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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼「2.1 北海道庁北門前反原発抗議行動」

「2.1 北海道庁北門前反原発抗議行動」
[日時] 2013年2月1日(金) 18:00-20:00
[場所] 札幌・北海道庁前
「北海道庁前から官邸へ向けて、札幌からの意思表示」

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・この道庁前反原発抗議行動は皆さん一人ひとりが主人公です。プラカードや光り物(LEDライトなど)をぜひ持ってきてください。
・特定の政治団体や政治的テーマに関する旗やのぼり、プラカード等はご遠慮ください。・ビラ配布や署名集め等は抗議開始前、あるいは終了後にお願いします。
・歩道の黄色い点字ブロックを開け、そこより車道側での整列をお願いします。
・この抗議行動は、非暴力直接行動として呼びかけられたものです。その趣旨をご理解の上ご参加ください。
・その他、黄色い腕章を付けたスタッフの指示に従っていただきますようあらかじめご了承ください。
・氷点下での抗議が続いています。この抗議行動は冬期も休まず続けますが、参加の際はどうぞ体を冷やさぬよう暖かい服装をしてきてください。また、くれぐれも無理の無い範囲での参加をお願いします。

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「2.1 大飯原発を停止せよ!首相官邸前抗議」
[日時] 2013年2月1日(金)18:00-20:00
[場所] 東京・霞ヶ関 首相官邸前および永田町・霞が関一帯
(霞ヶ関駅、虎ノ門駅、桜田門駅をご利用ください)
※千代田線・丸ノ内線の国会議事堂前駅は混雑が予想されます。
[呼びかけ] 首都圏反原発連合
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by illcommonz | 2013-01-31 23:40
▼文化人類学解放講座 「テスト」
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【テスト問題】 「講義で見たり聞いたりした資料や映像をもとに、自分で回答できる問題を自分で考えて自分でつくり、その問題に自分で答えを出して、それを自分で評価して下さい(ただし、評価はABCや点数でつけないこと)。」(文化人類学解放講座「テスト」より)

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 「今、履いているスニーカーが、どこかの国の貧しい子供たちによって、作られたモノかもしれない、ということを私たちは知らない。チョコレートが何なのかを知らずに幼い子供たちがカカオを採っていることを私たちは知らない。私たちと世界中の人々とを結ぶ、このすばらしいネットワークはまるで蜘蛛の網のようだ」

 「私たちは自分の買っているものが、誰がどこで作ったものなのか、ほとんど知らない。私たちが買っている「安くて良い商品」を作るために。途上国では最低限の生活に必要な賃金させ受け取れない人がいる。私たちには買い物で「選ぶ」自由がある。ならば、そういう人たちの力になるもの、ならないもの私たち次第。」

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 「Q:スウェットショップ問題について、いま自分にできることは? A:新しいものではなく、いま持っているナイキの靴で、スウェットショップの児童労働、低賃金労働などの問題をわかりやすく伝える。」

 「モノにあふれた薄っぺらな世界で、いま、私たちにできる衝動買いをとめる方法は、心のストレスを軽くすること。そのために、人と人が互いの顔をあわせ、良い関係を持って、よくほめあい、互いを認めあうことが有効になる。」

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 「カンボジアで働く先生の六割は、最終学歴が小学校。そのため教えられる内容が少ないし、中学校以上の先生の数が少ないです。だから、カンちゃんは、たくさんの子供たちに教えられる先生になりたいと思ったのです。」

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 「Q:3.11もたらしたものは? A:がれきと黒い雨」

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 「我々にもっと愛という知恵があれば良かったのに。」

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 「前期も、実際に官邸前に足を運んでデモに参加したいと思っていたのだが、現在に至った今でも、私自身はまだ一度もデモに参加したことがないことに対し、自責の念にかられる。参加したいという気持ちはあるものの、自分の保身のためか、なかなか行く勇気が出ないという情けない葛藤の途中にある。自信を持って早くデモに参加できるように、早く自立がしたいというのが正直なとこである。右の理由から評価はDである。社会のかたわらで苦しんでいる人を見過ごし、そして見捨てながら平然と生きることに、人間の生きる意味なんてないのだと、改めて、深く実感した。」

 「Q:授業を受けて一番伝えたいことを、一番伝えたい人に伝えよ。A:拝啓 デモ活動を続けている○○さんへ 最初にまず謝らせてください。私はあなたたちの活動を勘違いしていました。デモ活動をするあなたたちはなんとなく悪い人で、世界を乱す人たちだと思っていました。本当にすみません。でも、国会議事堂前でのデモを観たときに、私のなかで何か違和感を感じました。心がざわざわするような、何かが変わるかもしれないというような気持ちになりました。その頃から「デモ=過激な人がやるもの」という私のイメージが一面的な解釈だることに気づきました。「世界は一部の人間が変えていくもの」というイメージを壊していただき、ありがとうございます。どこかの活動の場でお会いできることを楽しみにしています。敬具」

