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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼「レディオ・アクティヴィティ展:スリーマイル島から福島までの反原発運動」
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「レディオ・アクティヴィティ展:スリーマイル島から福島までの反原発運動」
(RadioActivity! Anti-Nuclear Movements from Three Mile Island to Fukushima)
[日時] 2012年10月4日~2012年11月4日
[場所] Interference Archive NY・ブルックリン8番地131号

"Interference Archive, together with Todos Somos Japon presents an exhibition on the culture of anti-nuclear movements around the globe, past and present. We have assembled posters, publications, moving images, and ephemera that reveal the many creative forms of resistance that have emerged. From the disaster at Three Mile Island which galvanized the movement in the 70’s to the meltdown at Fukushima in 2011, anti-nuclear groups have addressed a multitude of issues including feminism, anti-militarism, anti-capitalism, peace, alternative energy, environmentalism, and importantly everyday survival."

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▼イルコモンズ作 「もし原発事故が起きたら」(2011年)

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▼イルコモンズ作 「アトミックサイト展」(2011年)

 2011年につくった反原発関係のポスターや「アトミックサイト展」などの動画が何点か展示されている模様。去年のちょうどいまごろは「オキュパイ・ウォール・ストリート」に参加するため、NYに行ってたのだが、今年は、毎週毎週毎週毎週、東京の西のはずれから国会前や経団連前や自民党前へ抗議へ行き、毎週末あちこちのデモへ行くその交通費そのほかで、家計に余裕がなく、とてもブルックリンには行けそうにない。というか、いまNYにハリケーンがきてるらしいので、どっちみち行けない。

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このぐちゃぐちゃした感じの展示/掲示の仕方がいい。
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by illcommonz | 2012-10-31 01:52
▼經世濟民の学はどこへ、3,000,000,000,000円をばらまきした野村総研
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【經世濟民】
「經世濟民(けいせいさいみん、経世済民)とは、中国の古典に登場する語で、文字通りには「世を經(おさ)め、民を濟(すく)う」の意。略して「經濟」(経済)ともいうが、主として英語の「economy」の訳語として使われている今日の用法とは異なり、本来はより広く政治・統治・行政全般を指示する語であった。」(ウィキペディアより)
「復興予算 大企業にばらまき 野村総研が選考・配分/立地補助金3千億円 審査委員非公表 経産省「公正性証明できない」 」
 「東日本大震災の復興予算を大企業にばらまいた経済産業省所管の「国内立地推進事業費補助金」(総額約3千億円)をめぐり、補助金の受け手となる企業の選考や補助額を、民間シンクタンク、野村総研(本社・東京都千代田区)が決めていたことが分かりました。同社は大企業を顧客にコンサルティング業務を営んでおり、公正性が問われます。
 経産省は、「人手不足」などを理由に補助金事務局を民間から公募。応じた2社のうち、企画提案の内容が優れていたとする野村総研への委託を決めました。補助金事務局の役割は、申請の受け付け対象となる企業の選考、補助額の決定、補助を受けた事業の執行状況の確認―と全般的です。
 別の社団法人が担う基金管理を除いて、ほぼすべての業務を経産省は野村総研に丸投げしました。経産省は、「野村総研が決めた補助金の対象企業や補助額をすべて認めた。こちらでは、申請書類に虚偽や誤記がないかだけチェックした」(経済産業政策課の担当者)といいます。対象企業やその補助額の決定について、野村総研は事務局内に設置した有識者などによる審査委員会がおこなったとしています。
 委員は26人。野村総研が選任し、その名簿は非公表です。経産省は、委員の属性を大学教授15人、研究機関の研究員9人、会計士1人、公的金融機関1人と示すだけで、名前や詳細な肩書を明らかにしません。
 経産省によると、事務局の委託後、野村総研から「委員は非公表にする。名前を公開すると委員を引き受けてもらえない」と申し出があったといいます。選考で企業の優先順位を決めた評価基準(9項目)も、野村総研がつくりました。評価基準には、「円高等を背景に海外流出の懸念があるか」(海外流出懸念)や、「他企業と競争するうえで十分な規模となっているか」(競争力・非代替性)など大企業に有利な項目が並びます。一方で、大震災による被災や損害の有無といった項目がなく、被災企業を優先する配慮はありません
 経産省は企業選考の公正性について「国民に説明しろと言われれば、悩ましいところだ。委員を非公表にした以上は、公正性を証明する手段はない」(担当者)とします。野村総研は審査委員について「大半は大学教授」と文書で回答。「委員には選定企業と利害関係のある企業代表者等は含まれない。委員と野村総研の間に利害関係はない」としています。」(2012年10月28日しんぶん赤旗)

