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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼中央大学「文化人類学B "ディスイズワットデモクラシールックスライク"って何だ?」(e-ラーニング対応)
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 「ディス・イズ・ワット・デモクラシー・ルックス・ライク (THIS IS WHAT DEMOCRACY LOOKS LIKE) 」のチャント(=コール)は、1999年11月、米国・ワシントン州シアトル市でのWTO(世界貿易機構)に対する抗議行動から広まった。

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 当時、WTOが、自然環境、労働、食、その他さまざまな面で、世界の「民主主義を破壊している」との考えから、このコールが選ばれ、建設現場のクレーンを利用し、民主主義とWTOが相反(あいはん)することを示した巨大なバナーがシアトルの空に掲げられた。


▼「1999年のディス・イズ・ワット・デモクラシー・ルックス・ライク」

 この抗議は、同名のドキュメント映画「THIS IS WHAT DEMOCRACY LOOKS LIKE」(2000年 日本公開なし)として記録され、その映画の後半に「ディス・イズ・ワット・デモクラシー・ルックス・ライク」のコールが登場する。

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【図版】「わたしたちが勝ってしまいそうだ」
 シアトル市の中心部を占拠した大規模な抗議行動により、WTOの年次総会は中止を余儀なくされ、これはグローバリズムに抗議する「グローバル・ジャスティス・ムーヴメント」にとって最初の大きな勝利となった。


▼映画「バトル・イン・シアトル」予告編

 この抗議行動は、後に「バトル・イン・シアトル」(スチュワート・タウンゼント監督 2008年) というタイトルで映画化され、その予告編でも「ディス・イズ・ワット・デモクラシー・ルックス・ライク」のコールをきくことができる。


▼「マディソン市議会の占拠」

 シアトルの抗議以後、このコールは世界中にひろまってゆき、2011年、米国・ウィスコンシン州のマディソン市で、同市の予算削減策に抗議する教員や公務員、看護師たちが、同市の議事堂を二週間あまりにわたって占拠した際にも、このコールが採用された。


▼「オキュパイ・ウォール・ストリート」(2011年10月5日)


▼「オキュパイ・シカゴ」(2011年10月)

 2011年9月、米国・ニューヨーク市のウォール街ではじまった「オキュパイ・ウォールストリート(OWS)」の際には、「ディス・イズ・ワット・デモクラシー・ルックス・ライク」というフレーズはもともと、民主主義を目にみえるかたちで示そうとしたコールなので、「テル・ミー (tell me)・ワット・デモクラシー」よりも、「ショウ・ミー(show me)・ワットデモクラシー」のほうがよりふさわしいのでは、という参加者の提案から、ニューヨークやシカゴのデモでは、「ショウ・ミー」ではじまるコールが好んで使われた。


▼SEALDs「ディス・イズ・ワット・デモクラシー・ルックス・ライク」(2015年7月15日)

 日本では、2015年、安倍政権の「安全保障法制」に反対する「SEALDs」(元SASPL)が、国会前抗議とデモではじめてこのコールを導入し、それと平行して「民主主義ってなんだ?」「これだ!」という日本語のコールとレスポンスを定着させた。

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 当時、日本は上の図のような状況であったため、このコールの導入はタイムリーかつアクチュアルだった。

 このコールのリズムは、いわゆる「裏拍(うらはく)=オフビート)」で、一般に「日本人は裏拍をとるのが苦手だ」といわれるが、思春期にジャズやロック、テクノやラップ、J-POPを聴いてきた人たちなら、それほどむずかしいものではない。大切なのは、ブルース・リーがいうように、「考えるな、感じよ」である。年齢や世代は関係ない。ただ、世代によって、そこで感じればいいもの、つまり、自分の心に思いうかべる(「オン・マイ・マインドする」)音楽や曲が違うだけである。どの世代も、それぞれに裏拍の音楽や曲に親しんできたし、そのリズムに心を踊らせてきたはずなので、それを心に浮かべれば、自然とこのコールのリズムに乗れるはずである。たとえば、こうである。

【30代から40代】

▼イギー・ポップ「ラスト・フォー・ライフ」(※映画「トレインスポッティング」OP曲)


▼岡村靖幸「晴れのちブルーボーイ 2010」 (※沢田研二&EXOTICS のカバー)

【50代から60代】

▼ザ・ドアーズ「タッチミー」


▼ダイアナ・ロス&ザ・シュプリームス「恋はあせらず」

【70代から80代】

▼ベニー・グッドマン&ジーン・クルーパー「シング・シング・シング」

 「ディス・イズ・ワット・デモクラシー・ルックス・ライクの」コールがはじまったら、それぞれの世代は、「トレインスポッティング・オン・マイ・マインド」、あるいは、「モータウン・オン・マイ・マインド」と唱え、心のなかで思い出のオフビートを刻めば、どの世代でもコールできるはずである。

(以上、イルコモンズのツイートブログより転載して再編集)
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by illcommonz | 2015-09-30 22:41
▼東京経済大学「身体表現ワークショップ 音と遊ぶ」開講(e-ラーニング対応)
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「身体表現ワークショップ 音と遊ぶ」
[日時] 2015年9月29日から毎週火曜3限+4限 13:00-16:10
[場所] 東京経済大学国分寺キャンパス6号館地下1階スタジオ
[講師] 大榎淳/イルコモンズ/大谷安宏/小倉利丸

 「2014年度は「ライブを作る」ワークショップを実施した。今回も、同じく音をあつかう内容だが、異なるコンセプトでワークショップを計画した。「音と遊ぶ」は、手作り「楽器」を制作し、その「演奏」を披露する。楽器はからだを拡張するメディアである。ただ、拡張とは、単純に同質なものが大きくなったり広がったりすることではない。例えば、流行りのロボット技術では、特定の装置を身に着けると、自らの体重を超える物体も、軽々と持ち上げることが可能となる。この場合、ロボットを装着する前と後のからだ(人格)が同じではないことは、容易に想像できるだろう。こうした観点からすると、からだというメディアを特定の楽器で拡張すれば、その都度、異なるからだが立ち現れると考えられる。「音と遊ぶ」は、単に、流暢な楽器演奏が目的ではなく、むしろ、さまざまな手作り楽器と戯れることで、異なるモードのからだを創り出し、体験してみようとする試みだ。だから、特定の楽器に習熟することが目標ではない。音(楽)好きに限らず、一般的な楽器の演奏ができない、あるいは、音痴であると自認するものの参加を歓迎する。さらに、楽器となる素材を音にして響かせることは、同時に、各素材にまつわる意味、政治・経済・文化を知り、それらを変換する行為となる。だから、このワークショップは、エンターテイメントではなく、知ることを楽しみ、響かせ合う表現行為でもある。なお、このワークショップは、複数のゲスト講師=音と戯れる達人たちによって展開する。講師ごとに、違った楽器に挑戦することになるだろう。」(大榎淳)

