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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼クラリネットなおしちゃった


 ぼくの大すきなクラリネット
 パパからもらったクラリネット
 とっても大事にしてたのに
 こわれて出ない音がある
 どうしよう どうしよう
 パキャマラド パキャマラド 
 パオパオ パンパンパン
 パキャマラド パキャマラド 
 パオパオパ

 ドとレとミの音が出ない
 ドとレとミの音が出ない
 とっても大事にしてたのに
 こわれて出ない音がある
 どうしよう どうしよう

 「クラリネットをこわしちゃった J'ai perdu le do de ma clarinette」 
 (作詞・作曲 不詳/訳詩 石井好子)

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 ご覧のとおり、クラリネットがこわれてしまった。上管の右側にあるトリル・キーが見事に折れてしまった。このキーは「トリル演奏(バロック音楽などで使われる装飾音)」のためのキーで、めったに使わないキーなのだが、このキーが折れると、本体に穴があいてしまい、ドとレとミの音どころか、ドとレとミとファとソとラとシとドの音が出ない。つまり、どの音も出ない。まさに「どうしよう、どうしよう、パキャマラド・パキャマラド・パオパオパ」状態である(応急処置として、音孔をテープでふさげば、とりあえず演奏はできる)。通常、この手の修理は、本職のリペアマンに依頼するのが世間一般の常識とされ(たぶんロウづけとバランス調整で1万円近くかかると思う)、まちがっても素人が手を出してはならないとされる禁断の領域なのだが、今から4年前のブログに書いたように、かつて自分はこのタブーを破ったことがある。

▼イルコモンズ「素人の交換」(2008年)
http://illcomm.exblog.jp/8827777/

 しかも今回は、このクラリネットそのものを、本職のリペアマンにみせられないという理由もある。素人がヘタに修理した楽器は、「たとえ見た目はまともでも、楽器の形をしたおもちゃ」だといわれるが、実はこのクラリネット、「見た目」がすでに「まとも」ではない。こわれたのは、写真の右側にある改造クラリネットなのである。ご覧のとおり、通常のクラリネットの半分の長さしかない(キーも半分しかない)ハーフ・クラリネットである。たぶん見せたら、怒られると思うし、修理もしてくれないと思う。

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 これは、以前、シカラムータの大熊さんが持っているのを見て、見よう見まねで自作した改造クラリネットである(使ったのは、ヤフオクで1,000円くらいで買ったワタナベ楽器のクラリネット)。まさしく「楽器の形をしたおもちゃ」なのだが、音は出る。うそだと思うなら、この映像をみてほしい。



 アドルフ・シュライナーが作曲した「インマー・クライナー」という曲では、クラリネット奏者が演奏中にクラリネットを次々に分解してゆき、ベルなし、下菅なし、上管なし、バレルなしで、ちゃんと演奏をしてみせるのである。ハーフ・クラリネットは、下菅こそないが、ベルと上管とバレルはついているので、トリル・キーを駆使すると2オクターブくらいの音は出せる(ただし音程はすこぶるわるい)。とはいえ、これをリペアマンにみせるのは、やはり気がひけるので、自分で修理することにした(他人にはあまりおすすめできないので、詳しい説明ははぶく。主にやったのはロウづけと研磨)。

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 ロウ付けで厚みが増した分、トリルキーと交差する別のキーをかなり削ることになったが、なんとかできた。もともと「楽器のかたちをしたおもちゃ」なので、これで十分である。それはさておき、このハーフ・クラリネットとは別に、もう一台のクラリネットも調子がわるい。「国立ポルカ」の練習のときに気づいたのだが、下菅のどこかが息漏れしているようで、低いミとファと、シとドの音が出にくい。たぶんキーとバネの調整が必要で、これは自分の手には負えないので、大久保の高橋管楽器に持っていって、修理してもらおうと思っている。これは大学生のときに中古で買ったもので、30年近く愛用している愛着のある大事なものなので、本職のリペアマンにたのみたいと思っている。

(おまけ)
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▼自作の「パイプ・トランペット」(ピストンなし)

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[追記1] 高橋管楽器でみてもらったところ、音がでにくいのは、上管のタンポが痛んでるせいだとわかった。なにしろ30年以上前のもので、これまで破れたタンポを取り替えたことはあるが、全部取り替えたことはないので、タンポの経年劣化がはなはだしい。フィッシュスキンの表面がかさぶたの皮みたいにパリパリになっていて、裂け目ができて破れかけているタンポもある。オーバーホールとタンポの全交換をすすめられた。費用は4万円。そうしたい気持ちはやまやまだが、お金がない。オーバーホールしてタンポを替えれば、みちがえるように、いい音が鳴りだすのは分かっているのだが、お金がないので、今日のところは持ち帰ることにした。たしかに音はでにくいが、でないわけではないので、しばらく、このままがまんすることにした。確定申告の還付金がでたら、それを修理にあてたい。

