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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼【文化人類学】「ニューヨークの魔女たちトランプ大統領に呪いをかける」

▼「ニューヨークの魔女たちトランプ大統領に呪いをかける」
(デイリーメール 2017年2月25日)

"Witches including Lana Del Rey will gather at midnight to cast a spell on President Trump AND his supporters in hopes of banishing him from office."
 "Double, double, Donald's in trouble: Witches including Lana Del Rey will gather at midnight to cast a spell on President Trump AND his supporters in hopes of banishing him from office" (Daily Mail 24 February 2017)

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▼トランプ大統領への呪いをよびかけたラナ・デル・レイのツイート

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【ラナ・デル・レイ】
「エリザベス・ウールリッジ・グラントは、ラナ・デル・レイの芸名で知られるニューヨーク出身のシンガーソングライターである。自らを「ギャングスタスタイルのナンシー・シナトラ」だと名乗っており、彼女がリリースする曲には全体的に悲しみを表現している物が多い。そのため、自身のジャンルは「サッドコア」だと公言している」(ウィキペディア)


▼[参考動画] 「ボストンの呪いの儀式」(2017年2月24日)

【呪文】
(原文) Hear me, oh spirits. Of Water, Earth, Fire, and Air. Heavenly hosts. Demons of the infernal realms. And spirits of the ancestors. I call upon youTo bind Donald J. Trump. So that he may fail utterly. That he may do no harm. To any human soul. Nor any tree. Animal, Rock, Stream or Sea. Bind him so that he shall not break our polity. Usurp our liberty. Or fill our minds with hate, confusion, fear, or despair. And bind, too. All those who enable his wickedness. And those whose mouths speak his poisonous lies. I beseech thee, spirits, bind all of them. As with chains of iron. Bind their malicious tongues. Strike down their towers of vanity. I beseech thee in my name (Say your full name). In the name of all who walk. Crawl, swim, or fly. Of all the trees, the forests, Streams, deserts, Rivers and seas. In the name of Justice. And Liberty. And Love. And Equality. And Peace. Bind them in chains. Bind their tongues. Bind their works. Bind their wickedness. So mote it be!

(Google による自動翻訳) 私を聞いて、ああ、霊。 水、地球、火、および空気の 天空のホスト。 地獄の領域の悪魔。 そして先祖の精神。 私はあなたにDonald J. Trumpを縛るように呼びます。 それで彼はまったく失敗するかもしれない。 彼は害を及ぼさないかもしれないということ。 人間の魂に。 木もありません。 動物、岩、川、海。 彼が私たちの政治を破らないように彼を縛ってください。 私たちの自由を奪う。 または、憎しみ、混乱、恐怖、または絶望で私たちの心を満たしてください。 バインドも。 彼の邪悪を可能にするすべての人。 そして彼の口が彼の有毒な嘘を話す人。 私はあなたに霊を懇願し、すべてを縛る。 鉄の鎖のように。 悪意のある舌を縛る。 虚栄心の塔を打ち破る。 私はあなたに私の名前であなたに言います(あなたのフルネームを言う)。 歩くすべての人の名前で。 這う、泳ぐ、飛ぶ。 すべての木々、森林、川、砂漠、川、海の中から。 正義の名で そして自由。 そして愛。 そして平等。 そして平和。 それらを鎖で束縛する。 彼らの舌を縛る。 彼らの作品を束縛する。 彼らの邪悪を縛る。 だから、それをモテるよ!