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[教材]▼大榎淳+イルコモンズ「楽器はからだを拡張するメディアである」

[講師]
小田マサノリ/イルコモンズ
(9月29日・10月6日・10月13日・10月20日・12月1日・12月8日・12月15日・12月22日・1月5日・1月12日・1月19日 計11回を担当)ヴィデオアーティスト、芸術家、文化人類学者、大学教員、ドラムアーティスト、アクティヴィスト、反原発首都圏連合のメンバーとして首相官邸で総理と会見した11人の中のひとり。例えば、下記のサイトを見れば、その多様な姿の一部を垣間見ることができるだろう。

▼イノレコモンズのふた。
http://illcomm.exblog.jp/
▼小田マサノリ/イルコモンズ
https://illcommonz.wordpress.com/
▼exillcommonz (YouTube)
https://www.youtube.com/user/exillcommonz

▼イルコモンズ・ドラムレクチャー
http://illcomm.exblog.jp/21260453
▼反原連vs野田総理(ノーカット版)
https://youtu.be/ZQzmiWP1ADo

 今回の「身体表現ワークショップ」に寄せたメッセージをイルコモンズ氏から頂いたので、下記に引用する(以下、イルコモンズ氏からのメールを引用)。

 「音と遊ぶ」には「楽器」が必要ですから、自作楽器のワークショップをやることにします。台所用品やペール缶をつかったドラムやパーカッション類はもちろん、塩ビ管を利用したディジュリドゥやバラフォン、ストローリードをつかった管楽器のほか、アフリカ式の親指ピアノや、サーキットベンディングした電子楽器まで、受講者の興味と希望にあわせて、そのつくりかたと演奏方法を指導します。最終回は学生が自作した楽器のプレゼンと全員での合奏ができるといいですね。これは、たのしみになってきました。」(イルコモンズ)

-----------------------------------
[追記1] 講師プロフィール

d0017381_22483421.jpg▼イルコモンズ/小田マサノリ
1966年、福岡生まれ。現代美術家、文化人類学者、民衆音楽家、アーティヴィスト、大学非常勤講師。1989年から1996年まで東アフリカ・ケニアで文化人類学者としてシャーマニズムのフィールドワークを行う。帰国後、「横浜トリエンナーレ2001」(2001年)に出品。2003年、イラク戦争に反対する美術家のグループ「殺す・な」に参加、以後、アーティヴィストとして国内外で活動。2008年「サインズ・オブ・チェンジ」展(NY・EXIT ART)、2010年「トランスフォーメーション」展(東京・東京都現代美術館)などに出展。2011年の原発事故以後は、反・脱原発をテーマにしたグループ展「アトミックラウンジ」「アトミックサイト」「アトミックサイトスティルアライヴ」などを監修。2015年、反原発運動を描いた映画「首相官邸前で」に出演。以下、音楽活動歴。

▼呪いの日日呪奏団「呪いの日(々) 奉呪即興百連奏」(2014年 東京)
https://www.youtube.com/watch?v=Ig5ARrnJ-B0
▼NORA BRIGADE「Act.2 防衛省・外務省前」(2013年 東京)
https://www.youtube.com/watch?v=0sFps7Zfnx8
▼ドラム隊「首相官邸前抗議」(2012年 東京)
https://www.youtube.com/watch?v=nHT0CxO3miI
▼OWS「ムーヴメントのパルスとしてのドラムサークル」(2011年 NY)
https://www.youtube.com/watch?v=7JXgBf1JVcM
▼多摩ベルリンガーズ「東京の社会鍋」(2010年 東京)
https://www.youtube.com/watch?v=gXealQ1_IbA
▼ウランアゲル「太陽」(2010年 東京)
https://www.youtube.com/watch?v=EvSIJjroMy0
▼「ドラムサークラーの森」(2010年 東京)
https://www.youtube.com/watch?v=UIjN5N-619A
▼ウランアゲル「サヴァイヴ&ライヴ」(2009年 長野)
https://www.youtube.com/watch?v=gGkb6vCZTiU
▼イルコモンズ「沖縄県東村高江のドラムサークル」(2009年 沖縄)
https://www.youtube.com/watch?v=osm-WLCMdKI
▼イルコモンズ「指揮者のいないオーケストラ」(2008年 札幌)
https://www.youtube.com/watch?v=yS5ALrZo3gM
▼殺す・な「殺すなCOBRA 東谷隆司追悼版」(2004年 東京)
https://www.youtube.com/watch?v=_OQWRi6qvSc
▼殺す・な「殺すなデモ in 水戸芸術館」(2003年 茨木)
https://www.youtube.com/watch?v=Jn3XnVqZjW4
▼T.C.D.C.「イラク反戦デモ」(2003年 東京)
https://www.youtube.com/watch?v=EBj7pPuMYck

(上記動画での演奏楽器:改造テナーサックス、バリトンサックス、クラリネット、カイシャ、トランペット、スルド、へボロ、トロンボーン、バスドラム、改造スチールギター、サンプラー、シタール、アコーディオン、パーカッション、ソプラノサックス、ハンドドラム、スネアほか)

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[追記2] 講師による改造・変造楽器と教材動画

01:電気サックス
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02:ミニバス・サックス
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03:人面サックス
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04:ちびこもんずサックス
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05:イルフォニックス楽器舎ショウルーム
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06:ハーフ・クラリネット3種
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07:カリンバ(リケンベ)・ホーン
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08:サイレン&スプリング・ドラム
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09:ソーラー・リズムボックス
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10:A-One+JMT NM-4 サーキットベンディング
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11:SX150・サーキットベンディング
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12:スタイロフォン・サーキットベンディング
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13:肝油プリメイン・アンプ
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14:ヴゥードゥー・ドラムマシン
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-----------------------------------