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[参考] 著名な研究員等(現職者・出身者) ウィキペディアより
・浅井信雄 - 元 コンサルタント、財団法人中東調査会理事。現 沖縄大学客員教授
・阿部修平 - 元 研究員。現 スパークス・グループ株式会社代表取締役社長
・有賀貞一 - 元 取締役。現 株式会社ミスミグループ本社代表取締役副社長
・植草一秀 - 元 主席エコノミスト、現 スリーネーションズリサーチ株式会社代表取締役社長
・及川昭伍 - 元 顧問、経済企画庁総合計画局長、国民生活センター理事長・顧問、株式会社岩手銀行取締役
・大崎貞和 - 主席研究員、東京大学法科大学院客員教授、早稲田大学ビジネススクール客員教授
・奥村洋彦 - 元 取締役、ブルッキングス研究所客員研究員。現 学校法人学習院常務理事、学習院大学経済学部教授
・木内登英 - 元 研究員。現 野村證券金融経済研究所経済調査部長兼チーフエコノミスト
・木村仁 - 元 参与、消防庁長官、自治大学校校長、国土交通省大臣政務官。参議院議員
・佐伯喜一 - 元 社長、防衛庁防衛研修所(現 防衛省防衛研究所)所長。現 財団法人世界平和研究所常任理事
・田中章介 - 元 理事、経済企画庁審議官・顧問、新潟大学経済学部教授
・高尾義一 - 元 研究理事。現 朝日ライフアセットマネジメント株式会社常務執行役員
・千野忠男 - 顧問、財団法人金融情報システムセンター顧問、社団法人世界貿易センター顧問。前 アジア開発銀行総裁
・徳田博美 - 元 所長、理事長、大蔵省銀行局長、日本開発銀行理事、商工組合中央金庫副理事長、野村證券顧問
・徳山二郎 - 元 副社長、野村マネジメントスクール学長、日本貿易振興会トレードセンター副所長
・鳥山正博 - 元 上席コンサルタント、現 立命館大学 経営大学院 経営管理研究科 教授
・中川幸次 - 元 社長、顧問、日本銀行営業局長、同理事。現 財団法人世界平和研究所副会長
・野田稔 - 元 経営コンサルティング一部長。現 明治大学大学院グローバルビジネス研究科教授
・村上輝康 - シニアフェロー、慶應義塾大学総合政策学部教授(特別招聘)、株式会社富士通総研顧問。元 理事長
・村山裕三 - 元 研究員。現 同志社大学大学院ビジネス研究科教授、宇宙航空研究開発機構(JAXA)主任研究員
・森本敏 - 元 主席研究員、外務大臣官房領事移住部領事移住政策課長。現 拓殖大学国際開発学部教授
・山形浩生 - 研究員、プロジェクト杉田玄白主宰者
・リチャード・クー - 研究創発センター主席研究員、チーフエコノミスト
・ロバート・フェルドマン - 元 研究員、現 モルガン・スタンレー証券チーフ・エコノミスト兼マネージング・ディレクター
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by illcommonz | 2012-10-30 12:46
▼亡びろ、経団連
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 「いかに経済が、それで繁栄するからといって、「安全性」を確保する方法も分からず、何千年、何万年のあいだ、ありとあらゆる生物に測り知れぬ危険をもたらすような、毒性の強い物質を大量にとめこんでよいというものではない。そんなことをするのは、生命そのものに対する冒涜であり、その罪は、かつて人類のおかしたどんな罪よりも数段重い。文明がそのような罪の上に成り立つと考えるのは、倫理的にも精神的にも、また形而上学的にいっても、バケモノじみている。それは経済生活を営むにあたって、人間をまったく度外視することを意味するものである。」(E・F・シューマッハ「原子力-救いか呪いか」1967年)

