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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼[緊急再掲載] イルコモンズ「前衛詩としての憲法9条 ザ・ムービー」(2005年)


イルコモンズ編「前衛詩としての憲法9条 ザ・ムービー」(2005年制作 10分50秒)
(Microsoft パワーポイント+Google 自動翻訳+IBMテキスト自動読みあげソフトによる
ポリティカル/メディア・アート)

 「これはビジネスマンや大学研究者がプレゼンテーションなんかに使う Microsoft の Power Point を酷使して、どれだけのことができるのか実験してみたもので、それを後からDVで撮影して、mpeg に変換したものです。内容は見ていただければお分りの通り、米国政府が起草した日本国憲法9条の英語原文を、Google の自動翻訳プログラムで日本語に自動翻訳したものからはじめて、次に、第9条の日本語原文を英語に自動翻訳した後、それをもういっぺん日本語に翻訳し、さらにそれを、フランス語、イタリア語、ドイツ語に自動翻訳した後に、さらにもういっぺんそれぞれを日本語に翻訳しなおして、前衛詩のように書き換えたものを IBM のテキスト自動読みあげシステムで朗読し、それにバックトラックとグラフィックイメージをつけたものです。これは憲法九条を改憲しようとする動きがあることをうけ、それに先がけて、より前衛的でより実験的でより国際的な改訂(というより脱構築)の試練にかけてみたもので、実験の結果、それがどんなにコワれた文章になっても、それでもなお、この憲法9条が「戦争の放棄」を宣言しているものだということは読みとれるということがわかりました。そもそも「戦争の放棄」というのは第九条のみならず、現行の憲法全体の原理原則であって、この原理を損なうような改訂は改訂ではなく、憲法の「破壊」であるというのを、前に読んだことがあります。誰かがそしらぬ顔で、そういう致命的な破壊をしないように、先に破壊をデモンストレーションしてみたのが、このポエトリーリーディングなのですが、第九条はなかなかダイハードでタフでした。そして、このどちらかといえば「解体」(脱臼) の方に比重を置いた「脱構築」の後に、それをもういっぺん「蘇生」(原点回帰)させる「脱構築」として制作したのが、このブログで公開した「新日本憲法第九条草案」です。」

「前衛詩としての憲法9条ザ・ムービー」 「イルコモンズのふた。」2005年11月30日より転載)

 「先日、首相を辞任した安倍晋三に云わせると「いまの憲法は占領軍が作ったものだからNGで、憲法は日本人自身の手でつくるべきだ」という。何という了見の狭い考え方だろう。「Think Global」と云われるこの時代にあってなお、「Think National」な貧しい発想しかできないらしい。かつて花森安治は「誰が草案をつくったって、よければそれでいいではないか。単なる理想なら、全力あげてこれを現実にしようではないか」と書いた。僕らもそう思うし、本来、リベラルというのは、こういうものの考え方のことではなかったか。とまれ、安倍政権は消えたが、「国民投票法」が残った。「おしつけられた」という意味では、この法律のほうが、よっぽど「おしつけられた」気がする。これから改憲にむけた政策が強引におし進められるのだろうが、こっちだって負けてはいない。いずれそうなるだろうという気がしてたので、草案のひとつやふたつ、もうとっくに用意してる。下の作文がそうで、これは第二版で、しかも英語対訳版もある。」

■ザ・新日本憲法第9条ウルトラメガミクス(平成17年8月31日イルコモンズ起草案)

 【第9条:戦争の放棄】

 日本に暮らすものは、何ぴとたりとも、
 国権の発動たる、国家による戦争を、
 まったく完全に、かつまた全面的に、
 わけても根本的に、とことん、
 これを放棄し、たとえ、
 誰が何と云おうとも、
 何が起きようとも、
 一切関知せず、
 国家による、
 あらゆる種類の、
 あらゆる形態の、
 あらゆるすべての、
 戦争という戦争の、
 その一切合切の、
 全部すべてを、
 端から端まで一ミリも残さず、
 上から下までひとつの特例も認めず、
 最初から最後までひとつの例外も許さず、
 絶対的かつ未来永劫的に、
 最後の最後の最後のそのまた、
 最後のひとつにいたるまで、
 無限に、
 廃棄し、棄却し、
 抹消し、消去し、
 破壊し、分解し、
 解体し、廃絶し、
 根絶して、
 自分でたたかう。

"The Avant-Garde Article No.9. (engilish version)"

