▼「宮下公園サマーフェスティヴァル2009」でのイルコモンズによる「掲示」
▼台風11号の直撃を受け、倒壊した掲示物。
▼暴風と豪雨で水没した掲示物、メッセージに凄みが、、、
▼漂溺して流されてゆく掲示物と、それを静かに見送るイルコモンズ。
これでいいのだ、これがいいのだ、これぞ野外掲示の醍醐味。
「吹けよ風、呼べよ嵐、流れよナイキ」とイルコモンズはそう云った。
そしてやがていつの日か、ナイキにエクストリームな天罰がくだらんことを、
我れは求め訴える、エロイムエッサイム、エロイムエッサイム。。。
社会的排除に対して、いまもむかしも、芸術はおおむね無力である。だからといって、嘆くこともあきらめることもない。岡本太郎いわく「芸術は呪術である」。フェティシュ(物神)の悪魔祓いとイメージの転倒、それが「呪術としての芸術」にできることだ。
ということで、フェスの詳細はまたいずれ。
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[追記] シンポジウムで聞いた話によると、この「泳げないものは溺れろ(Swim or Sink )」というフレーズは、マイクロソフト社のビル・ゲイツが云ったものらしい。調べてみると、ビル・ゲイツがWindows NTの開発チームに対して告げたものらしく、ユニクロの社長も一時この言葉を社内に掲示していたという説もあるが、いずれも情報が少なく、真偽は不明。とはいえ、いかにもビル・ゲイツが云いそうな言葉ではある。