[追記2] さしあたり、オーバーホールとタンポの全交換は無理だが、ジョイント・コルクの交換と破れたタンポの交換だけはDIYでやろうと思う。海外にはこういうキットがある。

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 この熱で溶解するセメントは、シュラックなしでタンポが貼れるというすぐれもの。
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by illcommonz | 2012-02-29 06:27
▼ふゆごもり
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 年度末の仕事がようやく一段落したので、3月11日にむけて、数日間、冬ごもりします。まずは、この1年ずっと放置したままになってたホームワークをかたづけます。
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by illcommonz | 2012-02-29 03:55
▼「原発のない週末」を想う


 5週連続、今年8回目のデモ。さしあたり、いまの自分にとって、「原発のない暮し」というのは、「週末にデモがない暮し」ということになりそうだ。一秒でもはやく原発をとめて、週末をとりもどしたいものだ。
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by illcommonz | 2012-02-29 03:41
▼国立ポルカ 「イン・ザ・ネイバーフッド」

2012年2月25日 東京・代々木公園「NO NUKES ALL STARS DEMO」にて

 ときどき、まちがった音を出したときだけ、自分が出してる音がきこえる、そういうアンサンブルの、地元の合奏団。
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by illcommonz | 2012-02-28 05:44
▼「アーティヴィズム・ナウ!」ヴィンセントラジオ篇


「Irregular Rhythm Asylum presents "IRAdio"」
[日時] 2012年2月26日21:00-22:30 (時間が変更になりました)
[URL] http://vincentradio.com/
Host: 成田圭祐(アーティヴィスト、Irregular Rhythm Asylum)
Guest: イルコモンズ(アーティヴィスト、元現代美術家)
Assistant:TAXIM

 「新宿のとある雑居ビルに位置する小さなラジカル・インフォショップ<イレギュラー・リズム・ アサイラム>を運営するアーティヴィスト=成田圭祐が届ける新番組が登場!記念すべき放送第1回めは、現在発売中の『美術手帖 特集・REAL TIMES』にイルコモンズ(アーティヴィスト、元現代美術家)+成田圭祐が寄稿した「アーティヴィズム・ナウ!」をさらに拡張させたヴィンセントラジオ急襲篇。誌面では掲載しきれなかった、社会変革をテーマに行動する世界各地のアーティストを「現在美術」としての「アーティヴィズム」という観点から音源や映像をまじえながら紹介する、つもりですが、話題の拡散に歯止めはかけないアンストッパブルなトーク番組です!! 」

[リンク]
▼イルコモンズ
http://illcomm.exblog.jp/
▼成田圭祐(Irregular Rhythm Asylum)
http://irregular.sanpal.co.jp/

(参考)

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by illcommonz | 2012-02-24 20:36
▼「いうこと聞かせる番だ俺たちが」


 いうこというこというこということ
 いうこと聞かせる番だ俺たちが
 黙ったまんまじゃ殺される国が
 人の住めない土地に変えたんだ
 無能なてめーら好きにさせていた
 昨日のてめーじゃ単なるヘイター
 人が死ぬのをわかっててやめない
 反対すると非国民あつかい
 なんかに似てるとにかく狂ってる
 67年前のボロ負けで
 終わったはずのあの戦争を
 続けたかったやつらの夢
 それが原発だ間違いねー
 だからもうとっくの時代おくれ
 死に損ないじじいのノスタルジー
 勃たなくなったチンポのかわりの
 シンボルそれがいきりたつ原子炉
 そんなもんにつきあってられるか
 署名投票デモンストレーション
 いうこと聞かせる番だ俺たちが

 「歌詞は先日客演させていただいた田我流fromSTILLICHIMIYAさんのセカンドアルバム(http://wenod.com/shop/japanese/dengaryu_bkyueuga.html)の収録曲からのものです。」(ECD「2012 2/20 経産省前原発再稼働抗議」