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 「皆、描き方や捉え方が違うが、どれも正しい。三次元を二次元に変換する方法としては色々あるので、どれも間違いではない。人の数だけ答えがある。この文化人類学のテストのように(笑)」

 以上、文化人類学解放講座「答案」より

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 講義でいつも話すことがある。それはこういうこと。「この講義で、みなさんを文化人類学者にするつもりはありません。そうではなく、みなさんには「文化人類学者になりそこねた表現者」になってほしいのです。といっても、アーティストになる必要はありません。アートを「メディア」として使えるようになってほしいのです」。そう、アートは、ことばでは伝えきれないことやことばだけでは届かないことを伝えるための補助手段であって、目的ではない。

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 今年も「文化人類学者になりそこねた表現者のたまご」が生まれた。


▼文化人類学解放講座エンディング
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by illcommonz | 2013-01-29 01:09
▼イルコモンズ先生
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 今年度の「文化人類学解放講座」は、履修登録者数が760名で、前期・後期あわせると、1,400点くらいの答案がある。問題は毎年同じ、前期も後期も同じで、こういう問題である。

 「講義で、見たり聞いたりした資料や映像をもとに、自分で回答できる問題を自分で考えて自分でつくり、その問題に自分で答えを出して、それを自分で評価して下さい(ただし、評価はABCや点数でつけないこと)。」

 問題は同じだが、生徒たちが自分でつくる問題はそれぞれちがうので、答えもひとつづつちがう。だれも答えを知らない問題もあるし、だれも答えをだせない問題もある。採点するのは骨がおれるが、同じ問題と同じ答えの答案を機械的・事務的に採点するよりはずっといい。

 これが終わると、春やすみである。もうすぐ、春やすみである。あともうちょっとで、春やすみである。
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by illcommonz | 2013-01-28 14:43
▼イルコモンズ作 「怒りの重火器サックス」
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 「夜の官庁街に響き渡る怒りのドラムをお聴きください。なおサウンドのなかでディストーションがかかったベースのような音が聴こえると思いますが、これはイルコモンズさんによるトラメガ拡声によるユーフォニウム(上の写真参照)です。まったく天晴れなサウンドでございました。」(Across the Street Sounds「官庁街に響いた怒りのドラム」(2012年6月21日)

 一見すると、ベルが正面をむいた「マーチング用のユーフォニウム」のようにもみえるが、「ディストーションがかかったベースのような音」がするのは、ユーフォニウムにテナー・サックスのマウスピースを挿しているせいである。6月のこの時点ではまだ試作段階で、その後しばらく放置していたコレを、いよいよ使うときが来たと思い、明日の官邸前抗議にむけて改造を再開した。

 ベースにしたのはオークションで手にいれたこのユーフォニウムである。

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▼YAMAHAユーフォニウムYEP201(ノーマル)

 3本あるバルブのうち1本しか残ってないので、ほかに入札者がなく、たしか1,000円で落札した記憶がある。もちろんこのままでは演奏はできないが、バルブ1本あれば、簡単なリフは吹けるので、これをユーフォニウムのマウスピースとサックスのマウスピースの両方で吹ける「コンバーチブル・タイプ」の「デモ用ユーフォニウム」に改造することにした。

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▼YAMAHAユーフォニウムYEP201MS(マーチング仕様・コンパーチブル・モデル)

 ギコギコ、トントン、カンカン、ギコギコ、トントン、カンカンと分解した管とトロンボーンのチューニング管を組み合わせて、まずはじめにB♭のナチュラル・ユーフォニウムにした(吹くとB♭の音がでる)。

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 ただ、このままでは倍音列の音しかでないので、バルブをギコギコギコと切断し、ユーフォニウムの「コンペイセイティング・バルブ」みたいな感じでくっつけ、迂回管を調整してFに近い音を出せるようした。

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▼ユーフォニウムの「コンペイセイティング・システム」

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▼「シングル・ピストン・システム」(3番バルブ)

 音程はわるいが、これでリフが吹けるようになった。「デモ用トランペット」をつくったときに書いたように、「抗議やデモではコールの声が主役であり、楽器はあくまで、コールの声を大きくし、強くし、はずみをつけるためのものなので、管楽器の場合も、ドラムと同様、コールのリズムとテンポにあわせ、単音もしくは2つか3つの音だけをストイックに吹きつづけるのがよいと思っている」。