 We, All people living in England,
 renounce belligence by the nation,
 as a sovereign right of the nation.
 Wholly!
 Absolutely!
 Radically!
 We are not
 privy to whatsoever,
 no matter what
 anyone tells us.
 We are,
 not to leave behind
 any kind of w-a-r (by nation).
 not to accept
 any variety of w-a-r (by group).
 not to allow
 any exception of w-a-r (by mass).
 Forever more.
 Right until
 the last moment,
 the last minute,
 the very end of
 the last molecule,
 We scrap,
 We dismiss,
 We scratch,
 We eliminate,
 We break up,
 We abolish,
 We eradicate the
 W-A-R.
 And
 Let us fight on our own life.

 「憲法九条を「世界遺産」にして保護しようというアイデアもあるようだが、僕らの考えはそれとはちがう。戦争の親玉であるはずの国家が戦争の放棄を宣言した憲法九条を、僕らは「アヴァンギャルドな憲法」だと思う。あるいは、こう云ってよければ、現実に囚われずに人類の理想を貫いた「政治的シュールレアリズムの詩」だと思う。そういうものは大切に保護するよりも、もっとラディカルに前進させるべきだと思うので、そうした。「こんな憲法は現実ばなれしてる」という意見もあるだろうが、憲法と法律は違う。憲法は現実にとらわれずに人類の理想と社会の夢を、思う存分、これでもかというくらい高らかに表現したメルヘンであり、ファンタジーであり、ポエムである。詩を現実にあわせて書きかえるなんてばかげてるし、理想を放棄するなんてもってのほかだ。それは人類の普遍的な夢と理想の追求に対する冒涜である。かくして、アヴァンギャルドでラディカルな改憲派である僕らの考えを一言で云うと、こうなる。「憲法よ、一歩前に、現実は後からついてこい。」

「前衛詩としての憲法第9条」と「新憲法第9条草案・第二版」「イルコモンズのふた。」2007年9月14日、および、「アフターダークシアターはじめま
す」
「イルコモンズのふた。」2005年11月16日より転載)

 「ぼくは、じぶんの国が、こんなにすばらしい憲法をもっていることを、誇りにしている。あんなものは、おしつけれたものだ、画にかいた餅だ、単なる理想だ、という人がいる。だれが草案をつくったって、よければ、それでいいではないか。単なる理想なら、全力をあげて、これを現実にしようではないか。」(花森安治)

 「我われは夢を見ることを恐れてはなりません。我われは力強い足取りで前に進んでいく「非現実的な夢想家」でなくてはならないのです。人はいつか死んで、消えていきます。しかしhumanityは残ります。それはいつまでも受け継がれていくものです。我われはまず、その力を信じるものでなくてはなりません。」(村上春樹)


▼「憲法違反の憲法」はどの憲法に違反をしているのか (videonewsより)

「集団的自衛権:政府方針「方向性」に 公明・世論に配慮」
 「安倍晋三首相は集団的自衛権の行使容認に向け、政府の考え方を示す「基本的方向性」を15日に記者会見して発表する。「方向性」というあいまいな表現は公明党や世論の慎重論に配慮し、結論ではなく途中段階であることを強調するための苦肉の策だ。ただ、首相は根幹は譲らず、手順を踏んで行使容認に突き進んでいる。自民、公明両党は相互に不信感を抱えたまま20日に協議をスタートする。菅義偉官房長官は13日の記者会見で「首相から政府としての検討の進め方についての基本的方向性を示す予定だ。その上で、内閣法制局の意見も踏まえつつ、与党とも相談の上で対応を検討する」と語った。政府は当初、首相の私的懇談会「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」(安保法制懇)の報告書を受け取った後に「政府方針を出す」(4月9日の菅氏の記者会見)と説明していた。しかし、与党協議を始める前に政府方針を示してしまえば、「結論ありき」との批判が想定され、「基本的方向性」との位置づけに落ち着いた。15日に首相が記者会見する際にも、起こり得る事態に現在の法律では対処できない不備があることを指摘するにとどめ、集団的自衛権の行使容認に踏み切るかの最終判断は、与党協議の結論を待つとの姿勢を示すことになりそうだ。報告書の提出と首相の表明を同日にしたのも、検討範囲を絞り込む姿勢を見せることで、慎重論に配慮した手順だ。首相は13日の自民党町村派のパーティーで「自民党と公明党の連立政権に隙間(すきま)風を吹かせようという人たちがいるのは事実だが、そう簡単に隙間風が吹くことはない。連立関係は揺るぎない」と強調した。背景には政府方針を巡る水面下の接触ですでに公明党から反発が出ていることがある。政府高官や自民党の高村正彦副総裁らは、公明党実務者トップの北側一雄副代表と会談を重ね、首相の表明を「自公が深刻な対立に至らない範囲にとどめる」(自民党関係者)ように調整してきた。ただ、首相は「長年、目指してきた集団的自衛権の行使容認をぶれずに断行するつもりだ」(政府高官)とされる。表現などで配慮はしても、今秋の臨時国会前に行使容認のための政府方針を閣議決定し、臨時国会に自衛隊法改正案などを提出する構えは崩していない。公明党の山口那津男代表は13日の記者会見で、安倍政権の発足時の与党政策合意では景気回復などを優先課題としていたことに触れ、「政権合意に書いていないテーマに政治的エネルギーが行くことを国民は期待していない」と首相をけん制した。公明党も協議には応じる方針で、与党の協議機関を設置し、20日に初会合を開くことでは合意した。座長に自民党の高村副総裁、副座長に公明党の北側副代表を充て、石破茂、井上義久両幹事長ら両党の幹部計10人程度で構成する。ほかに自民からは中谷元・元防衛庁長官、岩屋毅党安全保障調査会長、西田昌司参院副幹事長が内定。公明は上田勇政調会長代理、西田実仁参院幹事長らを充てる方向だ。」(毎日新聞 2014年5月13日)