 「朝、石田さんが娘達を保育園へ。私は数日前からひどいアレルギー症状のため耳鼻科へ。朝一ですでに10番目だったが、一人なので待ち時間は優雅にアエラの原発関連を一気読み。10時過ぎ、石田さんの出勤に合わせて一緒に家を出る。今日こそ経産省前へ。昨日の間に、最近知り合ったママ友を誘ってみると、参加すると言ってくれたので現場で待ち合わせることに。霞ヶ関を降りても、いまいち出口が分からず、座り込みに参加しそうな女性の後を付いて行く。A12出口から出ると、すぐに案内の人がいたので受付の場所を聞き、報道に取り囲まれている受付で恐る恐る名前を書いてから最後尾へ行ってみる。昨日は700人程集まったらしいが、今日はまだそこまでの人数がいる感じではない。参加しているのは女性がほとんどで、最後尾の日向に腰をかけると、やっと緊張がほぐれる感じがした。隣に座っているおばさんに「若いのにこういうところに来て偉いわね」と褒められる。おばさんが初めてデモに参加したのはイラク戦争の時に自衛隊が派遣される時のものが初めてだったそうです。千葉に住んでいるけど、実家は福島にあると言います。そこに住んでいる孫が心配で仕方ないそうです。いろいろと話していて、私が、まさか自分がこんな政治活動に参加することになるなんて思ってもなかった、原発は気づいたらそこにあっただけで、それを望んだりしたことは一度もないのに、と言うと「そうでしょう、私たち大人が原発を許してきてこんなことになって、子ども達には何の罪もないのにね」と言われました。
 今度は隣に、車いすの人と、それを押すヘルパーさんらしき人が二人でやってきました。車いすの方は福島の田村市でヘルパーの事業所をやっているそうで、今回は東京に講演会で来たついでにここに寄ったと言っていました。今日も知り合いがたくさんいるらしくいろんな人が声をかけてきます。事業所は原発からは40キロ離れているところにあるそうです。「若い人は少なくなりましたか?」と聞くと、避難区域も解除されて安心って言われてるようなもんだから、どんどん人が戻ってきて、前と変わらなくなってきた。年配の人が多いから、ジジババを置いて行くのかって言われたりしてなかなか疎開出来ない人もいる。知り合いの子どもが鼻血を出したり心臓が痛いって言ってるのも聞いた。それでも、自分の事業所で働いてる若いお母さんには、疎開しろって勧めるけど、「事業所に疎開しろって言われたから」って言って、やっと家族に言えるって人もいる。それでも、疎開を勧めた私が責任とれるわけじゃないから・・・田舎にはいろんなしがらみがある。「目に見えない放射能を信じるのは、新興宗教を信じるのと一緒だ」って批判された人もいる。
 車いすを押すヘルパーさんにも話を聞くと、その方は小学3年生と1年生の子どもがいて、二本松というところに住んでいると言っていました。引っ越した人もいるけど、小学校の対応も周りの対応も人それぞれ。私は目が見えないのですが、中国人で、日本に嫁いで、家族もいて、子どももいて、働いていて・・・とにかく子ども達が健康に育ってくれるのを祈るしかない、怖いです。言葉に詰まりながらも、考えてひと言づつ私に伝えてくれました。座り込みから今度は経産省の前へ皆で移動。お昼時でランチに出て来る経産省の人達にアピールします。私も福島の車いすの方達と移動し、シュプレヒコールをしたり、スピーチを聞いたり。気づくと一緒に来てくれたママ友は誰よりも熱心にビラ配りをしていました。福島から来た人のスピーチなんかを聞いているとどんどん悲しくなってきて、それが怒りに変わり、気づけば本気で叫んでいました。みんなで歌い始めた「ふるさと」の歌に涙が出そうになったり。さっき話を聞かせてくれた福島の中国人のお母さんは、もう行かなければいけない時間らしく、「ありがとう、いつかまた会いましょう」と言い、私の手を強く握り去って行きました。私は初めて福島の人の声を直接聞いて、初めてハッとしたというか、今まで福島はどこか週刊誌やインターネットの中の出来事、遠い話のように感じてしまっていたのでした。あんな風に原発があるばっかりに苦しみながら生きていかなくてはならない人がいる事実、福島しかり、東京しかり。福島の人の話は切なくて辛くて、きっと二度と会えないだろう、名前も聞けなかったあの中国人のお母さんとの握手は、ずっと忘れないと思います。
 一時間程アピールをし、ランチタイムも終わった13時過ぎにはとりあえずの解散。また座り込みに戻りました。私はママ友と合流し、座り込みつつお昼ご飯にすることに。何も持って来ていなかったのですが、ママ友がおにぎりを買って来てくれていたのでそれを貰い、また差し入れといって主催の人からもおにぎりを貰う。このママ友と二人で会うのは初めてで、お会いするのは3度目なのに、今日一日を通して不思議な友情が芽生えたような。天気も良く、女性達は皆明るく、これが反原発の座り込みということを忘れさえすれば、本当にただの賑やかな明るい集まりなのに。そろそろ帰ろうか、と駅までの陽が斜めになった道を歩いていると、この状況は平和だか何なんだか、悲しいような嬉しいような複雑な気分になったのでした。座り込みのはずが、立ちっぱなしで腰を痛める。道のりは続く。」 (植本一子「働けECD」2011年10月28日)
