
「ド・ラ・ム・ピ・ク・ニ・ッ・ク!!
奇蹟のように楽しかった。
持ち寄られたおいしい食べ物をみんなで食べて、
フリスビーしてみたり、シャボン玉吹いてみたり、
風がなくて飛ばなかったけど凧揚げを頑張ってみたりしながら、
ドラムサークルがはじまった。日没までということだったけど
気付けば、あっというま!!
結局、午後7時30分くらいまで、オトノワに夢中になったのでした。
みんなで演奏してるときに湧き上がってくる、
あのヨロコビの感情はなんなのでしょう。
太古の記憶が呼び覚まされるのか?!
楽器的には、鉄のバケツがすごくしっくりきました。
現地に行くまでドラヘビを聴いてたんで、なんか
そういう気分で(どんなだ)バケツを叩きました。
あと、イルコモンズさんのダラブッカ(タブラ)という、
ジャンベの本体部分がブリキで出来てるみたいな楽器。
これがまたいろんな音程が出るのが面白くてはまりました。
(夢中になりすぎて帰りには手が腫れてしまった。)
丸くなって演奏するだけじゃなくて、東西に分かれてお互いの
演奏を披露しあうとか(完成度の東と独立独歩の西)
ドラムサークルだかなんだかわからない新しい領域に到達したりして。
あと、虹まで出ちゃったし。夕暮れがまた美しかった…。
きれいな空を見ながら、寝転んで楽器演奏したり
ほんとうにのびのびしました。」
(
「はーぴー日記」より)
ドラム・ギャザリングには、ときどき「マジック」と呼ばれる瞬間が訪れるそうです。「自分がドラムを叩いてる」という意識が消え、いまそこで鳴っているリズムと一体化し、「リズムが自分を通してドラムを鳴らしている」という、そういう感覚になるそうです。その「マジック」をいっぺん経験してしまうと、「あのマジックをもう一度、、、」と、ドラムサークルをわたり歩くようになるそうです。そういえば、アフリカでシャーマンの一座と一緒に一晩中、朝までドラムを叩いていたとき、トランス状態になる人たちをたくさんみてきましたが、いまにして思うと、あれは「マジック」だったのかなと思います。そのときの経験からすると、「マジック」を呼びこむには、夜の闇の中でドラムギャザリングするのが、いいみたいです。真夜中のドラムギャザリングもいつかやってみたいですね。