*****緊急行動*****
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「安保法制懇「報告書」はいらない!5・15緊急国会行動」
[日時] 2014年5月15日(木)18:00~
[場所] 衆議院第2議員会館前(首相官邸前に移動する場合あり)
]主催] 解釈で憲法9条を壊すな!実行委員会(132団体が参加

15日の安保法制懇報告書提出と安倍首相の今後の「基本的方向性」を示す記者会見に抗議して、緊急行動を行います。
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by illcommonz | 2014-05-14 00:15
▼イルコモンズ「アーティヴィズムとクラフティヴィズム」(PARC自由学校)
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イルコモンズ「アーティヴィズムとクラフティヴィズム」(PARC自由学校)
■講師:イルコモンズ
■期間:2014年6月~12月(全11回 原則として土曜日19:00~21:00)
■受講料:30,000円(※クラフトにかかる材料費などは除く)
■定員:20名

※現在のところ、申込者が3名で、このままだと開講されない可能性もあります、受講の申し込み、どうぞよろしくおねがいします。申し込みの〆切りは、5/24 です。

【概要】(全文)
 現代のアクティヴィズム(=社会運動)とアートの関係について、アダモフスキーはこんなふうに書いています。「伝統的なたたかいの文化」では、アートが採用される場面はごく限られていた。よくてせいぜいアクセサリー扱いだった。しかし「新しい世界をいま・ここでつくること」がアクティヴィストたちの主要な課題となってからは、アーティストとアクティヴィストの仕事は、かつてないほど近づいており、互いに創造性をシェアしている」。もともと芸術運動と社会運動は密接な関係にありましたが、それが再び近づいてきているようです。特に3.11の大震災と原発事故の後、多くのアーティストが「アートに何ができるのだろうか?」と自問しました。「アートに何ができるのか?」という問いは倫理的で義しい問いですが、この美しい問いに比べ、その答えは宿命的に貧しいものです。「アートにできることは何か」といえば、それはアートであり、アートでしかないのです。ただしそれは「アートのためのアート」ではなく、「社会のためのアート」であることは云うまでもありません。アートを使った社会運動のことを「アーティヴィズム」と呼び、JRやバンクシーをはじめとする表現者たちが、ギャラリーとストリートを往復しながら活発な活動を行っています。一方、インディペンデントであることを重視するアクティヴィストたちも、自分のものは自分でつくり、それをシェアするという、「クラフト」を通した社会活動を行っています。それを「クラフティヴィズム」と呼びます。このクラスでは、同時代のアーティヴィストやクラフティヴィストたちの活動をはじめ、ものづくりの大切さを説いた人びと(ウィリアム・モリス、宮沢賢治、ヨーゼフ・ボイス、花森安治)の考えを紹介しながら、社会運動に活用できる様々なツールをつくってゆきます。かつてガンジーはこう云いました。「しあわせとは、あなたが考えること・言うこと・行動することが調和している状態のことです」。そうでなら、アーティヴィズムとクラフティヴィズムは、私たちが、考えること・言うこと・行動することとに加え、つくることを調和させることのできる「しあわせな社会活動」ではないでしょうか。