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▼NYのトランプタワー前で行われた呪いのセッション

"Witches encouraged by Lana Del Rey gather at midnight to hex the president outside Trump Tower... but they can't conjure up much of a crowd."
 "There was much fanfare when witches across the world - and singer Lana Del Rey - pledged to stand together and cast a spell on President Donald Trump on Friday night." (Daily Mail 25 February 2017)

-------------------
[関連]
「米国大統領選挙の文化人類学 選挙と呪術 」(2016年11月14日)
http://illcomm.exblog.jp/23617629/
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by illcommonz | 2017-02-27 20:23
▼【閲覧注意】パソコンが壊れた時にみても何の役にも立たない、うまくいってない修理のはなし3
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以下、「うまくいってない修理」のはなしの、つづきの、つづき。

▼「パソコンが壊れた時にみても何の役にも立たない、うまくいってない修理のはなし」
http://illcomm.exblog.jp/23598027/
▼「パソコンが壊れた時にみても何の役にも立たない、うまくいってない修理のはなし2」
http://illcomm.exblog.jp/23877424/

 こわれてしまったHDをSSDに交換したのに、CPU(「Pentiumu M」)があまりに古すぎて、Ubuntu さえ使えないことが分かり、こまってしまった話のつづき。

 ちなみに現時点でのUbuntuの最新版は16で、これには64bit版しかなく、自分のような32bitの古いパソコンにはインストールできない。公式ダウンロードサイトにはそれより古いヴァージョンもあり、そこでいま手に入るいちばん古いヴァージョンは12.04.1だが、これでさえも自分のパソコンのCPUが古すぎてインストールできない。あるサイトのまとめによると、Pentiumu Mマシンで使えるUbuntuはこうらしい。

 ・Ubuntu 12.10 (動作不可)
 ・Ubuntu 12.04 LTS (11.10からアップグレードで使用可)
 ・Ubuntu 11.10 (動作可)

 さいわい11なら使えるようだが、公式サイトにはもうない(ぅうん、遅かった。。。)。いや、あきらめるのはまだはやい、アレがある。ということで、Amazonで、Ubuntuのインストール・ディスクが付録についている古いパソコン雑誌がないか調べてみると、あった。

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 バージョンは10.04である。それで十分である、古いCPUにはそのほうがいい。しかも1円である。ということで、あっさりディスクが手に入ったので、さっそくインストールした。

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 はじめてみる10の画面(実は9年間アップグレードしてなかった)はこんな風で、配色やメニューが8とはずいぶん変わっている。自分はUbuntuのコンセプトを表現した初期のログイン画面と、明るい褐色のデスクトップが好きなので、そこは原点にもどってダウングレードした。

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 そう、これがいいのだ。

 これで問題のひとつは解決した。残るは「アップデート終了問題」である。

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 Ubuntuの12より以前のヴァージョンは、もうとっくの昔にサポート期間が終了しているので、「リポジトリ」というサイトからダウンロードするようになっているUbuntu版のFirefoxとかVLCなど、自分がよく使うソフトが手に入らない。10にあらかじめインストールされているFirefoxではYouTubeもみれない。

 ということで、なにか方法がないかとネットで調べてみたら、公式サイトには載ってないが、 http://old-releases.ubuntu.com/というアーカイヴがあるらしく、そこに保存されているアップデート版をダウンロードすることができることがわかり、そのやりかたもわかった。以下は、いつかまたこういうことがあったときのための、自分のための備忘録である。

----------------------------

[備忘録] Ubuntuの古いヴァージョンをインストールしたときにやること

①スーパーユーザー権限に設定する

(1) suでroot権限を得るためrootのパスワードを設定する。
 $ sudo passwd root とコマンド入力
 [sudo] password for ← 現在のユーザのパスワードを入力
 Enter new UNIX password: ← 設定するパスワードを入力
 Retype new UNIX password: ← 設定するパスワードを入力
 passwd: password updated successfully
 $
(2) suでユーザの変更を行う。
 $ su - とコマンド入力
 password: ←パスワードを入力
 # ← プロンプトが#に変わる

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②エディタでリポジトリのURLを変更する
(nanoエディタを使う場合)
(1) # nano /etc/apt/sources.list と入力すれば、nano エディタで「sources.list」を開くことができる。
(2) /etc/apt/sources.listのなかにあるレポジトリURLのドメイン部分だけををすべて"old-releases.ubuntu.com"に書き換える。
[例]deb http://old-releases.ubuntu.com/ubuntu jaunty main restricted universe multiverse
(3) 再起動して sources.list を更新。
(4) アーカイヴに残っている古いアップデートデータをできるだけダウンロードする。