[とりあげる音楽家]
コーネリアス・カデュー、ジョン・ゾーン、トム・コラ、チャーリー・ヘイデン、ポーツマス・シンフォニア、ローランド・カーク、リード・ガザーラ、デレク・ベイリー、スクラッチ・オーケストラ、イッチー・オー・オーケストラ、アルバート・アイラー、大熊ワタル、殺すなCOBRA、ブライアン・イーノ、ジョン・ケージ、サム・テイラー、マーク・アプルバウム、フレデリック・ジェルスキー、ネッド・ローゼンバーグ、カールハインツ・シュトックハウゼン、フルクサス、ハリー・パーチ、ジオルグ・リゲッティ、フレッド・フリス、大友良英、スパイク・ジョーンズ、ウランアゲル、ブルーマン・グループ、メール・インストルメントリー、ペーター・ボルツマン、コリン・ステーテン、アドルフ・サックス、ランドフィル・ハーモニック、ジェフ・コフィン、ジョン・ローズ、ピエール・バスティアン、インファーナル・ノイズ・ブリゲード、

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[必修楽器]
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カズー、ブブゼラ、PVCホーン、ストローリード、ペール・ドラム、コンタクト・ラジオ

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[参考文献・資料]
・VA『アヴァン・ミュージック・ガイド』作品社
・VA『ノンジャンル・ミュージック UR 第2号』ペヨトル工房
・VA『ポストモダン・ミュージック UR 第5号』ペヨトル工房
・ニコラス・コリンズ『ホームメイド・エレクトロニック・ミュージック』オライリー
・EMI『エクスペリメンタル・ミュージカル・インストゥルメンツ』EMI
・久保田晃弘『ポスト・テクノ(ロジー)ミュージック』大村書店
・デレク・ベイリー『インプロヴィゼーション』工作舎
・ジョン・クルーズ『ローランドカーク伝』河出書房新社
・エリック・タム『ブライアンイーノ』水声社
・マイケル・シーゲル『サキソフォン物語』青土社
・C・レヴィ=ストロース『野生の思考』みすず書房
・E・シューマッハ『スモールイズビューティフル』講談社学術文庫
・M・マクルーハン『メディアはマッサージである』河出書房新社
・足立紀尚『修理』ポプラ社
・栗原嘉名芽『音の世界』講談社
・文部省『民主主義』径書房

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[参考ツイッター] (※フォロー推奨)
d0017381_233345.jpg▼John Cage bot
https://twitter.com/jcbotjp

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[講師より]
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▼「音の見者の図」
「(音の)詩人は長期にわたる破壊的で計算された錯乱によって(音の発)見者となる」
 (アルチュール・ランボーの詩にイルコモンズ加筆)
[PR]
by illcommonz | 2015-09-29 00:09
▼2015年度後期・大妻女子大学「映像・演劇の世界」開講(e-ラーニング対応)
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▼「映像・演劇の世界」
[日時] 2015年9月17日から毎週木曜4限 14:40-16:10
[場所] 大妻女子大学・千代田キャンパスA棟157 (150人教室)
[講師] 小田マサノリ

[授業のねらい]
 二〇世紀は、人類がはじめて歴史的事件や出来事を「動く映像」として見ることができた最初の世紀であったことから「映像の世紀」と呼ばれました。二〇世紀の映像は、もっぱら映画館やテレビのスクリーンで見るものでしたが、二十一世紀の現在は、パソコンや携帯電話、スマートメディアのディスプレイ画面などで見るものとなり、あらゆる場所に映像があふれています。そしていまや私たちは、YouTube の投稿動画などを通して、地球のさまざまな場所で起きた、ごくささいな出来事やありふれた日常の風景までも「動く映像」として見ることができてしまう、おどろくべき「二番目の映像の世紀」を生きています。文字通り「映像の世界」となった、今のこの時代をリアルタイムで生きている私たちは、どのように映像とつきあってゆけばよいのでしょうか。この授業では、1895年のリュミエールの「シオタ駅への列車の到着」から、2015年のPerfumeの「SXSW 2015」まで、さまざまなジャンルの映像とその歴史を学び、映像全般に関する「リテラシー」を身につけます。


▼リュミエール「シオタ駅への列車の到着」(1895年)

 映像は、どこからきて、


▼Perfume「ストーリー SXSW2015 Live」(2015年)

 そして、どこへゆこうとしているのか?

[配布プリント](一部)
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▼「死ぬまでにみておきたい映画1001本」
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by illcommonz | 2015-09-25 00:24
▼[東京外国語大学学術成果コレクション] イルコモンズ・インタヴュー
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▼東京外国語大学学術成果コレクション
「インタビュー 太鼓を叩いて練り歩け、シャーマンの弟子、アクティヴィスト人類学者になる」(2011年)
 「学生に大人気の大学講師でもある。いくつもの顔を持つ小田マサノリさんに、原点ともいうべきフィールドワークについて語っていただきました。」

▼全文・PDF版
http://repository.tufs.ac.jp/bitstream/10108/74357/1/field-6_p22-27.pdf

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 2011年、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所の雑誌「フィールドプラス」に掲載されたインタヴュー記事が、「東京外国語大学学術成果」としてPDFで全文公開された。ほかのところでは、あまり話したことのなかった、アフリカでのフィールドワークのこと、シャーマンとの交流、ドラムとの出会い、そして、帰国後に、現代美術家になったきっかけやアクティヴィストとしての活動などについて、ざっくばらんに話している。ちなみに「学術成果」というのは、こういうおかしな人物を研究対象としてとりあげた研究所にとっての成果ということである。もっとも当時は、この研究所の特任研究員でもあったのだが、このインタヴューをうけながら、いよいよこれで自分は、文化人類学者になりそこねて「インフォーマント」になったのだな、と思ったことをおぼえている。そして、いまは「コレクション」におさめられた、めずらしい珍獣のような気がしてる(笑)。でも、しかたない、こここで話したことは全部ほんとうで、そういう人生なのだから。
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by illcommonz | 2015-09-23 11:00
▼2015年度後期・中央大学「文化人類学B」(別名:文化人類学解放講座)開講

▼デレク・シヴァーズ 「社会運動はどうやって起こすか」
TEDトーク版 ※日本語字幕つき

▼2015年度「文化人類学B」(別名:文化人類学解放講座)