 「民主主義、自由、人間の尊厳、生活水準、自己実現、完成といったことは、何を意味するのだろうか。それはモノのことだろうか、人間にかかわることだろうか。もちろん、人間にかかわることである。人間というのは、理解の届く、小さな集団のなかでこそ、人間でありうるのである。経済学がこの点をつかめないとすれば、それは無用の長物である。経済学が、国民所得や成長率、資本算出比率、投入産出分析、労働の移動性、資本蓄積のような、大きな抽象的概念をのりこえて、貧困や挫折、疎外、絶望、社会秩序の崩壊、犯罪、現実逃避、ストレス、混乱、醜さ、そして、精神の死というような、現実のすがたに触れないのであれば、そんな経済学は捨てて、新しく出直そうではないか。出直しが必要だという「時代の徴候」はもう十二分に出ているのではないだろうか。」(E・F・シューマッハ「規模の問題」1968年) 

 「持続可能な経済」の提唱者、E・F・シューマッハは、1960年代の末にすでに、原発とそれに依存した経済の誤りについて述べていた。それから40年経ってもなお、この国の経済界や産業界、そして経済産業省の連中は、ばかのひとつおぼえみたいに、「経済が、経済が、経済が、経済が、経済が」と念仏のように唱えるが、そもそも、そこでいってる経済とは、どの経済のことなのか。それは、地球規模の環境破壊や公害をひきこおし、不安定な雇用をうみだし、貧富の格差を増大させ、そして依然として、世界を大不況においこんでいる、あの持続不可能なモンスター経済ではないのか。そんな経済は回復させなくて結構。原発がないと立ち行かないようなバケモノじみた経済など無用である。宴はとっくに終わっているのに、経済の亡者たちは、いったいいつまで過去の夢を見続けるのだろうか。亡びろ、経団連。

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[追記]
「野田首相 “最大の課題は経済再生”」
 「野田総理大臣は、衆議院本会議で所信表明演説を行い、野田政権が次に取り組む最大の課題として、「日本経済の再生」を掲げ、切れ目のない経済対策を行う方針を示すとともに、赤字国債発行法案の成立や衆議院の1票の格差の是正などに向けて、野党側に改めて協力を求めました。」
 この中で、野田総理大臣は「『決断する政治』は、今を生きる私たちに『明日の安心』をもたらし、未来を生きる者たちに向けた『明日への責任』を果たすために存在しなければならない。社会保障・税一体改革の関連法の成立は、『決断する政治』への断固たる意思を示した画期的な成果だが、まだ宿題が残ったままだ。『明日への責任』を果たすため、道半ばの仕事を投げ出すわけにはいかない」と述べました。
 そして、野田総理大臣は「誰もがやらなければならないことをいたずらに政局と結び付 権力闘争に果てしないエネルギーが注がれてしまうような政治をいつまでも繰り返してよいはずがない。やみくもに政治空白を作って政策に停滞をもたらすようなことがあってはならない」と述べました。
 そのうえで、野田総理大臣は「日本経済の再生に道筋を付け、雇用と暮らしに安心感をもたらすことは、野田内閣が取り組むべき現下の最大の課題だ」と述べ、▽再生可能エネルギーや再生医療の推進などを盛り込んだ「日本再生戦略」を前倒しして実施するほか、2030年代に原発稼働ゼロを目指すエネルギー環境戦略や、経済外交の推進などによって、切れ目のない経済対策を行う方針を示しました。」(2012年10月29日 NHKニュース)

 経済の亡者たちの、あやつり人形。
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by illcommonz | 2012-10-30 02:24
▼「10.30経団連会館前抗議」
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「10.30経団連会館前抗議」
[日時] 2012年10月30日(火)18:00~20:00 予定
[場所] 東京・経団連会館前(大手町駅出口でてすぐ)
[呼びかけ] 首都圏反原発連合