--------------------------------------------
 このやり方ではアップデートできないデータもいくらかあったが、とにかくこれでVLCも使えるし、Firefox もアップデートされた。とはいえ、Firefox のヴァージョンが古いので、YouTubeの動画はみれても、Twitter はみれなかったりする。いやいや、これで十分である。

 ということで、いろいろ手間はかかったが、そこまでして、Ubuntuを使おうとするのは、Ubuntuのコンセプトが気に入っているからで、Ubuntu のメニューから「名前について」を選ぶと、それをよむことができる。

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▼「名前について」
 Ubuntuは人間関係や信頼関係をあらわす南アフリカの倫理的な概念です。この言葉はズールー族の、そしてコサ族の言語からきています。 Ubuntuは伝統的なアフリカの概念で、南アフリカ共和国の建国理念のひとつとして尊重されており、アフリカ再興の考えにも繋がっています。
 Ubuntuの根本原理を大まかに訳すと、「他者への思いやり」です。「あらゆる思いやりをつなげる、普遍的な分かちあいの絆を信じること」と翻訳することもできるでしょう 

 「Ubuntu な人とは、オープンな性格で他人に貢献する気持ちがあって、自分以外を肯定的に捉えられる人のことです。Ubuntu な人は自分が大きな世界につながっているという確信から生まれる適度な自信をもっているために、他人の能力や親切をねたみません。他人が馬鹿にされたり落ち込んだりしたときには共に落ち込み、他人が苦しんでいるときにはその気持ちを共にします」(デズモンド・ツツ大主教)

 フリーソフトウェアを基盤としたオペレーティングシステムを作ることで、Ubuntuプロジェクトは「ubuntu」の精神をソフトウェアの世界に広めようと考えています。
.......................................

 古いCPUのパソコンでも使えるOSには、Ubuntu 以外にも、ubuntu をベースにしたKona Linuxなどがあって、こちらはアップデートなどもできるのだが、自分はUbuntu のこのコンセプトが気に入っているので、やはりUbuntuを使いたいと思うのである。

 そして、これを書いてから数週間が経ち、毎回、講義でUbuntuを使っているが、いまのところなんの問題もない。ということで、今回はハッピーエンドである。

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 ものをたいせつに。

-----------------------------------------------
[関連]
▼もうひとつのOSを使う理由
http://illcomm.exblog.jp/6412278/
▼サニボナーニ、ウブントゥ、シャボンガ、ウブントゥ
http://illcomm.exblog.jp/6412592/






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by illcommonz | 2017-02-26 01:06
▼【閲覧注意】パソコンが壊れた時にみても何の役にも立たない、うまくいってない修理のはなし2
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以下は、11月に書いた「うまくいってない修理」のはなしのつづきである。

▼「パソコンが壊れた時にみても何の役にも立たない、うまくいってない修理のはなし」
http://illcomm.exblog.jp/23598027/

 ということで、ノートパソコンのハードディスクがこわれた。11年も使ってきたものなので、もう純正のハードディスクは販売されてないし、ヤフオクにもない。サードパーティー製のハードディスクもない。しかたないので、ハードディスクの交換はあきらめて、SSDに置き換えてみることにしたが、家庭の事情で、モノがこわれたからといって右から左にすぐ買えるような余裕はないので、しばらく我慢することにした。そのあいだに、古いThinkPadのハードディスクをSSDに交換するのに必要なものを調べてみたた。ThinkPadは、IDEという古いタイプのスロットを採用しているので、それをSATAタイプのスロットに変換するアダプターが必要らしい。そうしているうちに、デザインの内職で臨時収入がはいったので、それでSSDを買うことにした。

