagiscope.html

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by illcommonz | 2011-11-28 19:58
▼ウェス・ジャクソン「そのこたえを知らなくても、勇気をもって問わなければならない」
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 昨日の「デモクラシーナウ!」のハイライト・シークエンス。12月2日発売の「週刊金曜日」にちょうど同じようなはなしを書いたので、このくだりが特に印象に残った。ちなみに、ウェス・ジャクソンはこうも云っている。

 「あなたのライフワークがあなたが生きているあいだに達成させるものなら、
 あなたは十分に大きなことを考えてはいません。」

 この場合の「大きさ」とはスケールのことではなく、サステイナビリティ=継続可能性のことである。あと、これもよかった。

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 社会変革は、いつも思いがけないところからはじまるだけでなく、それはまた、思いがけないときにはじまる。まるで「時間の関節がはずれている」ようなときにそれはおきる。だからこそ、勇気をもって続けなければならない。たとえ、自分がそれを目にすることができないとしても、成果をもとめず、みかえりをもとめず、続けなければならない。それが「社会(のための)運動」だと思う。新自由主義者にはとうてい理解できないと思うが、それが「贈与」の経済である。これは「ただちに健康に影響はない」という考えの対極にあるもので、そこで想定しているのは自分(たちだけ)の健康のことであって、社会全体の健康のことではない。逆にそこで想定されてないのは、精神やこころへの影響である。よくいわれる「七代先のことまで考えてものごとを決める」というのは、自分の子孫とその一族のことではなく、その子孫たちが暮す社会全体のことを考えることだと思う。七代先の社会まで、歌いつがれ、愛されつづけるメロディをつくることができたら、その人は幸いである。七代先の社会まで、読みつがれ、愛されつづける詩をつくることができたら、その人は幸いである。つまり、生まれてきた意味があるというものだ。反対に、七代先の社会まで呪われるような放射能をつくった、この時代の人間の生まれてきた意味を考えると、気が滅入ってくる。「うまれてきてすみません」と思いながら生きたくはない。だから原発をとめたいし、とめなくてはならない。「10万年の愚行」の時代の人間になりたくない。
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by illcommonz | 2011-11-28 07:08
▼狂乱のブラック・フライデー2011
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 昨日の「デモクラシーナウ!」でお話した「ブラック・フライデー」の日のアマゾン倉庫の様子を「メールオンライン」が伝えています。このブログでは、写真を大きく表示できないので、下記のサイトで見てみてください。

▼Leon Watson "How will you fit all that under the tree? Vast Amazon warehouse gears up for Christmas rush on Black Friday and Cyber Monday" (Mail Online 25th November 2011)

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【ブラック・フライデー】 「ニューヨーク州のように全米祝祭日の感謝祭当日のみを祭日とする所もあるが(学校や商店は休日とするところが多い)、多くの州は感謝祭の翌日の金曜日も祝日扱いとして4連休の感謝祭休日(Day After Thanksgiving)とし、中には感謝祭の前の水曜日から5 連休とする州もある。 感謝祭が過ぎるとクリスマスまで約ひと月となり、クリスマスプレゼントの購入に向けて消費が動くため、各小売店では感謝祭をクリスマス・セールの前哨戦と位置づけ、客足をあてこんで金曜日から特別セールを行う。金曜日のセールで小売店の収支が黒字になることから感謝祭の翌日を「ブラック・フライデー」、週明けの月曜日に職場の高速回線を利用してウェブ通販でプレゼントを購入する人が多いことから感謝祭休み明けの月曜日を「サイバー・マンデー」と呼ぶ場合がある。また、感謝祭からクリスマスまでのひと月は、小売店の年間の総売上で重要な期間となり、通説では小売業の年間売り上げの半分がこの一ヶ月に集中する。したがって、消費者向け製品を作る各社もこの「年末商戦」に間に合うように新製品を発売するのが通例である。」