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▼イルコモンズのデモ用トランペット
http://illcomm.exblog.jp/17100789/

 それはユーフォニウムでも同じである(あと、バルブのシリンダーは結構重たいので、1本だと軽くていい)

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 これにテナーサックスのマウスピースを挿して吹いたのが、さっきの「ディストーションがかかったベースのような音」なのだが、実はこれにはお手本がある。これがそうである。


▼BACの「サクソフォニウムとサクスボーン」

 すごい音である。この演奏はむちゃくちゃだが、かつてローランド・カークが、トランペットにソプラノ・サックスのマウスピースを挿して「バイバイ・ブラックバード」を演奏してみせたように、吹き方を工夫すれば、実はかなりコントロールできる。そのローランド・カークは、これとは反対に、テナーサックスにユーフォニウムのマウスピースを挿したものを「サクソフォニウム」と呼んでいたし、トロンボーンにテナーサックスのマウスピースを挿したものを「サーロルオフォン」と呼んでいた。つまり、こんなふうに管楽器にまちがったマウスピースを接続する、いわば、電気を使わない管楽器の「サーキット・ベンディング」(=電子回路をわざとまちがった配線にしてノイズをつくりだす遊び)のほとんどは、たいてい誰かがすでにどこかでやっているし(たとえば、この「トランパフォン」など)、ある意味、やりつくされてもいるのだが、それでも一度は自分でもやってみたいと思うものである。そして、たいてい一度やれば、それで満足するものなのだが、なかには病みつきになってやめられなくなり、そればっかりやり続ける人間もいる。自分がそうである。

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▼(電気を使う方の)サーキット・ベンディング

BACのサクソフォニウムとサクスボーンの動画をみたとき、ふと思ったのは、このふたつの変な楽器をひとつにしたら、もっと変な音がでるのではないか、ということで、これはさすがのローランド・カークもやらなかったことである。で、やってみた。

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 ネットのオークションに出ていたヤマハのトロンボーン、であるが、よくみると、スライド管に穴があいてるので、誰も入札しない。

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 こういうものをみると、都築響一のこのことばを思い出す。「だれも買わない本はだれかが買わなきゃならないんだ」。ということで、1,000円で落札。

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ホームセンターで5mm×1mの真鍮のパイプ2本買うのとほぼ同じ値段だが、こちらにはスライド管やチューニング管、支柱のほか、ジョイントに使えるパーツがついてくるので得した気分である。

 さっそくギコギコ、トントン、カンカンと分解。

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 ギコギコ、トントン、カンカン。

 分解のついでに、ユーフォニウムの「プロクテター」もはずす。

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 最近のヤマハの楽器カタログをみると、こうした補強板はより大型化する傾向にあるようだ。その理由は「響きのダイナミックレンジが拡大する」とか「管体の剛性を高めることで輪郭のはっきりしたまとまりのあるサウンド」になるから、らしいが、自分はどちらかというと、輪郭がギザギザに乱れきった、まとまりのない破裂音のほうが好きだし、なによりデモでは、軽いこと以上に、音が大きいことが重要なので、迷わず、はずす。

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 それはサックスも同じで、サックスの場合、プロテクターだけでなく、ネックの裏についている「ボウガード」もはずしてある。そのほうがリードの振動が管にダイレクトに伝わり、鳴りがいいように感じるので、そうしてる。ところで、セルマー社の最近のカタログをみると(自分は新品のものにはまったく興味がないくせに、最新カタログをみるのが好きなのだ)、「シリーズⅢ」のサックスではヤマハとは逆に、「楽器本来の鳴りをシビアに求めた結果、ロゴプレートの削除やスモールデザインのリングを新たに設計するなど、響きをスポイルするパーツは極力排除・少量化し、ボアと材質のみのよりシンプルでピュアな響きを再現」とか、「ネック全体の響きをより効率よくアウトプットするために極限までシェイプし少量化に成功」とか、「ボディの響きを最大限に引き出すために、ボディにハンダづけさせる台座などのパーツを少量・小型化することで接着面積を極力小さくし、楽器本来の鳴りを生かします」と書いてあるので、そんなにまちがったことをしてるのではないのかもしれない。ただ、セルマーがシビアにめざした極力と極限をとびこえて、その向こう側にいっただけのことだ。セルマーには楽器製造者として守らなければならない楽器の堅牢性や耐久性があるが、自分にはそれがない。楽器がへこんだら自分でたたきだし、まがったら自分でまげなおすので、おそれるものはなにもない。