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 全部で6,000円くらいした。月収12万ちょっとの身には決してばかにならない出費である。それはともかく、なるほど、これがSSDか。11年前はこんなものはなかった。要するに、USBメモリのようなものらしい。HDよりも高速で、HDのように突然クラッシュしたりしないという。こわれにくくて長持ちするのがいちばんである。ということでまず、別のPCを使ってSSDを初期化する(この作業にUSB接続のHDDケースが必要になる)。ウィンドウズの「マイコンピュータ」の「フォーマット」を使ってSDDを初期化する。初期化できたら、SDDに「SATA→IDE接続アダプタ」を挿して、本体内部のHDDスロットに挿す。むかしのThinkPadは、ユーザーが自分で分解して部品を交換できる設計になっているので(いまはちがうらしい)、こういう作業が簡単で、とてもいい。ふつうのドライバーでできるし、ネジの位置などを記したマニュアルも公開されている。自分がThinkPadを使う理由はそれで、これまでにCPUファンとディスプレイとキーボードとメモリを交換したことがある。

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▼分解するときにはずすネジとその位置の図
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▼CPUファンのとりはずし方の図
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▼キーボードのはずし方と配線の図

 ということで、分解したパソコンを組みなおして、再起動するとSDDが認識された。よし、うまくいった。

 あとは、このまっさらなSSDに、リカバリーディスクを使ってウインドーズXPを再インストールすればOKなのだが、なぜか、できない。インストールの途中で必ずフリーズする。何度やってもフリーズする。本来なら簡単にできるはずのことができない。できるはずのことができないときは、ネットでいろいろ調べても原因がわからないことが多い。ディスクをクリーニングしたり、レンズのほこりをとったりするが、できない。いろいろやって、万策尽きた(ウインドーズにも愛想が尽きた)ので、これを機に、ウインドーズを使うのはやめて、Ubuntu専用マシンにすることにした。そのほうが気分がいい。ところが、ネットで調べてみると、二つの問題が浮上した。

 ①CPU問題
 ②アップデート終了問題

 である。まず、CPU問題とはこういうことである。

 (Ubuntuを古いパソコンで使うときに)「問題になるのは、大昔のCPUと昔の一部のCPUで、それらにはPAEは搭載されていません。一番問題になるのは、多分、ノートPC用に大量に出回っている「Pentium M」でしょう。10年くらい前のWindowsXP時代のノートPCはそれに該当します。」「PAE非搭載CPUで使えるLinux 」より)

 はい、ずばり該当します、PAE搭載されてません。

 「intel inside」とか「インテル入ってる」のCMの頃のノートパソコンは全滅じゃないのかな」(同上)

 はい、インテル入ってます、全滅です。

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「何が問題かというとメジャーな最新OSが使えないと言うことです。「Pentium M」なんてほんとうに、細々と隅の方で「働かさせてらってます...」みたいな気弱で謙虚そうなCPUを葬り去ることはないと思うんだけどね。」(同上)

 これが、その「気弱で謙虚そうなCPU」である。

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 今でこそ気弱で謙虚そうにみえるが、ペンティアムは「目玉焼きが焼けるようになったCPU」(アンサイクロペディア)と評されるほどの発熱量で知られる、ヒートアップしやすいCPUだった。その伝統を受け継ぐPentium Mは、アンサイクロペディアでは、こう評されている。

【Pentium M】
 「Prescottの発熱量に絶望したイスラエルの開発チームがホッカイロ向けにアーキテクチャを刷新した。発熱量は、吹き付け式こたつ程度まで抑えられている。Coreシリーズの前身。誤って購入してしまったエスキモーがあいついで凍死した。」(アンサイクロペディア)

 「吹き付け式こたつ」って何だろう、と思ったので、調べてみたら、こういうものらしい。

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 たしかに、エアコンもこたつもない家で、冬にパソコンを打つとき、凍えた指先をあたためるのに重宝している。いや、それはともかく、こまった。思えば、Ubuntuを最初にインストールしたのは今から9年も前で、当時のヴァージョンは7だった。