【内容】(全文)
■「同時代の「アーティヴィスト」たち」 6/7 【映像と講義】
  アートを使った社会運動のことを「アーティヴィズム」とよびます。最初の授業では、世界の様々な問題にアートの手法を使ってとりくんでいる同時代のアーティヴィストたち(JR、バンクシーなど)の活動を映像を使って紹介してゆきます。

■「同時代の「クラフティヴィスト」たち」 6/21 【映像と講義】
 誰でもできる簡単な工作や手芸を応用した社会運動のことを「クラフティヴィズム」と呼びます。この授業では、同時代のクラフターたち(ニッタプリーズ、スゥーンなど)の活動を映像を使って紹介してゆきます。

■「技能的実践家としてのアーティヴィスト/クラフティヴィスト」 7/5 【実演】
 アーティヴスト/クラフティヴィストとはどんな存在でしょう。美術家の白川昌男はこう書いています。「現在の社会においては「職業としてのアーティスト」ではなく、「技能的実践家としてのアーティスト」という概念の方がより有効だと思える。誰もが行なえることを率先して様々にやってみせる文化活動の専門家がアーティストということになるだろう」。この講義では、実践的技能家としてのアトミックサイトやイルコモンズの活動を紹介します。

■「ナウトピアの政治と「いつかではなく、いま・ここで」の工作」 8/2 【講義】
 アダモフスキーは「新しい世界をいま・ここでつくることがアクティヴィストたちの主要な課題となった」と指摘していますが、どういうことでしょう。これは「予示的政治」や「ナウトピア」とよばれる現代のアクティヴィズムの新しい傾向で、もともとは「この世界であなたが見てみたいと思う変化に、あなたがなりなさい」というガンジーの言葉がもとになっています。内田樹の言葉を借りれば、「あらゆる運動体はそれが理想としてめざす未来社会の萌芽的形態でなければならない」ということです。この授業では、現代の社会運動のなかで、なぜつくることが重要とされているのかについてお話します。

■「バッドアートを讃えよう、ブリコラージュのすすめ」 9/6 【講義】
 ウッラマーリア・ムタネンは、クラフティヴィズムには資本主義の市場経済とは異なる別の経済(エコノミー)があると指摘し、「クラフターにとっては、金銭の取引きよりも、物々交換や会話の方が、より重要だ」といっています。一方、アーティヴィズムには、これまでのアートとは異なる価値観や方法論があり、それは「コミュニティ・アート」や「バッドアート」と呼ばれるものと親縁性があります。この講義では「コモンズ」「ギフトエコノミー」といった考え方のほか、「ブリコラージュ」という方法論について、お話します。

■「暮しのなかのアーティヴィズムとクラフティヴィズム」 9/20 【講義】
  花森安治は、こんなふうに書いています。「こんどの戦争に、だれもかもが、なだれをうって突っ込んでしまったのは、ひとりひとりが、自分の暮しを大切にしていなかったからだと思う。人は暮しの中身がまずしいと、投げやりになり、いっちょやれ!と、おおきいことをやりたくなる。そうやって、戦争になだれ込んでしまった」。だからこそ、花森安治は「暮しの手帖」を通して、日々の暮しをゆたかにするための、ものづくりの大切さを伝えようとしました。「民衆の芸術」を説いたモリスや、「芸術をもてあの灰色の労働を燃やせ」と書いた宮沢賢治もまた、生活を向上させるものづくりの重要性を説いてきました。自分が求めるものを、いま・ここにある自分の日常生活のなかでつくりだそうとするクラフティヴィズムにも、その精神が受け継がれています。この講義では、ささやかだけど、自分にとってかけがえのない日々の暮しを肯定し、大量消費や戦争に抵抗する暮しのなかのクラフティヴィズムについてお話します。

■「ストリートドラムとキャセロール」 10/18 【講義と実演】
 後半の授業では、アーティヴィズムとクラフティヴィズムの実践として、デモや抗議活動の現場で役にたつツールをつくります。2003年のイラク反戦デモから生まれた「サウンドデモ」の登場以来、音と音楽はデモに欠かせないものになりました。実際、多くのデモで、楽器やドラム、鳴り物での参加がよびかけられていますが、デモにはどんな楽器や鳴り物が適しているのでしょうか。この授業では、台所用品を使った「キャセロール」や、ペール缶を使ったストリートドラムなどを参考に、デモで使える楽器や鳴り物をブリコラージュの手法で設計します。