【講義テーマ】「グローバリズムの時代の、世界の民主化運動と、その文化」

 [時間] 2015年9月23日(祝)より、毎週水曜4限 15:00-16:30
 [場所] 中央大学多摩キャンパス3号館 文学部総合棟3114教室(300人教室)
 [講師] 小田マサノリ(イルコモンズ)
 [公式ブログ] http://illcommonz.exblog.jp/

[講義アンケート] ※下記のアンケートの結果をもとに講義を進めてゆきます。

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A:下記の人名や名称のなかで、自分が知っているものにまるをつけてください。

ディス・イズ・ワット・デモクラシー・ルックス・ライク、マリナレダ、5月15日運動、オキュパイ・ウォールストリート、リキッドモダン社会、ステファン・エセル、ブラック企業、ネオリベラリズム、マイケル・サンデル、アラブの春、グローバリズム、スウェットショップ、NIKE、マイケル・ムーア、WTO、ディズニー、サパティスタ、ジョアン・サンチェス・ゴルディーヨ、ベルリンの壁、ネット元年、ウォールマート、ナオミ・クライン、IMF、バンクシー、日経連・新時代の日本的経営、モンサント、ヴァンダナ・シヴァ、アノニマス、ムハトマ・ガンジー、オックスファム、オキュパイ・セントラル、内田樹、クリエイティヴ・コモンズ、グローバル人材、エルンスト・シューマッハー、ロスト・ジェネレーション、村上春樹、TPP、アドバスターズ、リーマンショック、セヴァン・スズキ、マイクロ・ファイナンス、ノーム・チョムスキー、SEALDs、フラッシュモブ、意識高い系、TEDトーク、ワシントン・コンセンサス、岡崎京子、ギフトエコノミー、バイナッシング・デイ、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、デイヴィッド・グレーバー、イルコモンズ、立憲民主主義、イロクォイ同盟、トマ・ピケティ、ジーン・シャープ、

B:下記の映画や映像のなかで、自分が知っているものにまるをつけてください。


▼「シャーリー&ヒンダ ウォール街を出禁になった2人」予告編

「ミッキーマウス、ハイチへ行く」「マネー資本主義」「ザ・ビッグワン」「キャピタリズム マナーは踊る」「インサイドジョブ」「第4次世界大戦」「ザ・コーポレーション」「オキュパイ・ラブ」「ジャマイカ楽園の真実」「幸せの経済学」「おいしいコーヒーの真実」「ヒューマン なぜ人間になれたのか」「エンロン」「女工哀歌」「ロゴパグ」「ファーストフード・ネイション」「いのちの食べかた」「ダーウィンの悪夢」「I AM」「ブルーゴールド」「ありあまるごちそう」「フードインク」「モンサントの不自然な食べもの」「バトル・イン・シアトル」「Vフォーヴェンデッタ」「シャーリー&ヒンダ ウォール街を出禁になった2人」「首相官邸の前で」

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 今学期の「文化人類学B」のテーマは、「グローバリズムとリキッドモダン社会」の予定でしたが、現在の社会状況にあわせて、「グローバリズムの時代の、世界の民主化運動と、その文化」に変更します。なお対象は下記のとおり、「人間優先」です。

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by illcommonz | 2015-09-22 23:26
▼「息の長い民主化運動のために/バーンアウトを回避するためのヒント集」
▼「息の長い民主化運動のために/バーンアウトを回避するためのヒント集」
「息の長い反/脱原発運動のために/バーンアウトを回避するためのヒント集」改訂版)

 「集団的自衛権の閣議決定」から4ヶ月が経過しました。「戦争法案成立」までのあいだ、連日、国会前抗議が行われ、日本各地で数多くのデモが行われました。これまで抗議やデモにまったく縁のなかった大勢の人たちが、違憲法案に反対する運動に参加しましたが、ここにきてそろそろ、慣れないことやはじめてのことからくるストレスや疲れが出はじめてきたように思います。でも、ここでやめてしまっては、元の木阿弥(もとのもくあみ)です。これからは、独裁的な政権の手から「主権在民(しゅけんざいみん)」と「立憲民主制(りっけんみんしゅせい)」をとりもどす「民主化運動(みんしゅかうんどう)」として、持続的にデモと運動を続けてゆかなければ、いまの状況は変わらないでしょう。一方、首相をはじめ、現政権の政治家たちは、人びとが疲れるのを待っています。消耗するのを待っています。生身(なまみ)の人間である私たちは、どうやってそれに対抗すればよいでしょう。

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 以下に紹介するのは「息の長い運動のために/バーンアウトを回避するためのヒント集」というマニュアルです。これは「アクティヴィスト・トラウマ・サポート」というアクティヴィストのグループが作成し、「フェミニスト&クィア・ユニット」というグループが日本語に翻訳しました(紹介するにあたって、オリジナル版にない画像を加え、字句を一部変えたところがあります)。どうか、このマニュアルをひろく共有し、これからの「息の長い民主化運動」のために役立ててください。

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d0017381_18184374.jpg息の長い運動のために/
運動によるバーンアウトを
回避するためのヒント集

(Sustainable Activism &
Avoiding Burnout)

[制作]アクティヴィスト・トラウマ・サポート
[翻訳]フェミニスト&クィア・ユニット

英語PDF版日本語訳版

 「バーンアウト」(*訳注:日本語に言い換えると「燃え尽き」「極度の身体的・情緒的疲労」、運動の文脈で意訳すると「運動疲れ」)は、政治的かつ運動の問題です。真面目な活動家が運動によって生じたバーンアウトでつらい思いをしたり、運動の界隈から去っていくという事態がこれまでずっと起きてきました。
 バーンアウトについて、運動に関わっていれば派生的に起こるものだ、という単純な理解が広範にみられます。しかし、わたしたちは集団的な取り組みを行っているのだから、もしバーンアウトで苦しんでいる人がいるなら、それは全体にも良くない影響をもたらすことになります。