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 その当時のUbuntuは、写真のようにCD-ROMで頒布されていた。Ubuntuのサイトからネットで申しこむと、海外から無料でCD-ROMが郵送されてきていた。そのときはまだ日本語化されてなかったので、英語版をそのまま使っていた。その英語版のオマケについてきたステッカーが一枚残っているが、写真のとおり、カビがはえて、裏の糊も乾いてしまっているのでもうシールにならない。

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 一方、OSのヴァージョンは16まで進化し、進化したことで、上記のふたつの問題が発生した。簡単にいえば、自分のPCのCPUがあまりに古すぎて、新しいUbuntuが使えず、もし仮に古いヴァージョンをインストールできたとしても、アップデートができないという問題である(アップロードできないと、なぜ困るかはまたいずれ)。そのむかし、Ubuntu といえば、最新のウインドーズが重すぎて使い勝手がわるくなった老朽マシンでもちゃんと使える、つまり、古くなったパソコンをよみがえらせることができるということが魅力だったのだが、

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 いまやそのUbuntuでさえ使えないほど、自分のPCが古くなってしまっていたのである。「ITは18ヶ月ごとに性能が2倍になる」という「ムーアの法則」からすると、この8年のあいだに世の中のITは、2倍の2倍の2倍の2倍の2倍に性能がアップしていることになり、そうやって世の中が進化していった分だけ、自分のPCはものすごい勢いで退化し、すっかり時代遅れになってしまっていたというわけである。HDは交換できても、さすがにCPUを交換するスキルはないので、万事休すである。

 ということで今回も、もしあなたが、このエントリーをみても、ここから学べることはなにもない。というのも、たいていこうした記事は、あれをこうして、これを買って、こうしたらうまくいった、というサクセスストーリーが多い。いろいろ苦労はあっても、最後はたいていハッピーエンドである。だが今回のように、思いがけないことでつまづくことだってあるのだから、世の中にはこういうハッピーエンドではないはなしがあってもいいはずだと思って、これを書いた。だから、このはなしもここで、おしまいである。 (でも、まだあきらめてない







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by illcommonz | 2017-02-26 01:04
▼「現代美術用語辞典」より、【アートアクティヴィズム】の項
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【アート・アクティヴィズム】art activism
 「アート」(美術)と「アクティヴィズム」(運動)のあいだをつなぐアート作品を総称した造語。美術史研究者の北原恵による同名の著作に由来する。代表的なアーティストとして北原が挙げているのは、ゲリラ・ガールズ、ジェニー・ホルツァー、バーバラ・クルーガー、シンディ・シャーマン、ココ・フスコ、ギリェルモ・ゴメス=ペーニャ、BuBu&嶋田美子、イトー・ターリら。フェミニズムと関連の深い作品が多いが、人種的・民族的な差異の政治学を表現する作品も含められている。アート・アクティヴィズムとは、第一に、政治的・社会的なテーマを主題とした作品を指している。ジェンダーやセクシュアリティ、移民労働といった問題は、造形の質を追究するモダニズム芸術論の支配下においては排除の対象とされてきたが、その効力が失われ始めた1990年代以後、それらはアートの問題として盛んに表現されるようになった。むろんクルーガーやシャーマン、ホルツァーらは、80年代から「シミュレーショニズム」として紹介されていたが、北原は「アート・アクティヴィズム」という新たな概念によって、彼女たちを「シミュレーショニズム」から「フェミニズム」に解き放とうとした。そしてアート・アクティヴィズムの第二の意味は、アーティストによるアクティヴィズムである。ゴリラの覆面を被ってアート界の性差別や人種差別、検閲を告発するゲリラ・ガールズや、アーティストを中心としたフェミニストの組織「WAC(Women's Action Coalition)」、そしてフェミニストでありアクティヴィストであり美術評論家であるルーシー・リッパードについて論じることで、北原は切り離されがちな「アート」と「アクティヴィズム」のあいだを接近させようとした。こうした北原の取り組みは、その後、小田マサノリ/イルコモンズによって展開されている。数々のデモンストレーションの現場に身を置いている。小田マサノリ/イルコモンズは、「アクティヴィズム」を主題とした「アート」としてのアート・アクティヴィズムを、「アート」そのもののなかに「アクティヴィズム」が内包されているという考え方、すなわち「アート・アクティヴィズム」ではなく、「アート=アクティヴィズム」に押し進めたのである。(福住廉)