■「ドラムでコムニタスをつくる」 11/1 【制作と実技】
 現代音楽家のジョン・ケージは「あるモノが何であるかを知りたければ、それを叩いてみるとよい」といいました。この授業では、フライパン、鍋、ペール缶、空き缶、ポリタンクなど、叩くと音のするものを持ち寄り、それらをブリコラージュして、デモ用のドラムや鳴り物をつくります。ドラムとパーカッションはデモや抗議の声をより大きく、より強くし、コールに勢いと弾みを与えるものであると同時に、コールにレスポンスを返し、「コムニタス」とよばれる一体感をつくりだすものです。

■「ホンクで警告を発する」 11/15 【制作と実技】
 「ホンク」とは警笛音のことです。警笛は目の前で何か異変が起きている時や危険な状態があるときなどに、それを知らせるためのものです。デモや抗議には、社会のなかで起きている異変や危険を知らせ、警告を発するという側面もあります。この授業では、ストロウ・リードやカラーコーンを利用して、デモや抗議の場で使えるホンクをつくります。

■「デモ楽器の三原則」 12/6 【実技】
 自分でつくったデモ用のパーカッションやホンクには、ふつうの楽器のように、正しい演奏方法や教則本というものがないので、自分で何度も試行錯誤をくりかえし、さぐりあてなければなりません。この授業では、簡単なピックアップ・マイクを使って、自分がつくったパーカッションやホンクの潜在能力を知り、それを改良したり拡張する実験をおこないます。そこで忘れてならないのは、次の原則です。すなわち、デモ/抗議用の楽器は「きれいであってはならない。うまくあってはならない。ここちよくあってはならない」です。

■「ドラムサークルをやろう」 12/- 【合奏】
 自分でつくったパーカッションとホンクを使って、みんなで「ドラムサークル」をやりましょう。ドラムサークルは「指揮者のいないオーケストラ」で、ルールはありません。そのかわりに、ひとつだけ「コンセンサス(合意)」があります。それは「リズムがあわない人をとがめてはいけない。その人は、あなたが忘れてしまっているもっとおおらかで、のびやかなリズムにテンポをあわせているかもしれないからだ」というものです。最後の授業では、ドラムサークルを通して、このクラスでとりあげてきた「予示的政治」や「クラフターの経済」「コモンズ」などについてもう一度、ふりかえります。

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[参考文献]
イルコモンズ「〈帝国〉のアートと新たな反資本主義の表現者たち」「VOL アート/資本主義」第3号 以文社
イルコモンズ+成田圭祐「アーティヴィズム・ナウ!~たのしいアクティヴィズムと野生のアート」「美術手帖」2012年3月号 美術出版社
イルコモンズ「実存的ステンシル主義者の報復とファンタジー」「ユリイカ」2011年8月号 青土社
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by illcommonz | 2014-05-13 23:55
▼[転職(中)] 「特に目立つ汚れやキズなどはありません」
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■状態:並(特に目立つ汚れやキズなどはありません)

[月] 無職
[火] 法政大学キャリアデザイン学部非常勤講師
[水] 中央大学文学部兼任講師
[木] 上智大学グローバルコンサーン研究所臨時職員
[金] 上智大学グローバルコンサーン研究所臨時職員
[土] 内職
[日] 安息日

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■状態:並下(目立つ傷と汚れ、変色あります)

[月] 無敵
[火] 欠勤
[水] 外遊
[木] 欠場
[金] 自重
[土] 不作為
[日] 安息日

 イルコモンズが合格して、ちびこもんずが失格したのは「雇用保険(失業手当)受給資格」。この5年間、よくはたらいて、社会保険だって払ってきたのだから、雇用保険をもらってもバチはあたらないだろうし、来年になれば、仕事もみつかるだろう。

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[関連]
イルコモンズ履歴および経歴
http://illcommonz.wordpress.com/bio/
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by illcommonz | 2014-05-13 23:48
▼[ちびこもんず] ちびこもんず・リターンズ

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by illcommonz | 2014-05-05 22:44
▼[ちびこもんず] ちりんがりーん
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ちびこもんず:「・・・・・・」