 こちらは、毎年くりかえされるオフライン・ショッピングの悲劇。

「狂乱気味のブラックフライデー、催涙スプレーや強盗事件も 米国」
 「クリスマス商戦の火ぶたが切って落とされる感謝祭翌日の金曜日「ブラックフライデー」を迎えた25日、全米各地の店舗には買い物客が殺到した。買い物客が詰め掛けて小売業者が黒字になるとされることからブラックフライデー(黒字の金曜日)と呼ばれているこの日、全米のショッピングモールやインターネット上のオンラインショップには大量のバーゲン品が並んだ。
 商品を手に入れようとするあまり買い物客同士が争う場面もみられ、カリフォルニア(California)州ロサンゼルス(Los Angeles)近郊のポーターランチ(Porter Ranch)では、商品を手に入れようとした30代の女性客が他の客に催涙スプレーをかける事件も発生した。ロサンゼルス市警によるとこの事件で子どもを含む少なくとも10人の買い物客がけがをした。
 カリフォルニア州の別の地域にある小売大手ウォルマート(Wal-Mart)の駐車場では、男性が強盗に銃で撃たれ重体になった。またサウスカロライナ(South Carolina)州にあるウォルマートでも強盗未遂があり女性が撃たれたほか、ノースカロライナ(North Carolina)州ファイエットビル(Fayetteville)のショッピングモールでも発砲があった。
 買い物客が殺到したのは小売店側の積極的な売り込みにあおられた面もある。今年は感謝祭の日のうちからバーゲンを開始し、そのまま夜通しセールを行った店も多かった。
 ノースカロライナ州アシュビル(Asheville)の米家電量販チェーン大手「ベストバイ(Best Buy)」前では、25日午前0時に始まるバーゲンのため、24日の正午ごろから客たちの列ができた。親戚十数人と並んでいたサンディ・ヘンダーソン(Sandi Henderson)さんは、「これこそ感謝祭よ。素晴らしい日だわ。こうやって家族が一緒に過ごせてもいるし」と語った。ヘンダーソン一家は、通常価格より300ドル(約2万3000円)ほど値下げされる薄型テレビを狙っていた。
 もっと熱心な人もいる。バージニア(Virginia)州フェアファクス(Fairfax)のベストバイ前では息子を連れたブレント・ハート(Brent Hart)さん(26)が23日からテントを張っていた。「挑戦だよ。こんなことはしたことがないからね」というハートさんのお目当てはテレビとノートPCだった。
 しかし、年に1度の狂乱の日となってしまった「ブラックフライデー現象」に眉をひそめる人もいる。大きな買い物袋を抱えた買い物客が行き交うニューヨーク(New York)の5番街にいたポール・カナリー(Paul Connolly)さん(42)もその1人だ。「まったくひどい消費主義のかたまりだよ。せっかくの感謝祭の祝日が『買い倒れの日』になっている」
 とはいえ、かくいうカナリーさんもおいの買い物に付き合い、高級百貨店サックス・フィフス・アベニュー(Saks Fifth Avenue)で通常より50%も安い180ドル(約1万4000円)になっていたダウンコートを買ったところだという。金融関係の仕事をしているというコノリーさんは、「普段は僕も行き過ぎたセールには大反対なんだ。ただ、僕自身が安く買える時は別さ」と笑った。(2011年11月26日 AFP通信)

 この記事をよむと「ブラック・フライデー」を「バイナッシング・デイ」にすることが、いかに意味のあることがよくわかります。

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 一方、OWSの参加者たちは、映画「34丁目の奇蹟」の舞台になった、NYの老舗デパート「メイシーズ」で、買い物客に買物を思いとどまるようにすすめています。
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by illcommonz | 2011-11-28 03:59
▼WE ARE LEGION


 昨日の「デモクラシーナウ!」の最後に紹介した、来年公開されるアノニマスのドキュメントムービーのタイトルを云いまちがえました。タイトルは「WE ARE LEGION」(=われわれは大群である)です。「WE ARE LEGEND」(われわれは伝説である)ではありません。失礼しました。映画の公開が待ち遠しいです。
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by illcommonz | 2011-11-28 03:27