 「9月18日、経団連、経済同友会、日本商工会議所のトップが都内で合同記者会見を行い、政府が閣議決定しようとしていた、2030年代に原発ゼロを目指す方針に反対の立場を示しました。こうした経済界やアメリカの反応を受けてか、19日、政府は2030年代に原発ゼロを目指す新しいエネルギー政策「革新的エネルギー・環境戦略」の閣議決定を見送ってしまいました。新戦略は「参考文書」扱いとなり、「柔軟性を持って不断の検証と見直しを行いながら遂行する」という方針だけが閣議決定されるという、大多数の一般市民の願いからは大きく後退した結果となりました。
 現在、毎週金曜日には首相官邸前をはじめ、全国の100を超える地域で原発反対の抗議行動が繰り広げられる様になっています。さらに、パブリックコメントでは、2030年の電力に占める原発割合への意見は全体の9割弱が「0%」を求めている、という結果まで出ており、既に「原発ゼロ」を望む声は大多数の一般市民の声であることが証明されています。それにもかかわらず、経団連をはじめとする経済界は、自分たちの私腹を肥やすためだけに、国民の声を無視し、あるべき将来への道を大きく後退させています。また、原発をやめることが果たして本当に経済を停滞させることになるのか、原発を続けることの方が経済にとって悪影響なのではないか、という視点も大きく抜け落ちており、「頭ごなしの脱原発反対」と言わざるを得ない様相を呈しています。
 首都圏反原発連合は、こうした経済界の動きに対して、10月16日(火)、経団連会館前にて抗議行動を行います。できる限り多くの方々にご参集いただき、経団連会館を包囲する勢いで、巨大な圧力をかけましょう!どうぞ宜しくお願いします。」
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by illcommonz | 2012-10-30 02:23
▼イルコモンズの「脱スネア化計画」
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 2003年に「殺すな」で参加したイラク反戦の最初のデモでは、タムを叩いた。となりでは椹木野衣が銅鑼を打ち鳴らし、山川冬樹がホーメイでコールをし、東谷隆司がエレキギターをかき鳴らしていた。「コ・ロ・ス・ナ」の4拍子のコールは、このとき生まれた。以後のデモでは、このコールを支えるために、バスドラムを持ってゆくようになった。同じころ、サウンドデモを後方支援するために結成したT.C.D.C.では、ECDがサックスを吹き、二木信がタムを叩いていたので、自分はスネアを叩いた。T.D.C.の前身であるT.C.D.C.はこんな感じだった。

 「ひとつ面白いエピソードがあります。機動隊や公安、一部のデモ参加者がもみくちゃになってニッチもサッチもいかない時に、T.C.D.C.というドラム、サックス、トラメガで音を出したり、ラップをしたりする十人前後の流動的な集団がいまして、彼らが「ドガドガダガ、ブリッ、ブリ、ブー、ブリ!ワー!ってムチャクチャな音を吐き出しながらそこに割り込んでいった。そうやって、踊り踊らされながら機動隊と公安を蹴散らしてゆく。僕の民衆的というイメージはまさにこれです。」(二木信「平岡正明のDJ寄席」より)

 「ドガドガダガ、ブリッ、ブリ、ブー、ブリ!ワー!」というむちゃくちゃな音にリズムをつけるにはスネアが適していた。2008年のG8に向けて各地でドラムサークルを開催していたときは、タンボリン、カイシャ、ヘピニキ、マラカシェッタ、ヘボロなどサンバで使うドラムを手にいれ、ドラムサークルのほか、デモでも使っていた。
 2011年「怒りのドラムデモ」では、最初、スネアを叩いていたが、T.D.C.の人数が増え、スネアやタムが増えてきてからは、低音のヘボロを叩くことが多くなり、2012年、決壊した官邸前の車道で「再稼動反対」のコールが生まれてから以後は、このコールを支えるためにスルドを叩くようになった。一方、T.D.Cでは、一時期、スネアの数が多くなり、スネアの音がコールをかき消してしまうということが問題となってきた。スネアは持ち運びが便利で、音の遠達性もよく、デモ向きなのだが、数が増えると、コールをかき消すという欠点がある。そう考えると、日本山妙法人のお坊さんたちがデモで使う「団扇太鼓」は、読経の声を消さないという点で優れている。さすが元祖ドラムデモである。それはともかく、スネア問題は重要な問題なので、その解決のためのひとつの方法として、スネアの使用を制限したりするのではなく、スネアを改造してみることにした。以下の「脱スネア化計画」はその記録である。