d0017381_20502047.jpg 自分たちのための振る舞いであれ、周りの人への振る舞いであれ、行為のあり様は大きな影響を持ちます。楽しむことができて効果的な行動や過程が、そうではない行動や過程に容易に転じてしまうことがあります。このチラシは、バーンアウトに苦しむ人を責めたり批難するものでは全くなく、よりしっかりとお互いを助け合う必要があるという事実を強調するためのものです。バーンアウトは活動家の生活のひとつの現実だ、と考える必要はないのです。わたしたちは大事な活動の仲間を失ってきたけれども、そんなことを続ける必要はありません。
 このワークショップ/チラシは、社会変革の最も効果的な方法と、わたしたちの社会が地球を破壊するのを食い止める方法は、自己変革と人々の相互的関与や自然との関わり方を通じてなされる、という前提から始めます。
 ものごとを別のやり方で、より効果的に行うこと、そして非常に大事なのは、破壊的なやり方を少しでも取り除いて行うこと。ある意味では、これこそがわたしたちの運動がどのようなものなのかを示しています。自らの精神的・感情的・身体的健康への向き合い方を見直すことは、次のような大きな役割を果たすでしょう。わたしたちのアクティヴィズムがさらにしっかりと継続され、わたしたちがバーンアウトを回避することを助けることによってはじめて、わたしたちの抵抗は継続されてゆくのです。

d0017381_2053229.jpg■バーンアウトとは何か?
 「バーンアウトは、感情的な負荷を伴う状況(たいへんだと感じる状況)にある程度の長い期間関わったことによって引き起こされる身体的、感情的、精神的な疲労状態として定義され、あるいは主観的に経験されます。感情的負荷が生じるのは、多くの場合、極度に高い期待や継続的ストレス状況の組みあわせによってです。バーンアウトは身体的消耗、無力感や絶望、幻滅、否定的自己評価、自分のしていることやまわりの人や人生そのものへの否定的態度といったもの含む、一連の徴候があります。極端な場合には、バーンアウトは状況に対処することが手に負えなくなる限界点を示すことになります。」(パインズ&アノンソン「キャリア・バーンアウト:原因と対処」1998年)
 人生のきびしい局面にさしかかると、一般的に言って、ひとは活気を失くし、楽しむことができなくなって、一緒にいるのが愉快な人ではなくなってしまいます。バーンアウトは、危険信号として見ることが出来るかもしれないけれど、だからこそこの状況はより息の長い、健康的な仕事のやり方を改めて検証し、そうしたやり方を優先し発展させる機会でもあるのです。
 R・D・レイン(1960年代の悪名高き精神科医)を引用するならば、「なにもかもダメにする(ブレイクダウン)必要はない。それは突破口(ブレイクスルー)でもあるのだから。」

d0017381_18343984.jpg バーンアウトは、多くの場合、働き過ぎや過剰なストレス、たくさんのストレス状態を経験することで引き起こされます。バーンアウトが起こりうるのは、あまりに多くのことを自分に要求していたり、高すぎる理想や非現実的な基準を自らに課している場合、そして、息抜きをするわけにはいかないと思ったり、他の人に任せることができない、と思ってしまう場合です。別の言い方をすれば、自分たちのことをいたわることが出来ない場合、自分たちの最も基本的なニーズを大事に出来ない場合にバーンアウトが起こるのです。

■気をつけること
 バーンアウトは、時間をかけてすこしづつ起こります。それは身体的あるいは精神的に現われてきます。バーンアウトの徴候にはこういったものがあります。

 ○自分の生活が運動に乗っ取られてるような気分がかすめる。
 ○判断を下すのが難しい
 ○集中できない
 ○不眠症、寝つきが悪い
 ○悪い方に考えがちな傾向
 ○目的意識ややる気の喪失
 ○身体的なバーンアウトの目印には、筋肉の緊張、血のめぐりの悪化、アドレナリンの増加が含まれる。こうした身体の状態は、頭痛、肩こり、疲労につながる。
 ○これまで楽しかったり興味を持っていた事柄―食事や友人との時間、その他の活動によろこびを見出せなくなる。

 そのほかのバーンアウトの警告サインには、ささいなことへのいらだち、布団から出られない気分、事故にあいやすくなるなど。

■何がバーンアウトを引き起こすのか?

(1) 直接行動
 直接行動は極度に激しい感情を掻き立てることがあります。わずかの時間に特異な事柄を経験することもあるでしょう。直接行動の運動を、これまでの人生で最も重大な、生き方を変えるような勇気づけられる出来事として見出す人が多くいます。しかし、仮に運動が敗北し、守ろうとしていたものが破壊された場合、「これはかつてない最悪の経験だ、こんなつらい経験はもう二度とご免だ」と言う人が出てきます。

d0017381_21223939.jpg 要約すると、直接行動は時として多くの人にとって相当なトラウマとなりかねません。すべてのストレスに対処するための最善の方法は、おたがいを助けあい、支えあうことです。ストレス反応はアドレナリンの放出から始まり、それは一時的なエネルギーの発散をもたらします。
 自分たちを常に焚きつけて意気高揚な状態を維持しようとしても、そうしたことは長続きしません。意気高揚な状態を続けるには、息抜きをして、困難な状況ではうずくまり、そして復帰する、という営みがなくてはなりません。何かがまちがっている、というメッセージを無視して[バーンアウトから]回復しない場合、わたしたちの心と体は注意を喚起するために何らかの苦痛や劇的なことに訴えることになるでしょう。これがバーンアウトなのです。

d0017381_19111938.jpg わたしたちは、絶えず酷使されることに耐えることのできる、すりへらない機械でもなければ兵士でもありません。こうしたことに怒るのは、まったくもって前向きで、健康的なことです。
 [こうした状況に]侵されない人がいるとしたら、むしろ憂慮すべきことです。みんなで話をして、不安やストレスをたがいに聞きあう時間をつくることが大切です。わたしたちはしっかりとたがいにケアする必要があります。さらには、いつも大丈夫なようにふるまっているだけかもしれない「強い」人のことを忘れてはいけません。自分の感情を伝えることを怖がらないで。
 気がかりな人が「大丈夫」と言いはる場合、バーンアウトに対処するのは難しいかもしれません。限界に近づいているような人が周囲にいたら、その人を問い詰めたりせず、ストレスを軽減させることに努めよう。自分がバーンアウト気味かもしれないと思ったら、躊躇せずに助けを求めよう。

d0017381_20552996.jpg(2) 内輪もめ
 バーンアウトの大きな原因のひとつは、グループ/人のあいだでもめごとが起こり、内輪もめで精力を消耗する状況です。内紛は批難したり責任をなすりつける相手を狙っている、ストレス状況下にいる人が出処になっていることが多くあります。それは、不信、いじめ、脅かし、虐待、ゴシップとなって現われることがあります。グループの力学に注意を払おう。悪意のある噂や悪感情を広めている人がいたら気をつけよう。
 そういった人は極度のストレスを抱えているかもしれません。あるいは、要注意人物なのかもしれない。なぜなら、こういうことはグループを弱体化させるために潜入したスパイが用いるよくある手口だからです。
 疑心暗鬼になる前に、批難の根拠の有無を確かめるために当人と話してみよう。猜疑心に憑かれた魔女狩りは誰のためにもならない。なによりもまずおたがいをいたわり、そして自分もいたわろう。たがいに尊重しあおう。