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by illcommonz | 2012-02-24 14:02
▼「ばかやろう、そんな小せえ音じゃ裏まで聞こえねえじゃねえか!もっとやれ」
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 「ここ数回にわたって紹介している「2.19脱原発杉並デモ」が、ついに開催されてしまった!! 「有象無象デモ」とうたってるように、本当にいろんな人たちが集まって5~6,000人の参加者が集まり、大賑わいでデモは行われた! いやいや、この前代未聞のデモはすごかった!!!!
 デモ直前まで、続々と賛同人も増え続け、菅原文太、ねじめ正一、小林亜星、山本太郎などなど、著名人が続々と名を連ね始める一方で、地元の八百屋さん、電気屋さんなども名を挙げているすごいラインナップ。うーん、この賛同人の名前を見てるだけでも、すでにカオス状態になっており、このデモのバラエティっぷりがわかる。さて、何度も紹介しているように、この杉並デモのすごいところは、いろんな人が「杉並」ってだけでゴチャマゼにつながって集まってるところ。いまさら「地域」ってなんだ、と思うかもしれないけど、甘い!!! 若いやつらっていうのは都内をウロチョロしまくっているので、杉並だろうと新宿だろうと渋谷だろうと関係なく出かけるが、ジイちゃんバアちゃんたちとか地域の商売人の中にはほとんど地域から出ない人も多い。こういう人たちと話していると、去年の4月10日の高円寺デモはインパクトがあったものの、その後に連発した新宿や渋谷のデモなんかにほとんど印象がないっていう人がたくさんいた。そういう人たちからしたら、今回のデモのことを「杉並でやる2回目の大規模デモ」と思っている人ばかり。また、警察もそう。去年の秋ぐらいに別件(店の手続き上の用事)で杉並署に行ったとき、デモ担当でも何でもない警察署員が「いやー、松本さん、春のデモはすごかったね~」という。さらに「ああいうデモは、一回じゃ意味ないよね。続けてやらないとね~」と、やたら理解がある。ただそのとき、すでに新宿や渋谷でもやってたので「いやいや、何度もやってますよ!」というと、「ええっ、ホント? そうなんだ!」と、全く知らなかった。デモの警備担当の警察以外は地域のことばっかり考えてるから、ほとんど知らないようだった。なるほどなるほど、杉並のローカルの人からして渋谷や新宿のデモのことは、東京から見た大阪や札幌のデモていう感覚に近いのかもしれない。だからこそ、自分らの場所でやるデモっていうのにやる気満々なんだろう。う~ん、はたしてどうなることやら!!
 で、当日は予想通り大変なことに!! 老人たちも大張りきりで呼びかけまくってただけあって、高齢者も大量に押し寄せてきたし、「原発やめろデモ!!!!!」でおなじみのサウンドカーも出たので、若い奴らも大量にいる。先頭はパパママ&チビッコ部隊で出発! 泣く子も黙るお菓子満載カーも出現し、大変な迫力!!そして、完全に謎のカラオケカーが続いていたんだが、たまたま見かけたときには中年男性が本気で熱唱していて異常な盛り上がりを見せていた!!! これはヤバい! 続いてサウンドカーが4台(すごい!)も続き、最後にはオールドアクティビスト・シュプレヒコール部隊。ま、ともかくバラエティに富んでいた。
 今回の特徴は何と言っても地域から巻き起こったということ! 地域ネットワークを使って宣伝もしているから、地元賛同者も多い。約1万枚の「デモが通ります」ビラをコース上にばらまいたってことで、沿道には店から出てきてプラカードを出してる人もいるし、「トイレ貸します」っていう看板を持ってトイレを提供している商店街の人もいた!
 聞いた話では、住宅地域を通っているときに、地元町内会長と老人クラブ会長が沿道まで出てきて腕を組んでデモを見ているので、デモに参加してた彼らの知り合いが「お騒がせしてすいません~」というと、「ばかやろう。そんな小せえ音じゃ裏まで聞こえねえじゃねえか! もっとやれ」。おお、いいね。何にでも目くじらを立てるようなせせこましい時代の中、こういう粋な長老クラスも多いのがわかるとホッとするね。余談だけど、杉並ってところは、関東大震災や空襲などで下町から大量に人が移り住んで大きくなっているところだから、下町の粋な価値観も意外と根付いている。う~ん、さすが杉並老人! いまの日本社会に失いかけた「懐の広さを見せる美徳」をまだ持っている!
 老人で思い出したけど、今回のデモにはなんと102歳のおばあちゃんも参加していたという。写真を見る限り本当にうれしそう。102歳といえば1910年ぐらいの生まれ。子供のころ関東大震災があり、その後は戦争に突入してどんどん窮屈な時代になり、戦後は復興して経済成長を経て豊かになってきたけど、今度はそれがいよいよ行き詰ってきて、また窮屈になってきたところでの今回の解放感に満ちたデモ! うーん、我々には想像もできないぐらいの感想があるんだろうな~。