▼イルコモンズの「脱スネア化計画」(2012年)

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 Yahooのオークションで1,000円で手に入れた、どこにでもある、ふつうの14インチのスネア。

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 スネアの命であるスナッピー。

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 これをはずしてしまう。

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 スナッピーのストレイナーが不要になるので、とりはずす。

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 すると、650グラムも軽量化できた。軽いことはデモでは重要である。

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 さらに軽量化するためテンション・ボルトとラグの数を半分にする。

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 するとさらに、450グラム軽量化できた。あわせて1キロ以上のダイエットである。

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 ヘッドのテンション・バランスは悪くなったが、シェル(胴)の鳴りはよくなった。シェルに固定してあった1キロをこえる金属パーツがなくなったのだから、シェルの鳴りがいいのも当然である。ヘッドのチューニングをあげると、「ティンバレス」のような音がする。


▼ティンバレス

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 さらに軽量化し、シェルの鳴りをよくするために、製造メーカー名のはいったプレートもはずす。これはなくてもいい。

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 サンバのドラムに「ザブンバ」というのがある。おもしろい楽器で、片方のヘッドからは低音が、もう片方からは乾いた音がする。低音のリズムがメインで、この合いの手のリズム(カウンター・リズム)をもう一方でたたく。


▼ザブンバ

 スネアを「ミニ・ザブンバ」にしてみよう。

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 ザブンバやヘボロ、スルドといった低音のドラムには、「ナパヘッド」という合成皮革をはったヘッドが使われているので、それを自分でつくる。ヘッドはスネアの裏側に使われている薄いヘッドをそのまま使ってもよいが、破れやすいので、家にあった古いスネア用ヘッド(メーカー名不明、REMOのディプロマくらいの薄さ)を使った。

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 合成皮革は、ユザヤワやオカダヤなどで10センチ単位で切り売りされている。折り返しの部分があるので、ヘッドよりもだいたい10センチくらい長めのものを用意する。

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 ズレないようにスプレーのりでヘッドと合成皮革を軽くくっつける。(くっつけなくてもいい)

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折り返し部分を折りたたみ、シェルにはめる、裏側からペンチなどでひっぱってしわをのばし、テンションボルトをしめる。

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 片面だけのシングル・ヘッドの状態で叩くと、「ブンブンブンブン」「ボボボボボボボ」というベースのような音がする。ヘッドの裏にガムテープを張ると、さらに芯のある低音(ドスのきいた音)がでるので、このままシングルヘッドのバス・タムとして使ってもいい。

 一方、ティンバレスのような音になったスネアの音をきいて、ダブを連想した。ダブではティンバレスの音にエコーやレヴァーブをかけるのだが、それができないだろうか。


▼ダブ

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 いまのおゆに音楽機材がデジタル化される以前、リヴァーブには「スプリング・リヴァーブ」が使われていた。

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 あのスプリングリバーブ特有の不安定な響きが好きなので、ヘッドの前面にスプリングを張ってみることにした。ターンバックルを利用し、スナッピーを通すための穴にひっかける。ターンバックルでスプリングの張り具合を調整することができる。

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 ヘッドを叩くと、フープから伝わる音でスプリングが共鳴して「ユワワワワン。。。。。。。。」という残響音を出す。スプリング本体やフープを叩いても、おもしろい音がする。80年代のニュー・ウェーヴ、というか、XTCのアンディ・パートリッジが好きそうな音があする。

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 シンバルで「ジジジジ」というシズル音を出すためのアタッチメントに「シズラー」というのがある。着脱式のものは、玉状のチェーンが使われているので、それをスナッピーのかわりに、つけてみることした。