(3) アクティヴィスト文化
 ある研究は、アクティヴィストのバーンアウトについて、次のことを強調しています。アクティヴィストのバーンアウトは、どれだけ自分たちを駆り立てたとしても到達することがまずあり得ない、非現実的な高い基準に自分たちを設定することから引き起こされる場合が多くあります。世界の重みを背負い、世界の問題が解決されるまでは休むことを自分に許さない。こういったやり方は確実に自分を疲弊させます。(参照 http://www.parkc.org/activist.htm

d0017381_19122915.jpg このような多くの人に共通する態度はどういった類の文化を作り出すことになるのだろうか? 運動として、充電のために休む必要があると表明している人を尊重する、と同時に、運動の停滞期を受け入れることができるだろうか? 仲間内で得られる敬意や賞賛は際限のない自己犠牲が要請される大義への献身といったものに対してなのだろうか?
 運動の仕事は差し迫った緊急性の高いものであることが多い。この仕事上の性質は、要求度の高い労働倫理を育てる危険があるのではないか? 個人的犠牲を重んじる文化は、究極的に持続可能で効果的でありうるだろうか?
 大義への献身というアクティヴィスト文化の負の側面には、わたしたちのコミュニティが最もやる気のある参加者を継続的に喪失するのと同時に、新たな参加者を運動に関わることから遠のかせるという傾向があります。

d0017381_533396.jpg わたしたちが全般的な社会の変革を見たいと切望し、その変化になりたいのならば、今こそしっかりと次のことを認めなくてはなりません。絶え間なく自分たちやまわりを駆り立てても、それは長続きもしないし、望ましくない、ということを。世界を変えることは短距離を全力疾走することではなく、長距離マラソンなのだと覚えておく必要があります。ゆっくりと歩いていかなくてはならないのです。

「あなたが見たいと思う世界の変化があるなら、
あなた自身がその変化になりなさい」(ガンジー)

■バーンアウトを回避するための戦略:わたしたちの運動をさらに継続させるために

 わたしたちのコミュニティは仕事の抱え過ぎを防ぐために、定期的な見直しと余分な部分の除去が必要です。何かを引き受けたけれどできないのならば、できないとはっきりと伝えよう。やっていないのにあなたがやっていると思われるよりはいい。いろいろ異なる活動を取り混ぜながら、定期的に休みを取るようにしよう。あなたの権利でありニーズでもあるバランスを取るために。大きな行動や仕事がはじまる前に、その合間に、そして、終わった後に休みをとる計画を立てよう。
 あなたを最も消耗させる状況はどのようなものですか? そうした状況に対処する方法を編み出すことができますか?すべての行動に顔を出さなくてはいけないと感じる必要はありません。いいと思えないならば、しなければいいのです。

d0017381_19222157.jpg「誰もがテロをやめさせたいと思っています。
では、どうすればいいか。簡単なことです。
参加するのをやめればいいのです。」
(ノーム・チョムスキー)

 自分の動機を知ることも助けになります。実のところ、より個人的な背景―幼児期の虐待や厳しい人生経験―から出てきている怒りと痛みを表現する方法として運動に関わる人がいます。ふたつの動機を持つことはできないとか、家庭内暴力に政治的側面がないなどと言っているのではありません。それでも、しかし、継続性の観点からは、何がどこから現われているのかを知っておくことは有益です。
 感情的負荷の高い状況に長期にわたって関与しても、そうした状況が生み出している感情を吐き出す方法を持っていれば、対処がしやすくなります。サポート・ネットワーク、共同カウンセリング、スポーツ、セックス、自然の中にいること、基本的に仕事を忘れさせてくれること全般、こうしたことを通じて定期的に感情を吐き出すことが、あなたやまわりの人の最も良い面を引き出すのを助けるでしょう。
 ものごとを流す方法を学び実践しよう。[ためこんだ]ものごとを流し、そこから先に進むことの出来る地点に到達するまで、自分に対する共感を持ちながら、みずからの痛みやストレス、おそれに向きあい、受けとめ、それらと共に仕事をすることが、そうしたやり方となります。
 人としての自分を認めよう。あなたには楽しんだり、のんびりする権利があります。
 自分の弱さを受けとめて外に示そう。わたしたちは機械ではありません。わたしたちがあわせ持つ傷つきやすい側面を認めない場合、そうした部分はさらに大きな問題となって回帰するものです。

■出来る限り健康的ライフスタイルを送ろう (抄訳)

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 ○やる気を維持するために十分な睡眠と休息を取る
 ○健康でバランスの取れた食事、新鮮な果物と野菜を食べ、ジャンクフードを減らし、食事を抜かさない。
 ○定期的な有酸素運動をする。(水泳やサイクリングなど)
 ○刺激物の摂取や娯楽的薬物が自分の仕事に役に立っているのか、あるいは妨げになっているのか、よく考える。