[参考文献]
北原恵『アート・アクティヴィズム』インパクト出版会 1999
北原恵『撹乱分子@境界 アート・アクティヴィズムII』インパクト出版会 2000
小田マサノリ/イルコモンズ「ストリートで生きのびてゆく拡張されたアート=アクティヴィズム」『ヨーゼフ・ボイス よみがえる革命』フィルムアート社 2010
イルコモンズ、成田啓祐、山川宗則「アクティヴィズムの回顧と展望 アクティヴィズム2.0に向けて」図書新聞出版 『図書新聞』2009年2月14日

以上、「現代美術用語辞典」より

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 美術の用語辞典や歴史年表には載ってるが、ウィキペディアにはまだ、イルコモンズの項目はない。







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by illcommonz | 2017-02-25 17:45
▼【悲報】「イルコモンズさんの作品は、(中略) 失われてしまいました」
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 「反原発美術館」の依頼で制作し、霞ヶ関の経済産業省前に展示された後、強制撤去されて、オークションにかけらけれることになったインスタレーション作品の、その後のこと。まずは、強制撤去のあと、2016年の暮れに丸木美術館に展示された関係書類をみてみる。

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▼「今日の反戦反核2016」展示風景(※画像はイメージです)

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「※イルコモンズさんの作品は、作家本人の希望により、民間業者の倉庫からの引取を行いませんでしたツイート参照)。よって、展示作品から失われてしまいました。イルコモンズさんの二作品が、その後どのような道をたどったかは、館内展示作品「強制執行調書(写)」をご覧ください。」(反原発美術館)

 このときの展示は、強制撤去された後に民間業者の倉庫から引き取られた作品をもういちど展示するアーカイブ展示で、これは、イルコモンズのインスタレーション作品が展示されていない理由を主催者が説明したパネルである。「強制執行調書(写)」とは、これのことである。

d0017381_13172731.jpg▼「強制執行調書(写)」(事件番号:平成28年(執ロ)第2395~2396号土地明渡執行事件)

 参考までに、強制執行から廃棄処分までの一連の経緯は、下記のとおり。

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 【Twitter版】
 ①【本日未明、「反原発美術館」から強制撤去された「現代美術作品」http://illcomm.exblog.jp/22612123/ http://illcomm.exblog.jp/22664800/ ※この作品に関して、作者は返還を求めない。半減期まで厳重保管を命じる。】
 ②「遺留品」としてオークションにかけられる「現代美術作品」 【売却期日通知書】事件番号:平成28年(執ロ)第2395~2396号土地明渡執行事件 「上記執行事件の遺留品を引き取らないときは、下記のとおり売却します」 (東京地方裁判所)

 【blog版】
 ①「反原発美術館」寄贈作品
 http://illcomm.exblog.jp/22664800/
 ②「反原発美術館」から強制撤去された「現代美術作品」
 http://illcomm.exblog.jp/23439576/
 ③イルコモンズ謹製「ヴゥードゥー・アーティヴィズム 経産省前天幕広場仕様」
 http://illcomm.exblog.jp/22612123/

 そして下の書類が「反原発美術館」による最終報告書で、自分もこれを読んではじめて、あの作品がどうなったのか知った。

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▲早川由美子編「イルコモンズ作品 その後」

 結果からいうと、経済産業省前から強制撤去され、イルコモンズが意図的に引き取りを拒否した作品は、はじめは東京地方裁判所の命令で、オークションにかけられるはずだったが、なぜかオークションは開催されず、なんだかよくわからない理由で、「適切に処分」されたらしい。それ以上のくわしいことは、「不明」である。ともあれ今回は、経済産業省にあれを強制撤去させたことがいちばん大事で、それで十分だと思う。もともと「グランギニョル芸術」とはそういうものだ。役目がすめば、世の中からたちまち忘れられ、人知れず、歴史の隘路に消えさるのみ。「作品」が処分されたことは自分にはどうでもいいことだ。むしろ問題は、呪物が消えてしまうと、かえって呪いの解除がむずかしくなるということのほうで、これはおそろしい。たとえば、こんな事件がある。