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 でも、こういうおばあちゃんが新宿やら渋谷やらのデモへ出かけていくのは大変だし、やっぱり地元地域でやるデモってものの大事さを痛感!! いやはや、ともかく感激!
 さて、そんなデモの中、なにをやってたかというと…。今回は主催者ではないので、意外とデモ中は手持無沙汰になる可能性が多かった。そこで考えたのが、移動式「なんとかBAR」!(←これ、素人の乱の日替わり店主BARの名前)デモっていうとみんな、怒ったり、叫んだり、歌ったり、踊ったり、笑ったり、走ったり、なにかと体力を使う。で、今回は年配の人も多いし、ちょっと休憩でホッとできるスポットがあったらいいんではないか!? また、休憩所があったらそこでゆっくり話して行ったり、友達ができたりっていう謎のスポットになる可能性も大。よし! BARだ、BAR! 移動式のBARをやるしかない!! …ってことで、急遽デモ前日に材料を揃え、いろんな人が手伝ってくれて寄ってたかって、なんとか完成。よく見たら、これ完全に屋台だ。

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 まずは出発の公園でやってたところ、早くも大好評!! お茶、紅茶、ホットワイン、テキーラ、お菓子(近所の子が突然作ってきた!)などを出し、それぞれ1杯1~200円の激安カンパ価格で営業を開始! やばい、これは大繁盛だ! 日ごろのうちの店の赤字を埋めるビッグチャンス到来!!! ヘイ、いらっしゃい、いらっしゃい! そこのボク、まずは駆け付けテキーラ三杯!! 最初は公園でほかの物販ブースと一緒に並んで屋台をやってたんだけど、デモ出発と同時にまさかのぬけがけで移動開始! どうだ、このやろう。ただの屋台だと思ったら大間違いだ! 本当の移動販売を見せてやる!デモ隊の中に入り、沿道のガキんちょたちに「ああっ、屋台が動いてるぜ~。なんだありゃぁ!」と、指さして笑われながらの営業! 「だまれ、クソガキ! オマエのランドセル隠すぞ!」とは言えず、「ジュースもあるよ~」と、大人の対応。まいったか。大人が本気で遊んだらどういうことになるか思い知らせてやった。ジュースなんかねえよコノヤロー!!
 さて、移動BARは大好評で、沿道からも「おお、なんだあれ!」と次々に買いに来るので、思いのほかやたら忙しい! ホットワインなんか一瞬で売り切れちゃったが、品切れは商人の恥。すぐに酒屋へ走り、物資を調達して作り直す。そう、何を隠そう、移動式厨房も兼ね備えたこのBARは簡単な調理も可能なのだ! 大繁盛のままデモ解散地点までたどり着き、無事に本日閉店! さあ、もうかった金でもっととんでもないデモでも起こそうかと、いざ精算してみると…。売り上げが約30,000円!!!!!! おおすごい! で、仕入れが約13,000円、屋台製作費が約17,000円。う~ん、世の中うまくできている。完全にトントン。で、最後は解散地の阿佐ヶ谷駅近くの小学校(小学校解散っていうセンスも地域っぽくてすごい)で、「小学校でお酒はダメ!」と主催スタッフの人に怒られて終了! いや~、めでたしめでたし。
 さて、ここからがまたローカルデモの本領発揮! 前回も少し触れたように、デモに出た人へのサービスをやる店が続出していたので、そんな「デモ割り」サービス店にむかって、数千人が三々五々、阿佐ヶ谷の飲食街へ! さあ、こうなったら阿佐ヶ谷の街にお金を落とさないでどうする。珍しく1滴もお酒を飲まずにBARに専念したので、今度は飲む番だ。
 いろんな店が「デモ割り」をやってたらしいんだけど、とりあえず「阿佐立ち」という焼き鳥屋に。ここは、「デモに行った」で、一品サービス! 案の定満員で、デモに行った人であふれていた! みんなデモ終わりでお腹がすいていたので丼ものを頼みまくり、店の人も「そんなにドンブリがない!」と、大パニックに!! これはすごい。