■その他のヒント
 ○身体的/感情的エネルギーを管理するための簡単な心身技術、呼吸法。
 ○生理学的には深い呼吸はストレスや不安を防ぐ。
 ○太極拳、気孔、瞑想、ヨガ。どれも深い呼吸を会得するのによい。
 ○マッサージ
 ○子どもと遊んだり一緒に過ごす
 ○個人やグループの成し遂げたことを祝う
 ○肯定的なスペース、イベント、オルタナティブ(気候温暖化に反対するキャンプなど)を創ってみる。

d0017381_19333784.jpg ある種のスピリチュアルな実践を一切持たないアクティヴィストは、遅かれ早かれバーンアウトに達するが、何らかのスピリチュアルな実践がある人は、再び活気を取りもどし、情熱を燃やし続けるためのやり方にいつでも戻ってくる、というスターホークによる知見もあります。スピリチュアルな実践とは瞑想、自然の中を歩くこと、パーマカルチャー農法や庭の手入まで含まれるでしょう。[音楽や文学も含まれるのでは]基本的には、良いもの、美しいものを感受し、地球のすべての生きものを肯定する感覚を育てることなら何でも含まれます。
 自分の創造性を引き出そう。アクティヴィストは創造的集団だとしばしば形容されます。警察を出し抜いたり、企業の詐欺を頓挫させるのとは別の領域で創造性を試してみるのはどうだろうか。
 突き詰めてみれば、結局のところ、万能な処方箋があるわけではありません。バーンアウトを回避し対処することを含めた回復の過程は、わたしたちひとりひとりがそうであるのと同じように、ただひとつの独自のものになるでしょう。単にこの文章を読んだから試してみる、というのなら意味はありません。自分の情熱に従って活動や実践をすることが、バーンアウトからの回復に肝心なことなのです。

 TAKE CARE OF EACH OTHER & THE PEOPLE UNITED WILL NEVER DEFEATED
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by illcommonz | 2015-09-21 23:39
▼【出演中】小熊英二監督 映画「首相官邸の前で」(2015年)


▼映画「首相官邸の前で」 2015年/日本/109分/日本語(英語字幕つき) 
 [企画・製作・監督・英語字幕] 小熊英二 
 [撮影・編集] 石崎俊一 
 [出演] 菅直人、亀屋幸子、ヤシンタ・ヒン、吉田理佐、服部至道、
 ミサオ・レッドウルフ、木下茅、小田マサノリ(イルコモンズ)ほか
 [音楽] ジンタらムータ 
 [英語字幕校正] デーモン・ファリー
 [配給・宣伝] アップリンク
 [公式サイト] http://www.uplink.co.jp/kanteimae/

 「デモについてネガティブな印象を持っていた自分でしたが、今の日本の運動家の礼儀正しい、最強な行動力に胸打たれました。多くの人に観てもらいたいです。」(祖父江慎 デザイナー)

 「感動しました。歴史学者、編集者、ミュージシャンとしての監督の力量が活かされた、総合芸術だと思います。」(高橋源一郎 作家)

 「震災以降の揺れ動く様々な感情と、いろいろな場面を思い出しました。観た人に「あの頃感じていたけど口に出せなかった思い」を思い起こさせる、よい映画だと思います。」(津田大介 ジャーナリスト/メディア・アクティビスト)

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[レヴュー記事]
「歴史社会学者の小熊英二が初監督を務めた「首相官邸の前で」が9月2日より公開される。」
 「本作は、2012年の夏に“脱原発”を求め首相官邸前に集まった人々を捉えたドキュメンタリー。福島第一原子力発電所事故前には別々の立場だった元首相の菅直人、現代美術家の小田マサノリら多彩な面々へのインタビュー、撮影者の賛同を得た上で使用された多数の自主撮影映像などを通して“民主主義の再建”の可能性を問う。現在も積極的に脱原発運動に関わる小熊は、本作に対して「この映画の主役は、映っている人びとすべてだ。その人びとは、性別も世代も、地位も国籍も、出身地もばらばらだ。そうした人びとが、一つの場につどう姿は、稀有なことであると同時に、力強く、美しいと思った」とコメント。続けて「歴史家である私がいまやるべきことは、これを記録し、後世に残すことだと思った」と胸の内を明かしている。「首相官邸の前で」は、9月2日より隔週水曜日に東京・UPLINKにて上映。また8月5日、19日には小熊によるアフタートーク付きプレミア上映も実施される。」(ナタリー 2015年7月14日)

「首相官邸前抗議、なぜ取り上げられなかった…反原発ドキュメンタリー監督が分析」
 「歴史社会学者の小熊英二が初監督を務めたドキュメンタリー映画『首相官邸の前で』トークイベントが5日に渋谷のアップリンクで行われ、小熊監督と作家の高橋源一郎が登壇。首相官邸前デモについて、熱いトークを繰り広げた。
 2012年夏。首相官邸前は、福島第一原子力発電所事故の政府対応に非難の声を上げる20万人の群衆で埋め尽くされた。「これほどのことがあったのに、忘れ去られてしまうのは許しがたかった」と語る小熊監督は、個人がインターネットを通じて配信していた自主撮影映像を、撮影者の許可を得て再構成。菅直人元首相を含む8人のインタビュー映像を挿入し、1本の作品に仕上げた。
 「映画を観て10分で、これは素晴らしい作品だと思いました。後半の(音楽が鳴り響く)デモ映像は非常にエモーショナルで、高揚感があった」と感想を述べた高橋に対し、小熊監督は「記録であると同時に映像として力強いものを選んだ。これはどうみても本気だというものを優先させた」と満足げな表情。
 「この国の人たちは忘れやすい。その結果、何が起こっても誰も責任をとらない。この記録が持つ意味は忘れさせないということ」という高橋の指摘に、小熊監督は「なぜこのデモがマスコミで取り上げられなかったのか。それは決して政治的な意味合いではなく、記者クラブなどに情報が入ってこなかったから。デモに参加する人は無名の人たちだからつながりもない。どう取り上げていいのか戸惑っているうちに通り過ぎてしまった。逆になぜ全共闘運動が記録に残っているのか。それは東大で起きたからです。無名の人と違ってトップの人は記録に残りやすいんですよ」とコメント。その言葉には高橋も「そういうことか!」と感心することしきりだった。
 続けて高橋は、「今、国会前では、学生たちによるSEALDs(自由で民主的な社会を守るため)のデモが行われている。この子たちは高校生の時に2011年の反原発デモの周りにいた子たち。あのデモが、若い世代が持っていた政治やデモに対する不安や恐怖心を消し去った。そういう意味で、反原発デモの次の世代が育っている」とコメントすると、小熊監督も「それは確実にこの4年の蓄積。マスメディアも学習して、デモを取り上げるようになってきた。これも化学変化だと思う」と笑顔を見せ、「この記録は共有されてこそ記憶になる。ぜひともこの作品を観てもらいたい」と付け加えた。 映画『首相官邸の前で』は9月2日より隔週水曜に渋谷のアップリンクで上映予定。」(シネマトゥディ 2015年8月6日)