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「三重大の「神様」盗難、時効迫る「呪い危険」で話題」
 「津市の三重大学で7年前に起きた「怪事件」が迷宮入りしようとしている。パプアニューギニアの神様と信じられている像が姿を消し、持ち主が貼り出した「強い呪いがかかり非常に危険」のチラシが、ネット上で話題になった。像が見つからないまま、25日午前0時で窃盗罪の公訴時効が成立する。事件が起きたのは、人文学部の研究棟。2009年11月25日夕、同学部教授(文化人類学)だった石井真夫さんの研究室前から、パプアニューギニア・セピック川流域地方の伝統工芸品の像がなくなった。木製の像は高さ約1メートル、重さ約10キロ。祖先をまつる像としてあがめられ、守り神のような存在だという。被害に遭った三重大名誉教授は、こう話しています。「時効はあまり気にしていません。呪いに時効はないですから。」(朝日新聞 2016年11月22日)

 「呪いに時効はないですから」。そのとおりである。この神像の呪いと同じで、原則的に一度かけた呪いは、それが解かれるまで続く。呪いに時効というものはない。あっても百年とか、一生とか、七世代とか、有効期間が長い。今回の作品の場合、その性質上、呪いの期間は10万年に設定している。ところで、このニューギニアの神像が、いまだに見つからないのは、たぶん呪いの効き目が「危険」(ヤバ)すぎて、もう返したくても返せないような状態になっているからではないのかと思う。呪いというものを知っている人たちならそう考えるし、そして、人類学者なら気づいていると思うが、この貼紙それ自体が「呪いの札」であって、仮にこの紙がドアからはがされても、呪いをかけた側がそれを解除しない限り、呪いはつづき、それは、決して、決して、決して、決して、消えない。原発の呪いも同じで、それは10万年つづく。

 それはさておき、今回いちばん驚いたのは、オークションのために作成された書類に記されていた作品の鑑定評価額である。

d0017381_1317552.jpg▲「目的外動産目録(遺留品)」

  いちばん下にある「雑品入りフレコンバッグ」というのがそれで、なんと、400円である、400円、そう、よ・ん・ひ・ゃ・く・え・ん・なのである。おどろいた。これだと、材料に使ったフレコンバッグの値段の10分の1以下で、ほかにも、いろんな呪具の材料費と経済産業省までの電車賃まで含めると、制作費の20分の1の額である。原価を大きく下まわる、たたき売り以下の、捨て値である。

 みよ、これが、「400円の現代美術作品」である。

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 そもそも現代美術はお金にならない、とはいうものの、さすがにここまでとは思わなかった。つくればつくるほど貧しくなる、これは現代美術にかけられた呪いである。

(おまけ)「未公開写真」
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[撮影と記録] 早川由美子

 そういえば、Chim↑Pom の卵城くんも、こう言ってる。
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 「やっぱり福島の原発事故が起きてから、この五年間で日本の言論の自由度とか超下がったじゃないですか。それと同じように、美術館とかアートの現場も、がんがん政治的な理由で検閲とか規制とかがでてるから。でも五輪や「クールジャパン」など政府が国策として推進しようとしている文化の予算はあがっています(卵城竜太/Chim↑Pom)」(東京新聞 2016年11月20日)

 かくして、五輪やクールジャパンなど政府が国策として推進しようとしている文化の予算はあがり、一方、それに反対する文化の価値は最低レベルにまで引き下げられるということがよく分かったグランギニョルな個別具体例であった。

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[追記]

d0017381_1682251.jpg 現代美術の「撤去と処分」なら経験があるが、「保存と修復」にはあまり縁がなさそうだ。

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by illcommonz | 2017-02-25 04:49
▼2016年度「メディアと芸術」講義開講と閉講のお知らせ