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 で、お次はベルギービール屋の「海晴亭」へ。移動中も、街を歩いてると、知らない飲み屋でもデモ参加者がたくさんいたりして、なかなか大変なことになっていた! 海晴亭に着いてみると、こっちはこっちでまた超満員。ちなみに、サービスはHoegaardenが2杯で700円引き。全く知らない人と20回ぐらい乾杯したような気がする!!! 夜遅くなってもさらに人は増えて、商店街まであふれるぐらいの大混乱営業! 挙句の果てにソウルフラワーユニオンやら忌野清志郎やらが流れたりで、すごいことに!! ほかにもたくさんデモ割店があったみたいなんだけど、全部行ってたら死んじゃうので、しぶしぶ高円寺へ退散!
 ま、ともかく、街の人たちが繰り出してきてデモをやって、それをサポートしてくれる店が繁盛して、ついでにほかの店にも金が落ちていくってのが、すごい新鮮だし、素晴らしすぎる!!
 いま、世論調査なんかを見ても7~80%の人が「原発いらないでしょ」と答えている。それ、あれだけの大惨事が起こってるんだから当たり前かもしれない。でも、なぜか権力中枢の人々はそれを無視してまた動かそうとしている。どうなってるの? この世の中!? たぶん、もう完全に金やら地位やらでがんじがらめになって、人として普通に考えることができなくなっちゃってるんだろう。
 よし、こうなったら、超ローカルなところで、街ぐるみで「いや、普通に原発いらないでしょ!」って声が巻き起こり、それで地域経済まで成り立っちゃえば、国の中枢のイカレた連中のように「いや、原発は大切です!」みたいなことを無理して言い出す人もさらに減っていくに違いない。
 う~ん、ともかく今回は地域の超ローカルなデモの恐ろしさを思い知らされてしまった! 杉並恐るべし!!!! それに、今回は杉並関係者以外にも、ちらほらと地域外の人も来ていた。みんな口々に「うちの区でもやりたいなぁ」とブツブツ言いながら帰って行ったので、これはもう各地で勃発する可能性もある!!!もしそんなことになったら、もうだれにも止められないはず。よし!! 各地域の人、みんなで同時多発でいろいろやらかしてしまおう!!!!!!!!(松本哉「2.19脱原発杉並デモ、大成功!!!!」より)

(おまけ)
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 「昨日のデモ。美人婦警のさんアップ写真。寒い杉並で上半身ハダカ、タトゥー、髪の毛ピンク、トラックの荷台で熱唱するパンクバンドを見て、約1分ほど婦警さんは唖然としていた。オレも突然見かけたら唖然とすると思う…」https://twitter.com/#!/mikimarx/status/171449524773068800/photo/1

(関連)
▼「不謹慎」をおそれてはいけない、民衆の「不謹慎」が原発をとめる。
(「イルコモンズのふた」2012年2月21日)
http://illcomm.exblog.jp/15473365/
▼杉並区激震、脱原発デモに人間の震度をみた
(「イルコモンズのふた」2012年2月20日)
http://illcomm.exblog.jp/15457622/
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by illcommonz | 2012-02-23 19:00
▼憩いのドラムバー


「なんとかバー feat. 怒りのドラムデモ」
[日時] 2012年2月22日20:00-29:00
[場所] 東京・高円寺 なんとかバー

▼井手 実
 「あしたの「なんとかバー」はfeat.「怒りのドラムデモ」。鈴木孝弥さんの絶品料理と、映像とかも出すかもです。色んな話もしたいです。ドラムは持ってこなくていいです(笑)地図http://j.mp/A5N0yV 狭い店なので、一杯で入れないなどご容赦ください。」

▼ばく @pkclb
 「明日「なんとかバー」はfeat.「怒りのドラムデモ」!鈴木孝弥シェフを筆頭に、ドラム隊の面々が腕を振るいます。音楽好きな人、美味しいものが食べたい人は集まりましょう。メニューみたら本気で美味しそう。これは大変なことになってしまう~」