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 それはともかくとして、サックスに関して自分が最大限にひきだしたいのは、セルマーがめざした、ピュアな響きや効率的なアウトプットではなく、かつて「悪魔の角笛」と蔑まれ、ナチスに「退廃芸術」とよばれ、ロシアでは収容所送りにされた、サックスの持つ不埒さや淫らさで、その獣性の響きは、政治や社会に口出しをするなどとんでもない、と考えられているデモスたちが行うデモに向いていると思っている。なんだか話がそれたので、作業にもどる。

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 穴のあいたスライドの使える部分をギコギコと切り出し、ユーフォニウムにサーキットベンディング接続すると(電子回路にたとえると、さしずめスライドは「無段階の可変式抵抗器」で、バルブはON/OFFスイッチのようなものだ)、ちょうどうまい具合にE♭になった。ピストンを押すとC♯がでる。スライドをのばした状態でピストンを押すとBとB♭がでる。あはは。「ポッケにロープ、ロック、石ころ、これだけありゃ、何でもできる、 一発天国、ピクニック、連れてってやるから、ビクビクすんな、ポッケにロープ、ロック、石ころ、いつもしのばせてうろつく、こいつが大人のテクってもんだ」(ECD)ってなもんで、E♭、C♯、B、B♭、これだけありゃ、なんでもできる。デモや抗議にはこれで十分で、E♭、C♯、B、B♭という下降するリフはわるくない。これが大人のテクってもんだ。サックスのマウスピースで思い切り吹くと、ポリバケツの底が破れたような音がする。管楽器なのに、トラメガみたいなフィードバック・ハウリング音がする。ユーフォニウムの大きなベルの振動がスライド管に伝わって、そうなるのだろう。ダブステップに使われる暗黒アナログ・シンセみたいな音がする。それは「いくらなんでも、これはヒドイ」というくらいダークな音で、国会や官邸にむかって吹き散らすには、ぴったりの音である。まさにマイケル・シーゲルが書いているとおり。


▼「アマデウス」のダブステップミックス

 「サックスはまぎれもなく「悪魔の楽器」であり、人はその「手先」となる」
 (マイケル・シーゲル「悪魔の角笛」より)

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▼イルコモンズ作 「怒りの重火器サックス」(2013年)

 これを肩にかついで、標的めがけて構えると、怒りの重火器みたいである。

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 バルブを1本にし、プロテクターなどをはずしたので、総重量は3.1キロ。アルト・サックスとほぼ同じくらいで、ユーフォニウムとトロンボーンという決して軽くない2つの楽器を合体させた割には軽い。問題はこれがはいる楽器ケースは世界中どこをさがしても存在しないということである。これもいつか、自分でつくろう。

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[参考]
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 バストロンボーンよりも管長は短いが、ベルとボアはバスよりもかなり大きい。サックスのマウスピースで吹くと、チンバッソみたいな音がする。

[おまけ]
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悪魔のサックスのマウスピースを、天使のトランペットや、妖精のホルンにさすことのできる「金管/木管変換プラグ」(イルコモンズの「管楽器サーキットベンディング・ツールキット」より)

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「首相指示、原発ゼロ政策を見直し 経済連携も」
 「安倍晋三首相は25日午前の日本経済再生本部で、成長戦略の策定に向けた10項目の課題を関係閣僚に指示した。「2030年代の原発ゼロ」を掲げた民主党政権のエネルギー戦略をゼロベースで見直すことや、経済連携の推進、輸出拡大などによる「攻めの農業政策の構築」などを求めた。首相は会合で「これまでの発想にとらわれず、次元の違う政策をお願いしたい」と述べた。検討結果は6月までにまとめる成長戦略に盛り込む。首相指示は、23日の産業競争力会議で出た意見を踏まえた。茂木敏充経済産業相に求めたエネルギー政策の転換は「安定供給やコスト低減」を重視した。」(2013年1月25日 共同通信)

 「これまでの発想にとらわれない、次元のちがう」抗議の音をきかせてやる。
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by illcommonz | 2013-01-25 11:50
▼「1.25 大飯原発を停止せよ!首相官邸前抗議」

「1.25 大飯原発を停止せよ!首相官邸前抗議」
[日時] 2013年1月25日(金)18:00~20:00 予定
[場所] 東京・霞ヶ関 首相官邸前および永田町・霞が関一帯
(霞ヶ関駅、虎ノ門駅、桜田門駅をご利用ください)
※千代田線・丸ノ内線の国会議事堂前駅は混雑が予想されます。
[呼びかけ] 首都圏反原発連合