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 ヘッドを叩くとコンプレッサーやゲートをかけたようなドラムの音がする。ドラムを向きを傾けることで、シズラーなしのティンパレスのような音と、シズラーありのサウンドエフェクトのかかったドラムの音を、瞬時にきりかえることができるようになった。

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 アフリカやキューバのパーカッションのシェルには、鈴がよくつけられているので、つけてみることにした。

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 「大リーグ養成ギブス」のようなミニ・ザブンバになった。

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 ザブンバの低音側のヘッドは、マレットで叩き、反対側は、弾力性のあるスティックで叩く。しなりがないと、ザブンバ特有の「パンパンパン」「ペンペンペン」という音がしない。

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 菜箸(さいばし)で、スティックをつくることにした。

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 そのままでは短いので、アルミパイプをグリップにした。

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 よくしなるように削る。

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 ムチのようなスティックができた。これで叩くと「バチンバチン」「ペシペシ」という音がする。

 ここでおおきな問題がおきる。

 両面ヘッドにすると、ナパヘッドの側の低音のヌケが悪いのである。

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 バスドラムの音のぬけがわるいとき、反対側のヘッドをホール・カットするので、それをやってみることにした。失敗してもいいように、古いヘッドを使ってみた。

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 ポート・ホールをすこしづつ大きくしてゆく。低音のぬけが断然よくなった。

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 バスドラの場合、このホールの切り口から出る広域の倍音を抑えるために、リング状のシートを貼るのだが、高音の倍音がでたほうが、スプリングの響きがよいので、そのままにする。

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 ヘッドがよごれていたので、スプレーで塗装する。塗装していたら、ステンシルでヘッドに何か描きたくなった。

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 改造の内容をステンシル文字で解説することにした。

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 ステンシルをきる、きる、きる。

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 位置をきめる

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 マスキングする

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 スプレーする

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 できた

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 マスキングする

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 スプレーする

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 できた

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 いつものことなのだが、ついつい、ステンシルをクソ丁寧に切って、クソ丁寧にスプレーするので、仕上がりがレタリング文字のようになってしまう。

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 こちらもシルクスクリーンで刷った文字みたいになってしまった。ほんとはもうすこしラフなほうがいいのだが、まあいいか。

 というわけで、スネアが、スプリング・リヴァーブとシズラーつきのミニ・ザブンバになった。見た目も、音も「脱スネア」である。サイズがちいさいので、ザブンバというよりもむしろ和太鼓やちんどんの平太鼓に近い。

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 ちんどんといえば、このT.C.D.C.のロゴに使っている、ホーンつきのちんどんセットを思い出す。このホーンは鉦の音を大きくするためのものだと思うが、このスネアにも、そういうものつけたくなった。

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Yahooのオークションで2,000円で手に入れた手回しサイレンをつけることにした。


▼手回しサイレン

 このサイレンは重さが3キロ以上あって、せっかく軽量化したドラムが重くなるのだが、デモには社会に対して警鐘をならしたり警告を発する役目もあるし、ドラムにつけるとサイレンの音が増幅されるので、やってみる。

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 まず分解して、サビをおとす。

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 ラスト・リムーバーを使う。

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 リムーバーで浮いてきたサビをブラシでおとす。

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 かなりサビが落ちた。ドラムのシェルがシルバーなので、クロームシルバーのスプレーで仕上げる。

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 サイレン本体をピカールでピカピカになるまで磨く。

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 きれいになった。

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 ドラムにとりつける。

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 サイレンつきミニ・ザブンバ、スプリングリヴァーブ・サイド

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 サイレンつきミニ・ザブンバ、バス・サイド

 これに丈夫なストラップをつければ、完成。

 以上のように、スネアをバス・タムやティンバレス、ザブンバに改造して、脱スネア化することができるので、参考にしてみてください。

 かくして、タム→バスドラ→スネア→ヘボロ→スルドときて、ザブンバ、←いまここ。次は脱ドラム化だ。

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(おまけ)

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 これは家のなかでできる「デスクラップ・ドラムサークル」のために製作中の、ホーンのついた弦つきパンデイロの試作品