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[ちびこもんずのゆめ]
 「わたしが生まれたといふことは、わたしに使命のある証拠である。わたしが今生きているといふことは、わたしにまだ使命があるという証拠である。万人に使命がある。之を信じてこそ人格尊重の根拠ができるるる、ぐるぐるぐらぐらぐららぐら、、、、、

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ちびこもんず: 「はっ!」

「東京で震度5弱の地震」
 「5月5日午前5時18分ごろ地震がありました。この地震による津波の心配はありません。震源地は伊豆大島近海で震源の深さは160km、地震の規模を示すマグニチュードは6.2と推定されます。各市町村の震度は以下のとおりです。
▽震度5弱が東京千代田区。▽震度4が栃木県鹿沼市、群馬県安中市、さいたま市大宮区、さいたま市中央区、埼玉県熊谷市、埼玉県春日部市、埼玉県狭山市、埼玉県富士見市、埼玉県白岡市、埼玉県宮代町、埼玉県杉戸町、千葉県館山市、千葉県木更津市、千葉県市原市、千葉県鴨川市、千葉県君津市、千葉県富津市、千葉県浦安市、千葉県南房総市、千葉県鋸南町、東京港区、東京新宿区、東京文京区、東京江東区、東京大田区、東京世田谷区、東京渋谷区、東京中野区、東京北区、東京荒川区、東京足立区、東京葛飾区、東京江戸川区、東京都調布市、横浜市神奈川区、横浜市西区、横浜市中区、横浜市保土ケ谷区、横浜市金沢区、横浜市港北区、横浜市戸塚区、横浜市港南区、横浜市旭区、横浜市緑区、神奈川県川崎市川崎区、神奈川県川崎市中原区、神奈川県川崎市宮前区、相模原市南区、神奈川県厚木市、神奈川県海老名市、神奈川県湯河原町、神奈川県愛川町」(NHKニュース 2014年5月5日5時25分)

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ちびこもんず: 「おい、いるこもんず、おきろ。」
イルコモンズ;「おはよう、ちびこもんず。」
ちびこもんず: 「チリンガリーン、目をさませ!目をさませ!自由意志をとりもどしたんだ。しなくちゃいけない用事がある。ひどい鬱だった。でも、もうすっかりよくなった。チリンガリーン、カオスモスだ、チリンガリーン。」イルコモンズ; 「たましいが再稼働したようだね」
ちびこもんず: 「よし、まずは、ねるぞ、ねて、おきて、はたらいて、あそんで、また、ねるぞ。」
イルコモンズ; 「はい、おやすみ。」
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by illcommonz | 2014-05-05 05:50
▼[ちびこもんず] 安定のひっこもり
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 4月病、終了。5月病、スタート。安定のひっこもり。

ちびこもんず: 「・・・・・・・・・・・」
イルコモンズ: 「いいね。5月になっても、6月になっても、夏になっても、気がすむまで、そうしてるといいよ。」

▼ひとりでいられること
 「ひとリでいられるという能力は、愛する能力を持つことの条件である。ひとりでいることのむずかしさは誰でも知っている。その人はそわそわして、おちつきのない感じをもち、あるときには、不安さえ感じはじめるだろう。そして、そのひとは、これを続けたくないという気持ちを合理化しようとして、これは価値のないことだ、ばかげていることだ、時間の無駄だなどと考えるのである。」(エーリッヒ・フロム「愛するということ」)

▼集中すること
 「自分がするすべてのこと、たとえば、音楽をきくこと、読書すること、人と話をすること、景色をみることなど、すべてのことに集中することを学ばなければならない。この活動は、それに対してその人が全身を投じているのでなければならない。この精神の統一を学ぶには、できるだけつまらない会話をさけることが要求される。会話が政治とか宗教をとりあげていても、つまらない会話をしていることもありうる。わるい者たちを避けることも重要ある。わるい者とは、その肉体は生きているが、精神は死んでるような者たち、思想も会話も底が浅くてつまらない者たち、よく考えて話すかわりに、口先でさえずるような者たち、考えるかわりに決まりきった意見を主張する者たちを意味する。」(同上)

▼精神を集中させること
 「精神を集中するということは、現在に生きること、いまとここを完全に生きることである。精神の集中の実践は、はじめはむずかしく、目標に達しないような気もするだろうが、耐えることが大切で、あらゆるものごとにはそれぞれ必要な時間がある、ということを知らずに、無理にものごとを進めようとすれば、精神を集中することにすら成功できないだろうし、愛の技術をまなぶこともできないだろう。」(同上)
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by illcommonz | 2014-05-03 19:38