 「2011年3月11日の東日本大震災から引き起こされた福島第一原発の事故は、国民の原発に対する意識を目覚めさせ、2012年に実施されたパブリックコメントでは8割を超える人々が「原発はいらない」という意思を示しました。ところが、2012年12月の衆議院選挙により、原発をいまもなお推進しようとする自民党政権が復活したのです。この旧態依然とした政権は、明らかに、国民の声を聞く耳をもたず、国民の命を顧みない政策を取ろうとしています。厳しい冬を迎えても、私たちは、抗議の声を上げることをやめるわけにはいかないのです。首都圏反原発連合は、2012年の3月から、ほぼ毎週金曜日に、総理大臣官邸前で抗議を行ってきました。数百人で始めた抗議行動は、数千人、数万人と数を増していき、6月29日には約20万人もの人たちが集まりました。現在も毎週数千人の人が官邸前から国会議事堂周辺で「再稼動反対」「原発いらない」の声を上げています。また、この金曜抗議行動は全国に連帯の輪を広げ、いまも毎週各地で抗議が行われています。私たちの命と生活、そして子どもたちの未来のために、原発はあってはならないもので、電気供給、経済発展、地球環境のために原発が必要であるという論は、いかなる政権であってもその根拠を明快に示すことはできません。私たちの声で、もう一度原発のない社会を作り、たいせつな命と暮らし、そして未来を守りましょう。」

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▼やまむらよしと@gujohachi
「国会前ステージでチバレイが光った!w pic.twitter.com/k2riwbDd」
(2013年1月19日のツイート)

 みんなが「チバレイ」とよんでる福島育ちの千葉(麗子)さんが、国会前のステージで、「福島かえせ」とコールするとき、いつも一瞬、表情がくもるのを見るたび、毎回、毎回、毎回、胸がしめつけられて、こまる。胸がつまると息がとまって、サックスが吹けないからだ。明日は、この指の先にある国会議事堂をねらい撃ちするようなサックスをつくって持ってゆこうと思っている。それは、円錐形のかたちをして、大きなベルを持ち、おまけに長い管が前に突き出して、とびきり低い音がでるだろう。
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by illcommonz | 2013-01-24 11:05
▼井戸川克隆「負けないということは以下のことを忘れないこと」
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 私たちは前例の無い避難という過酷な状況に置かれています。いつまでも海原を漂流するわけにはいきません。早く上陸地を国が準備して、再興できる日を求めてきました。しかし、時間が足りませんでした。
 放射能のないところで平和な、皆が集える町ができることを祈り町民の安寧を願って、私は本日、双葉町長の辞職申し出をしました。

 私の今までの取り組みから次のことを申し上げたいと存じます。

1 事故に負けない

 原発事故で負けるということは、今のまま、何もしないことである。

 双葉町民には負けてほしくない。勝ってそれぞれ生き抜いてもらいたい。今はそれぞれの地に離れて住もうとも、廃炉が完了して故郷から放射能の危険が去り、自然と共生出来るようになったら再結集しよう。

 我が子どもたちへ、この悔しさを忘れることなく、何としても生き抜いて何倍も幸せな双葉町を再建していただきたい。そのためにも負けないで学び、求められる人になれ。世界の雄になってもらいたい。

(1) 負けないということは以下のことを忘れないこと

 ①避難してくださいと国から頼まれたこと。
 ②東電と国は事故を絶対起こさないと言っていたこと。
 ③町と県と東電には安全協定があること。
 ④事故は我々が起こしたものではないこと。
 ⑤正式な謝罪と見舞いがないこと。(形のあるものではないこと)
 ⑥自分の権利は自分以外に行使できないこと。
 ⑦被ばくさせられたこと。
 ⑧放射能の片付けをさせられること。
 ⑨20msv/yで町へ帰ること。(一般公衆の限度は1msv/y以下)

(2) 勝つためには何をしなければならないか

 ①事故の原因者を確定すること。
 ②我々の受けた損害のメニュー作成すること。
 ③損害の積算をすること。
 ④回復の請求をすること。
 ⑤回復の限界と代替を請求すること。(仮の町、借りの町)
 ⑥立証責任の不存在を共有すること。
 ⑦気づくこと。
 ⑧水俣の住民の苦難を学ぶこと。
 ⑨広島・長崎の住民の方に聞くこと。
 ⑩避難先の皆さんの恩を忘れないこと。
 ⑪多くの町民が健全な遺伝子を保つこと。
 ⑫ウクライナの現実を確認して同じテツを踏まないこと。

(3) 町民の力を結集すること

 ①役割分担をすること。
 ・汚染調査 ・除染問題 ・賠償問題
 ・住居問題 ・職場問題 ・健康問題
 ・墓地問題 ・学校問題 ・中間貯蔵施設問題
 などの調査研究する組織をつくり町民の不利益を解消すること。

 ②事故調査委員会をつくること
 事故の報告書には避難を強制された住民の実態が語られていない。外部に任せていたらいい加減に処理されてしまうので、委員会を町独自に構成して正しい記録を残さなければならない。