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 同じくホーンのついた親指ピアノの試作品

(参考)
▼イルコモンズ作 「呪いのドラム」(2012年)
http://illcomm.exblog.jp/16765002/
▼イルコモンズ作 「怒りのドラムチェア」 ピッコロ・タム仕様(2012年)
http://illcomm.exblog.jp/16810665/
▼怒りの日のために(2) 「原発やめろデモ」用ドラム(2011年)
http://illcomm.exblog.jp/13299637/
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by illcommonz | 2012-10-28 05:03
▼石原慎太郎「前頭葉の退化した六十、七十の老人に政治を任せる時代は終わったんじゃないですか」
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「前頭葉の退化した六十、七十の老人に政治を任せる時代は終わったんじゃないですか」(石原慎太郎)

「1975年、東京都知事選挙での演説で対立候補の美濃部亮吉について"前頭葉の退化した老人"だと発言。」(「石原慎太郎の失言・問題発言集」より)

「石原都知事、辞表提出 国政復帰へ「命あるうちに最後のご奉公」
「石原東京都知事が25日をもって知事を辞任するという考えを会見で明らかにした。石原都知事は「命あるうちに最後のご奉公」と、自分自」(以下省略)

 命あるうちに、とっととうせろ。
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by illcommonz | 2012-10-27 06:15
▼「エネパレ・ハロウィンパレード~自分が変われば社会が変わる」
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「エネパレ・ハロウィンパレード~原発やめなきゃいたずらしちゃうぞ
TRICK or NO NUKES 自分が変われば社会が変わる」

[日時] 2012年10月28日(日)
[場所] 東京・代々木公園アースガーデン秋

12:15 [ライヴ] リクルマイ
13:00 パレード・アピール・トーク開始(集会)
13:30 ステージ出発~ケヤキ並木前~渋谷~宮益坂~
 電力館前~代々木公園ケヤキ並木前(3キロ/約1時間)
 ~ステージ帰着~みんなでドラムセッション&アピール
16:00 [ライヴ] フライングダッチマン
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by illcommonz | 2012-10-25 16:31
▼「10.26大飯原発を停止せよ!首相官邸前抗議」
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「10.26大飯原発を停止せよ!首相官邸前抗議」
[日時] 2012年10月19日(金)18:00~20:00予定
[場所] 東京・首相官邸前および永田町・霞が関一帯
(霞ヶ関駅、虎ノ門駅、桜田門駅をご利用ください)
※千代田線・丸ノ内線の国会議事堂前駅は大混雑が予想されます。。
[呼びかけ] 首都圏反原発連合有志

 「2012年、日本はほぼ「原発ゼロ」で夏を乗り切りました。既にこの国が原発に依存しておらず、今すぐにでも原発をなくせることがはっきりと証明されました。この秋、首都圏反原発連合は、市民の世論である「原発ゼロ」を直ちに実行するよう政府に要求するとともに、次に控えている衆議院選挙を視野に入れ、「全原発即時廃止」を争点にするよう各政党および候補者にはたらきかける未曾有の大規模キャンペーンを仕掛けます!毎週金曜の首相官邸前抗議をはじめ「11.11反原発1000000人大占拠」、「徹底討論!脱原発実現のための『脱原発法』意見交換会」など今後のアクションが目白押しです。「原発ゼロ」を望む皆さんで、世論を盛り上げ、必ずや即時廃止を実現させましょう!」


▼Ruiko Kozuka ‏@ruikozuka
 「少し上の世代の方と官邸前抗議について話していたところ「最近日が落ちるのがめっきり早くなり、街灯の少ない国会周辺は真っ暗。年齢的に暗がりで非常に目が利きにくくなっているので安全のため暫く抗議はお休みする」とのこと。これは自分も非常にわかります。その分お若い方なるべくお願いします。 」(2012年10月25日のツイートより)
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by illcommonz | 2012-10-25 16:23
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by illcommonz | 2012-10-25 15:38
▼ニンゲンのとりあつかいかた
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 【ニンゲン】
 ・この面を上に
 ・取扱い注意
 ・こわれもの
 ・水濡れ注意
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by illcommonz | 2012-10-25 15:36