 明日の夜は、イルコモンズがオールナイトで映像を担当します。
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by illcommonz | 2012-02-23 02:50
▼全員がスターの脱原発デモ
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「NO NUKES! ALL STAR DEMO 3 原発0へ!
再稼動反対! 2012年をエネルギー政策転換の年に!!!!!」
[日時] 2012年2月25日 集会1部 12:40- デモ13:40- 集会2部 14:50-
[場所] 東京・代々木公園けやき並木・渋谷側 ※雨天決行:

 「福島第一原子力発電所の事故から、もうすぐ一年がたとうとしています。政府や関係省庁や電気事業者は相変わらず全てにおいて無責任な対応で、高線量地帯に残された子供たち、食品の問題、瓦礫の問題などわたしたちの心労は日々絶えません。また稼動中の原発がいつまた地震で事故を起こすのか誰もわからぬまま生活をしています。現在日本の中で稼動中の原発は片手で足りるだけの数で、4月下旬にはそれらも定期検査の為に停止し、その時には稼動中の原発は0基になります。検査後の原発を二度と動かさないようにという声をあげるのも、今年の脱原発運動の焦点になるでしょう。稼動中の原発が0基になる今年は脱原発への大きなチャンスの年と言えます。
 NO NUKES MORE HEARTSは2012年も皆さんと共に声をあげ、原発0に向け歩き続けます。デモではわたしたちひとりひとりが主役です !2012年を全原発廃炉の年に !未来はわたしたちの手の中に」

※ALL STAR=よくゲストのことを指していると思われるのですが、参加者の皆さんのことです。デモは公道で参加者が誰でも平等に表現できる行動です。未来を変えていくためにはわたしたちひとりひとりの主体的な行動が必要です。デモではひとりひとりが主役!もちろん貴方の人生や生き方においても貴方自身がSTARです。誰からも理不尽な支配を受けずに誇り高く生きていきたいものです

[主催] NO NUKES MORE HEARTS
[協力] LOFT PROJECT / 楽器・音響.com
[協力参加] TwitNoNukes /原発BLOCK DJS(DIGITALBLOCK)

※雨天の場合は雨具のご用意をお願いします。
 特にお子様や妊娠中の女性は、雨に濡れることをお勧めできません。
※初デモのかた大歓迎!どなたでもお気軽にご参加ください。
※楽器や鳴り物大歓迎!お好きなスタイルでご参加ください!
※団体やグループでご参加の場合は、なるべく前もってお知らせください。
※集会2部ではオープンマイクも予定しています。ご参加ください!
※サウンドカー2台出動します!

[賛同人](敬称略)
+雨宮処凛 (作家・活動家)
+いしだ壱成 (俳優・ミュージシャン)
+イルコモンズ (現代美術家)
+岩井俊二 (映画監督)
+内田ボブ (ミュージシャン)
+遠藤ミチロウ
+オオクマリョウ (編集者)
+梶原徹也 (ドラマー/ THUNDERBEATS ex.THE BLUE HEARTS )
+鎌仲ひとみ (映像作家)
+久保田麻琴 (ミュージシャン・プロデューサー)
+サエキけんぞう (ミュージシャン)
+サワサキヨシヒロ (ミュージシャン・DJ)
+鈴木孝弥 (音楽評論・翻訳家)
+SHOHEI TAKASAKI (Artist・Painter)
+スマイリー原島
+田中優 (「未来バンク事業組合」理事長・「一般社団 天然住宅」共同代表)
+宙也 (ミュージシャン / De+LAX,LOOPUS) 
+DJ MAYURI (Techno DJ and promoter of Metamorphose festival)
+中川敬 (ミュージシャン / ソウル・フラワー・ユニオン)
+花房浩一 (フリーランスジャーナリスト・photographer)
+ヒダカトオル (ex.BEAT CRUSADERS)
+平野大輔 (写真家・書家・Mom&Children Rescue FUKUSHIMA発起人)
+星川まり (市民ライター)
+二木信 (文筆業)
+FRYING DUTCHMAN
+松田美由紀 (女優・写真家)
+松本哉 (素人の乱)
+三原康可 (ミュージシャン / 内田裕也バンド)
+MIYAVI 
+山川健一 (小説家・東北芸術工科大学教授)
+山本太郎 (俳優)
+吉岡達也(ピースボート共同代表)
+Likkle Mai (レゲエシンガー)
+渡辺圭一 (ミュージシャン/ Heat Wave)
+坂田寿子(Go Hemp / 熊本)
+前田剛(メイド・イン・アース)
+松浦徹(演出)
+由比友和(SYNCHRONICITY’12)
+miss shama (candle artist)
+中根桂子
+関口詩織
+安田久美子
+キャメロンなつめ
+くにたちデモンストレーションやろう会
+ケラリーノ・サンドロヴィッチ(音楽家・劇作家)
+西村茂樹(ミュージシャン/介護福祉士)
+高橋萌恵
+WAKA (ex.LIZARD)
+大森洋平(唄うたい)
+TwitNoNukes九州
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by illcommonz | 2012-02-23 02:48
▼「不謹慎」をおそれてはいけない、民衆の「不謹慎」が原発をとめる。