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アップリンク「映画『首相官邸の前で』トークシェア上映のご案内」
 「映画『首相官邸の前で』を学校・公民館・カフェ・イベントスペースなどで自主上映して頂くことが可能です。映画の上映後に意見を交換するディスカッションを併せておこうトークシェア上映に限り、アップリンク配給作品で通常50,000円(税別)の映画料を、20,000円(税別)から上映して頂けるキャンペーンを行います。参加したみなさんで感想を語り合い、意見交換をすることで、本作品に対する新たな発見や、ものの見方に出会うかもしれません。この機会を利用して、あなたの手で充実した上映会を企画してください。」

 [お申込み期間] 2015年8月~2016年3月末日
 [お申込み条件] 参加者が映画について意見交換する時間を設けること
 [無料上映会の場合] 収容人数 40名まで:20,000円(税別)
 [お申込み方法] 上映希望日と上映地域を、電話かメールでお知らせください。上映可能か確認いたします。上映希望日と会場が決定したら、「自主上映お申込書」に必要事項をご記入のうえ、メールかFAXにてお送り下さい。確認後、お申込み完了のご連絡をお送りします。

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[おしらせ]
 都内で、日程があえば、トークに飛び入りで参加しますので、ご連絡ください。(小田マサノリ 映画「首相官邸前で」出演者)
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by illcommonz | 2015-09-21 19:44
▼「KEEP CALM AND NO NUKES! 0922 反原発★首相官邸前・国会前大抗議」
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「KEEP CALM AND NO NUKES! 0922 反原発★首相官邸前・国会前大抗議」
[日時] 2015年9月22日(火・祝)
[主催] 首都圏反原発連合

12:55-【上映】映画「首相官邸の前で」予告編
13:00-【LIVE】ジンタらムータ
13:25-【講演】菅直人(元内閣総理大臣)
14:00-【トークセッション】香山リカ/金子勝/鎌仲ひとみ/上野千鶴子/奥田愛基
14:47-【LIVE】U.C.D.
14:55-【LIVE】ATS

▼「再稼働反対!首相官邸前抗議(金曜官邸前抗議の拡大版)」
[時間] 2015年9月22日15:30~17:00
[場所] 首相官邸前/国会正門前(南庭側)

[登壇]
(オープニング) 島キクジロウ&-NO NUKES RIGHTS
菅直人/笠井亮/藤野保史/山田正彦/生方幸夫/三宅雪子/大河原まさこ/
小松久子/市来とも子/香山リカ/上野千鶴子/川崎哲/奥田愛基/林田光弘/
関口守/島昭宏/ATSほか

 「第二次安倍政権の政策により、日本は原発推進・維持に戻ろうとしています。3年前の2012年夏、3.11福島原発事故を発端に大きなうねりになった脱原発運動と圧倒的脱原発世論が結実、首相官邸前に20万人もの人々が集まり、意志が大きく可視化されました。これら人々の声を受け、時の民主党政権は「2030年代原発ゼロ」の方針を決定、日本は初めて脱原発へゆるやかに舵をきりました。ところが政権が自民党・公明党に交代後、2014年4月に自民党安倍政権は「2030年代原発ゼロ方針」を撤回し、エネルギー基本計画においても「原発を重要なベースロード電源に定める」とし、これを根拠に、川内原発、高浜原発、伊方原発を筆頭に、原発の再稼働を進めています。8月11日に川内原発は再稼働されてしまいましたが、圧倒的世論を無視した再稼働をわたしたちは認めません。原発事故から4年以上たちましたが、わたしたちはそれを忘れず、そして脱原発世論が地固めされ揺るぎません。今や「反原発・脱原発」は当たりまえの考え方として、人々に定着しています。理不尽な再稼働にもひるまず、粛々と、再稼働反対、エネルギー政策の転換を唱えていきましょう!Keep Calm and No Nukes ! ご参集ください!」

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 「もう勝負はついた」と勝手に思いこんでる政府と電力会社に「おあいにくさま、大差で勝ってるのは、こっちだよ」ということを思い知らせてやって、連中をイラッとさせに行こうと思う。

【現在のスコア】17原発43基のうち、廃炉14基、稼働1基のみ

[参考]「運転中の商用原発一覧」http://genpatumap.seesaa.net/article/198173618.html
 北海道電力(1原発3基中稼働なし)
 東北電力 (2原発 4基中稼働なし)
 東京電力 (3原発11基中稼働なし他6基廃炉)
 中部電力 (1原発 3基中稼働なし他2基廃炉)
 北陸電力 (1原発 2基中稼働なし)
 関西電力 (3原発9基中稼働なし他2基廃炉)
 中国電力 (1原発 1基中稼働なし他1基廃炉)
 四国電力 (1原発 3基中稼働なし)
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by illcommonz | 2015-09-21 19:34
【閲覧注意】 「安倍の政府はディープドリームのフィルタをかけて描かれなければならない

▼13 Celebrities In Google Deep Dream

 ゴダールは、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の際のNATO軍によるユーゴ爆撃を容認したヨーロッパ諸国の政府に対し、映画「映画史」のなかで、「野獣の政府は野獣の色で描かれなければならない」と弾劾した。だとすれば、、安倍の政府もまた、それにふさわしい色で描かれなければならない。ゴダールは、ヴィデオの色調補正を完全に狂わせた「フォービズム(野獣派)的な色彩でそれをやってみせたが、野獣というより不愉快な珍獣どものの政府にそれはあまりしっくりこない。それよりは、いま世界で「最先端に、くそキモイ」と話題の、Google社が開発している「人工神経回路網ディープドリーム」の方がしっくりきそうなので、ディープドリームの風のフィルタをかけてみた。

 以下、くそキモイので【閲覧注意】。

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 フィルタをかけてもかけなくても、安倍とその不愉快な政府は、くそキモイし、また、フィルタをかけなくても、心の目ではこんなふうにみてる。

[関連]
▼中原昌也作「死」(2015年)
http://illcomm.exblog.jp/22191337/
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by illcommonz | 2015-09-21 15:33
▼中原昌也作「死」(2015年)
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中原くんのデスりは、さすが、見事。
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by illcommonz | 2015-09-19 16:55