2 主張する権利を行使する

 ①見守り隊の組織
 ②法律家の組織
 ③文書学事の組織
 ④ボランティア活動組織
 ⑤被ばく被害者団体の組織
 などを組織して国民の主権と被害者の復権を勝ち取らなければならない。

3 この世には先人の教えがある

(1) 温故知新
 歴史から新しい発想が出てくる。自分が直面している問題について語られています。遠くは私たちの祖先である標葉藩が相馬に滅ぼされたこと、会津藩が長州に負けたこと。しかし、負けても滅びる事もなく私たちは生きてきました。先人達に感謝し、これからは私たちが町の存続を引き継ぎ後世に繋がなければなりません。今度の事故は前例がありません。今は子どもたちを放射能の影響によるDNAの損傷を避けて暮らし、幾多の困難に負けずに 双葉町の再興に向かって、生き延びましょう。

(2) 人生に五計あり
 中国、宋時代の朱新仲が教訓として伝えた人生の処世訓とされるものです。生計、身計、家計、老計、終計があり、生き抜く考えが記されています。

(3) 八正道と言う道
 昔、釈迦がインドで行われていた求道について、新しい道があることを説いたとされています。

 正見  : 正しい物の見方
 正思惟 : 正しい思考
 正語  : 偽りのない言葉
 正業  : 正しい行為
 正命  : 正しい職業
 正精進 : 正しい努力
 正念  : 正しい集中力
 正定  : 正しい精神統一

 今の私たちにはこのような精神にはなれません。この言葉は東電と国あるいはこの事故を被害者の人権を無視して矮小化しようとしている勢力に猛省を促す言葉として捉えてほしい。願わくば、双葉町の子どもたちに人生の教訓の一部として、心に刻んでほしい。

(以下略、全文はこちら)

(双葉町長 井戸川克隆「双葉町は永遠に」より抜粋)

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 以上のことを忘れないこと。そして、忘れてないということを、デモで・抗議で示しつづけること。
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by illcommonz | 2013-01-24 10:07
▼キンカン、キンカン、トッカン
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金曜官邸前抗議用・金管楽器・突貫工事、キンカン、キンカン、トッカン。
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by illcommonz | 2013-01-24 02:56
▼イルコモンズ作 「経団連を呪う悪魔の笛」
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(つづき) だとすれば、ベルが小さくて、「円筒形」のかたちをしたサックスを選べばよい。問題は、そんなサックスは存在しないということだが、なければ自分でつくればよい。そう思い、さっそく、つくってみることにした。 イメージはずばりコレである。

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▼横溝正史「悪魔が来りて笛を吹く」

 悪魔が手にしているのはフルートである。フルートは「円筒管」なので、「円錐管」のサックスに比べると音がちいさく、クラリネットについてるようなフレア(ベルのようなふくらみ)すらない。高音部では透明感のある美しく澄んだ音がするが、低音部では陰にこもった不吉で不気味な音色がでる。これに、かつて「悪魔の角笛」と呼ばれたサックスのマウスピースを挿し、低音のアンブシュア(口のかたち)で思いっきりブローアップすると、ゴボゴボゴボ、ゴボ、ゴゴゴゴーっという、つまった配水管のようなきたない音になる。ホンク吹きする(単音を不自然なくらい強いタンギングで吹いたりする)と、ブ・ブ・ブ・ブーと、オナラやブーイングのような下品な音がする。グロウル吹きする(うあーと声を出しながら吹く)と、グゥグゥギャグゥアアアアと、ケモノがうめくようなおぞましい音がする。経団連にはぴったりの音である。ちょうどおあつらえむきに、頭部管がつぶれて、使いものにならなくなったポンコツのフルートがあるので、ギコギコ、トントン、カンカンと改造することにした。

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胴部管のリング部を切断する。

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アルトサックスのネックを挿す(音程がうわずっていて、すこし可笑しい、いや、お変しい)。

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ちいさいベルをつけてみた。これで音程がすこしましになった(気がする)が、本来そこにないはずのものがあるので管の鳴りがさらに変になった、いいぞ。イルコモンズのブログにも書いてあるように、「狂えば狂うほど調子がよくなる」ものもあるのだ。

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サムレスト(指かけ)やストラップ・ホルダーをつけた。(以下省略、詳細は後日)。

