「街も深い眠りにはいり、
今日もまた一日が終わろうとしています。
昼の明かりも闇に消え、
夜の息遣いだけが聞こえてくるようです。
それぞれの想いをのせて過ぎていく、このひととき。
今日一日のエピローグ。
クロスオーバー・イレブン。」
津嘉山正種「クロスオーバー・イレブン」(OP)
先週は毎晩11時になるとラジオでこの番組をきいてた。
▼特別番組「クロスオーバーイレブン2009」
2009年8月3日(月)~7日(金) 23:00-00:00
「NHK- FMで1978年11月から2001年3月まで放送され、深夜音楽番組の先がけとして一世を風びしたFMならではの名番組を、5日間限定で復活させる。長きにわたって質の高い音楽と朗読のコラボレーションを送り続けてきた名番組「クロスオーバーイレブン」は、現在もファンサイトが運営されているほどの人気。今回はFM40周年を記念して、名物キャラクターの「モヤシくん」と「遊民爺さん」を復活させる。朗読は番組終了まで最も長くナレーターを務めた津嘉山正種が担当。選曲は同じく長年にわたり携わっていた小倉エージと大伴良則が担当する。名物番組の精神を生かしつつ、新しい時代のエッセンスを盛り込んだリニューアル版として、復活を熱望している多くのリスナーの皆さんの期待にこたえる。」
「クロスオーバーイレブン」を聞いてたのは、津嘉山正種がナレーションをやってた1980年代の初頭から2001年の最終回まで。当時は、新聞のラジオ欄にセットアップ・リストが載ってたので、よくラジオから録音(当時は「エアチェック」と呼んでた)してた記憶がある。オープニングとエンディングにかかるアジムスの楽曲がいい。「オクトーバー」は真夜中のはじまりを告げるサウンドトラックであると同時に、夜ふかしのはじまりの合図だった。いまにして思うと、良質のチルアウト番組だったと思う(90年代後半は、この番組の後に、
モーリー・ロバートソンの「アクロス・ザ・ビュー」をきいてた。久しぶりに聞いた津嘉山正種の声は、昔とちょっと変わったかなという印象をうけたが、また来年もやってほしい。
「もうすぐ時計の針は、十二時を回ろうとしています。
今日と明日が出会うとき、クロスオーバー・イレブン。」
津嘉山正種「クロスオーバー・イレブン」(ED)
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[追記] 毎年8月のこの時期になると「ラジオ深夜便」で沖縄戦や被爆の体験談や、収容所生活や引き揚げのときの話が放送されるので、それを聞いてる。土曜の夜は「ラジオ深夜便」の後に「Earley Morley Bird」を聞いてる。