 杉並の脱原発デモに現れたカラオケやフォークダンス、ラップやパンク、お菓子センターやコーラス、ちんどんやマーチングバンド、ベビーカーや移動バー、そうした動きまわることをやめないポータブルで雑多なもののブリコーラジュ(寄せ集め)がつくりだす、「異種混淆性」とその「通俗性」、それを互いに承認しあい、肯定しあい、尊重しあい、決して手放さないようにすることが大切だ。ごちゃごちゃして、てんでまとまりがなく、ゾクソクするほど俗っぽい「有象無象」な人びとこそ、ほんとうの意味での「民衆」であり、イタリア人はそれを「マルチチュード」と呼ぶ。そして「〈顔〉のみえる人と人との〈あいだ〉の複数的なネットワーク」を作りだすデモは、民衆的であればあるほど、その潜在的な力(=威勢)をデモンストレートする。民の表現は多種多様・多彩多芸で、それは国家や権力が統制することもできない「野生」だ。だから民衆は「不謹慎」といわれることをおそれてはいけない。「不謹慎」とは、「素人は口出しをするな」「一般人ははひっこんでろ」という謹慎の命令であり、民衆が持つ力を奪いとる禁令である。もう一度云う。民衆は「不謹慎」をおそれてはいけない。民衆の側から謹慎を命じなければならない連中(政治家、役人、御用学者、御用商人、御用メディア)はやまほどいる。デモが立派や上品である必要はない。きれいだったり、うまくある必要もない。デモは一糸乱れぬパレードではない。デモは本来的に不埒なものである。デモの民衆は、民衆のぶんざいで、民衆のくせに、民衆だからこそ、民衆でしかできないような「不謹慎」なやり方(デモなのか祭りなのかわからないようなやり方)で国の政策に猛反対し、抗議するのがよい。そもそも民主主義(=デモクラシー)はそうやってはじまった。その昔、政治に口出しすることなど「とんでもない」と考えられていた「デモス=平民」たちが、デモスのぶんざいで、デモスのくせに、政治に口を出したところからデモクラシーがはじまった。花森安治が云うように、民主主義の〈民〉は庶民の〈民〉であって、市民の〈民〉ではないし、ましてや選挙民の〈民〉ではない。日曜に杉並に出現したデモは、まさに「デモクラシーのはじまりの風景」を彷彿させるものだった。見よ、呆れよ、そして可笑しければ笑いたまえ、泣いても笑っても、これがデモクラシーだ。それがついに日本でもはじまったのだから、脱原発はもはや時間の問題だ。原発推進派は今から覚悟しておいた方が身のためだろう。原発はとまる。原発はとめられる。

[参考]
 「生活世界の共同体での日常的実践とそれを支える〈顔〉のみえる具体的な人と人との関係の複数的な連鎖を認めるということは、均質で閉じたローカルな共同体の文化を復権させることでも、あるいは家族的な親密圏を守ることでもなく、家族などの親密圏をはるかに超えた人と人とのつながりのなかで、生活世界でのもののやりかたであるブリコラージュによって、それを再領土化し、我がものにしているということを正当に認めることなのである。(...) 重要なのは、(...)〈顔〉のみえる人と人との〈あいだ〉の複数的なネットワークを作りだし、そこでのもののやりかたを維持して、システムと生活世界のあいだを、(...) 行き来する術、あるいは「境界を生活の場とする」術を手放さないことだろう。そのようなシステムと生活世界のあいだの日常的かつ無意識的な行き来による異種混淆性や越境を語る必要があろう。そして、それは、「民衆的なもの」をポピュリズム的なナショナリズムに陥ることなく語ることでもある。」(小田亮「生活世界の植民地化に抗するために―横断性としての「民衆的なもの」再論」)
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by illcommonz | 2012-02-23 02:27