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▼イルコモンズ作 「経団連を呪う悪魔の笛」

 この「悪魔の笛」のいいところは、人間たちがほしがる管楽器の「遠達性」(通称「遠鳴り」、音が遠くまでよく届くこと)をあっさり犠牲にしたので、目の前にある経団連ビルに、「ゴボゴボゴボ、ゴボ、ゴゴゴゴー、ブ・ブ・ブ・ブー、グゥグゥギャグゥアアアア(以下省略)」というおそろしく耳ざわりな騒音や雑音を思う存分まちらすことができるが、その音は近隣の家まで届かないというところである(そのぶん、自分のそばで抗議している人たちは気の毒なので、あまりそばに寄らないようにしてください)。これにテナーサックスのマウスピースを挿して、レスター・ヤングのように、ななめに持って吹くと、なかなか具合がいいので、今日はこれで「経団連は恥をしれ」(作詞・作曲:火炎瓶テツ)のテーマを吹くことにしよう。経団連のような金の亡者に魂を売ることはないが、音楽の悪魔にならよろこんで、たましいをうるぞ。というわけで、悪魔の楽器づくりは(つづく)。

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 「もう、これ以上の屈辱、不名誉に耐えることはできない。これが暴露されると、泥沼のなかに落ちてしまう。ああ、悪魔が来たりて笛を吹く...」(椿英輔の遺言「悪魔が来たりて笛を吹く」より)

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[参考]
▼自民党とたたかうサックス
http://illcomm.exblog.jp/17442783/

d0017381_19432112.jpg▼怒りのドラムデモ ‏@drumsofprotest
「@Nority_for_two 叩き方にもよりますね。音色としては基本高音域なので、例えば連続して早く叩くと周りの人は自分の音が聞けなくなってしまうかもしれません。周りの音を聞くというのは大事な事です。まずはトライアルとして誤解も含むかもしれないですが、楽しんでやって見てください。」(2013年1月21日のツイート)

「ピンチはチャンス。 今までと違うやり方を模索できるタイミングとも言える。周りの音をよく聞いて。なによりまず、あそこに集まる事にはすでに意味があって、ドラムを持った人も声をあげればよい。」(同上)

「首都圏反原発連合主催の経団連前抗議において、近隣住民の方から抗議の音に関する苦情が寄せられています。この抗議が続けられるようドラムの叩き方や楽器の選択に注意し、また周りのコールや参加者との音のバランスも配慮して頂けますようご協力をお願い致します。」(同上)

抵抗は「発明のまま母」である。

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[追記1] 音楽家の知り合いから、サックスの音をちいさくしたいんだったらサックス用のミュートを使えばいいよ、とメールがきた。あ。。。 (以下省略) ま、いいか。

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このミュートを他の楽器のベルに使えないかな。

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[追記2]
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[撮影] 秋山理央

 なんというか、ほら、横溝(正史)だから、やっぱり、こういうかぶりものがないと悪魔らしくみえないからね。それに、音で抗議できないときはヴィジュアルでインパクトを与えないとね。さて、これをみた経団連はビビっただろうか。
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by illcommonz | 2013-01-22 13:26
▼冬の楽器


 冬のさむい日、かじかんだ手に、はぁっと息をはき、しゅしゅしゅしゅっと手をこすりあわせながら、重たい空をみあげていると、ふと、思い出す、うたがある。風景がある。

 冬の街頭の楽団というと、「サルヴェーション・アーミー」である。ヨーロッパでは、このPVみたいに、バリトン・ホルン(ユーフォニウム)やアルト・ホルンが主に使われる。寒さにこごえる子どもを抱きすくめるように、ホルンを胸にかかえ、自分のはく息を、あたたかい音の響きにかえる人たちの姿をみるのがすきだ。なので、自分でもやってみたいと思い、近所の友人たちと一緒に八王子駅の前で救世軍の「社会鍋」の手伝いをやったことがある。そこで自分はユーフォニウムとトランペットを吹き、ベルを鳴らし、ドラムをたたいた。2010年の冬のことである。機会があれば、またやりたいと思っているのだが、3.11以後、なかなかその機会がない。

▼多摩川ベル・リンガーズ
http://illcomm.exblog.jp/12586122/

 それはさておき、「怒りのドラムデモ」から、おしらせのツイートが届いた。

d0017381_19432112.jpg▼怒りのドラムデモ @drumsofprotest
 「首都圏反原発連合主催の経団連前抗議において、近隣住民の方から抗議の音に関する苦情が寄せられています。この抗議が続けられるようドラムの叩き方や楽器の選択に注意し、また周りのコールや参加者との音のバランスも配慮して頂けますようご協力をお願い致します。 」(怒りのドラムデモ 2013年1月21日のツイート)

 季節柄、ユーフォニウムを吹きたいところだが、これは奉仕ではなく、抗議である。あの血も涙もない経団連に、あたたかい音の響きをきかせても仕方がない。いや、逆にそういう手もなくはないのだが、それはまた別の機会にやるとして、問題は「楽器の選択」である。自分がもってるサックスはどれもデモ用に改造したので、ふつうのサックスよりも音が大きい。