▼「メディアと芸術」講義内容紹介ヴィデオ (2017年 3分52秒)
[映像] ダウ・ケミカル社「石器時代からハイテク時代へ」ほか
[音楽] ダニエル・エイヴリー「ナイーヴ・レスポンス」
[編集] イルコモンズ

▼集中講義「メディアと芸術」
[日時] 2017年2月9日-13日13:15-18:30 (※90分×15回)
[場所] 大分・立命館アジア太平洋大学
[講師] 小田マサノリ/イルコモンズ

 この講義では、人類最古のメディアである石斧から、2045年に人間の能力を超えるともいわれる人工知能まで、人類がうみだした様々な「メディア=芸術」をとりあげながら、マーシャル・マクルーハン、マット・リドレー、ケヴィン・ケリーなどのメディア論を紹介します。この講義ではまずはじめに、簡単なメディア・リテラシー・チェック(下記参照)を行い、履修者のリテラシー度を測定します。その後、履修者のリテラシーにあわせて、メディアの歴史を学んだ後、テクノフォビア(技術嫌い)でもなく、テクノフィリア(技術マニア)でもない多面的な視点からメディアを考えるために、マクルーハンの「テトラッド」を使って、メディアが「強化するもの」「衰退させるもの」「反転するもの」「復活させるもの」という4つの視点から考えるアクティヴラーニングの実習をおこないます。

【おしらせ】
 2013年より立命館アジア太平洋大学で開講してきました本講義は今年度限りで終了となります。講義用に制作した教材や資料のストックがたくさんありますので、他大学の講義や集中講義などで、ご要望があれば、講義をうけたまわります。下記までご連絡ください。

[連絡先] illcommonzo(at)gmail.com

【配布資料】(抜粋)
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▲メディアリテラシーチェック①


▲メディアリテラシーチェック②サウンド篇

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▲メディアリテラシーチェック②ヴィジュアル篇

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▲メディアの実物にふれる体験学習

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▲高等学校科目「社会と情報」のメディア教育

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▲人類最古のメディア

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▲メディアの発明史


▼「世界を変えた発明タイムライン」

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▲マーシャル・マクルーハンのメディア論

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▲テクノフォビア

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▲宮崎駿はフォビアかフィリア

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▲テトラッドとクリティカルシンキング

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▲小テスト

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▲エジソンとEVP

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▲メディアと文学①水木しげる

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▲メディアと文学②新美南吉

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▲メディアと文学③村上春樹

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▲コンピュータの性能とサイズ

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▲エニアックの女性たち

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▲1995年のネチケットガイドライン

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▲ITの大ハズレした予言

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▲ムーアの法則

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▲マット・リドリーの「合理的楽観論」

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▲もし、GUIがなかったら

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▲マクルーハンの「グローバルヴィレッジ」観


▲「レガシー・コンピュータ・ウィルス・リミックス」

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▲ネットトロールの研究

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▲ネット炎上の研究

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▲ビッグデータが可能にするもの

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▲プライバシーの変化

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▲人工知能に奪われない仕事

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▲ケヴィン・ケリーの「テクニウム」論

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▲TEDで学ぶ「メディアと芸術」

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▲TEDで学ぶ「メディアと社会」

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▲映画で学ぶ「メディアと人間」

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▲2020年に必要とされるスキル

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▲期末テスト(アクティヴラーニング方式)

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【過去の講義録】
▼2015年度「メディアと芸術」
http://illcomm.exblog.jp/22848854/
▼2014年度「メディアと芸術」
http://illcomm.exblog.jp/21542320/
▼2013年度「メディアと芸術」
http://illcomm.exblog.jp/20329044/


▼メディア・リテラシー・チェック(解答)


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▼過去と現在のさまざまなメディアの実物にふれる体験学習

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▼電子機器から出ている電磁波の音をきいてみるワークショップ





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by illcommonz | 2017-02-07 00:00