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▼自民党とたたかうサックス
http://illcomm.exblog.jp/17442783

 音が大きいのは、ベルが大きいのと、サックスそのものが「円錐形」のかたちをしているからである。だとすれば、ベルが小さくて、「円筒形」のかたちをしたサックスを選べばよい。問題はそんなサックスは存在しないということだが、なければ自分でつくればよい。そう思い、さっそく、つくってみることにした。(つづく)
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by illcommonz | 2013-01-22 11:48
▼「1.22 経団連会館前抗議」
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「1.22 経団連会館前抗議」
[日時] 2013年1月22日(火) 18:00-20:00
[場所] 東京・大手町 経団連会館前(大手町駅c2b出口でてすぐ)
[呼びかけ] 首都圏反原発連合

 「2012年9月18日、経団連、経済同友会、日本商工会議所のトップが都内で合同記者会見を行い、野田政権が閣議決定しようとしていた、2030年代に原発ゼロを目指す方針に反対の立場を示しました。こうした経済界やアメリカの反応を受けてか、19日、政府は2030年代に原発ゼロを目指す新しいエネルギー政策「革新的エネルギー・環境戦略」の閣議決定を見送ってしまいました。新戦略は「参考文書」扱いとなり、「柔軟性を持って不断の検証と見直しを行いながら遂行する」という方針だけが閣議決定されるという、大多数の一般市民の願いからは大きく後退した結果となりました。
 現在、毎週金曜日には首相官邸前をはじめ、全国の100を超える地域で原発反対の抗議行動が繰り広げられる様になっています。さらに、パブリックコメントでは、2030年の電力に占める原発割合への意見は全体の9割弱が「0%」を求めている、という結果まで出ており、既に「原発ゼロ」を望む声は大多数の一般市民の声であることが証明されています。それにもかかわらず、経団連をはじめとする経済界は、自分たちの私腹を肥やすためだけに、国民の声を無視し、あるべき将来への道を大きく後退させています。
 また、原発をやめることが果たして本当に経済を停滞させることになるのか、原発を続けることの方が経済にとって悪影響なのではないか、という視点も大きく抜け落ちており、「頭ごなしの脱原発反対」と言わざるを得ない様相を呈しています。
 首都圏反原発連合は、こうした経済界の動きに対して、1月22日(火)、経団連会館前にて抗議行動を行います。できる限り多くの方々にご参集いただき、経団連会館を包囲する勢いで、巨大な圧力をかけましょう!どうぞ宜しくお願いします。」

........................................................
▼「経団連会館周辺にお住まいの皆様へ、抗議行動のお知らせ」
 「来る1月22日(火)、私ども首都圏反原発連合は日本経済団体連合会(経団連)に対する抗議行動をさせていただきます。首都圏反原発連合は、脱原発のためのデモなどを主催しているグループや個人が力を合わせようと、2011年9月に立ち上がったネットワークです。昨年4月からは毎週1000名以上の参加者で、大飯原発再稼動問題に対して首相官邸前抗議行動を行っています。また、9月からは毎月1~2回2時間程度、経団連に対しても脱原発のための抗議行動を開催しております。昨年9月18日、経団連、経済同友会、日本商工会議所のトップが都内で合同記者会見を 行い、野田政権が閣議決定しようとしていた、2030年代に原発ゼロを目指す方針に反対の立場を示しました。こうした経済界やアメリカの反応を受けてか、19日、政府は 2030年代に原発ゼロを目ざす新しいエネルギー政策「革新的エネルギー・環境戦略」の閣議決定を見送ってしまいました。新戦略は「参考文書」扱いとなり、「柔軟性を持って不断の検証と見直しを行いながら遂行する」という方針だけが閣議決定されるという、大多数の一般市民の願いからは大き く後退した結果となりました。こうした経緯から、経団連の方針が変わるよう、私たち反原発連合は経団連に対して抗 議行動を行っています。大勢の人が集まり、いくらか大きな音を出しますが、日本の明るい未来のため2時間程 ご協力をお願いします。」

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d0017381_19432112.jpg▼怒りのドラムデモ @drumsofprotest
 「首都圏反原発連合主催の経団連前抗議において、近隣住民の方から抗議の音に関する苦情が寄せられています。この抗議が続けられるようドラムの叩き方や楽器の選択に注意し、また周りのコールや参加者との音のバランスも配慮して頂けますようご協力をお願い致します。 」(2013年1月21日のツイート)


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by illcommonz | 2013-01-21 19:45